プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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執着するあまりに前へすすめない人間の性
女性の執念を描く。少し切ない物語。執念に根差した復讐心に執着するあまりに前にすすめず、精神的に病んでいるようにもみえる。サイコサスペンス。医学部中退、現在カフェの店員。実家暮らしの30歳の女性。
大学時代の親友が、同級生らの性暴力に巻き込まれて亡くなったことから病んでいった過去を背負っているような伏線。
人の記憶の強度の違い。いじめた側は覚えていないが、いじめられた側はいつまでもトラウマのように覚えている。この理不尽さも織り交ぜながら、復讐劇を描く。
途中、元同級生とのほっこりするような恋があって、快方に向かっていくのかと思いきや、ラストに向かって、裏切っていく。
執着するあまりに前にすすめない、だけどもこれも一人の人間の性。最後はすこし切なくなる。
脚本も色彩も、そして選曲も良し!
練りに練られた脚本だけに終わった後、見た人とあれこれ考察したくなるほど後バレの展開が素晴らしい!
ピンクと青の色彩も美術衣装ともに◎
あとパリスヒルトンはもちろんスパイスガールズやブリトニーの曲が細かく散りばめられているところも非常に楽しめました
私は後味良くなかった
むちゃくちゃ面白かったです。テーマは重たいデートレイプだが、アホな男どもに制裁していく必殺仕事人のような内容は痛快でした。しかし最後はやっぱり辛かった。キャシーには幸せになって欲しかった。男は擁護され、女性が軽視される世の中。このテーマの映画はずっと続けて公演されているが世の中良くはならない。偉い人は偉い人で居続けたいのだ。私も含めてねー。
男女で感じ方違いそう
自分の「信念」に基づき狂気的な「制裁」を加えていく女の話。主人公が同い年なのでより距離感近めで観たかも。キャリー・マリガンは華麗なるギャツビーで観た以来か?魅惑的でチャーミングだったけど気持ち老けが気になってしまった。
そこまでやらなくてもなぁ。
お尻の力の入れ具合で例えると
ぎゅっとするでもなく、緩めるでもなく、その中間で維持が難しい状態が続く感じ
途中瞬間的に緩急あって、また不安定に
会話は気の利いたというか少々お下劣というかストーリーに直接関係ないところでも楽しめた
解や行動が描かれず想像で埋めるところが多いが、いわゆるこういうものが作品として高級なのかもしれないが、好みとしてはもう少し振り切って欲しかった
韓国でリメイクされたら面白いかも
タイミングで得してる。
女性同士の友情(?)による復讐譚である。
ストーリーは復讐物の王道であるが
mee tooのタイミングだったから色々ノミネートされ大変効果があった。
スカッとした方も居るかもしれないが、私はなんとも悲しかった。
友情だけでそこまでやるか、という彼女のほぼサイコな復讐への執着はなんだろう?それがそもそも男女の認識のズレなのかなぁ、とか、、、もしあのパーティーに自分も参加してたらどうしてただろう、、止める事が出来ただろうか、、、とか、、、日本でも有名大学で似たような事件があった事を思い出した。
製作陣の狙い通り重くなり過ぎず、カラフルに、男性に猛省を促す作品。
映画館を出た男性は皆んな申し訳なさそうに見えた。
サイコパスシップにのっとり正々堂々と復讐
こんな不条理は認めない、絶対許さない、必ずや友の仇を討つ!のが生きる原動力はサイコパスの領域に昇華して儚く切なく美しい一世一代の大勝負に討って出る復讐劇の脚本、演出、衣装、出演をたった1人で…
脚本賞は伊達じゃない
どこに向かっているのか、判然としないだけにドキドキするし、面白い。
最終章の展開も「えぇ〜っ」となるが、それが彼女の意図したものなのかどうかも考え込んでしまう…
アカデミー脚本賞は伊達じゃない…
まさに2021的女性の復讐劇に拍手
プロデュースにマーゴットロビーの名が。いやー面白かった。本人ではなく、親友の受けた傷に対する復讐劇だったのね。そっちのほうがもちろんいい。こってりにも描けそうなところ、コマーシャル的にうまくやっている(初デートや朝焼けの中のあの煙とか)。そして、男性クリエイターからはでない男社会のリアルなくそっぷり描写が振るっている。ゆるい女に漬け込む男、男の出世の前には女は黙ってろ、そしてこの男性不信の主人公が心を開くようになって前半でこの復讐から足を洗いそうになるのでどうなるかと思ったらまさかのギアの入り方。そして話題の男のパーティーで扉を開けたら現れるリアルなクズ男たち。えー、そうなるの?アメリカ映画で、と思ったらのツイストも効いている。ラスト、この身を引き換えにしてでもクズ男をこの世の中きら追放してやるぞ感が漂っていて美しい。
痛快? いやいや……
完全に胸糞でしょ……
今まさにオリンピックのあれこれが、この作品とリンクする思い。
人は過去の過ちをどう償っていけば良いのだろうか。
私刑や復讐はする本人はそれで気が済むのかも知れないけど
少なくともニーナの母親はそれを望んでいなかっただろうし
キャシーが前を向いて生きていくことの方がよっぽど良かったのでは
見た後色々と話し合いたくなりますね。
ストーリーは胸糞だけど、作品としては良かったと思います。
良い人面したクソ男
クラブやバーで酔ったフリをしてヤり目で近づいて来る男を成敗することを趣味とする女の人の話。
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1番最初、キャシーを家に連れこむ男のさり気ないクソ加減の描き方が見事。家に送っていくタクシーの中でこんなに泥酔してるのにビールあるから家で飲まない?と誘い、実際に家に行くとビールじゃなくて甘いけどアルコール度数強そうな酒をストレートで飲ませようとする(しかも自分の分は極小量!)。
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何が1番腹立つかって、最初に話してた男3人の中なら1番良い人そうに見える奴なんだよね。マイルズにもその節があって、概ね良い人に見えるのだが、最後の行動がねえ。その反面1番信用できた人が一見猟奇的殺人鬼に見えなくもないある人だったりする。
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そういう男のしょーもないところを描くのが見事だし、ジャンルがとにかくコロコロ変わって飽きない。ラブコメになったり、ミステリーになったり、サイコものになったり。そしてなによりラスト、胸クソでもありスカッともするなんとも言えない終わり方最高。
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あとは、キャシーのファッションがとても可愛い。キャシーが"仕事"をしに行く時は戦闘靴のようにヒールを履き、本当の自分の時はスニーカーを履いてたり。ヒールは女のプライドですからね。
鈍い感触が後を引く復讐劇の傑作
自爆テロとも言える復讐劇。
目的を果たしたとはいえスッキリしない鈍い衝撃があった。生湯として浸かったアメリカン・ニューシネマと相通ずるこの感触。
祝アカデミー賞脚本賞のエメラルド・フェネル、アカデミー賞主演女優賞に2度目のノミネートとなったキャリー・マリガン、そしてプロデュースに回ったマーゴット・ロビーのプライドと映画愛の結晶とも言える傑作。
ポップで可愛くて強くて重い
カラフルでポップな映像、キャシーはキュートで可愛い。
でも話は重いよ。ポスターに騙されないで(笑)
日本でも女子はいつも男に値踏みされながら歩いてる。「イケてる女」か「いまいちな女」か「お話にもならない女」か。
夜の新宿ででもなければその声は視線だけで済むけど、アメリカでは「声」を聞かされる事になるのね。しかもすごく下品な言葉で。
キャシーの凄さはそんな男達を無言の視線だけで退治しちゃうシーンで分かった。そして自分の足で歩く時、その足にはヒールの靴は履かないの。
情け容赦なく男達を断罪していくキャシーだけど、過去の罪に苦しんでいる弁護士には女神のような優しさも示すのね。
監督のこれからの作品も期待してます!
ちょうど姫野カオルコさんの「彼女は頭が悪いから」を読了した後の鑑賞だったから、映画館を出た後にすれ違った男性の皆さんに冷たい視線を投げ掛けてしまった事、ごめんなさい。
それにしてもキャシーって30才って割りに時々あまりに老けて見えるのよ。ものすごく小顔でキュートなのに。
欧米の白人さんは老化が早いの?
サントラすぐ聴きたくなりました
序盤キツいなーとおもえば思うほど面白くなりますね
「未来を花束にして」といい、女性の芯の強いところというか男性が思いたい女性からの解放みたいなところが
キャリーマリガンの目力に出てました。
ひとつ間違えばヤバイよと思ったけど最後まで観ればそれも納得。
音楽だけが彼女を応援してくれるという感じでサントラ聴きたくなります。
キュートで儚い復讐の天使に、ブラボー!
会社の同僚と、LiLiCoさんが薦めるなら観てみっか。
軽い動機でしたが、サンキュー!!
ライアンゴズリング出世作「ドライヴ」の彼女、
キャリーマリガンじゃないですか!
変幻自在の可愛さと妖艶さにあっぱれをあげたい。
女性が男性を怨んで復讐する話だけど、
カップルで観ても全然大丈夫だと思う。
エロそうでエロくない、
めちゃ巧妙な社会派サスペンスだから。
過去の罪にフタをしたり、忖度してもらって
言い訳しても、お天道様は見てるんだなぁと
思わせてくれます。
パンフレットの冒頭に、監督からのメッセージが。。
復讐は甘いもの。でも、鮮度が命。
映画を観た後、キャシーの計画をバラさないでくださいね。
と書いてありました。
プロミシング…バラさないと約束します。
是非是非、ディスタンスのとれた映画館で
彼女の計画を見届けてあげてください!
@品川
キャリー・イズ・バック
キャリー・マリガン、スクリーンで会うのは、自分はずいぶん久しぶりだ。ギャツビー以来かな。ずいぶんルックスが変わった気もする。でも、実は今作もいつものキャリーだった。この人の醸す「はかなさ」の感覚って何なんだろう。ずーっと、一貫して、大好き。
バカな若者の結末
自分も学生時代に結構バカなことやったけど、ここまでのことはさすがに常識というものがありますわな。
勧善懲悪なストーリーが好きな私なので、別荘での出来事で終わってたら、なんだこの映画ってなってたけど、最後の最後で少しはすっきりしたけど、でもキャシーの最後はちょっと嫌だっかなー。しかし、ああならざるを得ないのかね。
それがなければ4.0だったけど。
ストーリーからも、新しい映画館のお洒落さからも、キャシーの衣装のバラエティーからも、女性客が多かったです。
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