沈黙のパレードのレビュー・感想・評価
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派手な実験はなくても満足
主人公は教授になったせいか、堅実に科学的な謎解き真実を。人間関係と愛情の交錯、東野ワールドと安心のキャストでしっかり楽しめるかな。キャストの才能のぶつかり合いという面でも悪くない。
物語の展開で一番のヒットは酒匂さんの役だな。
今回はなんと、天才物理学者が数式を使わず人の心の動きから論理的にミ...
今回はなんと、天才物理学者が数式を使わず人の心の動きから論理的にミステリーに取り組んでいった。人間の心の葛藤の機微が繊細に描かれているように思った。複雑な心境になった。
面白いシナリオ
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歌唱能力が高く将来を嘱望された少女が殺された。
で容疑者・最低野郎が逮捕されるが起訴されず、
少女の父・飯尾の営む飲食店に挑発に来る始末。
ところがこの最低野郎、自宅で窒息死。
液体窒素を密室に充満させられて死んだと湯川は推理。
当然まず飯尾が疑われるが、アリバイがあった。
犯行時刻頃に客の女性が腹痛になり、病院に運んでた。
すると飯尾の娘の歌の先生、桔平が自首して来た。
自供によると、液体窒素を用意したのは飯尾だった。
でも飯尾は最低野郎を殺すつもりでは無かった。
窒息寸前に追い込み、娘の殺害を認めさせたかっただけ。
でも上述のアクシデントで病院に行くハメになった。
なので計画は中止、桔平が現地の液体窒素の回収を任された。
そこで気が変わって独自に実施、殺してしまったとのこと。
一旦はこれで全てが解決したように見えたが裏があった。
実は飯尾の娘を殺したのは、桔平の妻のれいだった。
と言っても殺意はなく、過失致死だったのだが。
それを最低野郎に知られて金をたかられてた。
なので桔平が飯尾の計画に便乗して最低野郎を殺した。
突然の腹痛女は桔平が雇った女優だった。
そして実はれいは少女を殺してなかったことも判明。
少女は失神しただけで、その後に息を吹き返してた。
でもれいをゆするため、最低野郎が殺したのだった。
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嫁は映画館で見たらしいが、おれはTVで見た。
こんなのやってたっけ?何で見なかったんだろう?
TVドラマは全て見てて、結構好きなんやけど。
なかなか練られたシナリオで面白かった。
でも男性陣が女性をかばってるってのはすぐに直感したな。
羊とれいがあまり重要でない役で出てるもんで、
そのどっちかが真犯人なんだろうなと思いながら見てた。
するとやっぱりれいちゃん一枚かんでた~。
まあホンマの真犯人は結局最低野郎やったんやけどw
期待外れ。ガリレオの面白さが全くない。見る価値なし。
まず、冒頭に出てきて美しい歌声を披露した女子高生佐織がすぐに亡くなっている展開で、この後映画の中での可愛い姿を見る期待が裏切られた。そして、視聴者に蓮沼を完全な悪者に仕上げ、「完黙の蓮沼をいかに落とすか」というストーリーになるかと思いきや、蓮沼が殺されてしまう。蓮沼殺害の動機は関係者全員にある中、犯人捜しをする面白みも生まれない。そもそも、蓮沼殺害に使う手法は一般人が容易に考えられるものではなく、物理学者が可能性の一つとして提起したとしても、殺意を実行に移すための現実的な方策ではなく、全く現実的でない。そして、何より湯川が佐織殺害の真犯人を問い詰めていくのだが、その真犯人特定にいたるまでの過程や理詰めの根拠、展開がなく、いきなり「あんたが犯人だよね」と言っているに等しい。湯川が真犯人に詰め寄る姿は唐突で違和感しか生まれない。
ストーリーが二転三転するわけでもなく、ダラダラと進みながら、突然予想だにしない真犯人が登場する。誰も想像しなかっただろう視聴者の裏を書く真犯人に仕立て上げる事に専念したのだろうか、謎解きや展開など一切ガリレオの面白さが欠落してしまった、不完全燃焼の映画。見る価値なし。時間の無駄。まだ見ていない人は、ガリレオ再放送を見るべし。
本来0点をつけたいがつけられないので0.5点。
新参者でいいんじゃね?
ガリレオはドラマ、映画と見ておりますが、
今回も原作未読で映画から見た。
俳優さんでなんとなく重要な役柄がわかるんだけど、
真相解明まではなかなか面白かった。
ただ、謎解きは湯川先生らしさはなく、
むしろ人間味あふれる推理は、
加賀恭一郎でよかったような。
黙秘してたらホントに無罪になるんだろうか?
ゆうなちゃん事件の真犯人は結局誰なんだろう?
と、いくつか違和感を感じた。
最後の最後、オチも沈黙?
ガリレオシリーズは大好物で全てコンプリート、これだけ見ていなかったので見ました。
やはり導入部の引き込み方、途中の意図的なミスリード、福山、柴咲、北村の三人の織りなすストーリー展開、全部好きだったし、福山の推理が物理とあんまり関係ないなーと思ったけど原作未読のため、原作ではきっと違うんだろうと、北村ちゃんの過去を払拭する為に物理関係なく協力的なのかな?とかおもったけど、
1点どうしても合点がいかない部分として、「例のあの人がしたこと」を最終的に皆情報共有したのか?という所が沈黙されてしまったのでモヤモヤしてます。
「そこに関しては言わなかった」なのか「言った」なのか‥「例の人がしたこと」が無ければそもそも‥とならないかなーと。
まーガリレオシリーズは映画はめちゃくちゃ面白いのにラストなんだかスッキリしない気持ちで終わるのが多いのでいいんだけど笑
私見ですがそこがどうなったかを沈黙されるとこの素晴らしい映画が個人的に台無しなので点数をマイナス1点しましたが、見てよかったのでファンなら必見です!
期待はずれ
設定はすごく面白そうだったが実際に見てがっかりしました。
湯川先生が探偵的に推測で事件を解決します。
他のガリレオシリーズと比べると科学的な部分に物足りなさを感じます。
各登場人物の心理的描写は良かったのですが、草薙が吐く演出は安っぽさを感じました。
キャスティングはとても良かったと思います。
色々な意味でリアリティが感じられない作品。
色々な意味でリアリティが感じられない作品だった。登場人物のキャラクターの設定(クズでロリコンの極悪人が1人であとは善人ばかり)にも無理があるし、主人公の女の子が殺された状況設定、極悪人の殺し方にも相当無理がある様に思うし、黙秘したから裁判にもならない、というのにも納得しかねる。
好きじゃない
どういう訳か好きになれなかった
誰かをかばうために誰かが嘘を付く方式が今回も遺憾なく発揮されており、もういい加減にしろと言いたい
あとどんなトラウマがあるにせよ会議室に入った途端いきなり嘔吐はないだろ
出てくる人の行動が奇矯過ぎて全然ミステリーに集中出来ないよ…
大体ミスリードはいいけどさ、観てる人が推理出来るような最低限の情報さえ与えてくれないのはひどくないですか?
積み重ねの偉大さ!!!
原作こそ一度も読んだことはありませんが、映画とドラマはスピンオフも含め全て観ています。
今まで相棒が替わったりしてそれはそれで嫌いじゃありませんでしたが、今作を観てやはり湯川先生の相棒は柴咲コウさんが一番だとあらためて思いました。
年月の積み重ねに応じてレギュラーキャストの皆さんも素敵に歳を重ねておられますが、それによる呼吸の妙と言うかチームワークの良さに要所要所でニヤリとさせられます。まさに「実に面白い!」です。
飯尾さんを始めとする今回のお話でのキャストの皆さんもそれぞれに非常にいい味を出しており、安心して観れました。並木姉妹の2人もフレッシュでステキでした。
岡山君演じる高垣君があまりにもポロリと計画をバラしたり、そもそも元はと言えば君が子供さえ作らなければ…みたいな気にはなりました。
地方のお祭りのパレードにしてはダンスがキレッキレだったり、山車が豪華過ぎたり、真実についても若干の無理矢理感があるのは否めませんが、15年にも渡って作り続けられている有難さのほうが断然勝ってしまいます。
映画作品の中だったら前作『真夏の方程式』がすごく好きだったので、個人的には今作がそれを超えてはいませんが、次回作が観られることに大きな期待を込めて★4つでお願いします。
アガサクリスティを彷彿
相変わらずのコンビのやり取りがまた良かった。
ある街で少女が殺された事により、街の人達の中で何かが生まれてしまった。
ある男が殺人犯として浮上する事になる。
その男に恨みを抱く人達が多くいた。
事件のストーリーがどこかアガサクリスティの「オリエント急行」を思わせるなと思っていたら、どんどん思わぬ展開に転がっていくところが面白かったです。
誰かの罪を被っても、その人の心が全て救われるとは限らない。
そう思うとなんだかやるせない気持ちさせられてしまうな。
ストーリーとしては、非常に面白かったです!
ぜひ、続編も期待したいです!
衝撃的だった…
死んでしまった歌手を目指した少女…。死に至った状況がとても辛く悲しかった。
あの時に関わった方が逃げなければとか色々な感情が観終わった後に複雑で悲しい気持ちで一杯だった。母を亡くした時のスレ違いで起こってしまった感情に似ていた。
内容を記載してしまうと先入観で見てしまうからこれ以上は語らないが、悲しいがいい作品。ガリレオはTVシリーズから見ているがハズレが無い。作者が良いのはもちろんだが、それを画像に起こす監督、演出、役者、それに関わる関係者の凄さによる作品。
友人のためなのかな
原作未読です。
ただ、ドラマシリーズ、映画シリーズは見ました。
湯川先生の科学者感が少なかったかな。
友人を助けるためにというような感じなのでしょうか。
全体的にヘビーなストーリーでした。
あの時救急車呼んでれば赤ちゃんも助かったかもしれないのになぁ。
ネタ切れ?
おなじみガリレオシリーズ、主人公が理系の研究者だからトリックは物理化学の凝ったものが定番、本作は液体窒素による窒息死だが納得がいかない。
先ず密室が条件だが同居人の増村でなければ部屋に閉じ込めて窒息死可能かどうかは思い浮かぶ筈が無いけど中卒で廃品回収員だから、湯川先生でもすぐには思い浮かばなかった液体窒素なんて考えつく筈もなかろう。2点目の疑問は被害者の血液のついた作業服が押収されている、これだけ確固たる物証があるのに黙秘だからと言って不起訴、釈放になるなんてナンセンス極まりない。尚且つ、犯人がわざわざ実家に遺体を持ち込むのも不自然、死体遺棄罪の時効を待ってから新村を強請る計画なんて手の込んだ計画を立てられる知能犯にするにはキャスト、演出共に無理がありすぎ。
東野圭吾先生もネタ切れなのか、編集者も大先生には言い辛かったのでしょうが、読者や観客を甘く見ていい加減な話を作るのはどんなもんでしょうかね。
仮想パレードは奇抜で面白かった、ロケは静岡県牧之原市、実際に祭りのパレードは地元でも人気のようで、ボランティアを募って撮影したとのこと・・。
大好きなシリーズ最新作
相変わらず期待裏切らず、です。街ぐるみの‥という意味では99.9と被るなぁとか思ってたけど、99.9のレビュー見返したら真夏の方程式と被るって書いてあった笑 まさか妊娠した子供の父親って‥と残酷な事実を想像したけど、そこまで悲惨じゃなかった。奥さんももっと殺意が前からあって‥とかだったらもうちょっと面白かったかな。てゆーかこんな証拠揃ってるのに黙秘したら無罪になるって、、そんな事あんの?あるとしたら司法大丈夫??不安になったよ。飯尾がこれで賞を受賞したそうで。こんなに自然な演技ができるんですね。意外で見直しました。賞を取るのも納得。エンドロールで懐かしい映像も。それにしても柴咲コウ変わってないなぁ。福山と北村一輝は若っっ!!って思ったけど笑 当時から見てても変化には気づかないもんですなぁ。
予想しやすいトリック+共感しがたい動機=スッキリしないミステリ
終盤二転三転するので、筋が読み切れる訳じゃない。
ただ、街の人々が犯行に関与しそうな事や、パレードの山車が犯行に利用されそうなことは、事件発覚の前から察しがついた。ガリレオの売りである筈の液体窒素の件も、ドアの隙間を見せた時点で予想がついてしまった。
流石に、現在の実行犯が作曲家な事や、動機が妻の殺人未遂(傷害)だった事までは予想つかなかった。ただ、意味ありげに手を握りあうのが伏線がなら、あまりヒントが不十分。湯川が語る「真相」も、後半は証明が困難そうで、可能性の1つに過ぎない感じる。
加えて、作曲家の妻が妊娠を告白した女の子を、気を失うほど突き飛ばしたのはやはり酷い。直後に自殺未遂したとしても、同情の余地が無い。
てな感じで、終盤になるほどスッキリ釈然とせず、作品の評価が低めになった。
1作目の映画がミスリードになる面白い作品
この映画はガリレオ3作目の映画であり、1作目の「容疑者Xの献身」が見事にミスリードになっていて最後まで真相がかき乱された。
容疑者Xの献身は、犯人の男が無垢な親子を守ろうとした為に、最後まで徹底して悪魔を演じるという作品だったが為に、今回も最初からクズ全開の蓮沼にも「裏」があるのでは、と心のどこかで最後の最後まで疑って掛かってしまい、見事に疑心暗鬼を利用された、という感じでした。正義や人情など欠けらも無い、クズはどこまでいってもクズ、を貫いていて、しかしガリレオはそんな犯人でさえも伏線ひとつで見事にその構図をひっくり返してくれるので最後まで油断できない作品です。しかし今回は、まさかの1作目の教訓が湯川先生の中に刻まれており、「私は同じ過ちを繰り返したくない」と言ってくれて、同じ轍を踏むことはなく、途中からは「湯川先生なら大丈夫」という気持ちにさせてくれました。(結局、最後は当事者に真実を伝えて本人の良心に任せる、という流れで「同じじゃん先生…」と思わなくもなかったですが。別の真相を伝えたかったのだから仕方ないか)同じシリーズでも作品の繋がりがないことはよくあるので、こんなにも1作目の後悔を繋いでくれる作品って珍しい。賑やかで暖かいパレードとの対比で、誰も彼もが他の誰かの沈黙に続いて口を閉ざして死の行進をする。犯行に手を染めた人たちが何事もなく普通の生活に戻れている姿は、若干のご都合主義が垣間見えましたが、ガリレオってそこまでリアル突き詰めて気分悪く観たい作品ではないし良かったのかも。湯川先生を見ていると、いつも「こんな大人になりたいな」と趣味の幅を広げてくれるので大好きです。(水炊きに頬を弛めたり、堅物なのに地元のパレードを本当に楽しそうに見物したり、コーヒーの趣味に目覚めたりいちいち渋いです……)
原作の表面をなぞっただけだった
一応ミステリーなので、誰かが殺されて犯人が捕まると言う部分を映さないといけないので、それを最低限拾っただけと言う感じ。
あの描写だけで、被害者の周りの人間があいつが犯人だ!ってなるかなぁ。と言う程に割愛されてる。
まぁ、これは原作からして、被害者女性が世界で活躍出来る実力!と風呂敷広げた割りに彼女のキャラが全然出て来ないで、最後の真相になって、そのキャラが書かれていてミステリーとしてどうなの?って部分が多かったけども。
むしろ、ガリレオ先生が偶然だが、現場の近くで研究していて、自ら事件に関わる理由とかが大事だと思うんだが、そっちもイマイチ。
容疑者Xが上手くまとめただけになぁ。
全142件中、1~20件目を表示