ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYのレビュー・感想・評価
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懐かしい曲がいっぱい
とりわけホイットニーの大ファンではないですが
それでも心躍る懐かしい曲ばかりでした。
彼女の人生についてはほとんど知らず、
悲しい最後をニュースで聞いて、
大スターにドラッグとは切っても切れない関係なのかな、とか考えたことを思い出しました。
帰宅してからスーパーボールでの国歌など
Youtubeで見たのですが、鳥肌と涙が溢れました…
えんだああぁぁぁあいやぁぁあ。
『ボディー・ガード』で有名なホイットニー・ヒューストンの成功と挫折を描いた話。
今年公開されてた『エルヴィス』と結構共通点が多くて、時代は違えど金の匂いに集ってくる汚い大人やドラッグ問題、かつては輝いていたスターの栄枯盛衰。ただ、ホイットニーの場合レコード会社の社長さんは信頼できる人で、反面実の父親や旦那がダメだったパターン。レコード会社契約の時に「宇宙が無くなるまで」とか言ってて、ヒヤッとしたけど本当の癌は他のところにあった。
序盤から「私がボス」「私が男を捨てる側」など結構強気発言が多かったから、旦那も父ちゃんも簡単に切れそうだったのに結局沼にハマっていく。この強気な発言は内面の本当の弱さを隠すためだったとも言えるけど、何だかんだ実の父親をスパッと切り捨てられなかったんだろうな。
最初の恋人をマネージャーにするのも父親にまずは相談してるし。でも心も身体も疲れきってる人にまだ休むなと言うやつは1番信用出来んからなぁ。あとはドラッグ中毒になると正常な判断が難しくなって側にいる人に依存しちゃうんだろうな。
『ボヘミアン・ラプソディ』以降色んな音楽映画見てきたけど、最後はボロボロになって死んでいく人がほとんどで、こういうの見てると数年ごとに主力のグループがコロコロと変わっていく日本や韓国の事務所の内情もこんな感じだったりするのかもね。(でも唯一『ロケットマン』のエルトン・ジョンは今もカラフルで陽気なじいちゃんで安心する)
あの名曲が再び聴けて、それだけで幸せ!
まだ10代の頃、友人のススメでホイットニーのファーストアルバム「そよ風の贈り物」を初めて聴いた時の感動と衝撃。それからテープが擦り切れるほど(何本もコピーしてたけど)毎日毎日何度も聴いていました。あの時の感動がよみがえってきて!母のステージでホイットニーがソロで歌う歌唱シーンでもう涙腺崩壊でした!マスクの中で口パクしながら涙止まらず、、
以前観たドキュメンタリー映画とは全く異なる印象。あのドキュメンタリーは観てただ辛いだけだったけど、今回はホイットニーの母のサポートや素晴らしいプロデューサーとの出会い、どのようにして、あのそよ風の贈り物が誕生していったのか、それが、ホイットニーらしく描かれていて、とても良かった。
クズ男二人に蝕まれて崩れていく様は辛かったし、ああ、あんな男と結婚しなければ、まだホイットニーは健在だったかもとと思うと悲しい。人生って一気に良くなると落ち方も激しい…どんなスターでも良いだけの人生はないだろうけど、もう少し、あのザ・ボイスを聴いていたかった。
決して色褪せない歌声の輝き
歌姫ホイットニーの人生のヘビーな部分まで描きながらも、観た後には彼女のまばゆい歌声の余韻が響き続ける作品。
私自身は彼女の熱心なファンというわけではないが、それでも劇中の曲の半分くらいは知っている。歌声の多くは実際のホイットニーの音源だそうだが、ナオミ•アッキーの存在感はその声に負けずによく馴染んで、彼女のカリスマがかなり再現されていた。
綺羅星のような楽曲とサクセスストーリーの中で、父親と夫のボビーの致命的なクズぶりが際立った。父親は、さすがに死の床でホイットニーを前にすれば父らしい愛情を見せるかと思いきや、今際の際まで守銭奴で怖かった。ボビーは実際にはDVで逮捕されたりしていることを考えると、ちょっとやんわりした描写だったが、ホイットニーをドラッグから遠ざけようとしなかったことだけでも彼女の夫としては失格だ。
結局、彼女を本当に助けようとしたのはクライヴだけだった。
作中でホイットニーが歌うメドレーの最初の曲は、ガーシュウィンによる黒人キャストのオペラ「ポーギーとベス」のアリア。ヒロインのベスが、自分に想いを寄せ暴力的な夫のクラウンから守ってくれる足の不自由な乞食ポーギーに愛を伝える歌だ。ベスは最終的に麻薬の売人にたぶらかされ、売人と二人で遠いニューヨークに行ってしまい、ポーギーはその後を追う。
彼女の人生にポーギーが現れなかったことが悲しい。クライヴの、彼女をドラッグから救おうという気持ちは一番それに近いものがあるが、彼はあくまでホイットニーのビジネスパートナーであり友人だ。早い段階で距離感を踏まえない助け舟を出しても、ホイットニーの方が拒否したに違いない。
(ところで、物語の中にあった薬の売人との接触シーンの意味が最初分からず、後で調べてドラッグの売買のやり取りなのだということが分かった。勉強になった……)
それでも、スクリーンに蘇った彼女のステージの圧倒的な華々しさは、陰鬱としたエピソードの重さを払拭する。デビュー時の鮮烈な歌唱、スーパーボウルでの国歌斉唱、アメリカン・ミュージック・アワードでのメドレーを、彼女の人生を背景に見ながら聴いた時、それぞれに違う感動があった。
本作のプロデューサーを務めたクライヴ・デイヴィスは、彼女の人生の光も影も全て受け止め、不遇な死がクローズアップされることで霞んだ彼女の栄光に再びスポットライトを当てたかったのだろう。”The Voice”の輝きが色褪せることはないのだ。
エンドロールを見ながら、彼女の楽曲をもっと聴きたい気持ちが湧き上がってきた。
圧巻の歌唱シーン
希代の歌姫ホイットニーヒューストンの、デビューから亡くなるまでの半生を描いた作品。
伝記映画の常だが、主演のナオミ・アッキーもそれほど似ているわけではいない。
それでも、ホイットニーの苦悩と葛藤が、苦しくなるくらい伝わってくる演技と高い再現性が素晴らしい。
そして次から次へと登場するヒットナンバーは、特に大ファンだったわけでもない自分が今聴いても感動するレベル。
とにかく歌唱シーンは圧巻かつ胸熱だ。
ケビン・コスナーと共演した、映画初出演となる『ボディガード』のシーンも少しだけ出てくるが、公開から30年も経つんだね。
何もかも皆懐かしい。
ファンであってもなくても、世代的にストライクの人は楽しめると思う。
是非ご覧いただきたい。
優れた音楽映画
席数64の小劇場、音響が心配だったがWHの一曲目が払拭。最近のデジタル技術と音響設備のおかげでWHの素晴らしい歌唱を堪能。次々出てくる懐かしい楽曲、CDやDVDと違い大音量とスクリーンで観るWHは、映画ならでは。彼女の半生は、哀しいかな有名人の、よくある問題を抱えていた。有名税と言えばそれまでだが、残念!
ドキュメンタリーだが最高の音楽映画のひとつだろう。
特にファンと言うわけではないけれど リアルタイム世代だし見てみまし...
特にファンと言うわけではないけれど
リアルタイム世代だし見てみました
そうそうこの時ってこうだったよね、とか
へえそうだったんだ、とか
こんなに可愛らしい人だったんだな、とか
結構楽しめました
I Will Always Love You
ホイットニー・ヒューストンの名前は知っていましたが、彼女がどう生きたかまでは知らず、完全真っ白な状態で鑑賞しました。
音楽映画としては最高の歌声を堪能することができました。本人を映像越しでしか知らないので、ナオミ・アッキーの演じるホイットニー・ヒューストンがとても眩しかったです。とてつもない声量から繰り広げられるバリエーション豊富な歌たちに身を任せっぱなしでした。
どうしてもソロアーティストとなると、その生涯をなぞり書きする感じで物語が進んでしまうのが惜しいところです。バンドやグループだったら、他の人物との苦悩の共有などができて復活の狼煙をあげる激アツな展開があるんですが、今作はホイットニーの薬物問題や離婚の問題などがサラッと描かれているので薄味に思えてしまいました。個人的にスターへの階段を駆け上がっていく途中に、調子に乗ってしまう様子はあまり好きではありません。仕方のない事なのかもしれませんが。
とにかく音楽を堪能する映画としては見応え十分でした。伝記映画としては微妙なラインだったので、改めて伝記映画の作りの難しさを味わう事になった作品でした。
鑑賞日 12/25
鑑賞時間 9:20〜11:55
座席 S-31
よかった~‼️
最初から終わりまで感動でした。自分の半生と重なって勇気と希望の未来を拓く映画でした。若くから持ってる限りのエネルギーを、精一杯の使命を果たしきったから寿命が終わったのだろう。また来世も素晴らしい歌を唄う彼女の新しい姿をみられる同じ時代に自分も生まれたいな。
駆け足すぎる…
普通の幸せは普通の生活にあり、と。有名税と言うには酷すぎる人間関係。きっと初めはただ唄いたかっただけだったろうになー。素晴らしい歌曲が多い分哀しすぎる。ただ、この作品、さらっと半生をなぞっただけで深追いなし。残念。
史上最高の歌姫に喝采!
48年間の人生を駆け抜けた歌姫に喝采します!晩年は音域の縮小に悩み、安らぎを求めての麻薬と縁を切れない生活によって、入浴中に溺れ死ぬという悲惨さはありましたが、彼女なりの人生を見事に生き切ったと言えると思います。どんな亡くなり方をしても、それは寿命としか言いようがないのでしょう。彼女は同性愛の悩み、家族愛の悩み、夫の裏切りなど、数々の苦難を味わいますが、それが見事に歌に結実しているところが凄いのです。一つ荒波を乗り越えるたびに、それを楽曲として世の中に上梓します。そして、同じような苦しみを味わった人間が、その声と歌詞に勇気をもらうのです。だから、彼女を史上最高の歌姫と呼ぶのでしょうか。彼女が歌姫になるために、彼女の人生シナリオにとって不可欠な良きプロデューサーが常にそばにいました。彼がいたからこそ歌姫になれました。逆に言えば彼女がいたからこそ、プロデューサーが使命を全うできたのでしょう。そして彼女の人生シナリオはたくさんの人間に生きる喜びを与えたことなのでしょう。彼女の歌は「愛」の歌がほとんどです。愛すること教えた伝道師とも言えるかもしれません。彼女の人生に合掌です。
追記 彼女の母親の口癖である「歌は頭とハートと度胸で歌うもの」という言葉がいつまでも心に残っています。
頼むから学んでくれ
これじゃまんまエルビスじゃーん
という感想。
スターが重圧で壊れていくのはある意味仕方ないのかもしれないが、親族から潰されていくのはそろそろ社会が防いであげても良いのでは。スタンリー、もっとがんばれよ!と思ってしまった。
まあそれができないからこうなるのかとも思うけど、全く同じような道筋で落ちていくスターが惜しすぎる。
ラストは、死因を知ってるかどうかでかなり残るものが違うかな。
ケビンコスナーの静止画には笑ってしまいました。
ホイットニー・ヒューストンの影
彼女のドキュメンタリーを観たとき、辛くて。
何故??
そちらの人生を選ぶのだろうと。。
愛は理屈ではないものね。
愛かどうかはわからないけれど。
全てを手に入れることはできないからね。
ナオミアッキーには誠に申し訳ないけど、ホイットニー・ヒューストンの面影、歌声をひたすら求めた時間。
ラストはやはり唯一無二の歌声、優しいのよね。
彼女の歌は、聞いて聞いて感がないの。
主役は、歌う彼女とそれを聞く私達。
そんな人のラストステージは寂しすぎたな。
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