劇場公開日 2022年1月14日

  • 予告編を見る

スティルウォーターのレビュー・感想・評価

全135件中、41~60件目を表示

4.0マルセイユを舞台に描かれるのはアメリカ

2022年10月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

そして人間の弱さと変わらなさ、というちょっともう観ると喰らってしまう感じの映画、でも見て良かった。
この重い出口のない作品に釘付けになったのはこの作品の編集の力が大きい。
つくづく映画は編集の芸術作品だと思った。
半歩先に、半歩あとに編集されることで観客の心をざわつかせることができてしまう。
その力を存分に堪能できた。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あした

4.0人生は残酷だ

2022年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

よくできた映画でした。主人公のビル(マット・デイモン)がいわゆるダメなヤツなところがいいんですね。金はないし無教養(だからフランス語もままならない)だし頭もあまり回らない。そういうハンデキャップ(笑)を負いながら愚直に娘を救おうとする。そして予期せぬ真実を見つけてしまう。
配置されるキャラクターもしっかり構築されている。俳優陣の演技にもスキがない。マヤの演技もとても良かった。

酒井宏樹は地元ちびっこマルセイユファンからも名を挙げられるほどの名選手だったんだな。まあそうかな。納得だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
arlecchino

3.5娘への愛を貫き通す…

2022年10月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 21件)
KEI

1.5なにが言いたい映画だったのか、

2022年10月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

個人的には残念なかんじ。

後半は、そこから盛り上がるかと思いきや、そこまでのことはなく。
スッキリするでもなく、モヤモヤなかんじのまま、という。

登場人物も少なく、話はわかる、ストーリーもわかる、あれこれ思うことはあれど、でも、なんかネガティブなかんじになるだろうから自重する。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
けい

3.5娘の無実を信じて真犯人探しに奔走する父親。 容疑者を発見してからの...

2022年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

娘の無実を信じて真犯人探しに奔走する父親。
容疑者を発見してからの行動はむちゃくちゃではあるが、気持ちは分かる。
彼を刑務所送りにしないために取った元警察官の見事なファインプレー。
恋人とその娘との別れは物悲しかったが、やむを得ない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
省二

3.5娘の背負ったもの

2022年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(マット・デイモン)は失業、オクラホマからフランスのマルセイユへ、殺人罪で服役している娘(アビゲイル・ブレスリン)に面会に行く。
無実を信じている主人公は、たまたま知り合ったフランス人母娘の協力を得て調べることに。
父親が可哀そう。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
いやよセブン

4.0Matt Damonのストイックな役になぜかハマる

2022年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 8件)
sarugaku

4.0サスペンスではない

2022年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

マット・デイモンの演技が表情や行間で語りかけてくる円熟の域に達している。
脚色的に各所をもっと詰めてほしかったが、マルセイユの表と裏の顔を切り取ったカメラワークは、主人公達の人生の残酷さを喩えるかのような効果的な演出に繋がったと感じる。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Iwarenkon

3.5人生は残酷だと主人公は言うけれど

2022年9月25日
iPhoneアプリから投稿

それは自分自身が作っている道であることもある。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
えびっこ

3.5ちょっと長尺気味だけど良かったです

2022年9月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

マット・デイモンさんの新境地、かな。
静かないい作品です。
舞台がアメリカでは無いのもいい感じ出してます。
オチは、やっぱりか、でしたが
女の子とのやりとりが好きです。
カミーユ・コッタンさんも素敵でした。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
けはえ

4.0異国で収監された娘を助けようと狂ったように奔走する父親!!

2022年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

中身の濃い秀作だと思います。
2021年作品です。
監督は「スポットライト世紀のスクープ」のトム・マッカーシー。

娘の無実を晴らそうとする父親のビル(マット・デイモン)。
弁護士に頼っても助けにならず、遂には違法な手段で、
娘を救おうと躍起になります。
アメリカから英語の通じないフランス語圏のマルセイユ。
協力者を見つけたとは言え、ビルの困難な奮闘は胸を打ちます。

無罪を覆すための方法は遵法精神と程遠いもの。
でもそれほどの荒技を使わなければ、
無罪とは、勝ち取れないもの。
《これがひとつの現実(悪しき現実)》

《ストーリー》
マルセイユの刑務所に9年の刑(殺人罪)で、
もう5年も収監されている娘のアリソン(アビゲイル・ブレスリン)。
アラバマ州のスティルウォーター(題名になっています)で、
石油会社の作業員として働く学問もない上に
前科のある父親のビル。
稼ぎを工面してマルセイユに度々面会に行っています。

娘の罪は、レズ関係にあったガールフレンドを殺した疑い。
そして5年経たある面会日に、娘は有罪を翻すような
新証言が出たと言い、弁護士に告げてと、ビルに頼みます。

しかし弁護士にまったく相手にされず、ビルはその日から
マルセイユに住み着きます。
親切な舞台女優のヴィルジニーと娘のマヤの家に仮住まいして、
アリソンの無実を晴らそうと躍起になっていきます。

ビルのアリソンへの愛と無実を勝ちとるために
手段を選ばない執念。
敬虔なキリスト教徒のビルと、
無法者のビル。
とても優しいのに、何処か危なっかしいビル。

《事件の真相》を、実行犯に接触したビルは、
(アリソンは本当に罪に加担していないのか?)
ビルは知ってしまうのです。

真相・・・真相って本当に何なんだろう?

この玉虫色のラストこそ、現実。
派手ではないけれど、人間が正しい行動をすることの難しさ、
そして真実というものの危うさ・・・
歯切れが悪いけれど、すっきりしないけれど、
とても現実を写した秀作だと思います。

異国で犯罪や事故に巻き込まれる被害の多い昨今。
どこまであなたは《愛する人》のために頑張れますか?
そう問われてる気がします。
また平凡な地名の題名かと思った、
スティルウォーター。
実は二重の意味が隠されていて、その辺も、
ネーミングが技アリです。

コメントする 3件)
共感した! 7件)
琥珀糖

4.0祈り

2022年8月23日
iPhoneアプリから投稿

寡黙で愚直な男をマットデイモンが演じる。円熟の極みのような演技。派手さはないが、しっかりとした筋立てで引き込まれる。米仏の保守とリベラルという水と油が混ざりあうことの気恥ずかしさ。ダンスを始めるふたりの背後にある名子役のマヤちゃんの眼差し。3人が絡まる美しさが眩い。
しかし、男は任務に還り、ことを成す。その伏線の鮮やかな回収。アビゲイルの冒頭からの感じの悪さが効く。もはや収集がつかない。それを取り繕ってしまうものだから、映画としては、これ以上ない不細工な着地。そこがこの映画の良さかもしれない。肉親の十字架の重さ。朴訥な男は寡黙に背負う。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Kj

4.0マットがすき

2022年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

30年以上も米国映画を見続けているといまの映画はみなくなる。
CGなんてバカだと思っている。中国資本が入ってからの米国映画はクズだと思っている。
映画が成立しない日本映画も。例外がひとりいたが、結婚相手がだいきらいなお笑い人だったから、それもやめた。CMで彼女を見るといまでも全身が引き寄せられる。
それがぼくだ。
映画ぐらい自分の好きに観させてくれと強く願う。
なぜ他人のエラソウな考えを自分に入れる理由が分からない。クソくらえだ。

マット・デイモンはすきだった。
だからずっと観てきている。いまでも観なおすのは「レインメーカー」と「ラウンダーズ」と、当然だけど「ボーン・アイデンティティー」・・それ以降はすべて観ているがなにもない。
久しぶりに。映画の物語というより、彼らしいところがすきだ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
そんぼの本棚

3.5母なる証明

2022年8月12日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
filmpelonpa

3.0トムマッカーシーは難しい

2022年7月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

もっとシンプルに出来たのでは?
と思うほどトムマッカーシーは難しい。
監督の意図するところのほとんどを理解してないのかも
しれないけど、
共通の娘を連れ戻す、
帰りたいと言う目的なはずなのに
連れ戻したら戻したで、なんか上手くいかないね。
みたいなラストから、
私も父親なので、父親と娘って一生理解し合えない
存在なのかもしれないなと思いました。

結果より結果に至るまでの努力が大事。
目的を達した時よりそれまでの時間が幸せだった。
そのような映画でした。

ラスト前に事件の真相が分かる脚本も、
それを暗示してたように思います。

娘のために父親は言葉も通じない国に行き、
働き生活もしたのに、
親の心子知らず。

総じて親子って難しいなと言う浅い感想です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
奥嶋ひろまさ

3.5なかなかみせます✨

2022年7月7日
Androidアプリから投稿

人生のそれぞれの地点、つまり年齢を重ね、皆それぞれの体験や経験を持ち、目の前の景色も違うものに見える
最後切ないし、今後それぞれどのような人生送るのかなと思わせる映画でしたー

コメントする (0件)
共感した! 1件)
雨の夜はヤバイゼ

4.0サスペンスとしても良かった。

2022年7月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

サスペンスとしても良いし、人情ものとしても良いし、時間の流れとか収入具合とかもリアルな感じ。

ただ主人公を支える女性が、どういう収入源かだけ謎。旦那から仕送りがあるのかな?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ボケ山田ひろし

4.0探偵の有能さ

2022年7月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
アホ男

3.5かっこいい労働者

2022年6月13日
PCから投稿

名匠トムマッカーシーてこともあるが、帽子をかぶった髭のデイモンのサムネ/ポスターにひかれた。

なんの変哲もないチェックのワイシャツとジーンズ。
ダメージ加工ってわけでもない、ただのくたびれた帽子。
エクステンドなGoatee。ときどき帽子のつばにサングラスを載せる。

たぶんあちらの庶民/労働者のごく日常の格好なのに、デイモンがやると超絶かっこいい。

マットデイモンはいい人だ。
慈善事業家であり、よくファンの撮影に収まることで知られている。
「ウォールマートで買い物してたらマットデイモンに会ったよ」という一般人のSNSが、マットデイモンの飾らない庶民性をあらわすエンタメ系ニュースになっているのを見たことがある。
ハリウッドの億万長者なのはまちがいないが、驕りや舌禍のない人格者として認知されている。

結論から言ってしまうとスティルウォーターはいい映画だが、デイモンの善人の気配が、設定から逸脱している。

筋書き上、ビルベイカー(デイモン)はクスリや酒に溺れて、家庭を顧みてこなかったダメな父親だった。

だが娘が異国に収監され妻を自死で失ってからは改心しクスリや酒を断って真面目に働いている。
──その時点から映画がスタートするので、ビルの自堕落が見えない。
映画内でビルはとても一生懸命なお父さん、にしか見えない。わけである。

またビルベイカーは異郷で自分を確立できる男でもある。
英語圏の人間は「地球を歩く」ことに長けている。島国のわたしたちは勝手の解らない欧州でビルベイカーのように振るまうことはできない。

娘アリソンの父にたいする評価は低いが、はたから見ればビルベイカーはどこでも生きられる強い男──であるばかりか、異郷で会った少女と仲良くなり、シングルマザーと懇ろ(ねんごろ)になれるほどの甲斐性持ち、なわけである。

すなわち観衆にとってビルベイカーは、ほとんど何でもできる男であり、その値が映画内の「ダメな父親」という設定と完全に相反しているわけ──なのだった。

──が、しかし、だからこそ映画スティルウォーターは力強かった。

この映画のキーポイントは、空港の土産物売場で、たった1カットだけ出てくるStill Waterの金ネックレスである。

愛憎を経て、父と娘がおたがいの不完全さを認め合うことで、映画は決着をみる。

が、ちょっと長過ぎることと、マヤとの関係はいいがヴィルジニーとねんごろになるのが不要だった。デイモンが「Yes, ma'am.」と言うと、すごくストイックがあらわれる。だけに、異郷での男女関係は映画を失速させた。と思う。
反して少女マヤとビルのコンビはとてもさわやかで、編集だけでも、もっといい映画になれた。気がする。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
津次郎

3.5娘を持つ父親なら胸がざわざわする

2022年6月11日
iPhoneアプリから投稿

予告編は、フランスでの犯人探しサスペンスのようだったが(マット・デイモンのそんな映画も観てみたいが)、本編はだいぶ違う。

マット・デイモンが演じるのは、石油採掘に従事したあと失業し、ドナルド・トランプには投票せず、妻とは死別し、自分は父親失格だと思い、エリートやアメリカンドリームとは無縁の生活を送っている疲れ果てた中年である。ジェイソン・ボーンとは全然違う。

さらに娘は留学先のフランスで、殺人罪で5年前から服役しているという、観ているこちらが息苦しくなるような出口のない苦境にある。

刑務所で交わされる父と娘の複雑な交錯と、フランスで頼ることになる母子との交流と感情の機微。この背景の空気感を描いた脚本と演出の仕込みは素晴らしい。

最後は何ともやるせない展開が待っている。娘を持つ父親であれば胸がざわざわするような映画になるはず。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
Yuk