ビリーバーズのレビュー・感想・評価
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んーーなんだろう?分かんない笑笑
信者3人が無人島でド真面目に宗教の教えを日々実践してるけど...
性欲と宗教の教えの狭間で揺れ動いていきます。
そりゃ、男女3人じゃそうなるよね笑笑
ついには性欲を宗教に結びつけて正当化
この必死すぎるあり様に爆笑しました🤣
3人を無人島に送り込んだ訳は俗世間から離れて無人島で信者たちだけで生きていけるかの実験だったようです。
それなら失敗なんでしょうね。欲に勝てなかったから。結果も精査せずいきなり信者の大群が来るわ警察も来るわ笑笑
最後は現実と妄想が入り混じって...どうしたの?ほんで?みたいな
そしてあの大量の段ボールは最後まで謎...中身はエロ本やったら面白いけど笑笑
宗教の教えがまずよくわからない、無人島の実験やのに食料は配給してくれるんやとかとにかく色々分からない笑笑
【”今日も皆の為に、頑張りましょう。”前半は日活ロマンポルノ孤島ヴァージョンと思いきや、日本赤軍を筆頭とした人心を惑わす愚かしき、カルト集団を強烈に揶揄した映画であった。】
ー 城定秀夫監督はトンでもBL/SM映画「性の劇薬」を観て、余りの過激さにビックリし、その後の映画は殆ど観ている。作風の余りの幅の広さに驚く力量を持つ監督である。ー
■ニコニコ人生センターというカルト的な宗教団体に入っている、議長(宇野祥平)、副議長(北村優衣:初めての鑑賞であったが、余りのエロティックな演技に驚く。)、オペレーター(磯村勇斗:あんな演技も出来るんだ‥。)のほぼ3人しか前半は出て来ない。
孤島プログラムと称した実験のようで、”今日も皆の為に、頑張りましょう。”と口にしながら、毎朝三人で足裏を併せた円形に座り、前夜見た夢について語り、少しでも淫夢などを見ると、土に下半身埋められる・・。
明らかに、洗脳された人たちである・・。
◆感想
・今作は、映倫区分としては、R15+となっているが、序盤からフレンチ・キスシーンが度々出て来るし、”汚れた欲望に勝つ!”等と、訳の分からない事を言いながら、議長は頻繁に副議長に対し、全裸でのフェラ〇オを要求し、射精を懸命に我慢している・・。
ー 孤島で、何をやってんだか・・。それにしても、副議長を演じた北村優衣さんが、エロティック過ぎる・・。”R18でも良いのではないか・・。””私、シネコンにいるんだよな・・。”と白昼夢を観ているように画面に釘付けになる・・。尚、私は変態ではない・・、多分・・。-
・組織から夜中、船で運ばれてくる物資も、相当変で、食料が無いのに小麦粉と水だけだったりする。だが、3人は知恵を絞り、海岸で拾った貝を入れた海鮮うどんにして、美味そうに食べている。
ー サバイバル映画か?と思いながら、観賞続行していたら本当にサバイバル映画だった・・。-
・世間では、ニコニコ人生センターの信者たちが起こした事や、センターの真実が書かれた週刊誌が海岸に流れ着いている。
議長はそれを密かに読みつつも、副議長、オペレーターには告げない。
ー そして、議長は組織から送られたどう見ても、腐っている緑色のモノを食べ、食中毒に。懺悔する議長。だが、アッサリ、正露丸で回復・・。軽く脱力する。-
・島に船の故障で辿り着いた、酔った若者達が、副議長の胸を揉み、オペレーターに暴力を振るう。だが、組織から送られていたピストルで、アッサリ射殺・・。
ー だが、副議長は欲情しちゃって、オペレーターと海岸で全裸でフレンチ・キスからのオーラル・セックス、そして・・。人間、性欲と食欲だけは信仰では、押さえられないのだなあ・・。-
・到頭、本土に居られなくなったニコニコ人生センターの”先生”(山本直樹:何やってんですか!!)始め、信者が続々とやって来る。
その中には、且つて副議長と良い仲になっていた第三本部長(毎熊克哉)もいた。
ー 彼は、副議長にニコニコ人生センターの追い詰められている現状を話す。そして”先生”の指示で配られる液体。明らかに集団自決を画策している”先生”だが、第三本部長と彼の話を聞いていたオペレーターがそれを阻止する。壇上の”先生”は撃たれ、阿鼻叫喚の地獄絵図(というほどではないが・・。)が展開される・・。ー
<レビューを書いていて、ポルノ作家になった気分になったのは初めてである・・。
今作は、作品自体のインパクトが強く、性描写も過激ながら、面白く鑑賞した。
城定秀夫監督がポルノの体裁を纏いつつ、人心を惑わす組織(それは、日本赤軍であったり、中核派であったり、今でも多数あるカルト宗教団体であったり・・。)に対し、強烈な揶揄と警句を発した作品でもある。
怪作であろう。勿論、支持である。>
■二度目の体験
・レビューの中の文章で、ある行為を”そのまま書いたら”掲載出来ません・・。と表示された。以前北朝鮮を描いた映画でも同じことが起きた。
このサイトは、NGワードをキチンと規制しているんだね。
時の河を渡る船にオールはない…
あれが電車の中で突然、焼き魚を貪り食った山本直樹先生かー。初めて見ました。エロなんて人間の欲の最たるものなので、エロ産業に携わる人は「人間なんて…」とどこか冷めた目で世の中眺めてそうなイメージがあって、この作品もどうせ人間なんてこんなもんだろ?的な雑さがあるのかと思いましたが、そんな事を全然なかったです。山本先生は最近浅間山荘事件の漫画も手掛けていたと思いましたが、信条に従った破滅的な生き方みたいなものに何か感じるものがあるんでしょうね。特にラストは幸せを求めて頑張っていただけに物悲しく、私の頭の中で「Wの悲劇」が延々と流れてました。
原作少し読んでたけど凄かった
凄かった。磯村勇斗さん、北村優衣さん、宇野祥平さん、ここまでやるとは…。原作をさわりだけ読んでの映画鑑賞。正真正銘、体当たりの演技でした。カルト宗教がひとつの題材ではあるけれど、人間の滑稽さと欲望を描いている作品だと思う。思ってたより濡場多くて、一緒に行く人を選ぶ映画。1人で鑑賞しましたが、見た後誰かと語りたくなる!
【良かった点】 磯村勇人さんの体当たり演技!、イケメン俳優では売ら...
【良かった点】
磯村勇人さんの体当たり演技!、イケメン俳優では売らずあくまでも演技派で行く姿勢に痺れた。
初めましてだった北村優衣さんの身体がエロすぎる。
【良くなかった点】
ピンク映画出身の城定秀夫監督らしい濡れ場。だがしかし多すぎてむねやけ。
ラストのシークエンスが若干速足だった印象。もっとじっくり後日談を見せてほしかった。
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるなら……という割と他人事じゃない話
いまいちR15+とR18の境目がわかりませんが、めちゃくちゃヤってます。磯村氏、北村氏、宇野氏全員めっちゃ喘いでます。正直ドン引くレベルでヤってます。全体の三分の一くらい。
そのため、観終えた後凄まじい疲労感を覚えました。大人の皆さんは体力つけてから観に行って下さい。子どもの皆さんはまだ観ちゃダメです。
なお、ストーリー自体は面白かったです。まず無人島らしきところで、3人の登場人物達が昨夜見た夢の内容を語るところから始まる。その後、徐々に彼らの背景が明かされ、この3人が謎の宗教らしきものの傾倒者だということがわかっていく。
後半に向かうにつれ、どんどん夢と現実の境目がわからなくなる構成は素晴らしかったです。特にラスト。今、この人はどこにいて、どのような状況にあるんだろうということすらわからなくなる。
演者の皆さんは文字通り全力の体当たりで好演されていました。
磯村勇斗氏。前科者やPLAN75と話題作に続々出演されていますが、今作では清潔感のある青年とは真逆の役柄を演じられていました。ビジュアルごと一から作り替えてくる素晴らしい役者さんだと思います。
北村優衣氏。まだ現役大学生で出演作もそれほど多くない方なんですね。透明感のある爽やかな外観ですが、ヤることヤられてるというギャップが副議長というキャラクターをさらにリアルにしていました。今後ご出演される作品が増えていくことを期待しています。
宇野祥平氏。3人の中で最もカルト宗教にのめり込んだ謎のおっさんの役柄を見事に演じられていました。おっさんなのに妙にピュア感がある。だからなんか憎めないんすよね。ただそれはこの方だからこそ出せた空気感だと思います。
嫌な現実から逃げ出して、自分の都合の良い夢の世界に生きられるとしたらどんなにか良いだろう。その究極を行くストーリーだと思いました。
……割と他人事じゃないな、これ。
蘇った日活ロマンポルノ?
昔々、映画産業が斜陽化するなかで大手映画会社の日活は生き残りをはかるためポルノ路線に舵をきったそうです(日活ロマンポルノ)。
女性の裸を一定時間(10分)ごとに出せば物語の筋書は自由で、レベルはそこそこ高く、若き映画人の登竜門にもなったとか。
本作は、暴走する新興宗教教団を題材にしています(オウム真理教とか海外の人民寺院事件とか)
一般的に憲法が保障する信仰の自由の絡みから特定の教団を題材にするのはチョッと扱いにくいと聞きますが、裸のシーンがたくさん出てくる本作を見て日活ロマンポルノを連想しました。
ちなみに1971年に始まった日活ロマンポルノは1988年で終わったそうです(wikiから)。
1980年代にはビデオデッキが普及し、女性の裸がテンコ盛りの作品を簡単にレンタルできるようになり、ストーリー性のため裸が少ない作品をわざわざ劇場で見る人が減ったからとか。
本作の城定監督は「アルプススタンドのはしのほう」から注目している監督さんですが、もともとはAV界の出身とか。手慣れたもんで、今作はチョイチョイと作ったんかなあ、というのが感想です。
正直なところそれほど中身がある物語ではありません(「アルプス~」よりはお金かけているのはわかるのですが)。
R15といえ、比較的性描写が濃い目に描かれています(直接の描写は無いですが)。
物語としては大したことないのですが、主演の北村優衣が文字通り体を張って頑張っているのでこの点数です。
ついでに言うと、本作は日活作品ではありませんが、本家が今秋ロマンポルノ記念作品を公開するニュースを見かけました。
劇場でロマンポルノを見たことがないので興味あります。
穢れた俗世の煩悩から逃れられませんね。はい。
懐かしい感情
もちろん城定監督がピンクを主戦場とされてきた方という認識はありつつタイトルや役者から想像していたのと大きく異なる大胆描写の連続で、磯村勇人ファンの女子には相当刺激が強かったのではないか。かくいうおっさんも劇場でここまで露骨な描写を見るのはロマンポルノ時代から何十年ぶり。ストーリーを追う脳みそと、そうでない脊髄反応と、両方を並行して動員する感覚って、なんのこっちゃ。北村優衣、体つきや貫禄から20代後半のグラビアの人かと思ってたが全然知らなくて調べたらワイドナ女子高生もやってたタレントさんということで、今回のいわゆる体当たり演技の連続、感心しました。今後きちんと仕事を広げられるかどうかで本作の演技の価値も変わっちゃうから、周りのスタッフにもぜひ頑張っていただきたい。といことで星0.5個追加。
人間リアリズム
副議長の北村優衣さんに心を乱されました。もとい、煩悩を抱いてしまいました。ごめんなさい、告白します。思いっきり淫らな気持ちで見てしまいました。
雨に濡れたTシャツ姿だけでもドキドキしてしまうのに、まぶしい裸体を目にして正常心なんか保てません。
最初のシーンでは、カルトの信者らしく真っ直ぐな表情をしている副議長。その彼女が、とあることをきっかけに湧き上がってくる欲望に体を委ねて吐息を吐くような仕草する。この表情がいいんだよね。
北村優衣さんの魅力がこの作品を押し上げているのは間違いないが、脚本のよさと議長役の宇野祥平の怪演が、ブラックコメディーとも人間リアリズムともいえない絶妙な空気感を醸し出している。
自分の欲望を臆面もなく真顔で正当化する議長の言動には笑ってしまうが、現実社会においても同じような事を堂々と主張する御人がいるのだからブラックユーモアと言いきれない。判決が確定した赤坂出身の自称ジャーナリストなんか、その典型。
3人の関係の終焉はインパクトのあるものだったし、物語の決着はしっかりついていながらも余韻がある自分好みの一作でございました。
孤島プログラム
男2人女1人で離島で暮らすニコニコ人生センターという怪しい宗教団体の信者の、夢と欲望と浄化の話。
島に届けられる食料が少なくなり、食うや食わずとなりそうな状況下、夢でみたことを告白し合い浄化してということを行っていく(^-^)
海水は煮沸して蒸発させて、蒸気を集めて飲みましょうね。
議長だけが知っている謎の箱を大事に運搬したり、海で食べ物を採集したり…まあ、そうなるよねwな欲の果てや、ちょっとズレた悪ふざけの様な可笑しさと、白々しい宗教にハマる気持ち悪さを孕みつつも、虚しさや哀しさみたいなものもあり、最後はちょっと大人し過ぎた感じもするけれど、ユニークだしなかなか面白かった。
宗教も映画も解釈は人それぞれと言うことで。
めっちゃエッチな作品。本年度ベスト【確定】
予告編がイマイチだったけど、最近観た本作の監督の作品が3本共良かったので鑑賞。
新興宗教の三人のメンバーが孤島で修行?するストーリー。
男性2人と女性1人の設定から何だか怪しい展開。
雑念を払い「安住の地」に旅立つはずが思わぬ展開に。
人間の食欲・性欲・睡眠欲の3大欲求を風刺した様な感じだけどエッチ過ぎた(笑)
エッチなシーンはかなりリアル。
さすがの監督(笑)
過去のピンク映画は観てないけど、その経験を生かした感じ(笑)
ストーリーは全くハマらなかったけど副議長役の北村優衣さんの体を張った演技に脱帽( ´∀`)
行こう、安住の地へ。
カルト教団の男2人女1人、孤島で共同生活。
となればもう行く末は見えている。あとは、どれだけ性的な衝動を抑えることができるか。そして、それがどう爆発するか。このシチュエーションはそうなるしかない。そして、そうなる。
あとはどれだけエロに振り切るか、どのくらいバカを混ぜ込むか。
でもいいのかな磯村勇斗、これが初主演映画で。
音楽を曽我部恵一が担当していなかったら見なかった映画。
山本直樹=森山塔がわかる世代なら共感できる、エロレベル。新人北村優衣が新人だからこその体当たりで良い。
平成初め頃、ネットの無かった時代、
山本直樹=森山塔は、それほどドギツク無い「青春エロ漫画のシンボルだった。」極めて鴨志田とか・・
神保町の今は亡き?書泉グランデ(階段がめんどくさい)、今も健在の「三省堂」
行かないと手に入らないコミックだった・・Amazonなんて無い時代だから・・
この映画は孤島での少人数生活、怪しい宗教を描いているが故に、
最初は「芝居向け」危惧したが
3人の関係がヘンテコ、エロ劣情で・・ある意味シュール
かつ、外敵が侵入と変化があり、飽きることはない。
山本直樹の力量なのか城定秀夫監督の力量なのか、ヘンテコな感じが「山本直樹ワールド」
を上手く映像化している。
フェ・・オしてる時の、前で見てる磯村勇斗の「頑張れー、がんばれー」
がシュールかつ、バカバカしくて、良い。
あと宇野祥平演じる議長がやたら「俗世間と訣別した精神の高み、昇華」
を性交渉と結びつける、馬鹿馬鹿しさもよかった。シュール+バカなこじつけが良い。
磯村勇斗も頑張っているが・・・
新人の北村優衣が、新人が故のトライアルで、体当たりのエロ演技
確かに「18禁」だよなぁ・・という描写
客は少ないが「シュール+エロ」が最高なのだ。
ベースは「連合赤軍事件」に相違ないが
「エロすぎて凄惨でもあるが、「爽やかで・ヤワな(連合赤軍)なのであった。
宗教の高みの行き着く先が「実は劣情、愛情、暴力粛清」なのだ
というのは真理をついている。
イオンは今でも席間隔空けていて良識を感じる。イヤイヤ2時間固定にコロナ対策もへったくれもないだろう
ぎゅうぎゅう詰めの映画館は大いに疑問❓
まあ、空いているので、飽きない作品なのでオススメします。
ただ「グッズコーナーのサウンドトラック販売」レコードサイズで、CDなのかアナログレコードなのか
サッパリ外見からはわからない珍現象・・勿論買わなかったけど・・・
星が若干厳しいのは「名作、絶賛」レベルではない「普通に面白い映画作品」だから。
カルトとエロス
暴力やグロさではなく、セクシーな方のR15。
城定監督っぽい。性と狂気の表現だと思います。
逆に苦手な人は苦手かも。
カルトや無人島というシチュエーションでの、悶々とする性衝動から、そこから開放されて貪りつく感じがとても良かったです。
北村優衣さんが、少女っぽさと人妻っぽさというか、両面があって良かったです。この人はいくつなのか、、、ちょっと気ななってしまった。
カルト宗教の話で、狂気と同時にどこかおかしさもあって、雰囲気が独特です。
終わり方がやっぱりそうなるの、、、と期待通りというか、思っていた通りというか。狂気ですが予想できる狂気の範囲でした。
カルト信者の共同生活、あとエロス
本作は無人島に生活するカルト宗教の信者3人
「オペレーター」「議長」「副議長」が
共同生活をしていき、宗教の教えを実行していく
定期的に食料が教団が運んできて、メールで報告をする
という感じらしい
前半は食料がなかなかこないなど
トラブルがあってもそこそこ平和に
生活をしていたが、
島に偶然がたどり着いた人達がトラブルにあったことが
契機となり共同生活の崩壊を加速させていく
そこらへんから、濡れ場もどんどん多くなってくる
「議長」が暴走し、性的なことを要求するなど
暴走したため、最終的に陰茎を嚙みちぎられて
島から追い出されてしまう
そして、「オペレーター」「副議長」の島で
二人だけになった島で
欲望を爆発させる
ラストはカルト宗教の信者が集まり
安住の地へ行くという名の集団自決が始まろうとするが
それを「オペレーター」たちが止めようとし
現実に帰ったところで話が終わる
この映画は自分の見た夢をすべて語り合うということを
修行としており、序盤から夢と現実がごっちゃにある演出がある
そして、ラストになると
もう夢と現実が混じっている状況な感じがして
なにが現実がよくわからないまま終わる
本作はカルト宗教に熱心な信者の生活が
ひたすら続くので、ユニークな作品だがちょっとくどく感じるなと思った
また、本作でのカルト宗教が社会から問題視されているとの
説明があるが、このカルト宗教についての説明がないので
カルト宗教の教義がちょっと分かりにくい感じがある
女優さんの濡れ場目当てなら面白いのかもしれないが
そうでないなら、少し退屈な感じがする作品だと思う
人間の欲望
どんなに浄化して行くとしても、人間の根本的な欲求は解消できないですよね。逆に濃くなるのでは?この作品も後半は性欲が強くなって行きます。北村優衣ちゃんの大胆な演技に脱帽です。
二時間尺の{ロマンポルノ}
{ロマンポルノ}には幾つかのシバリがあった。
平均して10分に一回程度の性行為シーン
上映時間は一時間強
モザイク・ボカシを極力入れない
などで、
加えて複数の女優さんを出演させる、
等もあったかも。
勿論、女優さんの裸やカラミを見るのが第一目的も、
表現やストーリーの面白さ、
時として社会事情を鋭く切り取る視点がある脚本も
その鑑賞理由とはなっていた。
そして、本作、
監督・脚本の『城定秀夫』は{ピンク映画}出身と聞くが、
その出自を十二分に生かした一本に仕上げている。
「カルト」と、そこに隷属する人々を皮相な目で見つつ、
カラミのシーンも煽情的に挟み込む仕上げ。
最初は「R15+」の理由が判らなかったのだが、
観終わってみれば「えっ、これでR18+じゃないの?」と
思わせる過激さ。
勿論、それには主演の『北村優衣』の
文字通りカラダを張った演技も成果もあるのだが。
とは言え、確たる理由も伝えられないまま、
無人島に押し込まれた男二人に女一人の組み合わせでは
何れ事件が起きるのは容易に想像できること。
ましてや、外部との接触は、
定期的な返信も期待できぬメールのみ。
食料や飲料の補給も滞りがちで、
目的を聞かされぬ単調な作業を課せられる閉塞状況下では
ほどなく何かの形で暴走するのは止められない帰結。
なかでも、ヒエラルキーや見えない権威(この場合は教祖の影)を利用し
他人を操るさまは、ギャグっぽく描かれてはいるものの、
底に潜む悪意に思い至る時、うすら寒さを覚える。
そこに男女間の相克と「連合赤軍山岳ベース事件」でも起きた
仲間割れを組み込んだのは良いのだが、
それ以外も含めてエピソードに既視感があり過ぎ。
「オウム真理教」
「ピープルズ・テンプル集団自殺」
「クアラルンプール事件」
等はまるっと同時代の知識も、
原作者の『山本直樹』が、ほぼほぼ同年代なのを勘案すれば、
むべなきことかもしれぬ。
「三大欲求」である「睡眠欲」「食欲」「性欲」がコントロールされた時、
人間はどのようになるのか。
また、人を自在に操りたいのであれば、
それを上手く使うのが一番の手であり、
殆どの「カルト」はそう仕向けるわけだが。
〔星の子(2020年)〕とは真逆の描き方ではあるものの、
視線の先に存在するのは共通にも思える。
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