ヒトラーのための虐殺会議

劇場公開日:

ヒトラーのための虐殺会議

解説

第2次世界大戦時、ナチス政権が1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「バンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化。

1942年1月20日正午、ベルリンのバンゼー湖畔に建つ大邸宅にナチス親衛隊と各事務次官が集められ、「ユダヤ人問題の最終的解決」を議題とする会議が開かれた。「最終的解決」はヨーロッパにいるユダヤ人を計画的に抹殺することを意味する。国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒを議長とする高官15名と秘書1名により、移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策が異論すら出ることなく淡々と議決され、1100万人ものユダヤ人の運命がたったの90分で決定づけられた。

出席者たちがユダヤ人問題と大量虐殺についてまるでビジネスのように話し合う異様な光景を、ありのままに描き出す。

2022年製作/112分/G/ドイツ
原題:Die Wannseekonferenz
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年1月20日

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(C)2021 Constantin Television GmbH, ZDF

映画レビュー

4.0ほんまにしたんや。

2024年4月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

会議で始まって会議で終わる。ユダヤ人を結局、数百万人、闇に葬って。ヒトラー総裁の独裁権力政治がいかに社会を揺るがすか。国あげて公に人殺しをして、狂った独裁者に操られる民衆の愚かさがよく解る。映画そのものは会議場面のみだけど、まさかの1つの人種を亡き者にする計画会議には開いた口が塞がらないわ。

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Cinemaオタク女

0.5ずっと会議

2024年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

つまらなくて脱落

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ノブ様

3.5我が我

2024年1月8日
iPhoneアプリから投稿

全員ナチだから、そうならざるを得ないが、それぞれが人間臭く描かれているのが特筆すべきことで、ハイドリヒがここではしたたかな政治家に見えてくる。穏健派も法の権化も結局はナチでしかなく、組織の論の中でのポジショントークのようでもある。酷い差別発言が目立つホフマンの意見にあまり耳は貸されていないようであるが、空気を十分に醸成しているようでもある。
人間臭いだけに観ている我らも同じレベルで引きずり下される。「結局あいつらナチだから」が許されない。自らが埋没せぬように警鐘を促す。

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Kj

4.0恐ろしい映画

2023年12月16日
iPhoneアプリから投稿

 第二次世界大戦中に実際に行われたバンゼー会議の映画。こんな会議が行われていたなんて知らなかった。会社での会議のように、ユダヤ人を殺す方法を話し合う。ユダヤ人の命をまるでゴミのような扱い。参加者たちは殺されるユダヤ人よりも、処刑を行うドイツ兵の精神を心配している。銃殺は精神的苦痛が大きい。ならガス室なら一度で沢山殺せる。でも片付けが大変では?それはユダヤ人にやらそればいいではないか?どういう神経してるんじゃ!殺された仲間を運び出すユダヤ人達はどれほどの精神的苦痛があると思うんだ?まあ、ユダヤ人のことをゴミ扱いだからそんなことはお構いなし。「サウルの息子」を思い出す。
 ナチスドイツの大虐殺は、「シンドラーのリスト」「サウルの息子」などなど、数多くあり、大量殺戮の場面や死体の山など観るのが辛いシーンは沢山ある。でも、この「ヒトラーのための虐殺会議」はそんな場面は一切なく、ひたすら話し合いの場面。殺し方を淡々と話し合う大人達。なのにものすごく恐ろしい。とても怖い。一度は観るべき映画だと思う。

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アンディぴっと
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