ブレット・トレインのレビュー・感想・評価
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ラストシーンにやられます!
見終わった時、もっと早く観ていれば良かったと思いました。まさに鬼滅の刃の列車の脱線のオマージュのようでした。ですので途中まで3.9の評価でしたが爆上がりです。作品のベースは、エンタメと、機知の飛んだ箴言と、ギャグの応酬と、ヤクザの世界と、激烈アクションでしょうか。箴言として重要なものが三つほどありました。人生は全て運命通り(シナリオ通り)である。人生は因果応報の繰り返しである。運命の良し悪しは、その人が決めることである(精神世界の金言)。そのセリフが語られた時、思わず拳を突き上げたくなりました。そしてあっぱれなほどのラストシーンの卓抜さ。血流がハイになるほど興奮しました。それにしても音楽もめちゃくちゃ楽しすぎます。30年、40年前に大ヒットした曲(サタディー・ナイト・フィーバー、ヒーロー等々)がバンバン流れると、中年世代は懐かしさに自然と涙が滲みます。あっという間に2時間が終わりますので、ものすごく至福の時だったと思い返しています。追記 日本の文化に対する思い込みで作られたものが結構画面出てきますが、作品のストーリーの進行においては、ほとんど気になりませんでした(笑)。
日本人が描く日本っぽいなにか
伊坂氏の小説は何作か読んでるけど、全体的にシリアスに見せかけてウソくささ満載のコメディだと思う。
今作もそのようで全ての場面でウソくさい、というか作話的で都合が良すぎる展開。全てに伏線と辻褄があって終盤でそれらが明かされていくところは感心するのかも知れんが、正直これを日本を舞台にしている時点で日本人にはそう捉えのは難しいんじゃないか?
軽快かつ派手な展開もあって映像としては面白いが、いかんせん一番の現実である新幹線があまりに荒唐無稽すぎてどこもかしこも不自然としか見えない。いや、面白くはある、ただ腑に落ちない、というのが感想。
東京ー京都間はこだまで3時間半。京都手前で日の出だと東京発が深更。そんな便ないわ。
真田広之さんでスンッ!!
●9月1日 一回目
最初は、デフォルメされ過ぎた日本の違和感での
気の散り具合から集中できず、
映像になのか、ストーリーになのか
「わあー、とっちらかってるー、ついてけるかなー?!」
と不安を感じたのですが…
真田広之さんが登場して、特にファンでもなかったけれど、
画が締まったというか、空気が変わった気がして、
「わっ、カッコイイ!」って、自然に心で呟きがでて!
そこからかなー、
どんどん引き込まれて行きました。
ラストに向けて、とっちらかりそうだった話の小枝がひとつの大木に繫がっていて、
そこにアクションも加わって、観終わった後は、満足感しかなかったです。
なんだろなー、ちょっと温かい気持ちにすらなったもの。
ブラピは、安定の演技力と画面映えで、
下手したらB級の単館上映になりそうな所を、さすが!ハリウッドへ誘いますな。
もちろん、サンドラ・ブロックもね。
タンジェリン、レモン、キムラなどなど、
他の俳優もとても良かったなー。
でも、この作品で、いちばんは、やっぱり、風が吹いた真田広之さんでした!!
海外で活躍してることを改めて納得させられました。
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●9月24日 2回目
一回目より、楽しめた!
全部のキャラクターが立ってて、まとまってて、
タランティーノより軽くて見やすいしー。
音楽もいいしー。
58歳のブラピが可愛く見えるのは反則!!笑
ポップでクールな殺し屋たちが楽しい
ハリウッド風の作りものの日本、新幹線、ヤクザ。
物語がやや説明的で、そのために同じシーンが何度か繰り返されるのは冗長。東京から京都まで、弾丸列車で一晩かかるのもおかしい。
しかしそんなことより、ポップでクールな殺し屋たちが暴れまわって楽しい。
理屈じゃなくそういう話だと思ってスリルとアクションを楽しめば良作
伊坂幸太郎原作を海外で映像化していて
ブラット・ピット主演ということで一定の
話題性がある作品なんだと思うが、例によって
そのあたり全くノーチェックの状態から観た。
最初しばらくは何だこれと思ったが、どういう
作りの作品なのか判断できてからは特に難しく
考えることなく最後まで楽しめた。なるほど
確かに作品タイトルに偽りない。
集められた登場人物と散りばめられた伏線が
回収されだいたい納得のいく結末といった所か。
多少強引な「運」も「そういう話」だという
事であまり気にせず観るのがよい。
日本人が見ればこれ日本か?と思う所はあるが
わざとある程度は"海外から見た日本”っぽい
感じにして非日常というか奇妙な空間を印象
づけようとしたのかも知れないと思った。
映像、アクション、騒々しいBGM よく出来た
作品だと思う。金もすごくかかってるんだろうな。
ちょっと論理にあっていない
キャラクターが多い。だけど、たくさんのキャラクターが自分の背景が持っているものの、登場し次第、すぐ主役に殺された。元に私が興味が生じた。突然亡くなったことに驚いて、残念だった。また、悪役は神と呼ばれだろう?そんなに弱すぎて容易に殺された。信じできない。因みに、悪役たちは数倍の人数だが、高級の銃を持って、主役を傷められない。論理に全く合わない。
日米のアクションがミックスされて新鮮
【はじめに】
原作は未読ですが、予告で気になって鑑賞しました。内容はあっさりした物になるだろうと全く期待してなかったですが、自身が思っていたよりも満足することができました。それに加え、他の作品では味わえない不思議な感覚を味わいました。
【感想】
ハリウッドで表現された日本は独特な光景となっており、少し違和感を感じる部分はありましたが、逆にそれがいい味を出している面白い表現となっていました。
新幹線内で繰り広げられるアクションは、デッドプールの爽快に進んでいくテンポと無限列車編の和風アクションを組み合わせたような新鮮なものとなっており、2時間ジェットコースターに乗っているようなスリルがありました。
登場キャラはみんなで個性的で、特に日本人俳優の真田広之演じるエルダーが敵を倒していく姿に興奮しました。ブラッドピッド演じるレディバグも、見た目は冴えないがどこかお茶目な一面もあって、個人的にそこが可愛く見えました。
また、日本の挿入歌も沢山流れてきて嬉しかったです。
【気になった点】
登場人物が多すぎて情報の整理が追いつかなかったことです。初めこそはなんとなくでも理解できましたが、話が進むにつれて彼らの関係が複雑になっていき、途中から敵味方の区別がわからなくなることがありました。個人的には、もう少し丁寧に説明して欲しかったなと感じました。
【注意点】
今作では、血が噴き出す過激な描写や下品なセリフが多く出てきます。私は特に問題なく見ることができましたが、人によってはきつく感じる可能性があります。そのため、これらのシーンが出てくることを承知した上で見てください。
【総評】
日米の良さが詰め込まれたノンストップで展開されるアクション映画となっていました。
頭を空っぽにして新幹線内のアクションだけでも楽しめるので、気軽にストレス発散したい人にもおすすめです。
中川礼二が声出演してたら満点だった
日本の小説がハリウッド映画化!
主演はブラッド・ピット!
日本人として、こんなに嬉しい事ありますか。
めちゃくちゃ楽しみだったのに、公開から3週間も経ってしまった。失態。おバカ映画だということを頭に入れときながらも、すごく期待していた本作。いったいどんなものを見せてくれるのかとすごく楽しみだったのだけど、想像以上にしっかり作られていて、笑えて、楽しくて、めちゃくちゃ面白かった。こんな映画作ってくれて、ドウモ、アリガトウ!
ブラッド・ピットが悲しくなるほど可哀想で、でもポップに描いているか、めちゃくちゃ笑える。そんな悲しい目しないで...笑笑 超絶不運な運び屋という役どころがすごくハマっていたし、アクションは流石だし、コメディアンとしてのセンスもバツグン。レディバグというキャラクターが愛おしくなるほど魅力的なキャラクターで、そういう作風だということもあって、暴力を応援したくなっちゃう笑 昼間にはいのちだいじにみたいな映画を見たのに...。
分かりやすさと濃厚さ。このバランスが絶妙で、非常に面白い。ストーリーも、キャラクター設定も、名前も、今何が起こっているのかというのも一目瞭然で、ちょっとグロ描写があるよってことを除けば、誰でも楽しめるR指定作品。単純なんだけど、平凡という訳ではなく、登場人物や要素は多いし、見応えも歯ごたえもバッチリ。おバカ映画なのに、抜け目がなく、常に笑って楽しめるアトラクション的な映画なのです。
日本人キャストがあまりに少ないというのは残念ポイント。木村という役も、純日本人使ったら良かったのにどうして...って感じだし、キャスティングが面倒だったからか、乗客もアメリカ人ばかりであまり日本感は無し。だけど、セリフやら演出やら音楽やら小道具やらには日本愛が溢れており、日本で撮影している訳では無いのに、海外の人が見たら「日本に行きたい!」と思うかと。日本人の私としても、日本愛たっぷりの作りに感嘆。ブラッド・ピット、アリガトウ!
キャラクターも面白いし、テンポも早くて、本当に新幹線のような映画。きかんしゃトーマスで例えるのは本当に笑えた笑笑 群青劇としても、コメディとしても、質が非常に高く、締め方もアメリカっぽいバカな終わりで超好み。キャスト以外は非の打ち所のない、本当にいい映画でした。こういう映画が見たかった!また見たいな。ぜひ、劇場でご覧下さい。
日本の原作をハリウッド風に改変し、痛快作に
【鑑賞のきっかけ】
本作品の原作は、ミステリでデビューした伊坂幸太郎の「マリアビートル」。
随分前に読んだ小説が、まさかのハリウッド映画に。
これは観ない訳にはいかないな、と。
【率直な感想】
<原作は既読ですが…>
私は、通常、原作小説を読んでいる場合、その映画化作品は観ません。
特に、それが秀作であればあるほど。
小説でのイメージを大切にしたいからです。
でも、今回は、読んだのがかれこれ10年も前で、詳細は忘れてしまっていたこと。
また、日本ではなく、ハリウッド映画ということで、全く違う作風になっていた方が自然であり、完全に別作品として楽しむことができるだろうと思ったからでした。
原作は、東北新幹線の車内に殺し屋たちが集まって盛岡に向かう話でしたが、本作品では、同じ東京発でも京都へ向かう高速列車ということで、山陽新幹線を思わせるもの。
でも、登場人物たちの顔ぶれを見ると、ここは本当に日本なの?というハリウッド作品にありがちな描写でしたが、まあ、そこはご愛敬ということで。
<原作との違い>
鑑賞前に、本棚から原作本を取り出してみたら、600ページくらいの長い小説で、再読は諦め、劇場鑑賞後、ネットのネタバレありのあらすじ記事を読んでみました。
すると、独自のアレンジはあるものの、結構、原作に忠実でした。
そもそも、ブラッド・ピット演じるレディバグは、「天道虫」の意味がありますが、原作にも「天道虫」と呼ばれる殺し屋が登場。また、「木村」「王子」「蜜柑」「檸檬」といった面々も登場しています。
また、そもそもレディバグ(ladybug)は、マリア様の虫のことを指していて、原作の題名「マリアビートル」は、天道虫のことです。
原作者の伊坂幸太郎は、もともとミステリ出身なので、原作は多分にミステリの手法が取り入れられています。
ただ、事件が起こって探偵が推理して…という古典的な手法ではなく、多数の登場人物が入り混じる中で生じる意外な展開や、それぞれの登場人物の心理描写に驚きがある、という流れの小説です。
このため、各章は、登場人物の名前であり、その章は、その登場人物の視点で描かれる。
つまり、視点人物が次々と入れ替わることで、同じ状況でもこの人物はこう考えていたのか、という驚きがあったり、この人物はここであの人物と出会っていたのかという発見があったりする。
しかし、本作品は、映像なので、心理描写は行いづらい。
そこで、大胆なアクションシーンが次々と展開するストーリーになっていったものと思います。
ブラッド・ピットと真田広之は、2022年現在、ほぼ60歳くらいですが、若者に負けないアクションを見せてくれます。
また、高速で疾走する列車という舞台装置を使ったアクションシーンでは、後半、迫力に満ちたものになっていくのですが、これは日本映画では無理だったように思います。
さすが、ハリウッド作品だけのことはありますね。
なお、ミステリの要素ももちろん入っていて、いわゆる衝撃の結末とまではいかないまでも、いろいろと伏線の回収があって、楽しむことができました。
<どうでもいい話ですが…>
ブラッド・ピットが演じるレディバグ=天道虫ですが、天道虫の中でも、ナナホシテントウであることが、判明します。
(原作では、天道虫と呼ばれる殺し屋の本名が「七尾」で、ナナホシテントウを示唆しています)
ブラッド・ピットのこれまでの代表作のひとつが、「セブン」。
偶然でしょうが、不思議な因縁を感じました。
【全体評価】
原作の面白さを、ハリウッド風にアレンジし、とにかくアクションを中心に目まぐるしく展開するストーリーが素晴しい作品であったとして、高評価します。
いやあ笑った笑った、最高のB級映画だった
コロナのお陰で日本でロケ出来なかったから
かなりハリウッドで作ったらしいけど謎の新幹線も含めてパチモノ臭さが逆にいい味出してくれた。
ギャグ世界の日本ぽくて良かった。
リアルだったら色々な意味でありえないから。
破茶滅茶な内容だがまるでアガサ・クリスティが仕込みをしたんじゃ無いか?と思う位色々仕込んであった。推理物では無いがなんかそんな感じ。
言わなくても分かると思うが偶然殺し屋ばかり乗った訳では無い、理由があって集められた。
血飛沫飛ぶ様な凄惨な場面(でも笑える)が多いからR15指定の様だがその部分を除くと家族で見れる様な感じ。名探偵コナンの実写版でろくに推理しない巻き込まれだけ見たいな感じと言うか。
血まみれだらけなのに妙に清々しい気持ちで映画館を出た。笑いは最高の薬だね。こんなに笑える映画とは知らなかった。
そうそうSONYが親会社で日本が舞台だからSONYの文字は結構出てくる。いくつあるか数えてみるのも面白いかもね。
これはこれで良い
原作は何年か前に読んだので記憶は朧げですが、新幹線衝突はしなかったような…と予告を見て思いました。
ハリウッドだし、ド派手になるのは仕方ないか…と期待し過ぎず観に行ってきました。
結果は思ったより面白いぞ!って感じ。
死んだ!→また死んだ!→明らかに死んだ!→と思ったら生きてた!→この人も生きてた!→いやあんたは死んでるんかい!
という。三段オチを期待しましたがあの死に方でそんな訳なかった。
原作より救いはあるかなと思います。そもそも原作に消化不良感もなかったけど、生きててほしかった人が映画では生きているのでよかったです。良かった、これで悲しむ渉はいないんだ…
でも原作で途中参戦するご老人夫婦もとても好きです。
伊坂さんの作品は、伏線が散りばめられていて、後半につれて静かに怒涛の展開に転がりまくるのがとても好きです。この映画も、色々トンデモ(①新幹線内で暴れているのにおばあさん1人しか注意しない②普通に水を売る③新幹線ホームで待機する明らかにバットを武器の持ち方している、世紀末感漂うワル集団④バーなど、色々暴れられてるんだから仕事しろ車掌)でしたが、もうぶっ飛んでるのでむしろ楽しめました。外国人が想像するド派手な日本感がファンタジーっぽさもあってか、違和感に気持ち悪さもなく楽しめました。
HOLDING OUT FOR A HEROが流れてきた辺りで特に好きになれました。懐メロを選曲してくるの良いですね。
そして伊坂さんの作品らしいどんでん返しもあったのでとても満足でした。
あの車掌さん、もしかして殺し屋では?と思ってたけどそんなことはなかった。
王子は、原作より改変されていましたが納得の出来でした。オチも含めて。
BD欲しいなぁ、楽しみにしてます。
良くも悪くもハチャメチャ
日本の新幹線?→には全然見えないけど、の中で繰り広げられるバトル!ブラピを始めキャスト全員楽しんで演じてる感じは伝わる。ので見てる方も楽しいけどストーリー構造、展開がハチャメチャ過ぎて頭の中???が沢山(笑)ブラピのハマり役ではあるけど、総合的には結末どうでも良かったので、★3つかな。ちなみに原作は読んでません。
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