沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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ひとことReview!
しっかりと作られた感じだが、「実に...いや、何だかややこしい」出来。偏差値45以上の大卒向け。それ以下ならもうミステリー作品なんか観ちゃいけないのでは?
期待が大きすぎた・・・
ドラマ全て鑑賞済みで前作の映画も劇場で鑑賞。
予告を見て本作は前作以上に大いに期待したが、期待を大分下回ってしまった。
これは感動間違いなし、涙腺崩壊か?と思っていたが、そうはならなかった。
真相に至るところが急展開過ぎるというか、強引過ぎるというか、腑に落ちないというか。
まず、何故奥さんに辿り着いた?店でのあの発言だけで?あの男を知らない訳がないから、
知らないと言ったのがおかしいという発想?
旦那さんが嘘を言うのは奥さんの為に決まっているという着想?
にしても、公園でのあの一悶着まで推理できる?
公園での一悶着も強引というか、結婚もしてないのに、あのような状況にありながら無計画に妊娠する(させる)カップルに見えない。
そんないい加減な人間ではないだろう。
いきなりプッツンして、奥さんにあんな発言するのも違和感。
それでカッとなって突き飛ばして、頭打ってというのも稚拙過ぎるというか何というか・・
そして、あの男だが、真相が金目的の犯行というのであれば、15年前の少女殺害と結び付かなくなってしまう。
サイコパスの変態野郎で歌手の卵少女を殺したというのであれば、15年前の少女殺害も同様な感じでやった犯人だとなるが、今回が金目的だと15年前の動機は何?
サイコパスでないなら動機が無くなってしまう。真犯人不明になってしまう。
まさか、殺人して黙秘して無罪になって、その賠償で金儲けだ!なんてバカな動機はないだろう。
15年前の事件でも犯人とするなら、今回の殺害はサイコパスの変態犯罪でなければならなかったはず。
あと根本的なところで、本当にそれで無罪になっちゃうの?そんな無茶苦茶な。
音楽も含め、前作に軍配。(まあ前作も、それって正当防衛で行きゃ良かったんじゃ?と思ったが、それを塗りつぶす程の素晴らしいストーリーだった。)
でも、最後までガリレオワールドを楽しめたから3点!
沈痛
実に…重々しい。
被害者遺族をも描いているから当たり前なのだが。
色々と込み入った物語で、思考のベクトルが一方向ではなく、多発し多岐に渡る。そう言った内容でありながらも、1つに集約していく様は流石というべきなのだろうか?こういう状態を指す言葉も、きっと物理学にはあるのだろう。俺は知らんけど。
導入が見事だった。
ヒロインと言ってもいいのかな?高校生の女の子なのだけど。実に魅力的に描かれていて、清々しい気持ちになってきた所で、一転、呆然とし愕然となる。とんでもない理不尽が突きつけられる。そこからが本編の始まりだ。
正直、村上淳さんに惹かれて観にきたと言っても過言ではない。彼が今回のターゲットで、彼を崩して行くのだろうと思ってた。だから、村上氏のファーストカットの眼差にゾクゾクしてた。
これば一筋縄でいかないぞ、と。
だからこそ、彼が殺害された時、椅子から転げ落ちそうなくらい衝撃的だった。「え、嘘…彼と対決するんじなないの??」
中華のコースを頼んだ3品目に、突如パスタが出てきた上に、今まさにチーズをガリガリと削り出さんとする店員が「どのくら削りましょうか?お客様」と無言の圧力で、目を覗き込まれてる時くらい狼狽えてた。
もう、ここからは苦痛の連続だ。
娘の死という耐え難き理不尽に見舞われた「なみきや」側の人々が容疑者として扱われる。
なみきやの人々はとても仕上がっていて、とてもとても素敵で、飯尾氏を筆頭に皆様絶品だった。
だからこそ、痛々しい。俺はおそらく北村氏に感情移入してたのだと思う。
15年前に起訴できなかった容疑者の再犯。完黙で不起訴なんてルールはホントにあるのだろうか?
悔しかったのだと思う。あらゆる状況証拠は犯人である事を示しているにも関わらず落とせなかったのだろう。
自分が捕り逃がした犯人。その犯人を殺した容疑で、その犯人に殺されたであろう身内を容疑者として取り調べる。…ゲボ出そうや。
北村氏も熱演であり、好演であった。
タネが明かされてみれば、なるほど素人が考えたにしてはよく出来てる程度の事なのだけど、そこに至るまでの葛藤や経緯が尋常ではないのでトリックなどどうでもいいやと、ミステリーにあるまじき感想を抱く。
1つ気がかりなのは、二酸化窒素を使って酸素濃度を低下させるなんて事を誰が考えついたんだろうと。しかもあんなボロ小屋で密閉もされてないような倉庫でも可能だなどと…ある意味、ここはガリレオの見せ場でもあって常人では辿りつかない仮説であるべき程の知識を、あの面子の誰が発案したのだろうと疑問を抱く。
ともあれ殺害に至る構図は悲痛であり、それに関わる人々に悪人が皆無なので、見てて辛い。
北村氏はよく逃げなかったなど思う。壇さんと対峙するまでのHSはとても見応えあった。
結局のところ村上氏は「警察が産んだモンスター」で偽りなく、サイコパスな奴だった。
そして、湯川教授は歳を経て、それなり成長したのだなぁと思える。落とし前の説明が多かったから、通常運転に戻る湯川教授を描けなかったせいもあるのだろうな。
沈黙のパレードってのは秀逸なタイトルだった。
観終わって思うのは葬列ではあるのだけれど、被害者遺族の目線を加味すると、途端にやるせ無さに苛まれる。払拭しきれない感情があり、やり場のない怒りとか、後悔から無言にならざるを得ない状況がありながらも、時間だけは進む。
その時間に押し流されるが如く人生を歩み続けなければならない。
自分達以外の人は、人生を謳歌するべく進んでいく。そこに馴染んでいかなければ、表面上だけでも取り繕わなければという思いもあるのだろうと思う。
その辺りをなみきやの人々は痛烈に表現してくれてた。
実のところ、壇さんが自供しだした時に若干萎えた。正確には突き飛ばした回想によってだけれど。
…血も出てないのなら、何を根拠に殺しちゃったって思ったんだろうか。殺しちゃったと思ってなかったらあんなに取り乱しちゃうには無理があるように思う。
公園に戻って彼女が居なかった場合…死体がないって思った根拠はなんだろう?血痕も残ってないなら、自力で帰ったって事にもなるだろうにと。
血痕、拭いたのかな?
…ちぃと座り心地が悪い。
相変わらず、騙された!
映画の前2作同様に、色々と騙された作品。
沈黙、、、この作品の題材だが深い。予想の裏の裏を書いてきていてどうなるのかとハラハラしながら見ることが出来た。相変わらずに出ている人達は演技が上手いし、これまでの「ガリレオシリーズ」に負けず劣らずで面白い!ただ、毎回のごとく少し悲しい気持ちになる。
エンディングの今までの所を流す場面はすごい良かった! 今回だけ見ても楽しめる作品。皆さんもぜひ!
想像以上に残念な作品
映画版ガリレオシリーズは、気分良く終わってはいけないとのポリシーがあるのだろうか。
と、言うより今回の作品は中盤からずーっと気分悪く進行し、またしても誰も救われない結末へと辿り着いた。
沈黙を貫いたモンスターを湯川ならではの方法でやり込める事ができたなら、もう少し面白かっただろう。
彼を殺してしまったら、その後誰が犯人になろうとも悲劇だし、どんなに入り組んだ謎を解いたところで、助けにならない。
そして一番解き明かさなければならない謎は、湯川の推測のみで実証は何もなく、謎のままで気分が悪い。
彼を生かしたまま、17年前の事件さえも解き明かす事ができたなら、大いに拍手したのだが。
実際は真実は闇の中になり、うわべでドタバタした人達のやったことだけが明るみに出るという。。。
この脚本でよく映画作ったな。
初めから最後まで人が苦しむところを見せられて、簡単に言えばつまらない。
もし次回作を撮るのなら、一度くらいは痛快な結末にしたらどうか。モヤモヤしたものを心に残したり、救いのない現実を表現するほうが高尚だと考えているなら、とても残念だ。
東宝なので客の入りがイマイチでもキャパの大きなスクリーンを使っているが、この映画に大きなスクリーンは必要ないだろう。
友人には、AmazonPrimeに出てから観れば充分だよと伝えよう。
実に惜しい
ガリレオファンとしては、今までと違うと感じたところが、湯川がただの潜入捜査官になってしまっている所。苦渋の思いがイマイチ伝わってこない所。ただ、今回は草薙がその役を担っているのは解るが、湯川が淡々と冷徹に真相を解決している様な感じがしてしまう。
前半から中盤まではシリーズ最高傑作になるポテンシャルを感じましたが、真相に近づくにつれ、え?⤵︎と感じてしまいました。
とはいえ私は大のガリレオファンで待ちに待っていましたので最高に楽しめました。ありがとう、映画関係者様達!
腑に落ちない...
え、黙ってると裁判にならないんですか??
あれだけ証拠があるのにああいうもんなんですか??
なんか、ガリレオの素敵な快走感みたいのがなくて、終わった後もスッキリしないです。
せめて、エンドロールではいつものあの音楽をかけて欲しかったなぁ。。
微妙
ガリレオシリーズでやなくても、、って感じの作品ですね。
なんの超常現象もないし、なりゆきで今回も事件にエントリーです。
終盤の展開が見どころなのはわかりますが、序盤/中盤退屈で仕方なかったです。
要は~中盤までのつまらなさを挽回するほどの終盤でなかった、ということですかね。
十数年前に起きた幼女殺害事件の伏線も浅く、点と点が線になっていくような構成ではないし、
トリックも軽くパレードに係わる犯人たちvs湯川みたいな頭脳戦ってわけでもないです。
単純な事件と見せかけ、実は事情が複雑。的な内容でした。
序盤/中盤が軽いから、終盤の多少の展開変化でも面白く感じる、という要は「見せ方」かと。
そもそも、黙秘を盾にされて碌に悪を裁けなかった警察が、かたき討ちする人間たちを追い詰めていく様は何か見ていて個人的に胸糞が。
(草薙(刑事)の葛藤でそれは描かれてるかもしれませんが、それはまた別として)
結局、最後はどーゆー感情を抱いたらよいのかわからない終わり方でした。
何が正解なのかわからない問題提起的な。
ファンからすれば、ハッピーエンドがお好みなら他所行きな。ってことですかね。
というわけで多分このシリーズもう観ないです。
福山雅治の新曲を引き立たせるための130分
原作小説を読了した上で鑑賞しました。結論から言うとあの原作の内容はボリュームがありすぎました。やはり130分にまとめる過程で色々無理が生じています。でも劇場で見て本当に良かった。この理由はあとで述べます。
まず並木夏美の出番が少ない。明るく健気な夏美のキャラは、原作だと登場するとほっと一息つける休憩所でした。しかし映画だと特に後半は出番が大幅にカットされ、湯川たちに対して敵対的とすら言える存在になってしまいました。
増村に関しても、原作だと読者の印象が狂人から善人へとドラマティックに変わる重要な存在でしたが、映画だと過去に対する掘り下げが甘くそこまでの印象はありません。
凶器がヘリウムガスではなく戸島が提供した液体窒素であるという仮説は、湯川が持ち前の才能を活かし計算で弾き出したものですが、映画だと「考えたんだ」だけで済まされてしまいました。
極め付けは高垣です。この人物の証言により、作中で描かれた蓮沼の死は複数人が絡む計画的な犯行であったことが決定付けられる重要局面です。そのため原作では湯川の物理学の知識(液体窒素を扱ったなら革手袋を使ったはず)と、それを足かがりした草薙の交渉術により高垣を徹底的に追い詰めるという最大級の緊張感を持って描かれました(その革手袋も実は…というおまけ付き)。ところが映画だと大幅に展開が簡略化され、高垣は防犯カメラに写ってしまった上に取り調べで割とあっさり致命的なフレーズを漏らすというあっけないキャラになってしまいました。あと湯川と草薙の見せ場がひとつずつ減ったことにもなります。正直、個人的にこのシーンを北村一輝がどう演技するか割と楽しみにしていたので、やや拍子抜け感は否めません。
ではこの映画では何がしたかったのか。逆に出番があまり削られていないキャラが3人います。1人はそもそもの発端である並木佐織。そしてもう2人は新倉夫妻です。この3人に関しては、むしろ原作より気合入ってたんじゃないかと思える熱量で描写されています。
私が考えるに、製作陣はこのあまりにも要素が多い原作を映画化するにあたり、ストーリーのフォーカスを「佐織と新倉夫妻の確執」に置いたのではないでしょうか。佐織が愛されたからこそ、才能を持っていたからこそ起きてしまった嫉妬と拘束、そして取り返しのつかない悲劇。ここに最もドラマ性を求め、どうしても取捨選択が必要な制作過程において重要視したのではないでしょうか。
そう思える強力な要素がこの映画にはあります。本編ではありません。主題歌「ヒトツボシ」です。作曲でありこの映画の主演である福山雅治も「佐織への鎮魂歌」と述べています。
「ごめんなさい 君にさよならも言えずに わたしひとり星になったね」
ただでさえ悲壮感溢れるこの歌詞は「沈黙のパレード」のストーリーを理解した時に最大の効果を発揮します。この映画を通じて130分間、佐織への思いを積み上げてきた視聴者だけが得られる特権です。
やや皮肉めいたレビュータイトルにしてしまいましたが、作品自体もサスペンスとして良質です。ぜひフルで鑑賞を、そしてオチが分かっても席を立たず、主題歌まで耳を傾けて。
9年ぶり待望の続編!
いやぁ長かった
続編がついに公開
正直前作もあまり悪くはなかったのですが印象は薄かったですからより長く感じました。
やはり相棒は内海じゃないとダメですね
吉高演じる岸谷も内海と差別化する為に頑張ったのはわかりますが
常識のなく、頭がいいはずだけど特に印象的な描写もなく、嫌な印象しかないキャラだったので
私は東野圭吾作品は好きなのですが、ガリレオシリーズはドラマから入ってしまったが故に原作はあえて未読ですのでガリレオ=湯川と内海というのが出来上がってしまっております。
原作は内海じゃなく草薙なんでしたかね?
実は図らずのも今作
私は前情報ほぼなしで鑑賞しました。
予告もなぜか見た記憶がないですし、ニュース番組でも福山、柴咲、北村3名が道頓堀でイベントーとか、次回はさらに9年ですねー
みたいなのは見たのですが
ストーリーは3名以外は誰が出演なのかも知りませんでした。
結論としてはかなりの良作でした。
容疑者Xの方がわずかに上かなという気はしますが
さすが東野圭吾という二転三転する素晴らしいストーリー運びで
終盤の畳み掛けは相変わらず見事でした。
やはりキャスト陣が以前に比べると老けたなぁとは思ってしまいますが
今作非常にキャスト陣の演技が光ってました
下手な若手やジャニーズが混ざってないので映画としての完成度がかなり高かったです。
並木姉妹が割と若手になるのでしょうが
キャラクターとマッチしてたので全然気になりませんでした。
妹役の出口さんも良かったです。
なにより飯尾さんがいい演技でした。
セリフも悪くないのですが表情がとても良かったと感じました。
結果的には吉田羊が不要なキャラであまり合ってない感じもしたのですが、ミスリード用にある程度名の知れたキャストが必要な立場だったので、最初はいらなかったなと思ったですが、やはり必要でした。
気になった点としては
個人的に1作中で何度も同じ曲が使われるのが好きじゃないので
『ジュピター』が恐らく4回くらい流れたのですが
正直しつこいなと思いました。
新倉夫婦がのど自慢大会で謎のアイドルソング?を聴きながら
佐織の歌声を思い出すというシーンがあるのですが、とても印象的なシーンですし、重要なシーンなので歌はここで出すのが良かったと思いました。
特に歌自体が本人歌唱じゃないですよね?全然違う声の人プラスただ貼り付けた感じで全く合ってない歌で
いきなり冒頭から流れたので
初っ端から心が離れました
冒頭は音なしとか、歌う直前で切ってしまっても良かったと思いますし
佐織もそれしか歌えないの?って感じでしまったので色々な曲を歌ってちょこちょこ流す程度で良かったと思います。
ピクサーの『リメンバーミー』がこれと同じ理由で私は合わなかったので似た感覚でした
リメンバーミーはリメンバーミーが5回くらい歌われた印象で
とにかくしつこい
最後のシーンもどうせ歌うんだから早く歌えといいシーンなのに感じてしまいました。
アナ雪でレリゴーを事あるごとに何度も歌う映画だったら?と言えばわかりやすいですかね?
あとは
そこまで気になるところではないのですが
飯尾さん演じる父がイマイチキャラが掴みづらかった感じが若干ありました。
飯尾さん自体が小柄なので
この人は娘のことになるとキレる人なのか
普段からめっちゃキレる人なのかがちょっと理解しにくかった感じでした。
飯尾さんの雰囲気のせいというか
強面店主とかだったらわかりやすいんですけど
あとは事件の真相の一つにある佐織と新倉妻とのシーンのですが、相当お世話なった新倉妻に割と突然キレる佐織が唐突すぎたかな?
まぁ妊娠したということで精神不安定だったのかな?で納得はまぁできます。
しかし
気になる点を差し引いても素晴らしい出来でした
犯人が最初からわかってる状態のようなスタートでここからどうやって話が広がっていくのか
終盤の二転三転
邦画としても傑作に部類できるではないでしょうか?
次回作も是非湯川、内海コンビで早めに期待したいです。
湯川から石神の件を繰り返したくないという言葉があったのも非常に印象的でした。
湯川もとても人間として成長していました。
やっぱり柴咲コウ
吉高由里子も新木優子も好きだけど、やっぱり柴咲コウと福山雅治との掛け合いがベスト。
原作読んでたので、最初のタイトルが出るまでのシーンが一番泣けた。
被害者の女の子に関わりを持つ人が多いから、悲しみが分散してしまって、容疑者Xの時のような号泣はない。
真犯人?と、苦悩する刑事にそれほど同情できなかったので残念。
椎名桔平、同じような役は断ればいいのに。
ガリレオシリーズは実に面白い。最初に福山雅治をキャスティングした人は偉大だな。
シリーズこれからも続けていってほしいです。
演技が良いだけに惜しい
原作未読だが、本来ならもっと深い心理描写を楽しめる作品だったのではないかと腑に落ちない部分が少し。
演技や全体的な絵づくりには全く文句なし。北村一輝の演技がピカイチ。
ただ、やはり朝倉夫妻(主に妻)の蓮沼よりもよっぽど不可解な鋼の精神力だとか、佐織カップルのあまりにも青すぎる妊娠&恩人に対する薄情だとか若干モヤモヤとした部分が残る。蝶になって肩に止まるな、肩に。
殺人を計画したが失敗しただけの人々、無計画にも彼女を妊娠させ(当人は知らないが)夢への道を諦め、死に至る遠因を作った高垣らも、僕らに責任はありませんという態度で締められたがそれでいいのか。
そしてエンドロールで何故過去作を…?
TRICKラストステージのような感傷は覚えられないぞ。
しかしまあ、ガリレオ新作が見られるだけで嬉しかったのは事実なので、鑑賞後感はそんなに悪くはなかったのであった。
期待外れの失敗作
初めに言っておきますが、東野圭吾のファンですし、ガリレオシリーズのファンです。それだけに久しぶりのガリレオ劇場版新作に期待してました。果たしてこれは失敗作だと思います。
ポイント1 湯川である必要性を感じない
損傷のない遺体を前にして、あの殺害方法を警察だけで気がつけないのは情けない。あの程度の仕掛けを警察が解けず、湯川でなければ解けないのは不自然だと思いました。実験も多角的ではなく、単に重さを測っただけの結論では納得がいかない。「新参者」の加賀なら推理だけで実験なしに解いちゃいそうなそんなトリックです。
また、たまたま事件のあった街に湯川がいるのも不自然でした。
ポイント2 ストーリーの歯切れの悪さ
確かに結論が一転二転としていくように見せてはいますが、その結論を導くためのロジックの記述が「沈黙」を破った者の証言だけであり、犯人はこういう人物であるはずだから、この結論になるはずという緊張感がないため、登場人物が証言していく度に、「まだ残っている(証言していない)人がいる、そのどれれかが犯人だな」的な発想ができてしまいました。ひとつひとつの結論に盛り上がりがないため、え!という驚きが全くなかったのが残念でした。彼が死んだ時点でキャスト的にどっちかが犯人だなあと思った通りになってしまいました。原作読まないで見ましたが、原作を読んだら感動してたかなと思いました。キャストに重みをつけすぎです。
ポイント3 北村一輝の演技がすごい!
被害者を苦しめたくない気持ちと警察官としての仕事とに挟まれ苦悩する北村一輝の演技力に脱帽でした。この点が唯一の高評価ポイントだと思います。これがなければ0.5ではなく、0点つけたいですもん。
安定の面白さ。少し物足りない。
ドラマとは違い犯人探し重視で、物理学で解く感じが少ない。直前のドラマの方がまだ科学を使ってた。
原作読んでいないのだけれど、これはスピンオフ的な位置なのだろうか。どうみても主役は草薙なので。
結末はまぁ良かった。
妹が犯人じゃなくて本当に良かった。映画だとこのパターンがよくあるからな。
疑問が残る
【まとめ】
悪い映画、という感じはしなかったがすごく面白いわけでもない。
ただ一緒に観た相手と終わった後に色々突っ込んだりして楽しめたので、自分のコンディションも込みで、まあまあ良いかな、という振り返りになる映画でした。
良い暇つぶしにはなるかもしれないけれど、筋書きが不自然な部分が気になるところもあって、しっかりしたサスペンスが好きの人にはあまりお勧めはできないと思います。
【良かったところ】
・ずんの飯尾の演技が凄く良かった。役もあの声や見た目にピッタリとハマっていて素敵。好感が持てるキャラクターだった。
・北村一輝演じる草薙刑事がトラウマでゲロを吐くシーン。スーツに飛び散ったゲロがリアルで、そこは「おお!」となった。
【ちょっとツッコミたいところ】
*筆者は原作小説未読です。
・増村が、蓮沼の犠牲者の身内だったという設定。
これは蓮沼を殺す舞台として必要不可欠な要素だったわけだが、蓮沼が増村の正体を知らずに、部屋貸して〜!と押し掛け、一緒にチャリンコ乗ってヒャッハー!いうのは見ていてなかなかに疑問。
増村が復讐の為に憎しみをひた隠しにしていたことと、偶然に偶然が重なってそうなったのだろうが…。原作小説だとそこのストーリーはちゃんと書かれていそうな気もするけれど、時間の都合上省いてしまったのかな?
・設定と演出の矛盾。
蓮村が「なみきや」に食事にきたシーン。みんなが啞然とする中、新倉直紀は「だれ?」と妻の留美に聞く。
”娘のように可愛がって指導していた“はずがその彼女を殺した容疑がかかっている男を知らないのは不自然すぎる。
このシーンは、後々留美が「”蓮村を知っているはずなのに知らないフリをするということを湯川(と視聴者)に見せる演出」として作られたのだとは理解しているが、無理がある。
・犯人のその後の行動の愚かさ。
うっかり殺しちゃって、脅されてずっと隠してきました…と、同情を誘うような雰囲気を出しているが、そんなことしておいてよく平気な顔で今まで並木家や街の人と近づけたもんだな、というシンプルに嫌いという感情しかわかない言動にモヤモヤはした。でもこれは映画としては全然オッケー!
*以下、超個人的に“偶然”気になったと思われる部分
・かなり最初の段階から、とある人物の表情や行動を切り取っているシーンがやたらと多すぎて、これ絶対犯人だろうなあと思いながら観ていたら、やはりそうだった。
個人的には少しやり過ぎというか、伏線を張りすぎな感じがする。
中盤で過去の回想シーンがあり、これはかなりのヒントになるのだが、それよりも前から演出がわざとらしくて、真犯人は実は---みたいな展開の割にはなんだかな…という気持ちになりました。
大筋は良かったが、落とし込みが弱い…
ガリレオシリーズ自体ほぼ初見と言って過言ではないが、大変楽しかった。
元々刑事ドラマは無駄に芸能人を起用して、シリアスな展開で持ちギャグを披露して雰囲気をぶっ壊す癖が高い。
今回そういうことはないと見越して見ていたので弊害は無かったが…。
初手から犯人自体は第三視点から割れていたので、頭空っぽにしては見れた。いい意味で裏切られた。
只共犯者の関係性が浅かった(家族以外のあの人…)。
序にこの映画のテーマが「罪か愛か」というもの、またタイトルの「沈黙」。
最後の最後までどこをテーマにしているのか伝わってこなかった。そこが残念。
人物の掘り下げが甘かったのもある…。どうせ2時間の映画だしもう少し伸ばしても良かった気がする
最初が最高潮 ※過去作の犯人に関するネタバレもあり
僕は原作は短編・長編全て読み、中でも長編は何度も読み返してる。
正直数年前沈黙のパレードと禁断の魔術が出た時にいの一番に買って読んだ感想としては「禁断の魔術」は面白かったが、「沈黙のパレード」は今までの長編ガリレオに比べるとさほど面白くないという印象だった。
今回の映画化に向けて読み返したところ初見で読んだ時とは違う気づきを得て格段の面白さだった。
長々と語ってきたが、要するに原作には過度に思い入れがあるということを断っておきたい。
また、原作の解釈にしても、以下述べる解釈はあくまで僕個人が思ったことというのも断っておきたい。
まず、ドラマオリジナルのキャラクターがこの映画にはほとんど出てこない、強いてあげるとするならば途中なみきやに絡みついていたマスコミぐらいだろうか。
その点で言うと過去2作品よりも原作再現度は高くなる・・筈だった。
もちろんオリジナルキャラクターを悪とは思わない、今では原作でもお馴染みとなった内海も元はドラマのオリキャラだし、湯川の助手の栗林さんは渡辺いっけいさんの演技と合わせてドラマが生み出した最高のオリキャラだと思う。
なので原作を一から十まで再現してほしいとは思わない。
が、原作の核となる部分、原作に登場する人物の性格それを変えるのは良くないと思う。
以下、詳細に述べていく。
まず冒頭のシーン。
感動した。
結末を知ってるものからするともうあのシーンだけでウルッとくる。
描き方も無駄な事をすることなく端的に街の人々と佐織の関係性を説明して、美しい。
印象にも残る。
最高のスタートだった。
そこから事件が起こるまではちょくちょく引っかかるところはありながらもまだ草薙の想いや湯川が捜査に乗り出すまでは順調だった。
中盤、湯川によって蓮沼死亡事件の真相が明らかになっていく件も駆け足ではあるが、尺の都合と考えればまだ納得できる。
ミステリーとしての面白みはだいぶ欠けるが、尺がない分人間ドラマに振り切ったんだろうなと考えた。
ミステリーとしての面白さももう少し有れば最高だと思っていた。
そして高垣の自白シーン。
ここの回想から雲行きが怪しくなる
高垣に佐織が「歌手になるのをやめる」というのだ。
いや、その気持ちを伝えてしまうとラストに事件の本当の真相が明らかになった時の驚きが半減・・いや、80%は低下する。
あの本当の真相の衝撃はそれまで「沙織はひたむきに歌手になることを目指していた」という前提があってこその衝撃だろう。
いくら人間ドラマ優先でミステリーはおざなりにするとしてもここだけは絶対に譲ってはいけないところだった筈だ。
が、まぁまだいい。
ミステリーとしての評価は大きく下がるけど原作が伝えたいテーマを十分伝えてくれるのだろう。
そう思っていた。
さて、この作品のテーマとはなんだろう。
僕はタイトルにもあるように「沈黙」だと思う。
もっと言うと劇中で宮沢が言っていた「沈黙は罪になるのか」だ。
このことを念頭において貰いたい。
高垣の告白によって一気に警察の追及は厳しくなる
そして、増村が蓮沼が起こしたもう一つの事件優奈ちゃん誘拐事件の被害者の母方の叔父にあたることが明らかになる。
増村への追及も激しくなるが、増村は一向に口を割らない。
ここの増村のストーリーが全カットに等しいのも尺の都合とはいえ悲しい。
それこそ湯川がいうようにパズルのピースが1つ欠けた感覚になる。
が、それよりも問題なのはここで増村が並木家に復讐の相談を持ちかけるところを回想シーンで見せたことだ。
以前増村は沈黙を保っている。
なので、上記のシーンも物語上では湯川たちは確信を持っているわけではない、まだ「推測」の段階だ。
おそらく製作陣としては分かりやすさを優先して回想シーンを使ったんだろうが、これが逆効果。
わかりやすすぎてそれが事実かのように受け取られた。
いや、事実であるのはあるのだが、何がいいたいかというと「沈黙が破られた」ように見えたのだ。
原作を読むとわかるが増村たちは蓮沼に匹敵する精神力で沈黙を貫く。
その沈黙が破れて増村が自身の真実を話すのは新倉によって沈黙が破られてからだ。
が、回想シーンがひとつ入るだけで最初に沈黙を破るのが新倉ではなく増村のように思えてしまう。
新倉によって沈黙が破られるまで回想シーンは使わない方が良かったのではないだろうか。
その新倉が出頭するのもよくわからない。
原作では激しさを増す取り調べに妻の瑠美が耐えられなくなって倒れてしまったことが引き鉄だった。
映画ではそのシーンがカットされてるので突然出頭したように思われる。
後で映画オリジナルの理由が付けられるわけではなく極めて残念だった。
この時点で今回の実写化は半分失敗だなと個人的に思っていたのだが、この後ほんの少しだけ「オッ」と思う展開がある。
草薙が新倉の告白を鵜呑みにしないのだ。
心の奥底では新倉が真実を語っていないということを察知していることが湯川によって見抜かれる。
これは考えてみれば確かにそうかもしれないと思った。
蓮沼を実際に取り調べして蓮沼の沈黙の手強さを直に感じた草薙だからこそ蓮沼が最後に沈黙を破ったとは思えない
という展開は非常に良かった。
そして、この作品で最も許せない点、それは登場人物のキャラ変更だ。
正直言ってこの真相は原作でもなかなかに後味が悪い・・というと少し違うかもしれないが、今までのガリレオ長編シリーズと違い犯人たちにあまり感情移入できなかった。
新倉夫妻は自分達がなし得なかった夢を佐織に押し付け、佐織は佐織で厳しくて息が詰まるような日々だったかもしれないが、仮にも面倒を見てくれた恩師に対してあまりにも薄情な態度をとるし。
しかし、今回読み直したことで、佐織は若さゆえの青臭い考えが先にあったのだなと再認識できたのだが・・
閑話休題。
真犯人の瑠美が佐織と言い争っている時に映画ではこんなセリフが付け加えられてる。
「(新倉)先生は自分の夢を押し付けてくるし、瑠美さんは先生が私につきっきりになってるのを内心嫉妬してるんでしょ!?」
このセリフを聞いた時本気でクラッとした。
夢を押し付ける云々は出てくるのだが、嫉妬に関しては原作でも出てこない。
さらに言うなら、原作では瑠美は嫉妬を完全否定している。
なのに、この映画では実は瑠美が佐織に嫉妬していたことを匂わせる描写が出てくる。
原作を読んでると瑠美は決して丈夫ではない、捜査員の取り調べで倒れたこともそうだし、常に真実が明らかになることに怯えている。
内心の怯えを取り繕って人と会話できるほど芝居上手なわけでもない。
なので、そんな瑠美が佐織の遺体が見つかった後「なみきや」にご飯を食べにいくことができるわけがないし、楽しく話すことができるはずもない。
さらにいうと夫が殺人をする時に湯川とパレードを見れるほど芝居が達者なわけでも無論ない。
どんな考えや都合があったのかはわからないが、瑠美の性格をこう変えるのは良くなかったのではないか。
さらにやっと活躍した草薙のキャラも変わっている。
原作だと事件解決に全力を尽くすし、蓮沼に対しても思うところはあるが、刑事としてフラットに並木家に接する。
決して無罪であってほしいなんて思うわけはないし、そんな私情は持ち込まない。
ここを変えてる時点でもう草薙に感情移入することができなくなった。
そして湯川も変わっている。
原作で湯川は最後夏美(そういえば夏美の存在感もかなり薄かった)にこう言われる。
「みんなで話してたんです。(中略)まるでエルキュール・ポアロだって」
ポアロはその灰色の脳細胞で事件の真相を解明するが過剰にその罪を糾弾したりしない。
その場にいる人々にとって1番いい結末とは何かを優先する。
湯川もそうだ。
「真夏の方程式」では恭平のやったことを警察に話したりせずに、大人として恭平に教え諭す。
「禁断の魔術」では様々な要因があるが最終的には古芝が合図を送れば躊躇なく大賀の頭を撃ち抜いていたであろう。
そう、湯川はポアロなのだ。
作中で言及されているということは原作者はそこを意識して書いているのかもしれない。
ところが映画では瑠美に自首をすすめにくる。
見当違いも甚だしい。
原作ではここで容疑者Xの献身の内容に触れて湯川が必ずしも自首をすすめにきたわけではないことが明らかになる。
映画でも原作でも湯川が来訪した理由(本当は瑠美は佐織を殺していない可能性があること)は一緒だが、「自首をすすめにきたんでしょう?」の問いに対する答えがまるで違う。(映画では「そのつもりでした」とはっきり明言されている)
ここで容疑者Xの献身の内容に触れていた方がドラマシリーズとしての繋がりも出せたし、ドラマファンも原作ファンも大喜びでとてもハッピーだったのではないだろうか。
もし初めて見る人に対する配慮だというなら聴きたい。「たった一言二言過去作を匂わせる発言があるからと言って初見の人が距離を感じると思ってるんですか?」と。
さらに湯川と町の繋がりも薄い。
原作では湯川が菊野という街に溶け込んでなみきやの常連から次々と情報を引き出していく姿も面白いし、なみきやの面々と親しくなることで湯川もより前のめりにこの事件に関わっていくという側面があるのだ。
この湯川と町の繋がりを描かず、ラストシーンを町の人々のその後を内海から報告されるシーンで終わらせるのはあまりにも面白味に欠けると思われた。
そして、原作でのラストシーン
なみきやに高垣が訪ねてきて許しをこう。
原作を読み直した時、このシーンで泣いたのだがこのシーンがカットされていて喪失感は計り知れない。
先ほど話したこの作品のテーマ「沈黙は罪なのか」
僕がこの作品を読み終わって抱いた感想は「沈黙は罪である」ということだ。
もちろん、法律で沈黙を取り締まる条文はないし、なんなら沈黙は権利だ。
この作品で沈黙と言われると蓮沼の沈黙がかなり印象に残るが、瑠美の沈黙が大きな役割を果たす。
例えば、“もし”瑠美が佐織を殺したと思った時警察に自首していれば、警察の捜査で遺体遺棄容疑で蓮沼を実刑に問えたかもしれない。
また、バレッタがかなり早い段階で調べられて佐織殺害に関しても蓮沼の罪を実証できたかもしれない。
その可能性を潰したという意味で瑠美の沈黙は最悪の選択肢だったのである。
そこで、先ほど述べた原作のラストシーンに戻るが、そんな罪深い沈黙をすることもできたのに、高垣はなみきやに足を踏み入れて自分の思いを話す。
それに対して祐太郎も沈黙せず自分の気持ちを素直に伝える。
つまり原作のラストシーンは沈黙せずに新しい生活を始めようと歩みはじめる大事なシーンなのだ。
そのシーンをカットしたのは沈黙よりも罪深いと思う。
クライマックスもなぜか新倉VS草薙の構図にすり替えられてるし・・・
そもそも根本的に新倉は沈黙していない。
むしろ最初に沈黙を破っている。
たとえ虚偽の供述だとしても。
例えばその前に草薙が「あなたの供述は嘘ですよね?」と問い詰めて沈黙している描写があるならまだしも、あまりにも唐突感が強すぎた。
役者さんの演技は皆さん素晴らしかった。
というかキャスティングは毎回ピッタリなんですよね。
田口浩正さん演じる戸島が草薙に対して声を上げるところは良すぎて思わず震えた。
ずんの飯尾さんも優しさと娘を思う父親としての強さ、蓮沼に対する怒りその全てのバランスが絶妙の名演。
岡山天音さんも良かったからこそ最後の裕太郎と高垣のシーンは見たかった。
【良かった点】 ガリレオシリーズが令和にまた観られることがまず嬉し...
【良かった点】
ガリレオシリーズが令和にまた観られることがまず嬉しい。福山雅治さんの湯川はいつまでもできる完成度、素晴らしい。湯川と草薙の関係の深掘りが行われて、2人が親友であるシーンには、原作ファンとしては胸が熱くなった。
【良くなかった点】
とにかくミステリー要素が弱すぎる。液体窒素があっさり出てきて、え?これで終わり?ってなるし、映画の妹のポジションも謎。妹が殺した以外の選択肢ある?、というか妹じゃなかったら誰が殺したかはどうでもいいな〜と感じてしまった。妹を守るために沈黙を約束する人々、のほうがしっくりきた気がする。あと、沈黙のパレードなのに喋りすぎ!笑
もっと
よかった。間違いなくよかった。
人にも声を大にして薦められる作品。
ただ個人的な感想を言えば結末が…。残酷かもしれないけど事件の真相を知っての全ての登場人物の反応が欲しかった。
容疑者xを見てるからこそ、あのなんとも言えないモヤモヤ感を求めていたかもしれない。
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