プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
全250件中、201~220件目を表示
他人事で済ませられる幸せ
無関心な人はいても無関係な人はいない物語。
たまたま主人公やその友人のような岐路に立たされず、タイトルの通り「将来を約束された有望な女性」のままで生きていける人もいるのでしょう。
最初に使わせてもらった文言と共に今少女漫画の括りで衝撃を与えている『さよならミニスカート』と同じく、とてつもないパワーと怒りと悲しみが込められています。
ポップなカタルシスを得られる娯楽作品を求めて観にきた人にこそ、こういった結末になった意味を考えてほしいのだろうな、と感じました。
いつか「こんな酷い時代もあったんだね」という言葉と共に鑑賞されるようになることを願って。
胸が張り裂けそうになりました。。。
胸が苦しくなり、胸が張り裂けそうになりました。
前途有望な人間の人生を奪った男への復讐劇。
男の私がどう贔屓目に見ても、こんな男たちは復讐されて当然に思う。
自分の行いが人にどのように影響を与えるのか
ひとつひとつの行いには責任が伴います。
ストーリー途中では安らかな気持ちになる場面も見られたけど
ラストに向かって、胸が苦しく、胸が張り裂けそうになりました。
アカデミー脚本賞を受賞した見事な脚本で
113分間ずっとスクリーンの中でキャシーとともに行動していました。
キャリー・マリガンの演技にも大きな拍手を贈りたいです。
痛烈な男への警告でした😭
女性の人権を軽く見ている男には、
とても耳の痛い、
とてもとても辛い映画だった。
でも、男として役に立たなくお爺さんには、
当然の話でよく出来た映画だ。
これって日本でもK大学やD大学で、
あったこととして身近にあることとして、
これからのマナーとして知っていた方が良い。
つまり、必ず合意を受けるという事。
そのために、
酒と女と悪い友達の三つが揃うと、
最悪、碌なことはない。
小悪魔が来て、
悪い常識を覚えてしまう。
好きな彼女の将来の人生を、
狂わすこと、トラウマを付けてしまうこと。
そんなリスクを引き換えることを思いながら、
勇気を出して誠実に頑張りたまえ。
冷静に判断できるのは、
コロナウイルス対策と同じで、
酒は自宅で一人ビール一本🍺にすることだ。
若者よ、お幸運を祈りますよ。
目を背けてはいけない
直接的な性描写や暴力はほぼ描かれていませんが、グサグサ突き刺さる痛みを感じる作品。
一方で、重いテーマを扱っていながらも、ちゃんとエンタメとして楽しめる作りになっているのも素晴らしいと思います。
演出や物語に不自然に誇張した点が少なく、全体的にとてもリアルに作られていて、同じ女性として色々思うことが多くありました。
酔ってたからしょうがない。
若かったから、バカだったから、大目に見て。
私自身も、そう考えてしまう面があると思います。
本作は、そんなこと関係ない、ダメなものはダメ、クズはクズと言い切ってくれる。とても心強く、勇気を貰えました。
そして加害者になりうるのは必ずしも当事者だけではなく、周囲の人間の行動一つで力になれることもあり、そのまた逆もあるのだということを再認識させられます。
キャシーを想うととても辛くて、終盤で訪れる絶望が本当に苦しかった。その後の行動も、哀しくてやるせないけれど、少しでも彼女の気が晴れやかになった瞬間があったと信じたいです。
表現、台詞、美術などから、作り手の強い想いが伝わる凄い作品。性被害が日々起きている今、多くの人に見てほしい、目を背けてはいけない事実が描かれています。
衝撃の復讐劇
バーで酔ったフリをしてお持ち帰りしてきた男を痛い目に合わせるサイコ女の話…いったい過去に何があったのか…
最初はそんなもんだと思っていたが、めっちゃ良い男が出てきてから、過去の事件が段々と明らかになってくる。その中で、何度も予想を裏切る急展開が起き、ラストまで先が全く読めず楽しめた。
今作はショッキングなシーンや過去については直接的に描かれていないが、主演のキャリーマリガンの表情や声の演技で悲痛さや怒りが強く伝わってきて、さすがだなと思った。
世の中が狂っているのか?
自分の罪を認めず、何かの理由にしている人物が世間では成功者と呼ぶ。
現実では、出来ないからこそラストのヒロインの捨て身の復讐が安堵に思える。
決して痛快なハッピーエンドとは言えないこそ、
本作の余韻はなかなか消えない。
やっちまった
118本目。
ハーレクインか?そっち系の作品?
観てても、どう展開するのか期待してしまう。
ざまあみろとは思うけど、そこにいない空しさがあるかな。
ただ、ちょっと寝落ちしまった。
話しの流れで分かったけど、一番肝心な所だと後悔。
狂ってるのはお前らだ
TOXICのアレンジ最高
キャリーマリガンはドライブ、華麗なるギャツビーのイメージを本作と未来を花束にしてで塗り替えた
ボーバーナムの繊細な演技も素晴らしい
最低の次くらいのクズ、見方によっては1番のクズが顕現する演技が見事
あんな悲しいネイルの使い方他には無い、とまでは言わないけどパンチ力強かった
割れたカップは元に戻らない結末は心の決着としてはこれ以上ないものだと思う
そうなったらよかったけど、ならなかったからこれで終わりなんだと
酔わせて下さい♪もう少し....
ポスターからもわかるように評価がかなり良いです。一体誰の誰の為の評価なのでしょうか?
評価は各自、違うのもわかりますが、この様な評価が高い映画を面白くないと言えるでしょうか?
面白くありません。何度も何度も言います。面白くありません。
面白いのは冒頭の5分で誘惑するシーンから酔ってません。シーンです。
あとは全然面白くありません。復讐する怒りも同調も何もありません。
あなたはだいじょうぶ?
プロミシングヤングウーマン
キャリーマリガン当たり役
女性軽視が昨今騒がれてますが
それを具現化したような映画
個人的にはアルコールの問題も大きく
日本は特にアルコールに対して
もっと考えるべきと思う。
これを途中で見てられなくなった男性陣は
絶対いるしこれからでてくる。
過去になにか思い当たることがあった方
男性に限らず女性もかもな。
これは実際起こりうることで
実際似たようなことは起こったこと
色んな世代がみるべき映画
ただのプロミシングヤングウーマンだった
キャシーの計画的犯行をみる映画ではない。
これをみて何を思うか何を感じるかが
大切なのだとおもう。
脚本自体がすごくうまいことできてて
色んなジャンルにみえる映画で
観ていてあっという間だった
素晴らしいと思う。
ただ、オチはあまり好きではなかった。
最後はもう少し違う方がと個人的な意見
最後までちゃんとみれた?
あなたはだいじょうぶ?
なんとも言えない後味
切れ味鋭い復讐劇を期待したんだけど、なんとも言いがたい気持ちになった。
フェミニストを自称しながらレイプシーンを売りにしている作品とは一線を画していて、ニーナが被害にあった場面を映像化せずに観客に想像させる。自分もそういったシーンは見たくないからその点は評価できるんだけど、鬱な雰囲気が終始漂っていて、なんだか居心地が悪い。かかっている曲は、明るいんだけどね。
僕も含めて観客は『ドラゴン・タトゥーの女』のリスペット・サランデルみたいに、クズな男達を爽快なまでに血祭りにあげるストーリーを求めてしまう。それだとカタルシスだけが残って、監督が訴えたい隠然たる性差別が浮き上がってこない。監督の狙い通りすごく考えさせられましたよ。
でもね、映画としてはあまり楽しめなかった。ごめなさい、監督さん。
枯れ具合
要領を得ず、逡巡停滞し、ベタで何処か火サス的緩慢な復讐劇だからリアルだと楽しめるか?次第だ。
昭和な女性観の家事手伝いが令和な進歩的社会で分裂苦悶する自我を撮りたいなら、この物語ではなかろう。
主演女優の真正アイドル顔の枯れ具合は楽しんだ、だけかな。
友達への思いが!強すぎて?
ハーレイ-クイン?登場?
と言う感じの手足だけど内容は?全く異なります。
制作スタッフにマーゴット-ロビーが加わっている為?かな?
主人公のキャシーの七変化的な表情と性格の変化が場面の変化と共に見られて、これが見所とも言える。
行動の目的が謎?何故?のままに進行するので先が読めず!
予想出来なかったラストの展開はPG12の理由になっていますね。
観るか迷っていたら
絶対に観てほしい、観るべき作品です。
この映画を解説した町山さんのお話より
こういう被害にあった女性が警察に相談すると、
「これを告発することにより相手の男性の人生が崩壊しますが、その覚悟ができていますか」
と言われると。
あと抵抗したあとがない限りレイプだと認められないので立証が難しく、
酔わされてたら特に厳しいと。
それを知ったうえでこの映画を観ると、この映画の重みがかわると思います。
いやー、今年観た映画では2月に観た「ある人質」が圧倒的だったのですが、
最近観たブラックウィドウ、アメリカンユートピア、プロミシングヤングウーマン、
東京リベンジャーズ(このラインナップに並ぶ不良、熱いぜ!)が
ある人質と並ぶくらいの満足感で、本当に映画館が開いてくれていて感謝感謝感謝。
スーパーウーマンではない主人公の復讐
復讐の鬼となったスーパーウーマンがメチャクチャに復讐する話かと思いきや、さにあらず。
主人公はエロ目的のダメな男たちに軽いお仕置きでトラウマを与えていくだけ。
そしてなぜ彼女がそんな事を繰り返しているのか…
その謎がだんだん明かされていく。
スーパーウーマンではない主人公の復讐方法とは…。
元カレに向けた最後のメッセージがステキ。
いっぱいメジャーな作品が上映されてんだけど、ついつい打ち切りになりそうな映画から先に観ちゃうのよね。
復讐だけでなく回復の物語
人の痛みってものはその当人でなければ本当の共感はできない気がする。ましてや立場が違う人であればなおさら。だから女性がつらい目にあう話は、男の自分には真の共感はできないと思っている。共感できると思い込むことの危うさの方が怖い。でも、できる限り共感の努力はしたい。
本作の主人公キャスは1人バーでへべれけになって、誘ってくる男性を説教?する日々を過ごしている。なんでそんなことしているのか?が序盤の引きとなっている。アメリカらしい状況とも言えるが、日本でも後に事件として発覚しているケースもたくさんあるから全くないわけではなさそうだ。無理矢理ことに及ぼうとしなかったヤツには少し優しめのお叱りだったのがちょっと面白い。
やはり観ていて感じたのは、加害者と被害者の事件の受け取り方の違いや、記憶の違いだ。痛めつけた方は、悪気はなかった、ただのお遊びだ、若かったからと言い張り事件そのものの記憶もあいまいになっていくが、傷ついた方はそんな簡単な言葉ですませられることではないし簡単に忘れられるものではなかったということ。これ、すべての加害と被害でありがちで決定的な違いだ。
正直、キャスは傷つきながらも復讐を果たしてスッキリさせてもらえるのかと期待していた。期待通りのスッキリはなかったが、なるほど!と心の中で唸ってしまった。そしていろいろと考えさせられた。最後、ライアンにあてたテキストが切ない。
ちなみに英語圏の顔文字は横になっている顔が多く意味がわからないので、観終わって最初に調べたのが「;)」の意味。汗を流している顔ではなくウインクしている笑顔の意味だった。その前の言葉と合わせると余計に切ないじゃないか!
ライアンと再会しなかった方がよかったかも⁇
途中までは展開が予想通りだったが、ラストは思いもかけないものだった。よく内容を調べていなかったので、被害者はヒロインだと思っていた。彼女の友だちだったんですね。男には描けないだろうな。女の無念。女の後悔。女の気持ちいろいろ。キャシーの名前、カサンドラも意味深。誰にも予言を信じてもらえない、悲劇の女性の名。キャシーそのものではないか。結局、誰も彼女の真の気持ちは理解できなかった。両親はもちろん、友だちでさえも。幸せをつかもうとしてもよかったと思うなぁ。もう充分贖罪できていたのでは? でも、彼女の奮闘に拍手を送ります。
全250件中、201~220件目を表示