ユー・アー・ノット・マイ・マザー

劇場公開日:

ユー・アー・ノット・マイ・マザー

解説

アイルランドの民間伝承をモチーフに、謎の失踪から戻った母とその変化におびえる少女の恐怖を描いたホラー。

ハロウィンの前週、少女チャーの母アンジェラが不可解な失踪をした。翌日の夜、アンジェラは何事もなかったかのように帰宅するが、失踪については何も話そうとしない。チャーと祖母リタは、そんなアンジェラの様子に違和感を抱く。アンジェラは見た目や声こそ変わらないが性格も立ち居振る舞いも失踪前と異なっており、まるで悪意ある何者かに取って代わられたかのようだった。やがてアンジェラは、常軌を逸した行動を取り始める。

ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。

2021年製作/93分/G/アイルランド
原題:You Are Not My Mother
配給:「ユー・アー・ノット・マイ・マザー」上映委員会
劇場公開日:2023年2月3日

スタッフ・キャスト

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(C)Fantastic Films 2021

映画レビュー

2.5重々しいけど内容は薄い

2023年8月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

単純

寝られる

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ジュリエッタ

3.5取り替え子

2023年8月25日
PCから投稿

すこしまえtiktok等でバイラルになったkarenがいる。かのじょはフォートワース空港の離陸前の機内で「あのくそ野郎はホンモノじゃない」などと不可解な罵倒を残して機を降りた。その動画が拡散されcrazy plane ladyとしてバイラルになり、シェイプシフターやレプティリアン等々の陰謀論を呼び込んで盛り上がった。

真偽はともかく拡散された動画を見たとき個人的にはまずゴージャスな女性だな──と思った。ブロンド髪をきれいに結い黒いタイトなノースリーブを着てダメージジーンズをはいている。そっちょくに言っていい女だった。たとえば日本の電車内で騒ぎちらかすおばさんを撮ってもこんな絵にはなりようがない。

コンプレックス込みではあるにせよ、あちらではクレイジーな女=karenと定義される女性が、極東のアジア人から見たとき魅力的な佳人に見えてしまうことがある。ならばシェイプシフターとかレプティリアンなんて見分けがつくはずがない──という話である。

──

You Are Not My Motherは見た目は母だけど中身は違う母の話。
ネットにあったKate Dolan監督のインタビュー記事を拾い読みしたところによればアイルランドの民間伝承を下地にして愛する者(母親)のドッペルゲンガーをつくりそこに世代間(母娘)のトラウマを絡ませた──とのことで、まさにそういう映画だった。

扱われているのは取り替え子という民間伝承で、赤子をさらって替わりにトロール、エルフ、フェアリー、あるいは何かを置いていく奇禍をさす。
われわれの想像にあるトロール、エルフ、フェアリーとなるとメディアやゲーム等の影響で愛嬌ある生き物なわけだが、伝承では概しておぞましい姿をしており且つ悪意で人をおとしめる悪鬼ともいえる。

Kate Dolan監督にとっての初長編だが映画には良質なホラー空気があった。ホラー空気とは暗くて得体がしれない感じで、さいきん見たので例えるとアントラーズ(2021)やSmile(2022)やSaint Maud(2019)みたいな空気感。

映画としてまあまあだったにしてもホラー空気がいい感じだとホラー空気だけでごはんがすすむくんな映画というのがある。なんつうか浸っているだけで気持ちがいいホラーVive。You Are Not My Motherはそんなホラー空気の上質なやつが感じられる映画だった。

母役Carolyn Brackenの憑いてる感じが怖く、それを娘役のHazel Doupeが怖がり、その怖がり方がうまいので更に怖い。なにしろHazel Doupeの恐怖の表情づくりは圧巻だった。またスザンヌ役のJordanne Jonesがすごいべっぴんでホラー空気内のアクセントとして機能した。

批評家らはザヴィジル夜伽(2020)、アンダーザシャドウ影の魔物(2016)、ホールインザグラウンド(2019)、Ouija: Origin of Evil(2016)、ババドック暗闇の魔物(2014)、レリック遺物(2020)などを引き合いにしているが、じぶんの見た履歴からするとスコットクーパーのアントラーズが近かった。ちょいヘレディタリーぽいところもあった。

かんがみるに、あっちのホラーにはA24やブラムハウスプロダクションなどが一番上にあり、そこからB級までの間にも見過ごせない厚い層があるわけで、ほんとにすごく厚いなと思う。無風な日本と違い、その中間層からこぼれるがごとく新しい才能が次から次へと出てくるわけで、じぶん好みのホラークリエイターを探すのもホラー映画の楽しみ方・醍醐味だよな──と改めて思ったわけなのだった。

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津次郎

2.0予告編見てからちょいと期待していたが

2023年8月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0何かヘン!!…なママじゃん。

2023年2月5日
Androidアプリから投稿

怖い

難しい

何だか不安定なお母さんが突然失踪。翌日には戻ってきたものの、どうも様子がおかしく、本当に私のお母さん?…といった物語。

初っ端からの引きの画面でドキドキ。これはちょっと期待できそう。

その後もおかしなお母さんや、こちらもちょっと普通では無さげなお婆ちゃん等々、不気味で陰鬱な展開が続くのは良いが、なんというかもうひとつ物足りないような印象。

それでも、安直なビックリホラーな訳でもないし、それなりに怖かったりしたから充分及第点なんだけど…

ひとつひとつの要素は面白げなのに、儀式的なものやスザンヌ家のこととか、そもそも失踪のこととか結局・・・??

結局ワタクシには色々とわからないママだった。

そもそも失踪前から「これ以上無理」とかなんとか言って普通じゃなかったですよね?

未体験ゾーンホラーとしては充分面白かったけど、色々なものがもっとこうストンと落ちるような内容だったら凄く良かったと思うのだけれど。。

何か今年の未体験ゾーンはつまらない作品はほぼ無いけど、なんか惜しい作品が多いような気が…。。

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MAR
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