わたしは最悪。のレビュー・感想・評価
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よかった
評判が高かったので見たのだけど、自分は女性ではなく、子どもが好きなのであまり共感できるところがない。
せっかく医学部に入ったのなら医者の資格を取ってから別の道に進むのがいいのではないだろうか。その道の枠のなかで自分に合う方向を目指せれば、それが精神科でもいいし、途中で道がそれ過ぎだ。カメラなんて極端な話、中卒でも関係ない商売だ。もともと教養の高い層に所属している人は、そこに価値を感じないのだろうか。僕はヤンキー高校の出なので、賢い人たちとそうでない人たちの違いがすごく分かる。もともと教養の高い層の人なのだろうそこも共感できない部分だ。
正確に難ありと言ってもそもそも美人だし、持たざる者ではなく、それほど最悪ではない。僕の知っている若い人は、本当に見てくれが悪くて友達もいなくて親ともうまくいかず、お金もない。その人に比べると全く最悪じゃない。
勝手に見知らぬ人たちのパーティに入っていくところはハラハラする。
共感したくなかったけれど
この作品のレビューを読んでいると、沢山の「主人公が我儘すぎて共感出来ない」「自分探ししすぎ」「思いやりがない」というコメントに出会う。
主人公のユリア、良く言えば自分に正直で魅力的だけど、本当に自分勝手で甘ちゃんですよね。
私はこんなにモテても優秀でもなかったけど、ダメなところはめちゃくちゃ身につまされてしまった。
歳上で才能ある恋人が好きだけど、一緒にいると自分の何者でもなさがコンプレックスになってしまう。妻や母親の役割を引き受けるのも受け入れがたい。
それなら仕事や自分自身にもっと向き合えばいいのに、居場所を次の恋人に求めてしまう。
作中でいちばん「あちゃー、最悪だな」と思ったのは、ゴミ箱にあった原稿を拾って褒めてくれたアイヴィンに、八つ当たりで怒るシーン。
「落ち着いて50歳になってもコーヒー淹れてれば?」
自分が何者にもなれてない焦りとプライドと、アイヴィンのことそんな風に見てたんだ…っていうのが合わさったひどいセリフ。
いちばん「甘えてるなー」と思ったのは、病気のアクセスに「いい母親になるよ」って言ってもらうところ。自分が浮気して振っていて、相手は余命わずかで辛いのにね。でも、この友情がちょっと救いでもあるんだけど。
ひどいひどいと書きましたが、ここまで主人公の勝手さや子供っぽさを描きだしたのは本当にすごいと思う。
この映画に限らず、30前後の女性の焦りや葛藤を描いたストーリーはとても多い。妊娠出産のリミットが迫り来ることと、未熟でも若くて魅力的だった時期が過ぎていくことの焦りは、世界共通なんだなと感じた。
ユリアはエピローグでようやく腹をくくって自立していた。この先はどうやって幸せに生きていくんだろう?
答えはないだろうけど、知りたいと思った。
嘘に背中を押される
ラースフォントリアーは苦手だけど、その親戚のトリアー監督の映画はとても爽やかで良かった。話は全然爽やかではないが、別れ話ながらも、『ブルーバレンタイン』のような重さがない(これも良かったけど、打ちのめされてしまうので二度と観られない)。
会話の間に、主人公の気持ちの動きをゆっくり観察できて、そこに嘘とほんとが混ざっていることもわかるし、ついた嘘に背中を押されて自分を騙しながら前進しようとする機微も見えるように描かれているような気がして、すごく良かった。
こんなにも人の表情と間合いを、第三者的に観察できるのって、日常ではしてはいけないことだから、贅沢。(映画だから当たり前なんだろうけど)。
自身に正直に生きようともがくユリヤ
ユリヤを演じるレナーテ・レインスヴェのナチュラルな美しさと、リアルな静と動の演技に魅了された。
聡明な恋人アクセル( アンデルシェ・ダニエルセン・リー )と、パーティーで出逢ったアイヴィン( ハーバート・ノードラム )、二人の男性の間で揺れるユリヤ。
作品の中の男性が皆、保守的ではあるが家庭的で優しい。感情をぶつけるユリヤと向き合う彼らの姿がリアル。
映画館での鑑賞
わたし
ミーハー作品しかかからない109川崎にしてはロングラン上映だったので見てみる
お話自体に映画にする特殊性をかんじられなかった
主人公も「最悪」らしいのですが、そんな振る舞いにも共感、感情移入できず
だから清廉潔白であれという意味でなく
いつの世、どこの場所でも繰り返されてきたことをやってる気がしました
だから"尊いんだ馬鹿" と言われそうだけど
こういった○○系映画好きな人はスキなんでしょうけど
と、なぜ微妙かをなんとか絞り出す
女性のキャリアは北欧といえどもなかなか厳しい
一般的には、北欧でも家事、育児は女性主体で、キャリアプランが描きにくいと言う報告を読んだことがある。北欧は、女性も男性と互して働くイメージがあっただけに
驚きを覚えたが、この映画はまさにそんな北欧の女性の苦しさ、もどかしさを描いている。
やりたいことがあっても、パートナーを優先したり、そこでストレスを溜め込んだり。最後には好きな仕事につく。この直前に最初のパートナーの臨終のシーンで別れるんじゃなかったでは、陳腐な終わり方になったけど、そうでない終わり方であったところもよかった。
ミニシアターで、ほとんどが女性。男性は数えるほどだったが、こう言う映画は口コミで人が来てるんだろうなと思った。
映像、展開、音楽が素晴らしい。ただ主人公の「自分探し」にはついていけない。大人になろうね。
時間が止まったような主人公だけ動く映像【有料パンフの受け売り】古典的手法らしいのにビックリ‼️
オスロ、北欧の街の美しさ、誰でもついていける画面展開の快適さ、音楽のノリの良さ、大自然のトナカイの不思議感
ヨガの不思議感、漫画家の主張の機転も大変良い、飽きさせない大人の作品。
ただこの掲示板の「萌える、楽しい・・とか」絵文字の全てに当てはまらない不思議な作風。
基本全てが高水準。12章に分けた構成も素晴らしい、サクサク進行。
ただ30過ぎて未だに「自分探し」してる、恋人もフラフラ変える、元恋人の危篤に駆けつけない?駆けつけたが逃げてしまう
主人公には全く共感できない。
「少子化を憂うるワシとしてはとても肯定できない作品」
女性の総理大臣、社長大いに大歓迎だけれども
「お母さん」が一番「強くて、偉大」なんだよ。
屁理屈ジジイのワシも、とっくのとうに亡くなっているお袋お母さん思うと
たまらない。いまだに崇拝状態だ。今の家族が基準では無くて
全ては「死んだおふくろがこれ見たらどう思うだろう?」がジジイの行動規範。
それほど、母親は偉大なのだ。
トリッキーに大学の専攻を変える、職業も恋人もフラフラ変えるのも良い
ただ「30過ぎて自分探しも無いだろよ」と言いたくなる。
映像的には最善。素晴らしい。北欧の美しさ満喫。テンポも最高
音楽もGOOD👍。
最後の最後に恋人に裏切られる【少しネタバレ】のは因果応報。
元カレとは言え死の直前にあれほど濃厚なやり取りがあったのだから・・最後まで完璧に看取るのは当然だと思うが・・・
技術的にもテンポ的にもなかなかの秀作。
少し考えさせる後味も良い。男性と女性、キャリアハイの女性とご家庭の偉大なるお母さんでは感想が異なる作品。
ただ、「偉大なるお母さん」は子供と「アンパンマン」の鑑賞はあっても
こういう作品には費用的に来れないだろう。お母さんは偉大だから・・・
イヤ、いいと思うよ、職業を極める女性も。それはそれで・・時代は急速に変わっているから・・・。
前半のパーティシーンは最高。
自分探し大好き、普通の女の子でいたくない
主人公。
前半の勝手に侵入したパーティでの
駆け引きはなかなか楽しかった。
だが後半はちょっとモヤモヤします。
1番の理由が、2人の男性にギャップもないし
そんなに魅力を
感じられなかったから。。。
北欧の人たちが見たら、
あの男性陣はちゃんと見分けがつくのかしら。
うーん、ポスター映像のハツラツさを
期待して観たんですが、
予想を超えてくれなかった。
ある意味、あのシーンを切り取った
アートディレクターはすごくセンスが良いんだろうなぁ、、つられて観た人間の1人です。
もし暇だったら是非!
次々に飽きない映像がくるので最後まで楽しい 人生の選択肢をこんなか...
次々に飽きない映像がくるので最後まで楽しい
人生の選択肢をこんなかたちで描くなんて
物語の構成、表現方法、脚本の巧さに舌を巻く
わがままに見えるけどそう見えるか見えないかのギリギリ
俳優さんが凄いのか脚本が凄いのかもうわからないけど多分全部だと思う
人生は1度きりときには間違うし後悔もする
価値観も人それぞれ
許すこころと心を開くこと
自分探しのお年頃
共感するところとそうでないところとあったけど、章立てのストーリーで、集中して見れた。
自分の思いで突き進んでいる時は周りは止まっている、ってか見えないのね〜。
なくしてから気づくこともある。。。
最後はそうきたか。
見応えあった。
アカデミー賞ノミネート…
母子家庭で(かなり昔の祖先も)育ってきた女性の話。自分が行き詰まった時に男を変えながら、歳が経過していく。子供を生むことに抵抗があるのか、子供を生むことでこの女性も変わっていたのかもしれないと思うのは、男のエゴなのかもしれない。
自分の思いや、考えどおりに生きて生きて、今時の女性の過程を映像化。それだけ。
タイトルなし
説明的でない脚本、セリフの質、映像などレベルの高い映画だけど、あまりに独りよがり。私的てあることが悪いわけではないけど、主人公の女性のあまりの自己中、受け身等に共感はできない。俳優としての彼女もそういいとは思えない。
ただ、下品で女性差別者の彼が年下の彼女を支配しようとして支配しきれないのは小気味がいいというか、だからこそ彼は彼女に惹かれたわけで、といっても、そういう症状を介する関係性は稀なわけではない。
彼女は、自分を支配することのない新しい彼と出会うけれど、その彼は、彼女の子どもを引き受けることはない。そういうタイプの男性だったわけで、なので彼女は子どもを欲しがった漫画家の彼に、答えを求めて会いに行く。そういうストーリーの流れは人生のようでいいと思う。
彼女は求めていたものを必死で追い求めていく。その格闘はいいなと思う。ラスト近くの彼女のあり方。子どもを欲しがらなかった彼が誰かと子どもとともにいるのを見つけたときの表情がい。
彼女から別れを切り出されるシーンがリアル。。
彼女から別れを切り出されるシーンが昔の苦い記憶を思い出させて胸が締め付けられた。そう、女性は理屈じゃないのよアクセル。。なかなか納得いかんと思うが。(しかしちょっと待てよ、、あの時も実は新しい男がいたということか。。)
アクセルが癌になるシーン、真に迫っていた。
あんな感じで急にくるものなのだろう。
思いのほか長い。いや長く感じたが正しいか。
触れるか触れないかの繊細なボディタッチ、煙の交換など、あー言うのがエロくて興奮するよね。目的をとにかく達すればいいというもんじゃない!
一言で表せられたり、何かわかりやすい教訓を簡単に得られることを期待して観ない方がいい。
張子の虎
序・終合わせて12章立てと予告されて始まる親切設計な、自分探しをしている30歳を目前にした女性の恋愛と仕事の話。
医学がどうとか言い始めたのに、やっぱり魂がどうとか言い出して、お次はわかったの!写真撮るとか、ウダウダ能書き垂れて言い訳しては判ったようなことを宣う判ったつもりなセンター意外に興味ない主人公ですか…個人的に苦手なタイプです。(-_-;)
そんな序章に始まって、第1章で追い打ちかけて、エピソードを重ねていくけれど、第5章辺りから、なんだかベッタベッタな恋愛物語に。
相も変わらず能書き満載の言い訳して乗り換えて、ラジオを聞いて目がキラッキラになってとどこまで行くのかと思ったら…ヘビーな現実に触れてではあるし30歳にしてやっとこだけど、終わってみればなかなか良い大人になれたのかな。
それほど最悪じゃなかったと思うけど。
30歳前後の迷子の女性たちやま過去に迷子だった女性たちは、苛立ったり羨ましかったりあるあるーな展開では?
やりたいこと見つけたやってみたこれじゃない感(実行できるのすごいよね)、焦りとか、そこを基点とする暴走とか。
人間関係の拗れとかは個人的には友達がこんな子なら忠告したり、距離おこうってなるけど、正直にそれを選択して、違和感を隠さずぶちまけて、そこから始まるスタンスの彼の国ではありなんだろうなって。それは羨ましいですよ。
最後スチールカメラマンとして職を得て自立しているのは結果オーライだったと。
子供はいらないと言ってたアイヴィンがきっちり子供を持つ父親になってるのは、これ、あるあるなんですかね、男性的に。
タイトルなし
なんかこの、そこはかとない邦画感はなんだろう。映像表現とか暮らしぶりが漫画っぽいからだろうか。あと、死別が『セカチュー』とか『愛と死をみつめて』(古い…)とかの記憶を呼び起こすからか。
とはいえ、それっぽいことやるけど、何にも対して思い入れられなくて自分を賭すことができず、きらめいて見える瞬間的な快楽を幸せと無意識に誤謬するというのは身に覚えがある人が多いのではないか。フェミニズム“ぽい”わりには…という批判もあるようだけど、そのペラペラの描かれ方は、彼女がそれを便利な対象として利用しているだけだという、彼女の空虚さの表現として、かえって効いているようには思った。
主人公には賛否?
主人公がどこまでも魅力的だ。
とにかく自分の心の忠実に、世の中の常識を飛び越えて生きる。
社会の様々な制約の中で生きている私たちは、その行動に清々しさを感じるだろう。
様々な葛藤を抱えながらも、前進する彼女を応援したい。
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