劇場公開日 2023年6月2日

渇水のレビュー・感想・評価

全136件中、81~100件目を表示

4.0姉妹の好演が光る。

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

生きとし生けるすべてのものにとって最も大切なもの。それは「水」ライフラインの最後の砦である水を止めるということは即ち命に直結する。日照り続きの乾いた街で水道料金滞納者に対し粛々と停水を執行する水道局員たち。

自らの生い立ちや現在の家庭に問題を抱える表情まで乾ききった掴み所のない水道局員の岩切。岩切が出会うネグレクトにより2人だけで生きる幼い姉妹。全て分かっている姉と純粋な妹。まるで現代の清太と節子のようです。岩切が起こした真夏の暴挙。恵みの雨がもたらすものが希望でありますように。そう信じたいラストだった。

16ミリフィルムで撮影された本作。ザラザラとした質感がテーマによくマッチしていた。いろんな方が出演してますがせっかくの門脇麦なので、姉妹と母のストーリーをもっと見たかったかな。

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はるたろう

4.0渇いた心を潤すものは何なのか。

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

初日舞台挨拶の回を鑑賞。
16mmフィルムでの撮影とのことで、設定は令和ながらも昭和の映画を観ているような感覚に陥る。それがジリジリとした暑さを感じさせ、渇いた街や人を上手く表していた。

長期滞納者の水道を止める業務を行う水道局員と、水道を止められた姉妹。
人形のように感情のない目をした先輩生田と、人間味ある後輩磯村のコンビが良い。
姉妹役の2人は芝居が凄く上手いというわけではないのだか、作り込みすぎていない感じで、長女の表情や目力には惹きつけられる。

大きな事件が起きたり、どんでん返しがあったり、感動的な出来事がある映画ではありません。
でも、小さなことでも自分が行動を起こすことで、たとえ問題が解決しなくても、もしかしたら何かが変わったり、誰かが救われることがあるのかもしれない。
そう思わせてくれる作品でした。

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なごん

4.5共感しました

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

 原作とは、まったく違うエンディングに唖然とするとともに、ホッとしました。原作と同じエンディングでは、おそらく観ることはなかったでしょう。
 貧困や育児放棄、格差といった社会問題を、真正面から取り上げた秀作と思います。こうした問題を意識し、考えるよすがになる作品と思いました。
 また、個人的なことですが、私もそれなりに貧しい家庭で育ったため、2人の子供の苦しみが、我が事のように思えました。
 子供役はとても印象に残りました。今後のこの子らの活躍を祈りたいと思います。
 マイナス点は、主人公が煙草を吸い過ぎです。私はまったく吸いませんので、不愉快でした。

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negi

4.5河林満さんを思い出させてくれる秀作!

2023年6月5日
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渇水というテーマですから、太陽がギラギラ輝いているものと想像していましたが、画面はとても穏やかで色彩が抑えられていたのが、独特の雰囲気を醸し出しておりました。映像では出演者の顔のアップがとても多く、表情で心の渇きを表現しようという試みが切々と伝わってくるようでした。河林満の作品は、30年前に上梓されたものですが、立川市の市役所時代の経験が下敷きになっているとはいえ、令和の時代でも、観るものに訴えかけてくるものは、ほとんど違和感がないストーリー展開です。貧困、家庭不和、不幸の連鎖、理不尽な仕事の執行は、今だに常に私たちを取り巻いています。それは、人間が生きて行く上で、避けて通れない事象なのでしょう。この作品では生田斗真が、理不尽に水道代を払えない人たちの「停水執行」を、極めて事務的に行う中で、多くの人々の罵詈雑言、悪口、暴力を受けることによって、どんどんと病んでいきます。また、自らの家族の不和、育児放棄された姉妹の苦悩などが積み重なり、ついにストレスが爆発します。その小さな反乱は、姉妹の「大人や社会が大嫌い!」の言葉が引き金となりますが、姉妹の社会に対する不満と生田斗真の不満が、化学反応を起こしたようなものでした。小さなテロは、あっけなく終焉しますが、その時になんと日照り続きの大地に雨が降ってくるのです。それは渇水が満たされていく吉兆のような展開でした。このシーンが一番の見どころなのかもしれません。そして、やがて姉妹も生田斗真も希望の未来へ走り出します。不幸に見えることも、必ず温かい春が来るということを示唆しているようで、穏やかな感動に包まれました。

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三輪

5.0早く見に行って下さい

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

何故か上映される劇場が少ない、しかし見に行きました。姉妹泣けますね、特にお姉ちゃん抱きしめたくなります。生田斗真君は今回リアルに共感できたし、磯村君は可愛いし売れっ子なはず。見に行く映画全て出てますもんね、応援してます。物価は上がっても給料上がらず、うさばらしに公園の水ぶちまける気持ち解ります。是非とも早く見に行って下さい。

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岐阜じん

2.5プール、水、鉄と火、タバコ、そして、雨、の匂いがします。

2023年6月5日
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前知識無しで、泣けるのかと思って。
 色んなところで、クスっと、してしまって、前の席の方が冷めたかもしれない。ゴメンなさい。

設定が良かったと思う。水道局員が業務に関しての葛藤と非常識な市民。淡々とこなそうとする生田斗真さん。
でもタガが外れて、テロ?行為。

ちょい役で出てくるタレントに気付いて微笑した。

印象的なシーンをもっと激しく表現して欲しかった。
 森の中での滝、ひまわり畑、虹のシーンも美しい虹があれば、女の子が描いた虹の絵も印象的になったのかな。
 大人が子供がこう書くだろうと思って、描いた絵に引いた。

松村邦洋さんを探してください(W)

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askmt

1.0勘違い映画

2023年6月5日
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最近は是枝映画の影響からか、貧困や虐待など社会問題を無理やり映画化する傾向があるがとても危険。そこには嘘と間違ったメッセージが盛り込まれる。この作品は大袈裟で臭い典型的な勘違い映画。可哀想な子供と反逆する訳ありヒーローの物語という昔ながらのワンパターン描写でメッセージ性がまったく感じられない。社会問題を題材にしてるわりにリアリティーゼロだから始末が悪い。制作者の自己満足映画に日本映画界の危機感を感じる。

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ゆう

3.0謎が多過ぎて良く解らない映画。 本年度ベスト級。

2023年6月5日
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ぶっちゃけ全く心に響かず。
多分、登場人物の心を「渇水」に比喩させた感じの作品だったけど満足度は低め。

役所に勤める生田斗真さん演じる岩切。
水道料金未納な家を周り、料金の催促や停水を行う展開。
未納の家の人達が皆逆ギレするワンパターンな展開に飽きる(笑)

お目当てだった門脇麦さんは謎多き母。
何かあるかと推測するも、知らないうちにフェードアウト?
お化粧姿は綺麗だったけど、もう少し彼女のストーリーを加えて欲しかった感じ。
彼女の2人の子供達は頑張って演技していたと思います。
特に長女の表情は良かった。
でも、その姉妹の結末も何だか微妙な感じだった印象。

女房、子供と別居中の岩切。
終始、笑顔が無くまさに心が渇水状態。
その流れを変えようとする行動も何だかショボい。

ラストの電話もどうしてそうなったのかも良く解らず。
流れを変えた行動がそうさせたのかとも思えず呆気ないラスト。

自分は水の匂いがするのか?
気になります( ´∀`)

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イゲ

4.0水分では補えない、心の渇きを潤すのはなに?

2023年6月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

難しい

幸せ

その年の関東地方はまさに異常気象。
降雨の無い日が延々と続くことによる水不足で
給水制限が発令される自治体が続出。

なかでも群馬県前橋市は
ただでさえ最高気温が高い地域。
市営プールは閉鎖となり
公園の噴水も止められ、
市民の不満はいやがおうでも高まるばかりで、
その憤懣は至る所に波及する。

市の水道局に務める『岩切(生田斗真)』は
『木田(磯村勇斗)』とペアを組み
水道料金の未納世帯を訪れ督促をするのが業務。

四ヶ月の滞納で「停水執行」となり、
水道を止めなくてはいけない。

はなから払う気のない
鼻もちならい住人も居る一方で
困窮家庭では他の公共料金も払えぬケースもアリで
その行く先々では様々な葛藤が生まれる。

しかし、そうした相手にも丁寧に応対し頭を下げる業務に、
心身をすり減らす職員も出て来るのが実態。

そんなおり、二人は育児放棄を受けている幼い姉妹に出会い、
業務の範囲を超えた救いの手を差し伸べる。

『岩切』自身も妻子とは別居状態になっており
表向きの態度とは異なり、心の中はささくれ立っていたのかもしれない。

そうした乾いた胸の中にぽつんと落ちた水滴のように
主人公の内面に次第に変化が訪れる。

からからに乾燥した空気と
『岩切』の満たされない心の内を「渇き」と表現。

彼自身も、親からはあまり良くない扱いを受けた幼少期の体験があり、
自分の子供にどう向き合って良いのかの戸惑いが。

姉妹の存在は、そうした思いを変える潤いとなりはするのだが・・・・。

最後はある種の大団円へと繋がるものの、
その過程で主人公が取った行動は唐突に過ぎ納得感は皆無。

加えてそれへの褒美のようにもたらされる結果にも
前触れも連続性もなく、結末を急ぐための流れのようで釈然としない。

もうちょっと上手い落としどころを見せてくれないと、
人間ドラマとしてのカタルシスは得難いのではないか。

幼い姉妹を演じた『山﨑七海』と『柚穂』が
出来過ぎなほどの演技。

なまじ周囲の大人が芸達者で固められているだけに、
第二の主人公とでも言うべき二人の成否の作品への影響は大。

これを引き出した監督の『髙橋正弥』は
多くの作品で助監督を務めており
その成果が花開いたとの感想。

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ジュン一

3.5尾野真千子、門脇麦出演映画。生田斗真を主演に迎えて送る人間ドラマ。...

2023年6月5日
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尾野真千子、門脇麦出演映画。生田斗真を主演に迎えて送る人間ドラマ。作家・河林満の名編「渇水」を原作に、心の渇きにもがく水道局職員の男が幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く。

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てかる

3.5「水はタダ   ではない。」

2023年6月4日
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悲しい

怪物と渇水どちらにしようか。
渇水のほうが終わるの早そうなのでこちらへ。

前橋市水道局員のお話。

シングルマザーの姉妹が凄くグッとくる•••。
こういうちょい暗 ヒューマン映画が個人的には好み

裏話でガリガリ君のシーンテイク5までいったって言っててw

あなたの心も渇水してませんか?
世の中にはいろいろな人の人間ドラマがあることを改めて知れます。

PG12の部分はどれかな?

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幕張豊砂の弟

4.0からから

2023年6月4日
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出ました、子供が不憫な話。歳を重ねると、もうそれだけで涙腺が緩む。でも、定期的にこういう話を補給することは、精神安定に良いと勝手に思い込んでいる。

本作はある水道局員の話。料金を滞納している家を廻って、支払いが出来なければ水栓を閉めて回るのが仕事だ。とある田舎町で、水不足の真夏日が続く日々。節水が呼びかけられ、プールも閉鎖される酷暑の中で物語が始まる。そんな中で水栓を止めに行く水道局員コンビに、生田斗真と磯村勇斗。トラブりながらも淡々と仕事をこなしていく毎日だが、ある日、母子家庭として暮らす母親(門脇麦)とその娘の二人姉妹に出会うことから、物語が展開していく。姉妹の物語と、水道局員の抱える家族の問題が交互に語られ、やがてドライな現実に耐えられなくなった水道局員は、テロ(?)へと追い詰められていく…のかな。

世の中も干からびていくようで、登場人物がみなギスギスしていく。カラカラで汗も怒りも乾いてしまいそうな空気感を、16mmフィルムで撮られた映像がうまく醸し出していた。
生田斗真が、問題を抱えながら諦観を携えて仕事を淡々とこなす感じが良い。歳を重ねて、少し演技に幅が出てきたように感じた。
全体的にあまりウェットにならないよう、気を使っている感じがしたが、そのためにそれぞれのエピソードがプロジェクト深まらない軽さが少し残念な気もするが、これも制作側の意図だとすれば納得できる範囲か。

設定は少し違うが「フロリダ・プロジェクト」を思い出す。あちらは夢の国のお膝元での母子家庭の貧困に焦点をあてた内容だが、どちらも子供達の天真爛漫さと彼らが置かれた境遇の対比が、モヤモヤした感情を増幅させる。興味ある方是非。

今年の中では、充分面白かった作品でした。

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AMaclean

3.5凄く息苦しくて、ピリピリした映画ですね

2023年6月4日
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容易に変われない人間という生き物の、やるせない心の渇きが、叫びたくなるけど、声にならない様で魅せてくれていたと思います。

生田斗真の無表情で低いテンションが良かった。

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ちゆう

3.5目には潤いがないまま

2023年6月4日
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悲しい

単純

知的

非常に面白いテーマではあったけど、そのテーマを生かしきれていない感じがして勿体なかった。すごくチープで20年前の映画と言われても気付かないくらいの映像と、別に面白くもない水道局員のエピソード。これが痛手過ぎたね。

猛暑日が続き、節水を呼びかける市の方針から、料金を滞納する家庭の水道を止める局員たち。世の中がカラッカラであることが、映像の質の悪さからイマイチ伝わってこなかったのが結構マイナス。雑に水を使っちゃっているし、そのせいで困窮の様子が薄れ、あまり水のありがたみも分からない。夜のシーンが多いのも惜しい。公園の水道からは水滴しか出ず、長時間かけてバケツ一杯にしたのに〜の方が分かりやすくて、刺さったと思うな〜。

生田斗真演じる主人公の男の魅力がほぼゼロに等しい。おかげで彼のエピソードも楽しめないし、ドラマとしても見応えがない。だけど、"もう1人の主人公"を演じた山崎七海が素晴らしい。すごく綺麗な顔立ちをしていたし、彼女の成長物語が面白い。身も心も乾ききった少女が、天真爛漫な妹を抱えながら、どのように生きていくのか。妹の涙を見て「それも水分なんだよ。」と言った、あのセリフはとても印象深い。

白石和彌監督がプロデューサー側に回っているものの、監督特有の人間の毒々しさは全くもってなく、監督のファンだからといって見に行くと肩透かしを食らうかも。だけど、この山崎七海という女優を見るだけでも一見の価値あり。大女優になりそうな予感。ストーリーは淡々と進んでいくけれど、それがこの世の残酷さを表しているようで、割と飽きずに楽しめた。

面白くはあるけど、少し物足りない。
考えさせられる内容だけど、涙は出ない。
でも、後半からの畳み掛けは非常に良かったし、胸に刺さるシーンも多くあったから、結構好きでした。見て悔いなし。ぜひ。

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サプライズ

3.0渇いたココロ。って、そんだけかい?

2023年6月4日
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いやー、コレはダメでしたわ。個人的に全く。学生が撮る映画の脚本みたいで。易いと言うか。捻りが、無さすぎるって言うか。

特別なドラマが必要とまでは思わないけど、もう一人、視点の違う、物語りに深さを与える登場人物が居れば。って思いました。

単館の中間的クオリティーと言う印象でした。

主役の女の子が、「カラスの親指」の時の能年玲奈を彷彿させる場面がチラホラ、ってところは良かったです。

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bloodtrail

3.0雨が降らず、心も渇いてしまったのか

2023年6月4日
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鑑賞方法:映画館

水道料金を滞納する家庭に徴収に回り、最終手段として停水する、
前橋市の水道局員が主人公。
日照りが続き、給水制限が発令され、プールにも入れない姉妹、
その母親は育児放棄、滞納の末、帰ってこなくなる。
そして、その姉妹と主人公は・・・

停水を告げられた人々の様々な反応、払わない人たちの身勝手さ、
それに対し、ただただルールだから、と停水執行
家族ともうまくいかず、離れ離れ
雨も降らず、心も渇いてしまったのか

そんな彼が流れを変える、と言い放ち、取った行動は・・・

というところなんだろうけど、いまいち最後の行動は理解できなかった
心が渇いていたのか、はたまたためていた何かが崩壊したのか
そして、ほんの少しのタイミングのずれで、雨が・・・

主人公の心のうち、切なさはもちろんだが、
幼い姉妹がかわいそうでならなかった
あの母親、ひどすぎでしょ

水の匂いがする男って、どんななんだろ・・・

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あさやん

3.5水は重いもの

2023年6月4日
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悲しい

幸せ

水道料金未払いの家を廻り料金徴収や停水業務にあたる前橋市の水道局員と、水道料金を滞納するシングルマザーの幼い娘たちの話。

4ヵ月も料金を滞納しているにも関わらず水道は止められないとたかをくくる男に始まり、今日は14件とか19件とか、そんなに滞納している人いるんですか?とちょっとびっくり。

まともな仕事をしていない母親の身勝手な言い分と、放置される姉妹の様子は堪らないものがあったし、仕事と割り切りつつも出来る範囲の配慮をみせる主人公の様子はなかなか沁みる。

自分だったら世の中舐めてるガキのヤツは拾わないで停水するだろうけどw

主人公の家族事情の件はちょっと長かったかな~感じたし、朝から変な顔の日の水だけの話しならそれでも良いけれど…というちょっと突拍子もない件はや娘のリアクションに違和感があったけれど、なかなか哀しく優しく内容の割に重苦しさもなくとても良い作品だった。

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Bacchus

4.5身体かゆくなってきた

2023年6月4日
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2023年劇場鑑賞128本目。
水道料金滞納している家庭を回って停水していく水道局員の話。リサーチして映画化しているとしたら、毎日20軒弱の家が停水されているみたいです。
しかし電気とガスは昔なかったから止められても死にはしない(まぁ夏と冬はエアコン無いと死ぬかもしれませんが)かもですが、水を止められたために亡くなる方いないんでしょうか。人間3日水分取らないと死ぬと言いますし。

色々なケースがある中、幼い子供二人だけの家がクローズアップされます。大人でもやむを得ない事情であっという間にホームレスになることもありますが(夜明けまでバス停でという映画もありました)、自分で働くこともできないネグレクトからくる子供の貧困は本当に観ていて辛かったです。風呂なんか絶対何日も入っていない二人を見ていると観ている間中身体がかゆくなってきて、家に帰って風呂に入るまでずっとかゆかったです。それくらい没入できる映画でした

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ガゾーサ

3.5既視感

2023年6月4日
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鑑賞方法:映画館

何年前?誰も知らないを観たのは。
ストーリーに違いはあるけど、子供だけで健気に生活する姿、無責任な大人達の姿に既視感。
現実でも映画でも、先にいなくなった父親は出てこないのに、後から出ていく母親は悪者に。勿論、信じられない行動なんだけど、女性だけ責めるのは何か違うと思うけど。
生田斗真って、こんな普通のおじさんの役もできるのね。
それにしても、家族のことを思うなら、今すぐ禁煙。
小説の方が面白いのかな、読んでみようかな。

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みさこ

4.0水に匂いってあったっけ?

2023年6月4日
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予告編から想像していた以上に泣けた。最初のプールのシーンでこの楽しそうな姉妹が貧乏で苦労してると確信して早くもウルッ。そんな家族の元に現れた水道局員の岩切と木田。料金払わない奴らの水道を止めるのが仕事だ。もしかして群馬の前橋市では本当に水道料金払わない奴が沢山いるんじゃないか?太陽も空気も無料だけど水は有料って何度も話題になってたけど、雨水は無料だよ。そして現れる酷い母親、まさか門脇麦ちゃんがこんな役やるなんてビックリした。生田斗真演じる主人公の岩切も家族の問題を抱えながら働いている。とても優しい感じの奴なんだけど、奥さんからすると家族失格で息子と家を出て帰ってこない。岩切と姉妹の立場のおかげでずっとウルウルしてしまった。磯村勇斗演じる岩切の同僚の木田がとてもいい奴で、幸せそうで気持ち良かった。チラッと笑えるシーンもあったが、基本は最初から最後までウルウルしてました。特に最後はポロッ。
この話少子化問題を考えるのにとても良いと思います。個人的には子育て支援金なんて子作り援助になるとは思えません。

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涼介