ノック 終末の訪問者

劇場公開日:

ノック 終末の訪問者

解説

「シックス・センス」「オールド」のM・ナイト・シャマラン監督が、ポール・トレンブレイの小説「終末の訪問者」を原作に、世界の終末と家族の命を天秤にかけた非情な決断を迫られる一家の危機を描いたスリラー。

ゲイのカップルであるエリックとアンドリュー、そして養女のウェンの家族が山小屋で穏やかな休日を過ごしていると、突如として武装した見知らぬ謎の男女4人が訪れ、家族は訳も分からぬまま囚われの身となってしまう。そして謎の男女たちは家族に、「いつの世も選ばれた家族が決断を迫られた」「家族のうちの誰か1人が犠牲になることで世界の終末を止めることができる」「拒絶することは何十万もの命を奪うことになる」と告げ、エリックとアンドリューらに想像を絶する選択を迫ってくる。テレビでは世界各国で起こり始めた甚大な災害が報じられるが、訪問者の言うことをにわかに信じることができない家族は、なんとか山小屋からの脱出を試みるが……。

謎の訪問者を演じるのは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのデイブ・バウティスタ、「ハリー・ポッター」シリーズのルパート・グリント、シャマラン監督の「オールド」にも出演したニキ・アムカ=バード、「秘密への招待状」のアビー・クイン。突然の悲劇に襲われる同性カップルのエリック役をドラマ「Fleabag フリーバッグ」のベン・オルドリッジ、アンドリュー役を「マトリックス レザレクションズ」のジョナサン・グロフが務める。

2023年製作/100分/G/アメリカ
原題:Knock at the Cabin
配給:東宝東和
劇場公開日:2023年4月7日

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映画レビュー

4.0シャマラン、ホラー、法螺話

2023年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

怖い

興奮

初期の出世作「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」によって、“どんでん返し”や“予想外の展開”の名手と称されるようになったM・ナイト・シャマラン監督。ただし好んで扱う題材としては、幽霊、エイリアン、超人的な存在、謎の奇病など、伝統的な怪奇譚で定番のネタが多い。英語のホラーと日本語の法螺(ほら)は偶然音が似て駄洒落みたいだが、人間が本能的に恐怖を覚える対象を空想で誇張したり、想像を膨らませて非現実的な存在を創り上げたりと、意味的にも通じる部分がある。シャマラン作品の本質は、映画で上手に法螺を吹くことなのかもしれない。

さて、最新作の「ノック 終末の訪問者」は、前作「オールド」と同じく原作小説があるのだが、シャマランの過去作に類似する着想のストーリーであり、だからこそ監督も自身の手で映画化することを望んだのだろう。シャマラン映画を知る観客は、登場人物が必ずしも真実を語っているとは限らず、また目に映るものが“真実”とは限らないと、疑いの眼差しで臨む。私たちはゲイのカップルと幼い養女の3人家族と同化し、訪れた謎の男女4人が突きつける「家族のうち1人が自ら犠牲にならなければ、全人類が滅びる」という究極の選択に対し、狂信的なカルト集団の妄言を聞かされているのか、テレビで流れる大災害の映像を含め何かのトリックを見せられているのか、それともすべてが真実なのかと思い悩むことになる。シャマラン節を疑ってかかる観客の心理をもうまく利用した映画と言えるだろう。

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高森 郁哉

3.0サスペンス映画

2024年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

人狼みたいな話だった
原作があるということで、
ストーリーについては、ああこういう話か
といった普通の感じ。

えー?なんで?とずっと疑うアンドリューの心が
見てる側と同じ目線なので
最後まで楽しめたのだとおもう。

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ひかりすぎ

1.5観たい気持ち疼く監督・・なのだが

2024年3月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

かつて「ビレッジ」で、実はソコは・・・ってな展開のオリジナル作品有りました、原作よりの作品化だが
どこか、そんな展開過っていたが救いが無く、共感出来なかった。
どこか仏教的と言うか、アジア特有の感性が良い効果を、含んだ興味そそったのだがこのところ どうも・・残念です。

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too-ku-o

ヨハネの黙示録

2024年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

要はキリストのヨハネの黙示録をモチーフにしたスリラー。もう少し現実味がある内容の方がハラハラ・ドキドキするが現実味がなさすぎて(かと言ってSFや近未来とも異なり)興醒めするしかない作品。

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HILO
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