デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリームのレビュー・感想・評価
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貴重な映像満載のドキュメンタリー
IMAX版。
これは非常に尖ったドキュメンタリーだ。
ナレーターによるガイドは一切なく、ひたすらボウイの音楽と映像を浴びせられる。
編集も、キャリアの大筋は追ってるものの時系列が飛びまくり、映画のシーンもモンタージュされ、ドラッギーな映像作品になっている。
Bowieの諸行無常。 Victria & Albert美術館で観...
Bowieの諸行無常。 Victria & Albert美術館で観たDavid Bowie is展もそうだったけれど、より内面に迫る映像。エンターテインメント業界にいる推しに観て欲しい。
創作者の内面も興味深かったけれど、年を経て完璧な”美”に至る容姿も凄まじき
「生き方そのものが創作の一部」
2016年、69歳で亡くなったデビッドボウイ。彼の名曲と映像を交えて、足跡をたどるデビッドボウイ財団公式認定のドキュメンタリー映画。
彼がモットザフープルに提供した「すべての若き野郎ども」やビートルズの「ラブミードゥー」を歌っている映像。「戦場のメリークリスマス」「ラビリンス」のほか、彼が出演していない「メトロポリス」「月世界旅行」「宇宙戦争」「2001」などの映画。それらを織り交ぜて、さらに前衛的、サイケデリック的な演出でアートフィルムのような仕上がりのドキュメンタリー。こうしてみると、ミュージシャンというより、映像と高く親和するまさしくアーティストだったんだと思いました。
とりわけファンというわけではありませんでしたが、多くの曲を知っているし、好きな曲も多いです。さらに近年観た映画「トップガンマーヴェリック」「ウォールフラワー」「コーダ」「ジョジョラビット」「LIFE!」「オデッセイ」等で印象的に曲が使用されていました。クイーンとコラボの「アンダープレッシャー」については触れられてませんでした。
奇抜なイギリス時代からアメリカに移ったものの、その時代の曲がイマイチ。ドイツに移ったとたん、再びいい曲を量産したのが興味深い。髪も整った方が、見栄えが良いです。
重厚で深みのある、各時代の紹介、 名曲や当時の映像も添えて、すごい...
重厚で深みのある、各時代の紹介、
名曲や当時の映像も添えて、すごい見ごたえでした。
本物のスターですね。
いま(2023)では、ジェンダーな話題は氾濫していますが
当時は話題にも上がらなかった印象が…。意義がありました。
惚れ直したわ…
全ての楽曲を知っている訳では無く、
でも知ってる数曲がとても好きで、
デビッド・ボウイという人もそこまで知ってる訳でも無かったけど、
見終わる頃には、私も画面の中のファン達のように
目がハートマークになってました!
帰りのエレベーターでご一緒したお二人の女性も
同じように感動されているお顔だったので
思わず声を掛けてしまいました!
好きになったきっかけの
ジギースターダストは掛かりませんでした。
でも、他の曲をLIVE映像などで見れたので感激です!
彼の思想や生活スタイル、
そして、芸術家として色んな分野で生き生きと表現しているのが、すごくポジティブで素晴らしかった。
見習いたい所です。
見習っても彼のような才能はありませんが、、、
奇才で天才で頭が良くて、サービス精神旺盛で。
結果、彼のやりたい事が人を喜ばす!!なんだな〜と思いました。
そして改めて、かっこいい🙈⚡️✨🌟💫
邪推ですが
例えて言うなら美術館や企画展で流れている映像が長時間になった印象。
ドキュメンタリーなんだけどアートっぽい映像加工やアーカイブの出し方がカッコよかったけどあまりデビットボウイを深く知らない、にわかな私にとっては終始ぽやーっとして「・・・」というイメージ
知ってる曲もいっぱいあるし、なんとなくは知っていたのだが甘かったなぁー。
でもずっと楽しみにしていてやっと見れたので映画館で見れてよかった!
IMAXボウイ
IMAXでボウイさんが観れるというだけで星500個つけていい!
ただもっともっとあるだろうフッテージなのに、同じものの使い回しや、その音楽やボウイのインタビュー内容・時代にあってないものを無理矢理画像で差し込むのはどうなのか?とちょっと思ってしまった
豪華長編MVと思えば文句なく最高!!
ボウイさん脳に少しでも近づけるか?!というドキュメンタリーとしてはなかなか難しい。
過去映像が未来的
自身が真っ白なキャンバスでもあり、アーティストとしても類まれなる才能を見せつけられる。
常に最先端で超高速。
誰もボウイの速さには追いつけない。
かなりの過去映像なのに令和の時代に観てもなぜか未来を見せられているかのような気分になる。
断片に次ぐ断片が次々とあらゆる刺激を与えまくる。
頭をフル回転させて鑑賞した。
スターマンの優しいメロディを聴きながら映画館を後にして、帰り道に反芻しても受け止めきれないほどの刺激と活力をありがとう。
改めて思った。すごいアーティストだ。
デビット・ボウイのコラージュ
デビット・ボウイはかなり好き。リアルタイムて見た世代だし、出演映画もほとんど見てる。寺田倉庫でやったエキシビジョンも見にいったくらいで、そこそこファンではあると思います。
でも、この映画、脈絡はないけど、ざわつく映像が延々と流れ、また、その切り替わりが早くて、途中までは、まあまあついていったのだけど、だんだん目が痛くなって(歳のせいではあるかも!)特にあらためて何か発見があるわけでもなく、もう帰ろうかな、と思いました。
最後までは見たけど、特に何も得るところなく、終わった後何も残らない映画でした。それでも見たい、と思ったなら、後ろの方の席で見るのをお勧めします。
今の時代もこういう人を必要としている。
音楽系の映画は結構観てるし、デビッド・ボウイ大好きなのだが、
この映画はあんまり期待してなかった。
が、気になって観た。
観て良かったと思った。
やっぱり人の人生の頂点みたいなものあって、人間ってみんな、そういう、どんどん上がって下がっていくっていうのあるから、当然なのだが、
特に初期の活躍時代のデビッド・ボウイは、時代にどれだけ影響したか、って思った。
ほんとにガラッと変わる時代の境目にのっかっていたから。
今も、旧世代と新しい世代がかなり割れてきていて、ガラッと入れ替えていいようなところまで来ているが、そういう時に、人を希望に向かってひっぱってくれるような人が
いたらいいものだが。と思った。
デビッド・ボウイみたいに、みんなに希望と勇気を沸かせるような人が。
30代で相当老練な感じしたし、ほんと男爵って感じのエレガントさにも、うわ~~と
魅入ったし、音楽だけでなくアートやお芝居、映画までも、よくもまあ、時間あるっていうか、この人どれだけ濃く生きてんだ?って驚いた。
結構ギリギリで生きていたのか、正気でいることや、留まったら終わり、常に前進、変化しないと終わり、みたいな感じで生きてたようなのが伝わってきた。
心に残るセリフなどもあった。
しかし、この映画で伝えているのはデビッド・ボウイに関する一部分で、
多角的な方向から見たものではないという点に不満持つ人もいるかも。
自分は前に、デビッド・ボウイの音楽支えていたギタリストの方の映画観ていたので、
へぇ(あー、他の面については触れてないな)とは思ったが。
これはこれで伝えてくることが絞られているし、それだけでも映画長かったw
最後の30分くらいは、蛇足に感じられてた。自分には。
ロバート・フリップ
思い出した。ベルリン三部作。そこで出会った変態ギターオジサン(当時はそこまでオジサンじゃないが)。そこからどっぷり浸かり続けた「キング・クリムゾン沼」。幸せです。これはこれで良いけども、もっと知らない人が食いつきそうなゴリゴリな感じでも良かったかな。もしくは、人間(人生)にスポットを当てた感じか。監督からの愛は伝わりました笑
まー、まともなドキュメンタリーになるわけないわな。
デヴィッド・ボウイの思考と議論を
その時代なりのアヴァンギャルドな
トランスアートで観る…違うな“感じ浴びる”135分。
一応(あくまでも一応)ドキュメンタリーなのだが
ミュージシャンとしてよりは
アーティストとして描いてる。
宇宙に放り出された気分。
お亡くなりになる前のアルバムタイトルが
「ブラックスター」
どこまでアーティスティックな人だ。
ボウイを演じる事は誰にも出来ない
主に海外のレビューでは、辛口な評価が多かった為、あまり期待せずに観たが、想像を遥かに超える映像と音声に大いに満足した。やはりIMAXで観るべき作品だ。
作品は、ボウイのモノローグと未公開のライブ映像と様々な映像のコラージュで、彼のアーティストとしての生き様を描いていく。
印象的だったのは、彼が冷戦下のベルリンで「メロディーとリズムをひっくり返すこと」に挑戦した場面。今では、当たり前の電子音楽と黒人音楽の融合を、彼は70年代にあの若さでやすやすとやってのけたのだ。
彼の全盛期の「ヒーローズ」のライブ音声は何度も聞いたが、IMAXのリマスタリング効果で、まさ時代を超えて、彼と一体化する体験を味わうことができる。これが、この映画の真骨頂であろう。
その後、彼は、急速に俳優や絵画などの世界に傾倒していくが、EMIとの巨額契約を経て「Let's Dance」で、大衆を操るスーパースターに変身していく。その後、自らを見失い、シーンからは一時期姿を消すが、最後はブラックスターとなった。
ボウイを演じる事は誰にもできない。なぜならボウイを演じているのは、彼自身だから。
やはりかっこいい(映画としては今ひとつ)
デヴィッド・ボウイといえばリアルタイムで聴いていた「レッツダンス」の印象が強い。当時の雑誌では「時代がデヴィッド・ボウイに追いついた」みたいなことを書いてあった。大衆受けしたアルバムをそう評したのだろう。それくらいに80年代っぽいポップなアルバムだった。でも、後々知るのは70年代のアルバムの方が攻めててトガッててカッコいいってこと。コアなファンではないが、当時の映像を観たくなって本作を鑑賞。
もっとライブ映像が使われたドキュメンタリーだと思ったが、意外と他の映像(映画やCM等)も使われていた。ファンにしたら結構貴重な作品なんだと思う。さらに彼が気に入っていたり影響を受けた映画や人物の映像も流れてくるから、これなんの映画?って気持ちになる。「愛のコリーダ」のワンシーンが流れたのは意外で面白かったけど。
そしてデヴィッド・ボウイのかっこよさだけが際立つ。あんな歳の取り方ができたら最高だけど、若い時からイケメンじゃないとあんな渋さは出ないんだよな。
ただ、ドキュメンタリーとして面白いのかというと微妙だと思う。流れがない割に散漫だったし。でも、観終わって思うのは、音楽的には時代を先取りしていたんだなということ。今聴いてもかっこいいんだもの。当然のことだけどしばらくデヴィッド・ボウイを聴き直すことになりそうだ。
「宇宙に比べて自分の悩みは」
今年41本目。
宇宙に比べて自分の悩みはちっぽけだなと。普段から思っている事ですが今作見て改めて。明日爆発してもいい。明日が来る事。相対する2つの言葉を聞けたのは良かった。今何が幸せですか?の問いに、一日の終わりに今日吸収した物をどれだけ明日に残せるか。映画見るってそう言う事だと思います。大島渚監督のあの有名な映画に出演されてましたね。IMAXで鑑賞。
「ジギーは俺を救った」 不世出のアーティストの軌跡
デヴィッド・ボウイに大きな影響を受けた、吉井和哉さん(THE YELLOW MONKEY)。吉井さんが本作公開にあたって絶賛のコメントを寄せてたので、これは両方のファンとして観に行くしかなかろう!と即決しました笑
ちなみに、タイトルは吉井さんがカバーした「ZIGGY STARDUST」の最後の歌詞です。
最初に言っておきますと、間口の広い作品ではないです。いつどこで何があったかという説明が一切ないので、ボウイのことを知ってないといい作品には思えないんじゃないでしょうか。逆に知ってる人・ファンの人が観るとたまらない作品だと思います。
楽曲は惜しみなく使われてます。デビュー期・グラム期・アメリカ期・ベルリン期・「レッツ・ダンス」期・復活期、そして最期の「★」。概ね順序よく流れるので、ディスコグラフィーを知ってると「今はこの時期のことについて語ってるんだな」と予測できるようになってますね。
全編にわたって流れる、ボウイの語り。リアルタイムの世代ではないんですが、頭の良さ・冷静さが伝わる話し方でカッコいいな…と素直に思いました笑
‘83年のワールドツアーで日本に行きたい理由を語った一幕は、日本人として嬉しい気持ちになりました♪
僕は普通の映画館(かな?)で観ましたが、それでも楽曲のサウンドが十二分に伝わる迫力でした。まるでライヴに来ているような!
エンドロールの最後に流れた、ボウイからのメッセージ。亡くなってしまったけど、もう存在しないことへの"悲しさ"よりも作品が残り続けることへの"感謝"が勝り、暖かい気持ちになりました。
ファンの心情を慮った、いい監督さんによる作品でした☆
芸能人は歯が命なのか
80年代以降のイケメン・ロックスターや戦メリの俳優としてしかデヴィッド・ボウイを知らないため、今作はデヴィッド・ボウイ財団公認映画ということだし、ボウイを学ぶよい機会と捉えて鑑賞。
が、説明的なナレーションがまったくなく、時系列ゆるめの過去の映像コラージュにインタビューなどで収録されたボウイの語りに耳を傾ける135分の長編プロモビデオといった、ボウイをちゃんと知ってるファン向けの内容で、お勉強のつもりの初心者には出直してこいと言わんばかりのハードル高めの一本だった。まあ、アート風味な映像や変化球的な作りはデヴィッド・ボウイそのものと言える(のかな?)。
IMAX上映が多かったため、気合いを入れて追加料金払って観たのだが、映像的にはIMAXの意味はまったくなし。音響面では楽しめたものの、そもそも知ってる曲が限られているので消化不良気味。予習にベスト盤ぐらい頭に叩き込んでおくべきだった。
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