モガディシュ 脱出までの14日間のレビュー・感想・評価
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ハラハラドキドキの韓国映画
大統領直接選挙などの韓国民主化から3年、88五輪から2年後の1990年、ソウル五輪を成功させた韓国は国連への加盟を目指して投票権を多く持つアフリカ諸国でロビー活動を展開していた。ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部へ贈り物などを積極的に行ない韓国への支持をお願いしていた。一方、北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていった。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人にも命の危険が迫った。大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、職員と子供を含む家族たちを連れ、韓国大使館へ助けを求めた。さて、両国の人達は無事脱出出来るのか、という話。
基本的には韓国映画は好きではないが、ソマリア内戦を迫力ある映像で届けてくれて韓国映画を見直した。こんな作品、日本じゃよう作らんと思った。
モロッコでのロケだったらしいが、黒人や黒人の子供の銃扱いなど出演者、建物、当時の車、などが素晴らしかった。
ハラハラドキドキ感も凄くて、本や砂袋で車を銃弾から守る所など、なるほどと感心した。
本来敵対関係にある韓国と北朝鮮の人たちの微妙な心情も描かれていてとても面白かった。
おすすめです。
いつ殺されるか解らない終始緊張感のある作品。本年度ベスト!
ソマリアの内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員と家族達。
内戦から逃れようとソマリアから脱出するストーリー。
国連への加盟を目指す両国がソマリアから票を得ようと奮闘する展開。
出だしは対立する両国の外交官。
いきなり内戦が勃発。
大使館を失った北朝鮮が韓国の大使館に逃げ込む事に。
敵対する両国がソマリアから離脱する為、相手を疑いながらも共に活路を探るシーンに引き込まれる。
反乱軍の子供達が恐ろしい。
いつ銃を撃つのか?
オモチャの様に銃を扱うシーンが印象に残る。
終始、笑顔の無い展開。
笑えるシーンもあるけど、観ているこっちは全く笑える心境になれず(笑)
ラストも韓国と北朝鮮の関係を表していた感じだけど素敵な終わり方がとても良かった。
蚊取り線香。
絶対日本製だと思います( ´∀`)
#53 キム・ユンソク氏が良い❣️
『チェイサー』以来ずっと注目している俳優さんで、どの作品を観てもハズレなし。
演技も緊張感もハンパなく良い。
チョ・インソン氏は、KTXの車内誌以外で観るのは久しぶり。
相変わらずチンピラみたいな役が似合ってる(外交官だけど)。
韓国大使館の職員数に比べると北朝鮮は、子供まで連れて赴任してて人数が多すぎ。
しかもその大人数を一緒に避難させようとする大使がカッコいい。
あんなに銃で撃たれても死なないのはジェット・リー並みの運動神経と運が必要だよね。
韓国大使館のスパイが誰だったのか。
運転手は本当に反乱軍のボスだったのか。
北朝鮮はテロリストに武器を横流ししていたのか。
すべてはっきりしないまま終わっちゃったけど、終わりよければ全てよしなのです。
『ベビーブローカー』が公開されてから韓国映画2本観たのに、まだ『ベビーブローカー』観てない。
早く観ないとおわっちゃうかな?
この夏前半のイチオシ ! 絶対ソンさせまへん !!
国際都市ベルリンを舞台に各国のスパイが入り乱れる『ベルリンファイル』において、まばたきすら許されぬ、スリリングな「人間ドラマ」を描いてみせたリュ・スンワン監督。彼の最新作と聞きつけて足を運んだ本作ですが、『ベルリン…』をも凌ぐ国際的スケールのデカさ、実話ベースのリアルな創り込み、そして驚愕のストーリー展開によって、事前の期待値を、はるかに高く、大きく超えてきました!
本作については、既にあちこちで「『アルゴ』に始まり、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で終わる」と指摘されており、確かにそのとおりなのですが、前述の2作と明らかに異なるのが、ヒーローらしからぬ主人公たちです。強引に例えると、彼らの佇まいは、私たちの日常生活において、通勤途上の駅ホームに、オフィスに、駅前コンビニに見られるおじさん、女性、若者、子どもたちのそれなのです。決してベン・アフレックやトム・ハーディ、シャーリーズ・セロンではない。そんな、ヒーロー然としていない彼ら/彼女らの“リアル”が、ときに映画的な「やり過ぎ」描写を中和し、怒涛のクライマックスへと向かう推進力になっていました。
ラストシーンの後味は、ふと『アラビアのロレンス』さえ思い起こさせ、、、と言ったら褒めすぎか。ともあれ、7月必見の1本なのは間違いないでしょう。劇場の大きなスクリーンでご覧になることを、強くお薦めします。
タイトルなし
実話に基づく。ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館職員の命懸けの脱出劇。この期に及んでもお互いを信じきれない外交官とその家族だが、いよいよ全滅しそうになり疑心暗鬼ながらも助け合いながら反乱軍の銃撃のなかを脱出し、めでたしめでたし…で終わらないラストがあまりにも切ない。アクションシーンといいストーリー展開といい、韓国映画の底力をまじまじと見せつけられた。
イニシアチブ
実話ではないという前提で。
内乱に巻き込まれた北と南の外交官が協力してソマリアから脱出するって筋書だ。
内乱の描写は凄まじく…少年が銃を構える異様さったらない。同じ地球上で起こっている事だと、どこかで認識したくない自分がいる。
今もウクライナでは相応の事が起こっているのかもしれず…狂気に当てられてしまう。
さて、肝心の物語なのだが…改めて、南北間の隔絶って根深いのだなぁと思う。
韓国では大ヒットらしい。
北がコレを見る事はないと思うのだけど、もし見たら戦争でも起こしかねないんじゃないかと思う。
最低でも、監督は国家侮辱罪みたいな事で、銃殺されるんじゃないかと…。
要所要所というか…至る所で韓国がマウントし放題なわけだよ。外交官同士の喧嘩にしても一方的だ。
そりゃ本国では大ヒットだろうよ…その理由を想像したら吐き気しか起こらないんだけれど。
ラストがこれまた、国家という枠組がなければ、人は分かり合えるみたいな終わり方で…。
どの面下げて講釈垂れてんだと、呆れる。
脚本を書くにあたり、全くそんな事考えてませんでしたとかなら、余計にタチが悪い。見下してる自覚がないって事だし。
この映画を見て、どっかの大統領が推進してた南北統一なんて絶対実現しないと確信した。
民族融和とか1ミリも感じなかった。またも出ました韓国万歳映画にしか見えん。愛国心の塊だ。
韓国の外交官を演じたキム・ユンソクさんって、きっと名優なんだろうなぁって思った。
とてもよかった
南北朝鮮がアフリカの危機的状況で協調して友情みたいな感情が芽生えるのが感動的だ。車にドアとか本とか砂袋など張り付けていたが、機動性が悪くなって視界もふさがってあまりよくないのではないかと思っていたら本当にあまりよくない。それより突っ走って危険地帯を走り抜けた方がいいのではないか。しかし、それで防げた弾もありそうなので、一概に否定できない。あんな状況でよく飛行機が飛ぶものだ。
熱を以て暑を制す。
うぉおおアツい!そしてめちゃくちゃ金も掛かってる!!『タクシードライバー』のカーチェイスは完全に蛇足だったけど、これは素晴らしい。
しかしラスト。あれだけ要所で、ガラスに映った相手の動向を探るシーンを挿入していたんだから、最後も何かに映った相手を見送る演出があっても良かったんではないかな?とか思ってしまいました。
衝撃的な韓国映画
1990年代にソマリアが無法地帯になっていた現実をまざまざと見せつけられました。平和な日本からは想像もつかないような危険がすぐそこにあるアフリカの現状は目を覆いたくなるほど悲惨でした。
一日も早く世界が平和になる事を願うばかりです。
さて南北朝鮮の関係性は未だに不透明であり一般人が知り得ない事が起きているのでしょうか?多少の誇張はあるにせよ、考えさせられる問題作でした。
65
韓国映画スゴい
ネタがあるよね!あそこは
政治的にも歴史的にも
アフリカの子供の傭兵とか出て来てリアルでスゴいと思った
笑いながら構えて射つ子供もいるんだろな~
日本映画じゃムリだわとか
だからその対極で大使館内の急にカンフーアクション要らね~し(急にリアルじゃなく映画になっちゃっうし、何より冷める)、最後の脱出劇は盛り過ぎでしょう( ´△`)
あれだけ撃たれてなんで後部のドア窓無敵なのとか、短かったらまだ冷めなかったかもだけど。長過ぎ、、盛り過ぎ、みんな死ぬだろ普通😢
ただなんで上映映画館すくないんだろ
感情を揺さぶってくる
ストーリー的には「内戦が勃発したソマリアから、韓国と北朝鮮の大使館関係者が協力して脱出した」という話なんだよね。その中で、色んな人が、何をどう思ったかを描いてくるの。
内戦勃発したあたりで思うのは「国って意外に脆弱な基盤の上に成り立ってるな」ってことだったの。なんか確実なものが存在してる気がしてるけど、国民がそれを信じなかったら簡単に崩れるね。「民なくして国なし」だと思ったの。
韓国の大使館員が脱出できなくなったあたりでは、「この時期の韓国は、国力がまだ低かったんだな」って思った。大国のアメリカはすぐに撤収してるし、最後に頼るイタリアは、内戦の中でも色んなことが機能してるんだよね。
そして、中国を頼ろうとした北朝鮮は、それが無理だと知ると韓国を頼る。色々なものが崩壊した状況で、最後に、政治的に近いところでなく同胞を頼るのは、正しい判断だと思ったよ。
韓国もすぐに「人道的に助けよう」とはならなくて、政治的な駆け引きを続けんの。こういう状況でも、駆け引きをやめない人たちが、外交を進めるんだなって思ったね。
それで感情を揺さぶってくるのは、女の人と子供を描いてくるのが大きいの。大人の男の人は、まあ、闘って負けたらしょうがないみたいなところあるけど、女の人と子供は、この状況下で闘うの厳しいからね。だから北朝鮮大使館が襲われたときは「どうなっちゃうの?」「ひどいことは、しないで」と祈るように観ちゃう。
ソマリアの子供が、遊びのように銃を向けると、意図が分かった子供が倒れた振りしてくんだよね。ここ面白い。
韓国大使館で食事を出されたときも、北朝鮮の大人は『これは、食べちゃ駄目だ』って感じなんだけど、子供は食べたくてしょうがない。それで『食べてもいいぞ』ってなったときは、「良かったねえ」と思ったの。
最後は政府軍から誤解を受けて銃撃されるんだけど、あれだけ撃たれたら犠牲はあれだけでは済まないだろうな。ちょっと脚色が入ってる気がする。
ラスト、危機を通じて、韓国と北朝鮮の大使館員は気持ちが通じ合ってるんだよね。いがみ合う気持ちがなくなってる。でも、通常の生活を送ってる韓国と北朝鮮の政府の人たちはそうではない。
南北統一が、いつか果たされるといいなと思ったよ。
実際に
起こった事なのですね。最後の両方の大使館員がお互いに手を振りたい所、国への立場が邪魔をして全く無視をするシーンは、逆にお互いの存在を認めているシーンになりました。カーアクションもワイルドスピードばりのシーンでした。
良い映画
この作品、劇場で予告編を観た時は、もう"スルー"しかない…と思ってたんですが、Filmagaの初日満足度ランキングで、『リコリス・ピザ』や『ブラック・フォン』を差し置いて、何と第2位!
と言うわけで、急遽観ることに…笑
まあ、面白かったですよ…それなりに。
ただ、何か特別な面白さをちょっと期待してたんですが、南と北のカラミは、良くも悪くも予想の範囲内というか…もっとドロドロしたものが見られるのかなぁと…。
と言っても、ラストの場面は、ジーンと来てしまいましたかね…。
韓流映画が、三度の飯より好き!という方は、どうぞ!笑
*車の車体を本で覆うというのは、グッドアイデアでした…最後は銃弾の雨の中を逃げ回りますが、ゾンビの中を逃げ回るっていうシチュエーション、ありませんでしたっけ?笑
実話ベースだが一級の娯楽作品
圧巻の脱出行だけでなく、外交官のかけ引き、南と北の確執、ソマリア内戦、少年兵、等々よく描かれており、見どころ満載。
アフリカ風の音楽とその使い方もうまく、スピーカーから流れる韓国のアピールをよそに暴動がエスカレートしていくシーンや、祈りの声の中を脱出移動するシーンなども実に効果的。
韓国映画は本当に見せかたが上手いというか、見ているこちらをぐいぐい引っ張っていてくれる。
内戦、暴動、カーアクションなどもハリウッド映画と比べても遜色なし。
目を合わせることさえできず違った方向へ進んでいく沈黙のラストや、食事を分け合うシーン、ラスト近くの元企画安全部の韓国参事官が北の人たちのために取った行動など、韓国・北朝鮮の人たちにとっては、日本人には想像できないくらいに切なくて感慨深いものがあるんだろうな。
実話ベースだからモデルがいるはず。日本ではこうした作品は絶対に作れないだろう。
本当に面白くて良い作品が大ヒットして、賞も与えられる。韓国映画からすごい作品や人材が出てくるのも頷ける。
「シュリ」や「JSA」を公開当時観ていなくて、グロくてエモい娯楽作品から韓国映画にはまってしまったんですけど、「国際市場でこんにちは」で韓国の現代史を知ってから、韓国映画がより楽しめる(楽しめるという表現は不適切かも知れませんが)ようになりました。
韓国映画面白い。もっと拡大公開してほしい。
民族性や歴史をもっと理解してからが…
韓国映画も日本を越えたと思う一本。カーチェイスも良かったが、反発しあっている国同士が窮地には助け合う描写は必見。韓国寄り感はあったが、仲良くできれば世界有数の国となるのにと、残念に思えた。
観る価値ある作品です。
「昨年7月韓国公開」
今年70本目。
2021年度の韓国の興行収入1位。昨年7月公開だが韓国でもコロナウイルスの1日の感染者が1000人以上に達していた時期。その時期に新作を映画館でやってくれた事に自分も感謝だし、韓国の映画館も本当に嬉しかったと思います。最終的に30億円突破。
作品はこれは全く何も知らない状態で見るのがベストかなと。自分も映画館のデジタルのポスターでああそう言う内容何だだけ。
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