ホムンクルスのレビュー・感想・評価
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特別興行1900円って何?小さな抗議で星半分に
初めに、、、映画は良かった。
迷っている方は是非劇場へ!
公開劇場少なめだけど。劇場にも感謝。
原作は当時スピリッツで読んでました。
不思議なストーリーと絵で、ちょっと気持ちが悪いという印象です。右目をおさえる格好とが今でも印象的です。
その不思議な雰囲気を見事に再現されていてびっくりしました。そうそう!こんな感じ!
最後は覚えていなかったので最後まで楽しめました。
実写化不可能とはまさにこれのこと、主人公が見る世界の再現は難しいと思います。単にCG・VFX使えばいいということでもないので。
特に、初めに異形が見えた時のシーンはとても大切ですが、CGがしょぼい、、、日本映画ではこれが限界か。と諦めましたが、後半は良かった。全部にお金はかけられないのだと、思い知った。
それでも、清水監督のホラー映画のような独特な雰囲気と、光の使い方も良かった。
また、演者もさすがです。綾野剛も岸井ゆきのも良かったけど、やっぱり成田凌が圧巻。ついこないだ「まともじゃないのは君も一緒」と全く違うサイコな演技。素晴らしい。
ちなみに、エンドロール後も是非見て欲しい。
エンドロールの曲もかっこいいけど、あのオーバーラップはもう一度見たい。
私の見た劇場では、中央でバカップルが、2人で携帯いじってて、通知のたびにフラッシュチカチカしてマナーの悪さにイライラしていた。そんなにスマホが見たいなら、せめて最後列の端に座ればいいのに。
こういう自己中はエンドロールで出ていくもの。注意も出来なければ、スタッフにチクることも出来ず、、、
エンドロールの後に映像があると、「ざまぁみろ」と、こちらの気持ちがスッキリする(笑)
あと、「特別興行1900円」ってなんだろう?
これがNetflixのやり方?エイベックスのやり方?
レイトショー見に行ったのですが映画館の人も「申し訳ありません、これは特別興行で、、」と平謝り。見に行った私も、映画館の人が悪いわけでは無いのに、なんか申し訳ない。映画館と観客が後味悪いな、、、
これまでも1部のアニメとかではあったけど、これが普通になれば映画業界は衰退するでしょうね。
特別料金ならもっと分かるように告知して欲しい。こういう騙し討ちみたいなやり方は酷い。
(ちっぽけな)抗議込めてマイナス星ふたつ(T_T)
チョット難しい
ストーリーはおおむね理解でき面白い映画ですが、実はもっと深いところでの世界観と言うか、物語みたいなものが理解出来る人は、もっと面白く感じる事ができる作品なんだろうなって思う映画でした。
残念ながら、途中左目だけで映画を見て見ましたが、僕にはそこまでの理解は出来なかったです。もう一度見ればもしかしたら分かるかも?と思いました。ここは、理解出来た人と出来なかった人でこの映画の評価(星の数)が分かれるところだと思います。
成田凌の登場は凄く良かったです。猟奇的なキャラが最高です。が、途中普通の人になったのが、少し残念ですね。後半、元の猟奇的な人格に戻りましたけど、、、。
最後の方のベランダでの事故の回想シーンは同じような映像が繰り返されていたので、チョット間延した感じがありました。重要シーンというのは分かるんですけど。
ヤクザの親分の指が作り物っぽかったのもチョット残念ですね。子供の頃の釜の話もちょっと無理があるように感じました。
女子高生のストーリーで気になったのは、車の外まできたのは、女子高生のお母さんだったのでしょうか?(たまたま、車のところまで来たの???)
もう一点は、綾野剛はなんで女子高生に入れたのか?その後行為をするでもなく???よく分からなかったですね。
成田凌…『現代人のホムンクルスを表現できる役者』説
成田凌さん、凄すぎる❗️
でもその前に、マズロー先生、あなたも凄すぎる❗️
先生の唱えた『欲求5段階説』の要約は大雑把には下記のようになりますが、最近はマーケティングや人事評価などでも応用されてると聞きました。確かにこの理論の汎用性の高さは心理学素人の私でも分かるほどです。
4の「承認欲求」については、『まともじゃないのは君も一緒』のレビューでも触れましたが、こちらの映画にも成田凌さんが出てます。
今の時代のひとつの表象(時代のホムンクルス)を語るのに説得力のある役者、という観点からは、決して偶然などではないと思います。
【欲求5段階説】
1.生理的欲求(食欲・睡眠など生命を維持するために必要な欲求)
2.安全欲求(家庭の経済状況など安心して生活するために必要な欲求)
3.帰属やふれあい(愛)などの欲求(家族・仲間などの集団に属し、他者と関わりたいという欲求)
4.承認欲求(自分を認めたい、帰属する集団や他者から認めてもらいたいという欲求)
5.自己実現欲求(ありのままの自分で創造的な活動をしたいという欲求)
最近は自己実現を果たした人たちが目指す、さらにもう一段上の『自己超越』という領域についての説が色々と語られているそうです。
貧困や児童虐待などで、1〜3の殆どが満たされていない方々が少なからず存在する現実はとても痛ましいことですが、それらが満たされていたとしても、4や5については、社会に参加しているあらゆる世代の殆どの人が(程度の違いはあっても)色々な形で希求し、渇望していると思います。
イイネ❗️が欲しい。
メールやLINEの返信がないと不安。
そんなこんなで、心当たりのない人はいないと思います。
なぜ自分を認めてくれないのだろう、と求めてばかりいると、どこかで心が歪んでしまうことになるけれど、〝自分の周囲に存在する人の、愛すべきところや自分にない持ち味(決して長所だけに限定するのではなく)を見つけて、感謝や敬意の気持ちを惜しむことなく言葉にする〟……そういう習慣の身についた人がこの世の中に一人でも多く増えてくれれば、今よりは少しだけ生きやすくなるのではないでしょうか。
【ちょっとネタバレ】「セブン」の影響あり?後半、記憶喪失から蘇る過程がチト長い。そこまではテンポが良い。面白い。
特別料金@1,900円だけあって、赤い綾野剛のクリアファイル付き。大スクリーンで30名ほど。公開2日目2回転、昼と夜1回だけの、土曜日夜の興行としては大入りとはいえない。それなのにパンフレットが売り切れってどういうこと?不思議。発注見込みのミス??
冒頭の室内描写等シーンと、日付を一週間に分ける構成は、90年台のブラッド・ピット、モーガン・フリーマンの知ってる人は知っている名作「セブン」の影響は間違いないとみた。ただ、この映画は「セブン」程後味悪くないので心配ご無用です。
記憶喪失の車上生活者、綾野剛が頭蓋骨切開手術トレパネーションを受け、第六感だかに目覚めて、人の深層心理が視覚化されるのだけども、
前半の謎の仕掛け屋、医者のドラ息子。鼻ピアスの成田凌とのかけあいがテンポよく進んで面白い。
成田凌の中性感がハマってなかなか良い。
砂の女の女子高生、少年時代のキズを負うヤクザ。最終的には成田凌演ずるチャラい医者の少年時代まで念視するのは良い。不思議感が良い。
面白い。
ただ、綾野剛の記憶が戻り、妻が流産かなんかしてそのいざこざ途中で交通事故に遭い、その加害者側女性を死んだ妻の奈々子(こっちも記憶喪失)と思い込む後半はチトダレた。回りくどくて疲れた。
それだけ原作漫画が複雑なのを無理くり1話完結に持ち込んだチカラ技感ありあり。
エンドロールの後も漫画とコラボって芸が細かい。まあ原作漫画知らない人の方が謎の念視ホムンクルスを不思議感覚で楽しめて良い。最後の力技完結感さえなければ、なかなかの意欲作、力作です。サイコな感じでオススメします。
清水崇監督が占いしてみた。
記憶をなくしてホームレスをしている男が頭蓋骨に穴を開けることで人の心が具現化されて見えるようになる話。
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名越が見えている他人の様子がもう清水崇という感じなので、初めて左目を使うシーンでネタなのかなんなのかよく分からない映像が出てくるのが、それまでの流れがよかっただけに、あぁやっぱり清水崇監督だとなる(笑).
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この人の心の内面がその人の容姿に影響されて見えて、その人の心を癒していくって完全に占いと同じなんよな。客観的に見たらただのヤバい占い師っていう。しかも心を癒すフリして女には手出す悪徳占い師にしか見えねええ。
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特に自傷癖のあるJKとの件は、「本当はお前こういうのが好きなんだろ」と言わんばかりの、下手したらただのレイプ魔の都合の良い言い訳にしか聞こえん。でも名越は自分の都合の良いようにしかものを見てないって言われてて、あながち本当に自分の都合良く解釈してるだけなのかも?.
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相変わらず成田凌最高だった。あと綾野剛って、まじで綾野剛じゃない顔する時あるから怖い(最高という意味です).
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漫画は漫画のままが良い
トレパネーション(=頭蓋骨に穴を開ける)手術によって、人間の深層心理(トラウマ)が見える様になった男が、心に闇を抱える人間と交わりながら失っていた記憶を取り戻す
テーマはとても面白そうだったが…
左眼で見えるというトラウマが、ほんの些細な事だったり解読不能だったりで消化不良というのが感想かな。
トレパネーションに拘るサイコパス研修医のトラウマが、幼少期の父親の無関心でしたって、何かスゲー普通じゃん…
それと日本人が演じるサイコパスって、見るからにヤバい奴で欧米人みたいにオーバーな仕草ってのが定番になってるけど、何かしっくりこないだよな…
金環日食
予告の鮮烈な映像美に多大な期待をしての鑑賞。冒頭シーンやホムンクルス描写、グロテスクなシーンにはこだわっていたようだったが、そのほかの映像やテンポが思いの外"ふつう"でがっかり。
予告編から、鮮烈な色使いやテンポとかっこよさを詰めた音楽などを想像してしまっていました。
そしてそのホムンクルス描写やグロテスクシーンの丁寧さのわりに、各エピソードが弱く、演出が先走っていた印象。原作未読なので詳しくは分かりませんが、やはり漫画を2時間の映画にまとめるには厳しいものがあるな、と。
各俳優陣の演技は素晴らしかったです。綾野剛さんの徐々に感情を取り戻していく演技がとても自然で、反対にずっと感情豊かな成田凌さんが食らい付いていく感じがとても良かったです。
個人的に1番好きなシーンは、電話で名越が伊藤を問い詰めるシーン。観客にとっても、深まっていく謎をより深めていく伊藤の抽象的なセリフが観客をよりざわざわさせる良いシーンでした。(の割に謎は浅かったですが、、)
自分には全然ハマらず残念。
成田凌さんや岸井ゆきのさん等、大好きな役者さんが出ていたの観賞。
皆さんの演技は良かったげどストーリーが今一つだった印象。
成田凌さんはの安定したサイコパス感が素晴らしい(笑)
綾野剛さんも影のある感じが絶妙で成田凌さんとの掛け合いも良かった!
石井杏奈さんもかなり頑張っていました。
岸井ゆきのさんは出番が少な目で残念だったけど後半の展開は見所があった感じ。
本作がなぜ特別興行なのか理解出来ませんでした( ´∀`)
めちゃ面白い‼️
暇つぶしの予定が、やられた!
メチャ面白い!
ちょっとエグさあるシリアスな内容だったけど、最初から最後まで夢中であっという間でした。
綾野剛さん、成田凌君、メチャクチャ演技上手くハマり役でした。
ラストの終わり方だけ、これだけオモロかったのにちょい物足りないかな。マイナス0.5はそんだけ。
不思議な世界観
不思議な世界観で個人的にはけっこうおもしろかった。原作を読まれてる方は詰め込みすぎて物足りなかったようですが。きっと原作もっとおもしろいんだろな。ほんとにトレパネーションに効果あるならちょっと興味あるな。。ホムンクルスは見たくないけど、、笑。
やはり楽しめるのは俳優陣が非常に安定してるからでしょうね。綾野剛はほんとにかっこいい。いい声だ。そして成田凌。最近成田凌が好きすぎますわ。ほんとなにやっても素敵です、うまい。女性たちもなかなかよかった。それだけで満足度高いですね。
オシャレなホラー
原作コミック未読、予備知識無しで観賞しました。
ビジュアルや音楽がオシャレで雰囲気があり、記憶を失くした主人公の過去や、トリパネーションを取り巻く謎が少しずつ明らかになっていくドキドキがホラーテイストな演出と、斬新な視覚効果で描かれていました。
物語としては、行動意図や心理が分からないところが
多々あり、ちょっと消化不良ぎみ。原作知ってると分かるのかもですが…。テーマは深層心理の他者理解によるトラウマの克服や自己理解という、結構深いテーマで興味深かったので、もう少し理解したかった…自分が未熟なだけかな。
全体的な満足度はあまり高くないですが、役者陣の演技やビジュアル的には良かったです。
個人的には駄作の香りが漂うも、好奇心には勝てず鑑賞。
役者は豪華、私の好きな方ばかりで・・
やっぱり観て良かった😁
でも本筋の作品については個人的にはいまいちで、主題が暈けていて霞がかかったようなはっきりしないお話。
でも、何となくもう一度観たくなるよな感覚もする。
微妙っすね
人を見よう。外の世界を見よう。生きる意味を見つけよう。
クリフカットのCarolの車内を見て、「俺のクルマを汚しやがって」と言う男。
「何言ってんの。むちゃくちゃキレイじゃない。」と、窓の外の月を眺めながら言うJK。
視野・見るものの違い、を伏線にしてエピソードを閉じ、最後の謎解き・研修医の自爆パートに突入する流れが好き。マンガ原作が良いんすかねぇ、脚本ですかねぇ。この構成、個人的には好きです。
最近、多作でクオリティー大丈夫か?と心配してた清水崇監督。「村」ばかりじゃなくて、こんなのも撮ってたんですねぇ。良いやないですか。コレは映画として好き。好き?あー、そんじゃ「村」の立場はどうなる?
いずれにしても、冷静に見ると村と同じく「マンガの世界」なんだと思うんですよねぇ。「マンガの世界」と言えば藤井道人監督だって同じだし、リアルを装い社会派を気取ってる分、あっちはもっと罪深い。なんて事を考えだすと、個人的には清水崇監督の方が好き。奇しくも、主演は綾野剛さんです。ヤクザの綾野剛は嘘くさくて鬱陶しかったけど、逆にホムンクルスの方がリアルに見えるんが不思議ですw
「見ることで世界は広がる」と言う、極めてシンプルな真理ですよ。マンガ原作もこれがキーメッセージなんかねぇ。いや、分かり易くて良いと思う。
「人の心の歪みが見える」と言う超常設定で2エピソード。話は今一つぱっとしない気がせんでも無いんですが、清水崇監督らしく、映像技術で押し切られてしまいます。特に女子高生パート。
岸井ゆきのは大大大好き。
綾野剛と成田凌は普通に好き。
清水崇は最近ボチボチ。
こんな私ですが、満足度は高かったです。
音楽はいう事なし。
Avex Picturesなんですね。「まともじゃないのは君も一緒」なんてすごく良かったし。ビューティフルドリーマーに任侠学園に...あ。共通点、分かった。脚本に金掛けてますね。と言うか、脚本家に投資して、良いもの書かせようとしてないですかね?
ちょっと今まで、Avex Picturesを色眼鏡で見てましたが、要チェックに変更します。
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軽くクルマヲタ
綾野剛が乗っていた、と言うか家代わりにしていた車は、マンガでは東洋工業(現Mazda)の「Carol360」で2枚ドア。映画では4枚ドアの「Carol600」でした。流石に、自走可能な、と言うか、大人二人を乗せてちゃんとしたスピードで走れるCarl360は、そうそう見つからなかったと思われ。音は、別のクルマのものを被せたか、エンジン&排気系を載せ替えてると思います。
4/8 修正
フロントのラジエーターグリル開口形状から、後期型のCarol360の4ドアに修正。600は間違いでした。
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4/6 追記
あまり知られていない、政府による映画助成金の問題&脚本への投資についてです。
日本の場合「クールジャパン」政策から、おおよそ40億。文化庁から20億。年間60億が映画への助成金に回っていると考えられます。2012年、安倍内閣が「クールジャパン戦略担当大臣」を内閣府に置いてから、40億円分がプラスになったと考えてもらって良いかと思います。ちなみに、民主政権時代は文科省の「日本芸術文化振興会関係」が第一回事業仕分けの対象となり、第一WGでの「恫喝」で「予算要求の縮減(圧倒的な縮減)」が決定されました。徹底的に削られたんですね。第二次安倍内閣の元、無事に復活したと言う形です。
政府助成の2TOPはフランスと韓国。2018年統計では、フランス800億円、韓国400億円と推定されています。まさに桁が違う。この両国をはじめとした、諸外国の政策の根本には「文化を産業化する」と言う、ビジネス的側面があります。また、映画のチケット代金に一定の税率を掛けて原資にしています。日本でも、映画入場料の消費税分は、映画振興にあてて欲しいですけどね。これ、どの政党でも良いのでやってくれないでしょうか?
映画を作るには金が掛かります。その金を出す・集めてくるのは「製作委員会」が邦画のパターンで、ここに参加するのは、配給会社・TV局・出版社・広告代理店・自治体・クリエーター・プロデューサー、等々になります。でですよ。金をどこに使うか、って言う話です。
①「脚本・構想段階」 ②「原作の版権購入/出演者契約など」 ③「制作段階」 ④「流通・広告段階」
ハリウッドの場合、総製作費の7%を①に投入すると言う統計があるそうです。欧州は2%以下。日本の場合も、おそらく、ここが低い。プロデューサー、制作企画者、映画製作会社が、先行投資的に、って事になるのでしょう。助成すべきなのは、ここだと思うんですよねぇ。今は、いかにも売れそうな映画に「見える」企画じゃないと、金が出ない。出なけりゃ食えない。となりゃ、やはり商業主義に「走り勝ち」になるし、いかに文化的・芸術的・社会的な発想があっても、中途半端なものになってしまうんじゃないかと思うわけで。
制作協力者が、やたら多い映画。制作委員会には名を連ねないが、何らかの形で「人・モノ・金を提供してくれた方々」が、たくさんおられる、って事になります。賛同を得やすい映画って事でもあるし、たくさんの人が作って欲しいと思った作品、って事ですね。要するに、ネタ段階で大衆受けする作品。制作側からすれば、忖度しなければならない「方面」が増える。結果、八方美人的で毒の抜けた映画になってしまうんじゃないでしょうか。
いずれにしても、映画からの直接税収を助成予算に回すと言う法案を、誰でも良いので国会に提出なんかしちゃって欲しい。と言うか、文科省が、やっぱりおかしいよね。文科省がケチだから、内閣府がクールジャパンにかこつけて助成してるなんてw
金環日食は直視しない方がいいよ
山本英夫原作なので、多分面白いんだと思います、原作は。
ただ映画の方は……
正直、それなりに楽しみにしてただけに
「あぁっ! ハズレだったかッッ!」
という気持ちになった。
ホムンクルスの出来も中途半端で、どういうテンションにしたい映画かイマイチ掴めず。
後半は間延びもしてて、眠くなりました。
スタッフロール後の山本英夫とのコラボ映像も、今年のR-1優勝ネタを最後に再放送した謎の演出と重なり、だいぶ冷めた。
何だったのアレ。
見終わった後に、「実写化は無理だと思ってましたが、清水監督、アッパレ!」って……嘘デショ!?
エンドロールの後もあるよ〜
漫画を途中で読むのを止めてしまったので、こうゆう展開になっていたのかと思いました。
ヤクザと女子高生の下りまでしか読んでいなかったのですが、それでもうまくまとめて詰め込んだなぁと感じました。
【"偽りの世界で生きる人々"「トレパネーション」施術後に"男”の左目から見えた虚構の世界で生きる人々の姿と、彼が全てを乗り越え、新たな世界へ踏み出す姿に魅入られた蠱惑的な作品。】
■N・・で、配信が決まっているのに、
"やっぱり映画は映画館で観たいよね!"と、人造人間キカイダーのメインテーマをハミングしながら、劇場へ・・。
- 記憶と感情を失くした名越(綾野剛)は、生きる屍の様に、ホームレスが暮らす公園沿いの車道に停めたミニクーパーの中で暮らす日々。そこに、大病院の跡取りボンボン伊藤(成田凌)が顔中ピアスのニヤケタ表情で現れ、"貴方の頭蓋骨に穴を開けさせてくれませんか?"と頼む所から、物語は始まる。-
■感想
・摩訶不思議な世界観に一気に引き込まれる、観る側に迫って来る手術用掘削ドリルの刃。
そして、伊藤の部屋の不気味な絵画の数々・・。
- 冒頭の掴みは良いぞ!-
・冒頭の名越が、赤ん坊の様に親指を口に入れ、身体を丸め車内で眠る姿。
- あ、このシーン、後半の展開を暗喩しているな・・-
・頭蓋骨に穴を開ける禁断の施術を、生きる目的を失っていた名越は、嫌々引き受けるが、その後、彼の左目は人間の形をした異様な人々が見える様になり・・。
それは、子供時代にある事故を起こした事に依り、心に傷を負ったヤクザ(内野聖陽)であったり、過干渉な母親との関係性や性に対する悩みを持つ女子高生(石井杏奈)であったり・・・
- この辺りのシーンの使い方が、実に勿体無い!清水監督!絵としては、良い。-
・徐々に、自分の過去を思い出した名越は、伊藤の病院である女(岸井ゆきの)に会い、"遂に自分の過去を思い出した"様に思ったが・・"
・伊藤にも実は、哀しき幼年期の過去があり・・・
- 水・・、金魚・・、父に愛されていない伊藤少年の哀しさ・・。それ故に狂気の世界に嵌まってしまったのだな・・ -
<狂気性や影を背負った役を演じたら、この二人の右に出る若手俳優さんは少ない、成田凌と綾野剛の"狂った世界"で生きる姿は、インパクトが凄い。
一番マトモなのは、ホームレスのおじさん達かもしれないな・・と思った作品。>
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