ブリング・ミンヨー・バック!

劇場公開日:

ブリング・ミンヨー・バック!

解説

失われつつある音楽・民謡をもう1度“民の歌”としてよみがらせるべくダンスミュージックとの融合を試みるバンド「民謡クルセイダーズ」に密着したドキュメンタリー。

東京・福生を拠点に活動し、日本各地の民謡にラテンやアフロビートをミックスして独自のアレンジを加えたサウンドで日本のみならず海外からも注目を集める民謡クルセイダーズ。2017年に発表した1stアルバム「エコーズ・オブ・ジャパン」はミュージシャンのライ・クーダーらに激賞され、19年にはワールドツアーを敢行した。

17年に彼らのライブを見て衝撃を受けたという森脇由二監督が、5年間にわたってその活動に密着。ワールドツアーにも同行し、彼らが民謡を再構築して現代のオーディエンスに“民謡を取り戻す”過程を映し出す。さらに元ちとせや久保田麻琴らミュージシャンや評論家へのインタビューを通して「民謡とは何か」を考える。

2022年製作/90分/日本
配給:ALFAZBET
劇場公開日:2023年9月15日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
森脇由二
撮影
森脇由二
ヤギトモヒロ
整音
村上浩
編集
森脇由二
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映画レビュー

5.0"民謡クルセイダーズ" に密着したドキュメンタリー。 伝統を重んじ...

2024年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

"民謡クルセイダーズ" に密着したドキュメンタリー。

伝統を重んじつつ、ただし固執しすぎず、
南米などのグルーヴを取り入れるとか、
いま聴いて楽しくなるような、試みの数々。

民謡は一度死んだ、とは言いますが、
"民のうた" また盛り上げようと。

日本だけでなく、南米や欧州のフェスで盛り上がるとか、
他国でコラボ演奏したりとか、
まずやってみることって大事だなと。

オーディエンスも楽しんでいますし、
演者さんらも常に笑顔で、
楽しんでいる様子が、強く伝わってくる映像でした。

出だしからの低温バキバキ、
今回の映画館 (シネマ チュプキ タバタ さん)の音の良さが、再確認できました。

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woodstock

4.5民謡ってなに?

2023年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

民謡とラテン音楽を融合した、民謡クルセイダーズ。その彼らのドキュメンタリー。
民謡は今ではダサい、と言っちゃもったいないほどのノリノリのライブが目白押し。ヨーロッパツアーの会場で欧州人たちが訳も分からず身を委ねる姿は、民謡という音楽のもつ魅力が成せるもの。そりゃ、本来は大衆音楽だものな。どの国にだってあるソウルミュージックだもの、気持ちよくなれる。だから、ラテンにだってピッタリとはまる。コロンビアまで渡ってセッションすれば、かの地のミュージシャンたちとも簡単に息が合う。見ているこっちも嬉しくなる。
一年に一度の燃えるような地方の盆踊りだって、百姓や鉱夫や漁師が節を合わせて歌う歌だって、民謡は民衆のもの。そう、郡上や白鳥の盆踊りは、とてもエモーショナルだった。あれは誰かが頼まれて作ったものじゃなくて、自然とできちゃったものだわ。
インタビューで言う。民謡は、本来は大衆音楽なのに、伝統芸能になってしまったと。それをもう少しラフなものに戻してあげたいと。民謡を風景にしたいと。お座敷歌にもなり、ジャズアレンジも加えられたりしてきた民謡は、時代時代でカスタマイズされて、また後世にバトンタッチされていくものなのだから。これからも先、いつでもそばにある歌であってほしい。

※上映後、この日はミニライブあり。
メンバーは、フレディ塚本(うた)、リーダー田中カツミ(パーカッション)、秋山カズヒサ(三味線)。
1.ソーラン節 2.こきりこ節 3.じょんがら節(三味線独奏) 4.刈干切唄(独唱) 5.会津磐梯山 6.秋田大黒舞
前の席の爺さんが一曲リクエストした。そして一緒に歌っていた。それがとても素敵な景色だった。

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栗太郎

3.5民謡は

2023年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

死んだとか死んでないとか大袈裟だなぁ。
それはクルセイダーズ目線でしょ。と突っ込みつつも
解説インタビューでルーツミュージックと言いながら
盆踊りを引き合いに出す久保田麻琴さんに
流石だなぁと相槌打って観ていた◎
民謡の根底にある盆踊り。即ち踊り念仏の成り立ちは
浪速の盆踊りや高知のよさこい、京都の祇園祭に限りなく
かなりの広範に渡って根を張っており
これぞ日本のリズムでしょ。と言わんばかりの王道感を伝えてくれるが、ここリズムの拍を追いかけるだけでも
酒を片手に何夜も語り合えるぜ。と思った。

まぁ、そんな間口を拡げてくれたクルセイダーズには
感謝だわ。でも大袈裟は坊主だけで良いから
じっくり着実に広げていってくださいな。

ミンヨーブリングバック

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tomokuni0714

3.5韓流もいいけど、MIN’YOもね!

2023年9月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

昨年のPBMFFで観逃したから、ってわけではないけど、タイミングよく初日突入。Barakan Beatの影響もあって、ランニングしながら聞いてるので言うたら耳だけの馴染み。
ラテンのプロと民謡のプロの合わせ技はキャッチーでエモい。そして俗っぽさがマシマシ。そりゃ楽しくないはずがない。そして、その面白さは日本を突き抜けワールドクラスの強度。地方に根付き長い月日を経て消えつつある日本のブルース”民謡”を全曲アーカイブして、世界中を踊らせちゃってほしい。

フレディ塚本氏の歌声は、フレディマーキュリーって言うよりは、幾重にも折り重なる太いリズム陣を切り裂く、リーモーガンのトランペットの音色のような切れ味。
公開初日上映後のライブ&盆踊りも楽しかったー。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。