クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男

劇場公開日:

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男

解説

1990年代のブリットポップ・ムーブメントを牽引したイギリスの音楽レーベル、クリエイション・レコーズの創設者アラン・マッギーの波瀾万丈な人生を映画化。

スコットランド生まれのアランはロックスターを夢見ていたが、保守的な父親と衝突してばかりいた。ついに故郷を飛び出しロンドンで暮らし始めた彼は、仲間と共にクリエイション・レコーズを設立。トラブル続きのレーベル運営の中でアランは宣伝の才能を開花させ、次々と人気バンドを輩出する。その一方で、彼はレーベル運営のプレッシャーや家庭問題によって精神的に追い詰められていく。

「トレインスポッティング」の監督ダニー・ボイルが製作総指揮を手がけ、同作の原作者アービン・ウェルシュが脚本、同作に出演したユエン・ブレムナーが主演を務めた。監督は、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」などの俳優ニック・モラン。

2021年製作/110分/PG12/イギリス
原題:Creation Stories
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2022年10月21日

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(C)2020 CREATION STORIES LTD ALL RIGHTS RESERVED

映画レビュー

3.5【”ポップカルチャーは死なない!”トレインスポッティング、クリエイション・レコーズ創設者アラン・マッギーバージョン。90年代ブリット・ポップを愛する男には沁みる作品。名バンドテンコ盛り作品でもある。】

2024年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

ー 今作は、アラン・マッギーを「トレインスポッティング」のジャンキー、スパッドを演じたユエン・ブレムナーが演じた点が奏功していると思う。
  彼が、セックス・ピストルズに憧れ、バンドを結成するも才能の無さに気付き、新人アーティストを多数見出す”目“と”耳“と”感性”を思ったいたが故に、ジーザス&メリーチェイン、プライマル・スクリーム、マイ・ブラッディ・バレンタイン、そしてオアシスを見出し大スターにしていく中、彼自身が徐々に疲弊し、ドラッグと酒に溺れていく過程を見事に演じているからである。-

◆感想

・今作では、「オアシス」の”ワンダー・ウォール”と、少しだけ「マイ・ブラッディ・バレンタイン」の”ラヴレス”「ジーザス&メリーチェイン」の”サイコ・キャンディ”などが流れるがそれだけで嬉しい。
 更に、当時のファッションやカルチャーも盛り込み、ブリットポップが生まれていった舞台裏をも楽しめる。

・映画のトーンも、当時のハイハイハイなナイトクラブシーンや、その中でアラン・マッギーが反骨精神で自分の遣りたいことを貫き、当時破竹の勢いだった「クリエーション・レコーズ」を創設する中、破天荒な生活により、ドラッグと酒に溺れていく過程を「トレイン・スポッティング」の監督、ダニー・ボイルが制作総指揮を手掛け、見事に描いている。

<白眉は、彼がラスト近くTVのインタビューで、自分が行って来た音楽活動が、如何にイギリスの(当時の)腐敗した政治に対し若者達の怒りを掻き立てて来たか、如何に政治的影響を発信していたかを涙を浮かべながら熱く語るシーンである。
 だが、我に返った彼はそれを自らカットさせ、普通のインタビューに応じて行くのである。
 今作は、90年代のブリット・ポップを愛する者には懐かしいし、(「マイ・ブラッディ・バレンタイン」等は、今でも車内で大音量で聞いている。)「トレイン・スポッティング」の作風が好きな方にも響く作品ではないかなと思った作品である。>

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NOBU

4.0雰囲気味わえて楽しい

2023年8月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 この頃はBTSとかYOASOBIとかバカ売れしてる音楽を普段から好んで聴いているから世間一般で流行っている音楽もイイんだろうな、などと何となく思ってたけど、先日何気なくテレビから流れてたミュージックステーション特番見てたら、出てくる音楽のあまりのダサさにやっぱり無理!という気分になった。いや、どこの国だって色んな趣味嗜好の音楽シーンがあるんだろうけど、アラン・マッギーの伝記映画とか見ちゃうと、やっぱりホントにポップミュージックそのものを好きな連中が作ったシーンが映画になるぐらい拡がっている国が羨ましくはなってはしまうよ。
 というわけでこの映画、そんな羨ましいシーンが拡大していく様をポップにテンポよく描いていて、かなり楽しかった。ジザメリもプライマルもマイブラもそれぞれ映画に出来るぐらいの濃いバンドばかりなので、この映画の登場シーンでは物足りなさは当然あるが、伝説的なマイブラのスタジオ籠りなど、なんとなくミュージシャンのこだわりの武勇伝的な雰囲気で捉えていたものが、レーベル側から見たらケヴィン・シールズの所業はホント最悪だなという新たな発見(?)があったりして面白かった。
 あと短いながら強烈だったのはトニー・ブレアのパーティに登場するジミー・サヴィルで、ここで彼の漂わせる醜悪さがなかなか凄くて気持ち悪い。ジミー・サヴィルは芸能界の重鎮だが死後に未成年者への性的虐待などが明るみに出た人物で、ジャニー喜多川みたいなやつ。この映画の時間軸では芸能界、メディアがこぞって彼を庇護していて、映画でも言及されているようにジョン・ライドンのような告発者もいたが、握りつぶされていた。しかし日本と違うのは現在ではちゃんと断罪されて、メディアも誤りを認めていること。この映画でトニー・ブレアと並んで彼を登場させたのは、パンクの精神で音楽の世界に入ったアラン・マッギーが成功した先に見てしまった、ポップシーンを利用だけしようとする政治家や、政治的な利益に寄生した芸能界の象徴とするためだろう。こういうファクターを入れ込んでくるあたりも、映画に反骨のインディレーベル魂を与えていて、作品に相応しかった。もっともここらへんはアーヴィン・ウェルシュの意向が前面に出てるらしいが。
 電車に乗り遅れることでオアシスと運命的に出会うなど、そんなアーヴィン・ウェルシュの創作部分も物語のスパイスとした良い塩梅だし、エクスタシー流行下の狂騒の雰囲気や、レーベル初期のパンクな雰囲気も映像で表現されているなど、アラン・マッギーの映画として楽しむのに申し分なかった。まあ、クリエイションレコードの映画としては、ボビー・ギレスピーをもっとフューチャーしても良いのでは?とは思ったけど。

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yudutarou

4.5アラン大好き。

2023年7月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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胃袋

3.5バンドの面々にテンションあがる

2022年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いきなりPrimal ScreamのRocksで映画が始まる。
椅子から立ち上がってしまいそうなほどテンション上がった。

なぜかポスターにはMy Blooday Valentineの名前が無いけれど、
まさか出てこないはずがないよねと期待大で映画館へ足を運んだ。
大丈夫だった、期待はまったく裏切られなかった。

いろんな偶然が重なって、Creation Recordsとバンドたちの出会いがあったんだなとわかるストーリー描写で楽しめた。

途中まで、はちゃめちゃなアランの人生録のような感じなのだけど、
最後はなんかほっこりハートウォーミング感さえ漂う感じで、
映画らしい構成だな。と思った。

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asami
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