12ヶ月のカイ

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12ヶ月のカイ

解説

「マイライフ、ママライフ」「世界で戦うフィルムたち」の亀山睦木監督が、人間の女性とヒューマノイドの男性との間に生まれた命をめぐって繰り広げられる物語を描き、世界各地の映画祭で高く評価されたSFサスペンス。

近未来の東京。WEBデザイナーのキョウカは、日常をともに過ごせる「パーソナル・ケア・ヒューマノイド(通称・PCH)」のカイを手に入れる。カイはキョウカとの会話を通し、持ち主である彼女について学習していく。キョウカは次第にカイに特別な感情を抱くようになり、やがて彼女のお腹には新しい命が宿る。キョウカは友人や母親、同じくPCHオーナーであるシンと対話を重ね、急激に変化する現実に翻弄されながらも自身の未来を決めていく。

「あいが、そいで、こい」の中垣内彩加がキョウカ役、「衝動」「空はどこにある」の工藤孝生がカイ役で主演を務めた。

2020年製作/83分/G/日本
劇場公開日:2023年7月22日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5SKIP

2023年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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いぱねま

2.5おいくらでしょうね…。

2023年7月29日
Androidアプリから投稿

怖い

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Bacchus

5.0まがい物で孤独を埋めた代償

2023年7月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

人工知能と人間の、異種間パートナーシップから始まるSFヒューマンドラマ…と思いきや、後半のある出来事から物語はサスペンスに転化する。
キョウカがパーソナルケアヒューマノイド(PCH)に依存してく背景や、PCHとのパートナーシップについて一人で悩むことになる背景が上手く設定されていた。

PCHの本来の用途は家庭内で家事・育児をサポートすることであるため、キョウカには一般的なユーザーとPCHの関り方が分からず、さらに世間ではキョウカのように単身者が異性型のPCHを所有することはラブドールを所有することと同一視されているせいで、キョウカは後ろ暗さや理解されない寂しさでますます孤立する。また、オーナーを全肯定するよう作られているカイには問題解決能力はなく、相談相手にはならない。

結果キョウカは、一人で目先の悩みや孤独に気をとられることで、周囲との問題意識のズレの本質を理解できないまま時間を重ねていくことになる。このすれ違いによって相互不理解や孤独が生まれる様子や、大きな衝突が起きるまでは問題が日常に誤魔化されていく様子が、リアリティをもって生々しく描かれていた。

孤独を利用する商売は現実にも沢山ある。キョウカが今後回復する道はあるのか、気がかりなラストだった。

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うぐいす

ネタバレしてます。

2021年9月16日
PCから投稿
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