劇場公開日 2022年7月8日

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ビリーバーズのレビュー・感想・評価

全124件中、121~124件目を表示

3.5二時間尺の{ロマンポルノ}

2022年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

萌える

{ロマンポルノ}には幾つかのシバリがあった。
平均して10分に一回程度の性行為シーン
上映時間は一時間強
モザイク・ボカシを極力入れない
などで、
加えて複数の女優さんを出演させる、
等もあったかも。

勿論、女優さんの裸やカラミを見るのが第一目的も、
表現やストーリーの面白さ、
時として社会事情を鋭く切り取る視点がある脚本も
その鑑賞理由とはなっていた。

そして、本作、
監督・脚本の『城定秀夫』は{ピンク映画}出身と聞くが、
その出自を十二分に生かした一本に仕上げている。

「カルト」と、そこに隷属する人々を皮相な目で見つつ、
カラミのシーンも煽情的に挟み込む仕上げ。

最初は「R15+」の理由が判らなかったのだが、
観終わってみれば「えっ、これでR18+じゃないの?」と
思わせる過激さ。

勿論、それには主演の『北村優衣』の
文字通りカラダを張った演技も成果もあるのだが。

とは言え、確たる理由も伝えられないまま、
無人島に押し込まれた男二人に女一人の組み合わせでは
何れ事件が起きるのは容易に想像できること。

ましてや、外部との接触は、
定期的な返信も期待できぬメールのみ。
食料や飲料の補給も滞りがちで、
目的を聞かされぬ単調な作業を課せられる閉塞状況下では
ほどなく何かの形で暴走するのは止められない帰結。

なかでも、ヒエラルキーや見えない権威(この場合は教祖の影)を利用し
他人を操るさまは、ギャグっぽく描かれてはいるものの、
底に潜む悪意に思い至る時、うすら寒さを覚える。

そこに男女間の相克と「連合赤軍山岳ベース事件」でも起きた
仲間割れを組み込んだのは良いのだが、
それ以外も含めてエピソードに既視感があり過ぎ。

「オウム真理教」
「ピープルズ・テンプル集団自殺」
「クアラルンプール事件」
等はまるっと同時代の知識も、
原作者の『山本直樹』が、ほぼほぼ同年代なのを勘案すれば、
むべなきことかもしれぬ。

「三大欲求」である「睡眠欲」「食欲」「性欲」がコントロールされた時、
人間はどのようになるのか。

また、人を自在に操りたいのであれば、
それを上手く使うのが一番の手であり、
殆どの「カルト」はそう仕向けるわけだが。

〔星の子(2020年)〕とは真逆の描き方ではあるものの、
視線の先に存在するのは共通にも思える。

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ジュン一

5.0まぁ、監督の方が監督ですからねぇ。

2022年7月9日
PCから投稿

今年200本目(合計476本目/今月(2022年7月度)12本目)。

ということで、金曜日2本目はこちら。
いわゆる「R15シリーズ」などで有名な方で、そういった事情があるので、この映画もR15指定です。もちろんR18ではないのでモロに行為自体は描かれませんが、モザイクもかからない状態で、一部、本当に目のやり場がないところは確かにあります。

うーん…。原作小説などないようだし、何を主な趣旨として描きたかったのか…という点はいろいろな考え方はありそうです(憲法上の信仰の自由や集会の自由など、とも思える)。とはいえ、そういった憲法的な論点は「一応」あるものの、「R15シリーズ」で有名な監督の方の一つの作品、という観点で見に行ったほうが良いのでは…という印象です。

全般的に、R18ではないものの、「目のやり場がない」部分が結構あるので(大半は大人の営み関係で引っかかったと思われます)、人を選ぶのは確かですが、それを把握している限りにおいてはそこまで引きにくい印象です。

採点においては、こうした点は気になったものの、「R15であることは明示されている」「いろいろな見方ができる」(一応、憲法的な問題提起とみる立場も理解できる)などいろいろな観点が存在する映画で、ただ単に「エロを描く「だけ」」ではないと思われる本映画では減点対象とはしませんでした。

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yukispica

2.5「何処まで行くの?」 「向う岸迄」

2022年7月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

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いぱねま

3.0いろんな意味でサバイバル(野性的)ムービー

2022年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

興奮

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えみ