劇場公開日 2022年1月7日

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決戦は日曜日のレビュー・感想・評価

全109件中、81~100件目を表示

5.0予定調和を破壊しようと暴れる宮沢りえが超絶にキュート、現代風刺をパンパンに詰め込みながらあくまで微笑ましいポリティカルコメディ

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

邦画にありがちなナラティブな台詞、下世話なテロップやナレーションを廃して父親の地盤を引き継いだ娘の選挙戦にこれでもかと現代風刺を塗りつけて爆笑をかっさらう痛快作。全然乗り気じゃない上に全く政治に無知で空っぽの世襲候補を演じる宮沢りえが世襲議員あるあるを全部引き受け、黙々と彼女を支える秘書を窪田正孝を見事に体現、予定調和に抗えば抗うほどズブズブと沼にハマっていくスラップスティックなのにリアルなポリティカルコメディに仕上がっています。とにかく宮沢りえがバカみたいにキュートなのでそれだけを眺めるだけで満足出来る辛辣にも程があるのに微笑ましい作品です。

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よね

2.5宮沢りえ演じる議員候補の行動基準がよく分からない

2022年1月9日
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2022年劇場鑑賞7本目。
父親が倒れて立候補する事になったが実は政治に興味なく、辞退も許されない空気なのでわざと落ちようとする、という予告の内容なのですが、本気で落ちようとするならもっとやりようはある気がするし、終盤なんか言っていた事とやっている事が全然違うのにそこについての説明がなく、作っている方は分かっているのかもしれませんがこちらは「えっ、なんで?」という感じで終わってしまいました。落選に向かって全力を尽くすという設定は面白かっただけに本当に残念です。同じ設定で三谷幸喜辺り作ってくれないかなあ・・・。

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ガゾーサ

1.0投票日なんですね!日曜日

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

つまらなかったです。
ラストもがっかり

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かん

3.5出たい人より出したい人

2022年1月9日
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笑える

楽しい

大笑いを取る作品ではなかったが、クスクス笑える作品であった。正月に上映するに相応しい映画だ。
宮沢りえの魅力的なこと。こんな候補がいたら、私も投票したい。彼女の言動は正直で嘘がない。おまけに言っていることは正論だ。忖度することがない。楽しめる映画だった。

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いなかびと

2.0バタバタと騒いでいるだけ

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

選挙を題材にした社会派コメディですが大声でバタバタと騒いでいるだけで内容は薄い印象。前半はまだ面白みもあったが後半はグダグダな展開でメリハリもなく面白みに欠ける。主演である窪田正孝と宮沢りえを鑑賞するための映画でしょうか。
2022-4

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隣組

4.0このシステムは簡単には壊れない

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

現実問題として、長い時間をかけて出来上がった政治の世界のシステムはとてつもなく根が深く、どこからどう手をつけても、何も変わらない。
秘書や事務所の人間という当事者の立場にいると、全体としてこのままでいいとは思っていなくても、まず目先のさまざまなことに対処することだけで力を使い果たしてしまう。

監督は、そういう現状について、たぶん消極的に肯定しているのだと思います。

地方議員や後援会の重鎮たちも、映画をとおして客観的に描かれると、浅ましさと滑稽さしか見えない。
そんな世界のさまざまな調整作業にエネルギーを使うことの馬鹿らしさと虚しさはよく分かるけど、ずっと当事者にいることで、いつの間にか、その馬鹿馬鹿しいけどガッチリと出来上がったシステムの側の強力な守護者になっていく。
だけど、その守護者たちをいったい誰が批判できるのですか?

政治の世界がマトリックスだったら、窪田正孝さんは最強のエージェントのひとりとしてモーフィアスたち改革志向の連中を蹴散らかしてしまいそうです。

宮沢りえさんがネオになれますように。

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グレシャムの法則

1.0可もなく不可もなく

2022年1月9日
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予告を見て楽しみにしてましたが
シリアスでもないしコメディでも無いし
盛り上がりも無く何か釈然としない映画でした

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nobu

3.0選挙戦の舞台裏、選挙事務所の日頃の様子がわかって面白かったです。選...

2022年1月9日
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笑える

楽しい

幸せ

選挙戦の舞台裏、選挙事務所の日頃の様子がわかって面白かったです。選挙に行こう!と改めて思いました。宮沢りえさんがハマり役でした。個人的には小市慢太郎さんのなんともいえない笑みが良かったです。

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Yoshi K

3.5笑いの中に現実が織り込まれていた

2022年1月9日
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鑑賞方法:映画館

2世議員(候補)のトンチンカンさとそれに振り回される周囲、という構図以上に、選挙における構造上のしがらみがとんでもなく本人を雁字搦めにしていて、作中でさらっと言われてることでもそらおそろしくなった。

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しんかいぎょ

4.0神風が吹いた

2022年1月8日
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まず感想。非常に面白かった
病に倒れた大物政治家である父の代わりに出馬した娘を支える秘書の苦難を描いたコメディなんだけど…それだけでは終わらないのが面白い

最初は業界に無知な上に我の強い川島ゆみに振り回される秘書達の達観ぶりが面白いのだが次第にゆみの言ってる事の方がマトモに思えてくる。そこから政治社会の暗部や汚さの表現がとても面白く上手いなぁと思った

本当にあんなかんじなんでしょうか

個人的な感想としては川島ゆみはそのうちに総理大臣になるのではないかと思う。上に立つ人間とは本人や周りが何をしようと考えようとその人があるべき場所に押し上げられることがあるのだと思う。今回も選挙期間中に何度も神風が吹いた。川島ゆみと谷村の行動、言動に関わらずきっとあるべき場所へ押し上げられていくのだろう

そう思うとなんともゾクゾクする話であった
現実社会でも圧倒的リーダーシップをもつ人間に出てきて欲しいものだ!!と凡人はそう思いました

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きのこ

4.0どのベクトルで見るかによって評価は大きく変わるかな…。

2022年1月8日
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今年7本目(合計284本目/今月7本目)。

映画で扱われているのはもう公開情報ですが、選挙。日本の選挙には(一部の例外を除いて)公職選挙法が適用されます。行政書士試験ではこの法を直接問うことはまれですが、それこそ選挙のいわゆる「一票の格差」の裁判でこの法がよく登場しますので、合格者でも(リアル立候補しなくても)概要程度はつかんでいるくらいの感じです。

で、多くの方が書いているように、お正月からコメディものと見るか、政治が入った多少は「こういうことも考える必要がありますよ」という軽い問題提起型の映画と見るかによって評価はかなり違うと思います。私は後者の立場で見に行きました。うーむ…。

日本は映画に出てくるような選挙って想定していないんだろうな…とは思います。というのも、この映画には一切出てこない概念があり、それと組み合わせると破綻をきたすからです。今は便利に使われている「期日前投票」のルールです。
このルールがあるため、各陣営とも政治に対する思いなどは最初から最後まで一致していないといけないんです(そうでないと、期日前投票のルールが意味をなさなくなる)。

ただ、この映画はそうはなっておらず、ドタバタ劇を優先したために、「期日前投票がある」という観点から見ると、かなりの「迷惑な立候補者」な事案なように思います。いきなりリアル隣国(韓国/北朝鮮。便宜上、国扱い)に対する思想を言い始めたり等ですね。

公職選挙法の期日前投票のルールは何度か「緩いほうへ」改正され、当日仕事でなくてもレジャー等でも投票できるようになりました。そのため天気にもよりますが投票率は上がったと言われます。ただ、こういう「迷惑な投票者」には期日前投票のルールは合いません。選挙の時には選挙管理委員会等も「選挙の公平性」を重視して何も言わないことがリアルでは多いですが、実際、映画で出るような内容まであっちこっち政策思想やらが変わったりスキャンダルがどうだのとなると、期日前投票のルールを形骸化させることになります(要は、当日まで待ったほうが良い、ということになってしまう)。

もっとも、「期日前投票」に焦点は何もあたっていないのですが、「公職選挙法」という語は出ますし、そのことを考えると一切触れていないが実は「多くの人が被害を被ったともいえうるような選挙ごっこ」は、これは(リアルの世界で起きたら)どうなんだろう…とは思いますね。

  ※ 選挙に出るには、いわゆる「売名行為」を防ぐため、一定の供託金が必要ですが(法定の票数集まれば落選でも返金される)、供託金を高くしすぎると立候補の自由(憲法上は明文規定はないが「あるとするのが当然の解釈」というのが最高裁判例)が阻害されるので、実際も低く設定されており、大阪府知事や東京都知事といった選挙では30人とか40人とか出るというのはリアルでも発生しています。

 ただ、この映画で描かれている「いわゆる、有名政党と思われる新人が好き勝手やって大混乱させる」というケースだと、「期日前投票した人がなぜか損をする」という状況が起きてしまいかねないのであり、「選挙をおもちゃにしてはいけない」という点は強く思いました(リアルでも真似をする人が出るため)。

 ということで採点です。

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 (減点1.2) 正直、「お正月ドタバタ劇場」という筋で見るなら4.8とか5.0になるんだろうとは思います。実際、(ギャグ映画+政治映画)÷2 みたいな感じでしたし。ただ、「内容は少なめでも問題提起型の映画」と取ることも可能で、そうすると、映画内では一語も出ないが当然実施されている「期日前投票」をした人はこのドタバタに巻き込まれているも同じであり、配慮が足りなさすぎる(こういう描き方をすると、期日前投票をやめようとかという人がいても仕方がない。まぁ、一映画をどこまで反映させるかは人によります)かなという印象です。

 正直なところ、ここまでは書くつもりはなかったのですが、うーん…。どうなんだろう…(映画内で出ないだけで、当然に期日前投票の人をしている人に対する配慮がなさ過ぎなブレブレ内容。正直、そのブレブレが限界の度合いを超える)という感じでため息しか出ないです。
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yukispica

3.5窪田正孝のペコペコ秘書が良かった

2022年1月8日
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笑える

悲しい

単純

ある地方都市で地盤を持つ衆議院議員・川島昌平の事務所で秘書として働く谷村勉は、川島をサポートする仕事に満足していた。ところが、川島が病に倒れてしまい、次の選挙で川島の娘・有美が候補者として擁立された。漢字が苦手で自由奔放だが熱意だけはある有美に振り回されながらも、彼女を当選に導くべく奔走する谷村だったが、途中から有美の落選したいという意思を尊重してやりたい様にやらせ、スキャンダルをネットに書き込んだりした。さてどう決戦の結果はいかに、という話。
裏金渡したり、違法献金を強要したりと、実際に有るだろう裏事情がリアルっぽく描かれてて面白かった。
宮沢りえのカクカクには笑ってしまった。
窪田正孝のペコペコ秘書ぶりが特に良かった。

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りあの

2.0真剣なのか、コメディなのか

2022年1月8日
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笑える

寝られる

『老後の資金がありません』のような笑いとは違い、若干失笑でした。社会問題をコメディにする点は同じなのに凄い差がある映画。
真面目なのか、笑いを欲しかったのか。
途中ウトウトも、、、

イマイチでしたー

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ノブ様

1.5笑えず泣けずハラハラせず、ウトウト。

2022年1月8日
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宮沢りえと窪田正孝で政治コメディ。予告編を観て面白そうだなと、期待して着席。
政治家の父親が病気で引退、地盤を引き継ぎ衆議院議員選挙に出ることになった有美と、サポートすることになった事務所の私設秘書の谷村のお話。
この映画、何が言いたかったのか全く分からなかった。
だって有美は政治に興味がないんだもん。嘘が嫌いとか本音を喋るとか、どうでもいいわ。喋りまくる後援会の親父達。みんな自分達の保守の為だけに論争を繰り返す。どうでもいいわ。
後半は選挙に負ける為に頑張る2人。でも当選しちゃう。なんじゃこりゃ。
最初から最後まで、メリハリ無しの上っ面トーク。気持ちよくうたた寝できました。

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涼介

3.0深く考えずに

2022年1月8日
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7本目。
タイトル見ると、一瞬ドリカム?と思ってしまうのは年のせいか。
向こうは、金曜日だけど。
メッチャクチャテンポ良くて、あっと言う間に終わってしまった。
コメディではあるけど、深堀してないからね。
個人的には、そこ掘下げてとは思うけど、そしたら方向性が変わってしまうからな。
この作品にも、あのシーンがあったけど、思っている以上にあるんだなと、ちょっと複雑。
でも映画が先に撮ってるから、そこは仕様がないんだけどね。

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ひで

5.0正直……めちゃくちゃ面白い!

2022年1月8日
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笑える

楽しい

知的

予告で見た段階ではただのドタバタ政治コメディかと思ってました

しかし実際に見てみると

随所に笑いがあるものの段々と

「これ……笑ってていいんだろうか……」

という気持ちになってくる。

とてつもなく社会派なドラマでした。

なのに、すんごく軽やか

こういう題材を重苦しく難しく描く方が簡単だと思いますが

この作品はそうならない

思いっきり笑って

考えさせられて

最後にはちょっと熱くなっている

宮沢りえのコメンディエンヌっぷりも最高
(甲高い声がアホっぽさ増し増し)

窪田正孝も良かった

ちょっと舐めてました。

続編も見たい!!

気になった方は是非。

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BAMBi

3.5窪田と宮沢のロング政治コント

2022年1月8日
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笑える

楽しい

幸せ

予告のインパクトが強くてそこそこ期待していた本作。だが、政治系の映画はあまり面白くないことが多いのでハードルは下げて見たが、予告以上に強烈なキャラを演じていた宮沢りえ、予告以上に笑える内容でした。

どんな役にも憑依できるバケモノ役者の窪田正孝。
本作でも魅力は大爆発。もう、この人が好きで好きで仕方がない。「初恋」の時の窪田ももちろん大好きだけど、今回のコメディアン窪田も最高に良かった。「穴があったら入りたい」「この場から逃げ出したい」という状況の演技や表情が笑える笑える。仲間に対しての話し方、立候補者に対しての話し方、後援会に対しての話し方、雑に、丁寧に、敬意をもって、弁えながら話している様子が本当に上手い。はいの言い方でもその場その場で印象が全然違う。「お前がな!」「イライラする〜」という気持ちを抑えているんだろうな〜っていう表情とかもよく伝わる。いやぁ〜よかった。

もちろん、宮沢りえもとんでもない。
普段は美しく優しいお母さんとか色気のある愛人とかそういう役が多い宮沢ですが、本作では何もかも覆すような演技。わがままで自分勝手で政治についてどころか漢字もろくに読めないアホで常識知らずの二世候補。こういうキャラクターは原稿を丸丸暗記したんだろうなと感じさせられる棒読みな演説や、急な質問にはろくに返答できないというのがテンプレート。でも、今回は違う。漢字は間違えるけど、文章を覚えることは容易い御用。急な質問にも自分が思っていることをハッキリと言うし、全く動じずむしろ堂々としている。こんな難役を宮沢りえはスっと自分のものにし、個性を開花。キャラクターの面白さもあるが、宮沢りえが演じているというのも面白い。満点の演技でした。こりゃ、日本アカデミー賞取っちゃうのでは?

ストーリー構成としてもよく出来ていて、前半は手につかない立候補者と支える秘書たちのぶつかり合いが描かれており、後半は選挙に落ちることを目標に手を合わせながら色んな計画を実行していく様を描いている。テンポがよく、飽きることがない展開には拍手喝采。心の移り変わりには疑問が残るものの、アクセントが効いていて見応えのある作品でした。

ただ、色々と気になるところが。
先生の話があまりなく、秘書チームは何故こんなにも彼のことを支え続けているのかがイマイチ伝わらなかった。結局、叶えられてないよね?と思ったし。
音尾琢真は急に出なくなるし、当たりが強すぎるんじゃないと思うし、そんなにサラッと流れるものかな?と感じちゃうし。んー、出馬から投票までの短い期間を描いていると言っても、やっぱり政治をテーマにした物語を映画にまとめるのは難しいものがあるのかな〜。

でも、窪田正孝と宮沢りえの2人の掛け合いが見れて大満足でした。2人だからこそ、2人がいたからこそ、まとまった映画だと思います。映画初めにぜひ。

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サプライズ

5.0バカ面白い!最高! 選挙のリアルさよく描かれてる。

2022年1月8日
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バカ面白い!最高! 選挙のリアルさよく描かれてる。

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ino

4.5色んな人に見て欲しい映画!

2022年1月8日
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笑える

怖い

知的

試写会に続き2度目の観賞。クスクスと笑えるシーンが続くが、ふと笑ってるだけでいいのだろうか?この作品は政治家以上に諦めてる自分達への皮肉が込められてる?!
初回の時はあっさりしてるとしてると感じたラストが2度目では秘書の谷村の心の変化ががっつり伝わってきて胸熱!!
笑えて、考えさせられるブラックコメディなのに後味が良いので派手さはないが正月映画に最高かも!

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柳川くん

4.0【地方の国政選挙/もう一つの視点】

2022年1月8日
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日本の”地方”の、それも発展から取り残されたような、勢いに欠ける選挙区の国政選挙の有様をコメディタッチで描いたユニークな作品だ。

地方で、与党自民党の国政選挙に深く携わる人には笑えない作品かもしれない。

更に、先の総選挙で当選した自民党泉田議員と星野県議のバトルを彷彿とさせ、その背景が窺い知れるような場面や、こうして与党の本部と県連候補者による分裂選挙に発展することもあるんじゃないかとか、そんなふうな場面もあって、まあ、もう皆んなが、こうだろうなと思いつつも、あらためて映画のストーリーとして見ると笑えてしまう。

それにしても、ばかしあい、脅しあい、調整から深く関与して候補者を最初から操ろうとする地方議員や地元後援会と地元秘書のあれやこれやは本当に可笑しいし、映画のフィクションでりえちゃん演じる候補が思い切った行動に出るのだけれど、裏の裏目(?)に出ちゃうところとか出鱈目で笑えてしまう。

映画「香川1区」で、ボディガードのように平井元デジタル大臣に寄り添っていた連中が、こうした地元の後援会の連中だとしたら腹も立つが、この作品だと単なるバカにしか見えないのも良い。

そういえば、参院から衆院に鞍替えした林芳正さんと、元々選出だった河村さんのあいだのバトルも思い出した。

この視点は新しいかもしれない。

※ それにしても宮沢りえさんにグッとくる。

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ワンコ