インディ・ジョーンズと運命のダイヤル : 特集

2023年6月19日更新

世界はなぜインディに魅了されてきた?→すべての答え
は“最後にして最大の冒険”に詰まっているので劇場へ
GO!傑作の予感――映画.com編集部の期待度もMAX!!

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“最高の冒険映画”って何?

こんな質問に、筆者が真っ先に思い浮かべるのが「インディ・ジョーンズ」。“アドベンチャー映画の代名詞”とさえ思っている。

6月30日公開の「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」は、そんなレジェンドシリーズの新作。“待ちわびていた”という言葉が、こんなに相応しい作品はない。だって前作から15年ぶりの公開ですよ!? しかも描かれるのは“最後にして最大の冒険”!? これまでの冒険を見届けてきた人であれば「封切り→映画館直行」は確実ですよね。

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では、過去作を見たことがない人はスルーでOK? いやいや、ちょっと待ってください。それは超もったいないです。

「インディ・ジョーンズ」シリーズは“至高の映画体験”が確実に味わえる超良質エンタメ。どの作品も面白い。ということは、今回もそのクオリティは維持されていて……しかも、これまで以上の興奮が待っている予感!! 理由を知りたい人は、本記事をご一読ください!


【予告編】運命を変える、最後の冒険へ――。

【最後にして“シリーズ最高!”の連続】
みんな大好きインディの“全部”が入っている

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日に日に拍車がかかる「本編が観たくてたまらない」という欲求――毎日「本予告」をリピートしていると“ある事実”に気づいた! それは「運命のダイヤル」には、やはりインディの魅力が“全て入っている”ということ。つまり、極論すれば、過去作を観ていなくても十二分に楽しめるのだ!このパートでは、最新作の魅力のなかでも、特に注目してほしいポイントをピックアップします!


【シリーズ最高!の期待値①】集大成での“格好よさ” ハリソン・フォードが“最後のインディ・ジョーンズ”
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インディは、フォードにとって「スター・ウォーズ」のハン・ソロと並ぶ当たり役。陽気でセクシー&ユーモラス、ハードボイルドでロマンチックな一面も垣間見える。フォードが、その“さまざまな顔”を自在に体現してきたからこそ、唯一無二のキャラになったと言えるだろう。

インディを演じるのは「(本作で)最後」と宣言しているフォード。その仕上がりは「タフで長く過酷だったが、完成した映画にはとても満足している」と自負するほど。長年演じ続けることで熟成された表現や演技の深み……これが予告だけでひしひしと伝わってくる! フォードのキャリア到達点と言いたくなるほどの“格好良さ”に痺れる&震える――!!


【シリーズ最高!の期待値②】今回も10分に1回はピンチ?魅力的なキャラクターたち×危機的状況に期待大!
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インディの魅力は“最高のヒーロー”でありながら、決して“無敵”ではないという点にある。危機的状況をギリギリで脱したり、肉弾戦ではズタボロになりながらも、最後の最後で会心の一撃を決める。ありとあらゆる逆境を類まれな勇気と機転で乗り越えていく。そんな姿が、やっぱり魅力的だ。

しかも、この大ピンチは“約10分に1回待ち受ける”。常にハラハラしっぱなしで息をつく暇もない! 予告を見る限り、今回のインディは世界を駆け巡りながら、陸・海・空と全方位で活躍。ということは、ピンチのバリエーションも激増!? これは気を引き締めておかないと……。

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そして“相棒”の存在にも注目! 過去作を振り返ってみると、インディは相棒の活躍がなければ“THE END”な場面が多かった。今回の“相棒”ヘレナは「インディが名付け親」「父親とインディに関係性あり」という背景がわかっているが……きっと思わぬ形でインディの窮地を救ってくれるはず!

【シリーズ最高!の期待値③】究極の秘宝×因縁の宿敵 ロマンあふれる世界観&緊迫の謎解きストーリーが◎
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「インディ・ジョーンズ」に登場する“秘宝”は、魅入ってしまうものばかり。十戒が刻まれた石板を収めた箱「聖櫃(アーク)」、聖なる石「サンカラ・ストーン」、キリストの血を受けたとされる「聖杯」、謎のミイラ「クリスタル・スカル」。安易に取り扱えば死を招く“デンジャラスアイテム”だらけだったが、今回の「運命のダイヤル」も相当ヤバそう……!

「運命のダイヤル」は、インディが“生涯をかけて探し求めてきた”という究極の秘宝で“人類の歴史を変える力”を持っているらしい。“最後にして最大の冒険”の目標としては、最適のアイテム! これをインディが手にした時、シリーズ最大級の驚きと感動が訪れるはずだ。

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そして、ヴィランの存在が物語を一層盛り立てる! 今回、行く手を阻むのは、元ナチスの科学者フォラー(演じているのは、日本でも大人気のマッツ・ミケルセン!)。インディとは“深すぎる因縁”があるらしいのだが、真の目的は現段階では不明。「運命のダイヤル」がもたらす“奇跡”とは? インディと宿敵フォラーの間には何が起こったのか? この真相が気になりすぎて、夜も眠れない……公開日、早く来てくれ……!!


【シリーズ最高!の期待値④】絶体絶命を体感!無条件にアガる“ハラハラアクション”てんこ盛り
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予告には「過去作のオマージュ?」と感じるシーンが多数登場。例えば“巨大な丸い岩が転がる”という要素は「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」(第1作)、飛行機ダイブは「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」(第2作)。過去作の“見どころ”を濃縮して組み込んでいる!? 本作を観るだけで、シリーズ全ての“旨味”を味わえるのかも!

そしてそして、新アクションにも大興奮! 街中を馬で疾走! トゥクトゥクで追走劇を繰り広げ、車から車へと飛び移るカースタントも! インディのアイコン“牛追いムチ”が銃を持った輩たちを退けるなど、視覚的にも楽しい場面のオンパレードだ。

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次から次へと見せ場が続き、何度も訪れる“絶体絶命のピンチ”。つまり、観客はドキドキワクワクの大冒険を疑似体験することになる。だからこそ、映画館での鑑賞を猛プッシュしておきたい。大スクリーン&迫力のサラウンドであれば“アクション・アドベンチャー”としてのレベル&没入感は格段にアップする!


【シリーズ最高!の期待値⑤】聞けば一瞬でテンションMAX!心躍るテーマ曲が冒険の興奮を100倍にする
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「インディ・ジョーンズ」を1本も観たことがないという方でも、予告の1分10秒あたりに流れるメロディを聞いたことはないだろうか?

この超有名テーマ曲は「レイダース・マーチ」。手掛けたのは、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズだ。

ジョン・ウィリアムズ
ジョン・ウィリアムズ

どのくらい“凄い人”なのかというと「ジョーズ」「E.T.」の音楽を担当し、「スター・ウォーズ」「ハリー・ポッター」のテーマ曲も作っている。“凄い”というより“凄すぎる”。そんな人物が引き続きシリーズに参加し、新たな音楽を書き下ろしているのだ!

ちなみに「レイダース・マーチ」は、インディの起死回生シーンで使用。“大逆転”の光景も相まって、メロディが聴こえた瞬間の昂ぶりといったら……生涯忘れられない瞬間になります。この衝撃を体感する。それだけで劇場に行く価値があるんです!


【最後=クライマックスだけは劇場で見たい!】
公開前の時点で、映画.com編集部の期待はすでにMAX!

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映画.comでは、筆者と同様に「公開日はまだか……早く観たい…!」と“心の声”が漏れまくっているスタッフが続出中。しかも、編集長からは現時点で「初日に観る」宣言が飛び出している……! ここでは、そんな“公開が待ちきれない”スタッフ&編集長のコメントを紹介しよう!


●予告編を見るたびに、少し泣いてしまいます(20代女性スタッフ)
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インディは、私の人生を決定づけた、自分史上最高のヒーロー。幼少期、私は両親が大好きだった「魔宮の伝説」を、日曜洋画劇場で鑑賞。怖いシーンでは両親の背中に隠れながらも、ワクワクする冒険から最後まで目が離せませんでした。そんなインディの影響で、一時は考古学者を目指していたことも……。ですが成長し、強烈に頭に焼き付いていたのは、本シリーズが育ててくれた「映画が好き」という気持ちでした。

何度も映画を見返していた“あの頃”から、いまは映画業界の一員として、インディの最後の冒険を見守る。そんな背景もあり、予告編を見るたびに、少し泣いてしまいます。「レイダース」から40年が経ってもなお、ハリウッドの第一線で活躍し、夢を与え続けてくれるハリソン・フォードの偉大さを噛みしめつつ、シリーズの完結を、映画館で祝福したいと思っています。


●「運命のダイヤル」を観たとき、僕の新たな人生が始まる(30代男性スタッフ)
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「インディ・ジョーンズ」は“映画のすべて”が入っている。アクション、ドラマ、ラブ、ミステリ、歴史。あらゆる興奮が渾然一体となって押し寄せる唯一無二のこの傑作は、退屈な日常を過ごす僕を、めくるめく大冒険に連れ出してくれた。

シリーズ最新作は“最後の冒険”。

さあ、インディとともにあった映画人生に、一区切りつけにいこう。

この「運命のダイヤル」を観たとき、僕の新たな人生が始まる…そんな予感に、逸る気持ちが抑えきれない。


●今まで見たことがない冒険が待っていそう……!(30代女性スタッフ)
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「インディ・ジョーンズ」といったらなんといってもテーマソング! あの曲を聴くだけで気持ちは夢の国に飛んでいきます。

予告編の段階からもうワクワクが止まりません!

しかも、予告編では地下鉄を馬で走っている……今まで見たことがない冒険が待っていそう……! 安全ベルトをちゃんと締めて映画館に臨みたいと思います!


●「インディ・ジョーンズ」からは卒業できない(編集長・駒井尚文)
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あの、例のテーマ曲に乗って「インディ・ジョーンズ」の新作が見られるだけでもうテンションMAXです。

学生の頃、歌舞伎町で「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」をオールナイトで見て以来、ずっとそうでした。

個人的に「スター・ウォーズ」からは卒業しましたが、「インディ・ジョーンズ」からは卒業できないでしょうね。今作は、ディズニー傘下となって、初めての「インディ・ジョーンズ」。スピルバーグが監督しない、初めての「インディ・ジョーンズ」。それはそれで、どんな仕上がりになっているのかめちゃめちゃ楽しみです。

初日に行きます。

【最後に改めて】「インディ・ジョーンズ」シリーズは
誰もが心から楽しめる興奮必至の“大傑作”なんです!!

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「運命のダイヤル」は、過去作を観ていなくても“十二分に楽しめる”と前置きしてみたが、やっぱり「インディ・ジョーンズ」シリーズはどの作品も“猛烈に推せる”。それは何故か――このパートでは、理由を説明しよう。

「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス(原案・総指揮)、「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」のスティーブン・スピルバーグ(監督)が世紀のタッグを果たし、そこに名優ハリソン・フォードが主演として参加! こうして誕生したのが、名キャラクター、インディ・ジョーンズだった。

映画は「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」が製作。世界中で大ヒットし、その後、ありとあらゆるコンテンツに多大な影響を与えまくった“記念碑的作品”だ!

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そして“猛烈に推したい”理由が、以下の“刺激”が全作に共通しているということ。

・クールでダンディでユーモラスで……極めつけは色気もムンムン インディは“全人類が憧れる超人気者”

・1回みたら脳にこびりついて忘れられない! 極悪非道の悪役&頼れる相棒たちのキャラが立ちまくっている

・10分に1回は「もう終わりだ…」と“絶体絶命のピンチ”襲来! どうクリアする? アトラクション的展開に全身が痺れる&大興奮

・世界の超有名スポットで大暴れも! 絶景も楽しめて、世界旅行気分に浸れる極上の映像が◎

・観た瞬間にワクワク不可避、トキメキ止まらない! 超絶パワーの秘宝など、みんな大好き“古代ロマン”あふれる大傑作!

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つまり、どの作品でも、心拍数倍増し&手に汗握る仕掛けが100%約束されている。興奮必至の光景を何度も潜り抜け、最高のクライマックスへ!古参ファンはもとより“インディ初心者”でさえ十二分に楽しめる“最高峰のアトラクションムービー”となっている。

「運命のダイヤル」でも、上記の“刺激”は確実に押さえられているはず。しかも“最後にして最大の冒険”なので、これまで以上のスケール感になっているかも!?


【結論】“最後の冒険”を見届ける…この映画体験は一生に何度もない貴重な機会!夏は絶対に映画館へ!
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まだまだ語りたいことはありますが、ここで総まとめ。「インディ・ジョーンズ」シリーズは、“1作品だけでも十二分に楽しめる”テイスト。なので「運命のダイヤル」だけの鑑賞でもまったく問題なし!ということだけは、再度お伝えしておきます(過去作に興味を抱いた方は、ディズニープラスやBlu-ray/DVDなどでぜひ鑑賞を!)。

最後に念押ししますが、「運命のダイヤル」は長きにわたるシリーズの集大成。つまり“歴史のピリオド”を目撃するチャンスです。この貴重な機会、絶対に逃さないようにしましょう!

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