マイ・ブロークン・マリコのレビュー・感想・評価
全258件中、21~40件目を表示
登場人物皆が痛々しい
自殺した親友の遺骨を毒親から奪って逃げるという強烈なストーリーに独特な空気感。
シイちゃんもマリコも登場人物みんなが痛々しい。共感できるわけではないのにセリフや行動がなんだか刺さるしぎゅっとなった。
子どもの頃からやさぐれてたシイちゃんとメンヘラのマリコ。2人を演じた永野芽郁と奈緒もよかった。奈緒ってなんでこんなにメンヘラ役が上手いんだろう(笑)
永野芽郁が不器用な「おっさん女子」を熱演
本作は親友の訃報を聞き、死んだ親友の為に何かできないか考えた末
彼女の遺骨と共に彼女が行きたがっていた海へと旅をするロードムービー。
姉御肌でガサツな主人公を永野芽郁が演じ、彼女の女優としとの芸の幅の広さが垣間見える作品だ。
思えば本当にめんどくさい親友だったが、いざ居なくなると寂しい。
主人公はふと彼女の愛おしい姿と綺麗な思いでばかりが蘇り、劇中終盤でその想いは頂点に達する。
何も言わずに命を絶った親友を想う気持ちに共感する鑑賞者もいるのではなかろうか?
❇️こんな友達はいらない!同情だけしか無いよ❗️
マイブロークンマリコ
🇯🇵青森県八戸市
ラーメン屋のTVで久しく会っていない友人がバルコニーから転落死したニュースを知る主人公。
小学生時代から父親に虐待され続けられた事を思い出し、衝動的に刺し違える気持ちで、納骨を盗み、海に向かう!
過去を思い出しながら旅をするロードムービー
◉46点。
❇️ そんなに良い作品かなあ?
(こんな友達はいらない!同情だけしか無いよ❗️)
★彡誰も太刀打ちできない二人の関係。
入る隙間もなければ感情移入もしにくかった。
どんだけの二人の関係かは知らないが、本当に二人はお互いを思っていた事になるのでしょうか?
夢を語る二人は本当に深い仲なんでしょうか?
思春期はこんな事誰でも思うかと…⤵️
★彡自分でラストを解釈しましょう。
🟣嫌いな点。
1️⃣虐待にあったとはいえ、マリコの考え方や生き方には共感できない!
★彡自信を持って否定したい‼️💢
後悔❓
冒頭から不思議に思った。
幼馴染のマリコが自分を慕ってくれていて
常々一緒に住めたらいいな、と言っている。
トモヨ自身もマリコを親友と思っていた。
社会人になって住む部屋を見つけ自身の力で
住んでいるのなら、
なぜマリコと住まない、のか⁉️
マリコが居なくなったこと、TVで知るなんて。
そんなに疎遠になっていたのに、
実家に乗り込んで遺骨を奪還するとは
正常な行動とは思えない。
変態の親父なら何でもっと早くに
一緒に住まなかったんだ。
生きているうちに自分の元に連れて来ないと。
遅すぎるよ。
だから、トモヨがマリコの遺骨を持って行き先定めず
彷徨しても何も感じない。
永野芽郁さん、好きな俳優だけど、
本作のトモヨのキャラと合わない感じがした。
熱演すればするほど乖離していく印象だった。
永野芽郁の演技力
毒親の元から遺骨を奪い取るシーンや、不貞腐れた感じでタバコを吸うシーン等々、きっと自身とはギャップのある設定だったんだろうけど、大変よくできました💮
旅先で出会った釣り人マキオ、窪田正孝もとてもピッタリ。親切な人に出会えてシイちゃんは助かりました。あの歯ブラシは新しいのだよね?まさかマキオが使ってたやつ?そんなことないよね、なんてどうでもいいこと気になった。最後駅弁を渡して、シイちゃんが座った途端食べ始めてマキオが驚いてた場面がおかしかった。
マリコの毒親の後妻さんがとても良い人で、マリコの遺書であろう手紙を渡してくれて読むシイちゃん。なんて書いてあったんだろう、気になるところ。
評価がそんな良くないのは分かるけど私は好き
原作を1度だけ読んで面白かったな〜と単純に思って、何となく記憶に残っていたので映画鑑賞させて頂きました!ゆるーくゆるーく観るには本当に最高の映画ですね。
永野芽郁ちゃんの新たな一面を見れることですし、個人的に尺が短く原作を読んでいない人からしたら、少し物足りない印象を受けるような映画なのは確かだなとは思います。
壊れちゃった女の子、思春期に壊れちゃった家庭の女の子との付き合いっていうのはある人に取ったらとてつもなく心にグッと来る作品ではあります。
女の子同士って何だかんだ近いようで遠いんですよね、浅いことしか言えないですけど。男がいたら連絡がこなくなる等ね。女性なら何となく何でこんな男とまた会っちゃうの?なんで?なんて事の繰り返し。それも会っちゃうのも分かるんですが。
個人的に漫画を読んでいて、再婚相手のお母さんがお父さんを責め立てるシーン?叱責のほうが正しいのか、あの漫画を見ていて本当に記憶に残る、救われたシーンだったので映画の中で出ていて嬉しかったです。
浅〜い感想しか言えませんが、永野芽郁ちゃんにいろんな映画出てほしい!そんな気持ちになりました!
永野芽郁の代表作になる
どちらかというと、朝ドラのあのイメージの女優さんが、ここまでの役を演じ切るとは驚きだった。
タバコを吸う仕草や上司に悪態ついちゃうところなど、驚きの連続。
圧巻だってのは、虐待の父親から骨を奪う場面だ。
純粋に本当にマリコを大事に守ってきたんだなと心が震えた。親友という言葉では語れない絆が2人にあった。
海を見せに連れて行く。思い出の中のマリコとの会話。
奈緒演じるこのマリコがまた本当に哀しくて可愛いのだ。
与えられた環境でどう生きるのか、マリコのために日常に戻っていった。2人で生きていくんだろうな。
良い映画だった。
いつもながらのあざとさ
自殺、ブラック企業、毒親からの虐待、彼氏からのDV。
現代的病弊をならべたあざと日本映画。
マリコ(奈緒)が自死したというテレビ報道を見た幼馴染みのシイノトモヨ(永野芽郁)。
回想をまじえながら、ふたりの交流をさかのぼる。
マリコはトモヨをシイちゃんと呼び姉のように慕ってきたが、父親から虐待をうけ、彼氏からはDVに遭い、次第にメンタルが崩壊していく。
マリコは幼少期からずっと虐待されつづけ、その結果、虐げられている状態に自分らしさを見いだすようなマゾ体質になってしまったのだろう。
原作を読んでいないのでわからないが、映画を見た感じではそれがマイブロークンマリコの故由になっている──と思われた。
シイノトモヨはいつもタバコを吸っているラフ&タフな女の設定だが肌つるつるの永野芽郁はヤカラな気配も態度もまったく似合わず、それは逆に妙でよかった。
リアリティがまるでないむいたばかりのゆで卵みたいな永野芽郁はいい絵だった。
が、マリコの可哀想な境遇がしつこく描写されていつもの日本映画になった。
かよわいマリコ、悪いやつ、憤るトモヨ。善悪が単純構成され、マキオ(窪田正孝)はスナフキン的な達観者として配置される。
こういったキャラクター位相は凡百の日本映画を踏襲している。
おまえら(日本映画)いつもそうだよな。
原作は漫画で話題になったものだそうだ。
読んでないのでそこに異論はない。
ただ漫画と映画はちがう。
単純な悪者vs被害者にすると日本映画になる。
たとえば先日見たShe Saidに出てくるLisaBloomは女性の権利を守る係争戦歴をもつ弁護士だが、ワインスタイン側に立脚してかれに多くの助言をしている。
告発者で真っ先に出てくる女優ローズマッゴーワンはよく出回っている画像のなかでマリリンマンソンのかたわらで裸同然の網ドレスを着ている人物である。しばしば男からセクハラに遭う一方、失言が多くゴシップ誌の常連でもある。日本で言うならチョリースみたいな問題児である。
言いたいのはこういったハラスメントの趨勢が、かわいそうな弱者とわるい強者で構成されていると思ってしまう感情的な人は物事を見誤りやすいということ。
日本でMeTooを牽引した女性ジャーナリストの事件が10対0のシンプルな話だったとは思わない。Colabo問題もそうだ。弱者が正義とは限らないし、単純に構成されている事案は少ないと見るべきだ。
ならば、映画の中の人間も単純化すべきじゃない。
かよわい女が悪いやつにいじめられる描写は情弱相手の商売はできても日本映画枠を抜け出すことはできない。
情弱とは情報を持たない人ではなく信じやすく感化されやすい人のことであり、情弱を信じさせるのはストーリーテリングとビジュアルだと言われている。したがって情弱には「女の子が泣いている=可哀想=正義」の式が成り立つ。
あなたが映画をたくさん見ているなら、何かや誰かを盲信してしまわないことをリテラシーというのだ。(と思う。)
話が薄すぎる、故に叫びも非行も腰を抜かす
2022年劇場鑑賞74本目 凡作 45点
2022年ワーストに近い作品
正直な感想としてなぜこの程度のテーマや規模をこの役者人と上映規模で公開したか理解できない。
まず薄すぎて何も没入できないし、セリフとシナリオが薄い。これに尽きます
最後どうなったのか気になります。
親友のマリコが亡くなったことを知ったシイノ。
シイノはマリコの遺骨を奪って、マリコが行きたがっていた海に行くことにした。
行く途中でマリコとの思いでを振り返っていた。
マリコが亡くなってしまって生きていくのがつらくなったが何とか生きていこうとしているという内容だった。
最後のシーンがとても気になりますね。
どんなことだったのかなと思います。
永野芽郁さんの演技が新鮮でした。
今までのイメージとかけ離れていたので。
まぁまぁな内容
永野芽郁ちゃんが出てるからもってるようなもの。
役者陣は素晴らしいと思います。
早送りしてみたくなる内容。
他のレビューでもあるように、
映画の設定、テーマは面白い。しかし、膨らみがない。
それに尽きるなと。
Amazonプライムで見たから良いけど、映画館で見るほどのものではないな。
映画最高!
永野芽郁を好きな人が見る映画。
原作未読にて。
永野芽郁の本性の姿は知らんが、
テレビで見る可愛らしいイメージを
払拭する”擦れた女性”の演技を
見るための映画です。
それ以上でもそれ以下でもないです。
登場人物は、しぃちゃんとマリコの
ほぼ二人。
で、マリコの自殺から物語が始まるので、
過去のシーン以外は基本的に
しぃちゃんの妄想と、
一人芝居。
”映画的に”論ずるならば、
親友を亡くした心理描写は
台詞や空想で描くのではなく、
ちゃんと映像と演技で見せてほしい。
それを全て台詞と回想シーンでつなぎ、
永野芽郁の迫力演技でアクセントをつけようと
するから、迫力演技すればするほど
なんか冷めてしまう。
でも”永野芽郁映画”として論ずるならば
これで正解なのだ。
”映画ファン”の私としては、
当然前者の解釈になってしまう。
で、問題のラストシーン。
退屈な日常に戻ってしまって、
帰宅するとドアに紙袋がぶら下がっている。
中にはパンプスとマリコの義母からの手紙。
「どんだけいい人なんだよ」の台詞。
いつものように煙草を吸おうとすると、
ハラリと落ちる手紙「しぃちゃんへ」の文字。
ドキドキしながら手紙を開く。
嬉しさと楽しさと悲しさと悔しさが
入り混じった感情。
それをセリフなしの表情だけで
演技する永野芽郁!
すごく映画的で、魂のこもった演技でした。
冒頭から”永野芽郁映画”を続けてきた
全てが伏線で、このラスト数分の”映画”との
対比として作っていたのだとしたら!
そんなわけないか…。
アタシとマリコは生きていく
シイノとマリコ。
二人は大親友。
性格も口調も姉御肌なシイノに対し、マリコはピュア。真逆の方が上手くいく。(例えば、黒澤明と本多猪四郎)
他愛ない話をして、夢を語り合って、悩みも打ち明けて。
学生時代から一緒。これからも。いつか一緒に暮らして、おばちゃんになっても。
ずっと、ずっと。
そんなマリコがある日突然、死んだ。
マリコは父親から虐待を受けていた。
ある時付き合っていた彼氏からも暴力を受けていた。
シイノはその都度力にはなっていたが…。
マリコはアパートから飛び降り自殺。ニュースでそれを知って絶句。
自分は親友を助けてあげる事が出来なかった。
そんな亡き親友の為に、今、自分は何が出来るのか…?
いつか話していた二人で海に行く。
シイノはマリコの遺骨を奪い、親友と最後の旅に出る…。
アパートに乗り込んで両親から遺骨を奪う。
仕事も放っぽり出して。
やってる事はムチャクチャだが、根底にあるのは女二人の美しく、感動的な友情。
…そんな綺麗事だけじゃない。
“親友”と言ったが、確かにそうではあるが、それ以上のものを感じる。もっと濃密な。
一見シイノがマリコを支えているようだが、シイノ自身もマリコに支えられているような気がする。
マリコがシイノに助けられているようだが、マリコもシイノを助けているような気がする。
お互い相手に依存しているようであり、本当に自分にとって、居なくてはならない存在。
自分の一部。身体の一部。心の一部。一心同体のような。
だからこそ見えてくる、明るくてキャピキャピキラキラだけじゃない関係性。
シイちゃんの子供になりたい。
シイちゃんに恋人が出来たら死ぬから。
そのくせ、自分は恋人を作る。
自由奔放、天真爛漫とは違う。何処か“壊れている”マリコ。
シイノの目の前でリストカット。何か無い日なんて無い。
その恋人から暴力。フライパンを振り回してまで守るシイノ。が、会いたいと言われ、会いに行くマリコ。腕を骨折…。
激昂するシイノ。バカじゃないの! ぶっ壊れてるんじゃないの!?
そうだよ。ぶっ壊れてるの。何処から直したらいいか分からない。
父親からは虐待だけじゃなく、性的強要も。
誘った私が悪い。
ピュアだが、儚げで、今にも壊れそう。いや、壊れている。
そんなマリコを、時々面倒臭く思うシイノ。
どんなに仲良くても、相手を煩わしく思ったりする事もある。
相手を本気で思うからこそ、苛立ち、キツくなったりする。
綺麗事だけじゃない、リアルで生々しい感情のぶつかり合い。
だからこそ、胸に迫る。
永野芽郁と奈緒が体現。いや、シイノとマリコとして、そこに存在。
永野芽郁は新境地。キュートなイメージを捨て、足をおっ広げて煙草を吸い、啖呵も切るやさぐれ感。その雰囲気や佇まいにカッコよさすら感じる。
奈緒の今にも壊れそうで、危うくて、繊細で複雑な演技は絶品。ちょっと恐ろしさすら感じたほど。
永野芽郁は普段は煙草を吸わないらしいが、役の為に吸えるよう練習。奈緒も劇中で読まれた手紙は数通だったが、読まれなかった手紙も自分で書く意気込み。
NHKの朝ドラで共演して以来、プライベートでも仲良しという二人。再共演も願っていた。
役作りも役へののめり込みも、やり取りもお互い思い合う様も、ただ演じただけじゃない。本物の感情のようだ。
他キャストはそんなに多くないが、窪田正孝が好演。
ひったくりにバッグを盗まれてしまったシイノの前に、たまたま通りすがった青年。遺骨の番してくれたり、お金を恵んでくれたり、歯みがきを差し入れたりと親切。
「ここ、死ねないんですよ」と、何が訳ありの過去。
「もう居ない人と会うにはあなた自身が生きていかなければならないんでしょうか。あなたの中の大事な思い出とあなた自身を大切にして下さい」…別れ際の彼のこの台詞が素敵だ。
尺は90分弱。その中に、インパクトあるストーリーやメッセージ、テーマ。名作コミックを巧みに映像化。
ハートフルでコミカルな中にシビアさや感動も。
硬軟併せ持ったタナダユキの演出。
思い立った旅の果てに、アタシはマリコの心に辿り着けたのか。何かしてあげられたのか。
またいつもの生活に戻る。クソみたいな会社、つまらない人生。
もうマリコは居ない。その喪失は深すぎる。
ねぇ、アタシはどうすればいいの…?
迷いそうになった時、思い出す。今もまた、手紙を読んでこみ上げてくる。
ずっと忘れないこの気持ち。
アタシが生き続けていく限り、マリコもアタシの中で生き続けていく。
あの頃も、今も、アタシとマリコは一緒。
一緒ならば、きっと生きていける。
歪が故にかたく結ばれたふたりの弔い物語
「もういない人に会うには
自分が生きてるしか
ないんじゃないでしょうか。
あなたの思い出の中の大事な人と
あなた自身を大事にしてください」
マキオのこのセリフがこの作品からの
メッセージだと受け取りました。
だって、後を追っても会えるかわからない。
でも、自分が生きている限りは
記憶の中で会うことができるんだから。
ならば、ともに生きよう。
エンディングにかかる主題歌の「生きのばし」は
まるでシィちゃんが歌っているようで
非常に良かった。
ぜったいあるに決まってんだけど、
マリコからシィちゃんへの手紙、
やっぱりちゃんとあってくれて良かったな…
(かわいらしい役が多い永野芽郁ちゃんのやさぐれがじつに良い。「僕たちがやりました」では幼馴染高校生役だった窪田くんと、世間に疲れ切った大人同士で共演というのもまたコントラストがすごくて面白かった)
「大丈夫に見える?」 「大丈夫に見えますよ」
「大丈夫に見える?」
「大丈夫に見えますよ」
この言葉が良かったです。
原作未読です。
余計な要素を省いていて、キャラクターも最低限、尺も短めなところが好感度◎
友人を自殺で亡くしたときの、ふがいない自分への憤り、呵責は、相当なものです。(経験者。)最後の手紙がシイノを救ったのでしょう。救いのある終わり方で良かったです。マリコちゃん、安らかに…。
何とも心地良いロードムービー
亡き親友と旅するロードムービー。
こうゆう匂い、すごい好きなんですよ。
あと今までイメージになかった永野芽郁が見れたのも良かったです。
主題歌がピーズなのも個人的に好き。
自分的には共依存というよりも、相棒って感じでした。
何とも心地良いロードムービーでした。
自分の弱さをなすりつけられた彼女とその人に寄り添う人の物語
幼少期に受けた虐待
全て自分が悪いと思ってしまう
親からお前が悪いと、自分のせいにされて
彼氏からもお前が悪いと言われて
全て私が悪いんだと思ってしまう
結果、友達には理解不能な行動をとってしまう
悪循環からどうやったら抜け出せるのか
このような状態に陥るといい人に出会うことも難しくなってくる
みんな、自分の弱さを、自分より弱い人になすりつけて、傷つけていく
彼女はその被害者
ただ、彼女には唯一、信頼できる友達がいた
辛い目に遭っている彼女にとって、唯一実感できることが、その友達がいるということ
友達の存在は大きい
死にかけている人をどうやって助けるべきなのか、
考えさせられる映画だった
可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、 この映画の中では常にタバコを吸っていて、 破天荒で乱暴な言動が意外だった。ラストシーンはちょっと泣ける。
動画配信で映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見た。
劇場公開日:2022年9月30日
2022年製作/85分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ、KADOKAWA
永野芽郁
奈緒(本田なお)
窪田正孝
尾美としのり
吉田羊
タナダユキ監督作品は
ロマンス(2015)
ロマンスドール(2020)
百万円と苦虫女(2008)
を見たことがある。
シイノ(永野芽郁)はブラック企業で働いている。
お昼に中華料理屋での食事中、
店のテレビで見ていたニュースで親友マリコ(奈緒)の自死を知った。
マリコは幼少期から父親から肉体的、性的虐待を受けていた。
マリコが不幸過ぎて不憫だった。
そのことをシイノは知っていた。
マリコの実家を訪ねたシイノ。
マリコの遺骨の前に座り込んでいる父親(尾美としのり)
から遺骨を奪い、
窓から飛び降りて裸足で逃げ去った。
友達の遺骨をどうするのよ?
と思ったが、
とにかくそうしたかったんだと思う。
遺骨を抱えたシイノはマリコが
「海に行きたい」と言っていたのを思い出す。
列車とバスで海へ向かう。
そこで事件が起こる。
何このアクシデント?
と思った。
予想外過ぎる。
途方に暮れるシイノだが、
通りかかった青年(窪田正孝)に助けられる。
窪田正孝がいい人過ぎるだろと思った。
可愛くて優等生のイメージの永野芽郁だが、
この映画の中では常にタバコを吸っていて、
破天荒で乱暴な言動が意外だった。
ラストシーンはちょっと泣ける。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
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