配信開始日 2021年12月9日

浅草キッドのレビュー・感想・評価

全157件中、121~140件目を表示

4.5神がかっていた

2021年12月14日
PCから投稿

柳楽優弥と大泉洋が素晴らしすぎた。
松村邦洋がたけしの所作を指導したようだけれども、表面的なものでは済んでいなかった。
物まねではない。
スターかくし芸大会のようなコスプレ大会でもない。
魂を憑依させる演技。

劇団ひとりの仕事が神がかっていた。
原作にあった「師匠への愛」をいかに見せるかに特化した脚本演出。
「悲劇の中の笑い」があり、「笑いの中の悲劇」もあった。
史実(原作)通りでなく、映画的な演出で時系列をいじったり割愛した部分もあったが、効果的にツボを押してきて、気づいたら泣かされていた。
エンドロールと桑田佳祐の主題歌に至るまで、映画らしい映画を観させてもらいました。

ネックは、劇団ひとりの思い入れが強すぎて、時々こちらが照れちゃうのと。
同じ時代を生きてたけしの活躍を知っている世代の私だから、成功後のことはいろいろ端折ってもわかるけども、今のたけししか知らない若い子たちにこれわかるのかなぁ?(あと、外国の方々にもわかるかなぁ?)というところが心配にはなりました。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
コージィ日本犬

5.0大スクリーンで観たかった!!!

2021年12月13日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

幸せ

わずか2作目にして、間違いなく劇団ひとり監督の最高傑作。(暫定1位だけど。絶対もっともっと撮って私の生きてるウチに!)

名優ぞろいのキャストから、さらに最高を超えてくる演技を貪欲に引き出し
監督最愛のヒーローを、最愛の街に降り立たせ、憧れと追慕をこれでもか!と凝縮しながら
ギリギリで押し付けにはならない、ギリギリであざとくならない、つまりは抑制の手綱を手放すことなく最大限に大暴走してる。
熱愛の大暴走。

だって、映画好きが高じて撮った処女作が公開するなり書き始めた第2作企画脚本を、どこも拾ってくれないまま7年!抱いて温めてたんでしょ?
もう最後かもって思うじゃん、ありったけ詰め込みたいたいじゃん、ここぞ!って暴走するよね。
それでもここまできちんと、煩くない下品でない、豊かで美しい映画に撮り切るんだもの。
お笑い、俳優、浅草、昭和な師弟関係、この映画に関わるすべてを、どんだけ愛してるんだひとりさん。

本当に、本作にケチつけるとしたら標題「なんで劇場に掛けてないんだ!」マジこの一点に尽きる。

ネトフリしかGoサイン出さなかった、そんなんイイんだわ、こんだけお金かけて自由に撮らせてくれてんだもの!
浅草よ、アンタ何やってんの、聖地巡りを浅ましく見込んだ凡百なイベントやってるくらいなら
なんでたった1館でも、この映画をスクリーンで上映しようとしないのよ。ナンボでも劇場ホールあるでしょうに!
ああ悔しい。そんなところやぞ浅草!!!

コメントする (0件)
共感した! 11件)
まま

3.5設楽優也がいいね。

2021年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
大阪ぶたまん

5.0なんで映画館でやらないの?

2021年12月13日
iPhoneアプリから投稿

こんな名作、なんでNetflixのみなの?ラジオ帯で番宣してるけど、おじいちゃんおばあちゃんたちもNetflixに誘うため?
大きいスクリーンで見て号泣するのもいいかもなぁ。

コメントする 1件)
共感した! 8件)
バナナ牛乳( ^ω^ )

4.5ズルい作品

2021年12月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

まずはこう言いたいですね。

ラストで「浅草キッド」が流れるなか、顔がびしゃびしゃになるくらい号泣してしまったので何を言っても負けです。劇団ひとり監督の掌で踊らされたのです。
劇場公開でも全然いけた作品です。配信のみとは何ともったいない。

ただ敢えていうと、本作は「ビートたけし」が凡そどういう人物であるかを観客が共有していることを前提として作られているわけです。
これによって、彼の生い立ちやサクセスストーリーなど本作における必要だけど枝葉でもあるエピソードを省くことが可能となり、そのぶん本筋にのみ集中し、散漫な印象を与えないタイトな語り口を実現したのかと思います。

そう考えると本作は普遍的というよりは、むしろ逆で、日本人にのみ響くドメスティックな作品であると推察します。

あとはなんと言っても柳楽優弥さんと大泉洋さんの功績は大きいですね。
ラスト畳みかけのあたりは、少し感動方向に振り過ぎる気がしますがお二人の力もあり気になりませんでした。
また、たけしさんの「モノマネ」については、普通なら笑ってしまうところでありますが、本作ではギリギリまで攻めつつ破綻するところまでは行かない絶妙な塩梅であり、このあたり監督の指導も大きいのではないでしょうか。

よく考えると、現代のたけしさんのカットバックや千春さん周りのシーンなど不要、もしくは見直す余地ありな気もしますが、トータルOKです。
前提知識を共有していることを念頭に置くあたりズルい作品ですが、まんまと監督の思惑どおり響いてしまったので負けです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
tkry

3.0ツービート

2021年12月13日
iPhoneアプリから投稿

今を捨てて次の時代を切り拓いたたった一人の男と今に置き去りにされた人々。
寧ろ後者への想いに軸足を置く絶妙なバランスを評す。
ツービートの漫才がテレビを世間を一気にぶち壊し塗り替えたあの爽快感を思い出して泣いた。
内側からたけしに成る柳楽の可愛げという凄味。
推す。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
きねまっきい

4.5素晴らしかった。

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「好き」と言うのは素晴らしい才能だと思う。
劇団ひとりのたけしへの好きが炸裂して、
素晴らしい脚本と演出が生まれて妥協のない最高の映画が
誕生したと思う。

知らなかった事ばかりで、
タップダンスが師匠との繋がりだったり、
漫才、テレビへ進む経緯だったり、
ドラマチックでとても感動しました。

僕的にはフランス座を救うためにテレビで戦う的一言が
あればなぁと思いました。

柳楽優弥さんもめちゃくちゃ良かった。
ボヘミアンラプソディのラミマレックのようだった。
初めこそ、武のものまねしてるなぁと感じて微笑ましかった
けど、話が進むにつれ、たけしの若い頃にしか見えなかった。
現在のたけしの背中なんてそのもののようだったし、
マジ歌でやってきた劇団ひとりの特殊メイクが
ここに繋がるのか!とゾワッとしました。

紛れもない傑作だと思います。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
奥嶋ひろまさ

5.0劇団ひとりよ!

2021年12月12日
PCから投稿

トンデモねーもん作っちまったな、この野郎。
ほぼ完璧じゃねーかバカヤロウ!
現代たけしの作り過ぎがちぃっと気持ち悪いが、何回も泣かせんじゃねーよバカヤロウ!
特にハイヒール出す所が何回見ても涙腺決壊なんだよバカヤロウ、今年最後に素晴らしい物を悪いな。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
きんどー

5.0柳楽優弥が凄かった!

2021年12月12日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

柳楽優弥の演技が素晴らしかった。本物のビートたけしを見ているかのような気分で最後まで鑑賞することができた。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
りょう

5.0師匠・深見千三郎の生き様

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

悲しい

驚嘆した。劇団ひとりの力量に。そして、大泉洋と柳楽優弥。メインキャスト以外もさりげなく芳しい演技で存在感を示す。良い演技を、良い演出と編集できちんと丁寧に切り取っていく監督の力量に脱帽…こんな力を持っていたのかと。登場人物たちへの温かい眼差し。誰よりも、ビートたけしの師匠・深見千三郎の生き様を際立たせて描く。私自身は、映画監督・北野武は大好きだけれど、芸人・ビートたけしはそんなに好きではない。でも、これ観ちゃったら原作も読んでみたくなっちゃったな。不器用な師弟愛…思い出しただけでも涙が出そうだ。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
image_taro

5.0監督の想いの強さ

2021年12月12日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

監督の想いの強さが滲む名作

監督持ち前のリズム感があり
全編通してとてもテンポが良いので、
没入感が強くとても短い映画に感じる

前作に続いて、鑑賞後
はっきりとした爽快感がえられます。
おすすめです。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
フクダタクヤ

4.0柳楽優弥の演技力の凄さ

2021年12月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

 冒頭からイケメンオーラを完全に消した柳楽優弥のビートたけしの違和感のなさと演技力で不思議なくらい自然にぐっと作品に引き込まれていく。この作品を受け入れられるかは、彼の演技力に掛かっていたと言っても過言ではないと思う。
 話の中盤、たけしと浅草の人々の人生が、それぞれ別の道へと歩み始めた頃から、「人とは」「人生とは」と頭の中を巡り、登場人物それぞれへ自然と感情移入され、涙する。話も動き出し、ラストまでずっと目が離せなかった。そしてラストの回想シーンに現在のビートたけしを当てた演出で、物語全体の幕がしっかりと降りている。
 現存する人物の物語で、色眼鏡で見がちな所、原作、脚本•監督、そして俳優陣達の化学反応で、心揺さぶられる何かのある素晴らしい作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Miyabi Tatsumi

5.0HideboH監修のタップ!

2021年12月12日
PCから投稿

お笑いにも芸人さんにも、あまり詳しくなくて
でも、映像作家としての北野武と劇団ひとりに興味があって、
Netflixで観賞。
良い作品でした。

演劇に関わる仕事をしていたので、
演芸場の舞台裏に漂う、哀しくて寂しい空気と、
舞台の上だけに存在する夢のように楽しい虚像との対比が
切なかったです。

冒頭からラストまで、要所に配置された
深見師匠とマエストロ北野武のタップダンスシーンが良いです!
北野監督作品「座頭市」 に参加されたHideboHさん指導ですよね。
大泉洋さん、柳楽優弥さん二人ともカッコ良かった!!

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Yoko

4.0師弟関係

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿


ビートたけしの生い立ちは何となくしか知らなかったけども、そんな私でも中盤からずっと泣き通し。

洋ちゃんしかり、柳楽さんもクセをすごく掴んでるのですっと入ってきた。
子供の頃は、ビートたけしのむちゃくちゃな感じを見てなんだコイツはと思っていたけれど、生い立ちが分かれば、その理由もちゃんと理解できる。
師匠がどんな人でどうなってしまうか知ってたので後半は見てられなかった。
柳楽さんの表情からもひしひしと師匠に対する思いが伝わってきた。

映像もさすがで、古いシーンは本当にそう見えたけど、街並みのもう少し頑張って欲しいCGとか、仲見世のシーンの急な現代感が少し違和感だったので星マイナス。
ただ、当時の東京を知る人が見ると変わってくるのかなぁ。

今のビートたけし役が出てくるんだけど、あれは誰だったのか、、水ダウ見てるとビトさんかと思ってしまった笑


#映画 #映画鑑賞 #映画好きと繋がりたい #映画部 #映画ノート #映画メモ #映画観賞 #映画感想 #映画日記 #映画記録 #映画批評 #movie #movies #movielover #moviereview #浅草キッド #大泉洋 #柳楽優弥

コメントする 2件)
共感した! 7件)
ちゃーるすとん

1.5演じている人たちはは良かった。求められていたことをちゃんと演じてい...

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿

演じている人たちはは良かった。求められていたことをちゃんと演じていたんだと思う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ピー子

4.5世界の北野になったのは、やはり師匠ありだった。

2021年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

劇団ひとりってホントいい映画つくるね。
それにしても、たけしさんって、良い師匠をもったね。
二人の師弟愛がこっちにも伝わってくる温かい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
Kimmrocks

5.0バカヤロウがつなぐ師弟関係

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

 深見千三郎の映像は残っていないし、写真をちょっと見たことがあるくらいだが、ビートたけしが語っていた深見千三郎の生き様を間近で見た錯覚に陥るくらい完成度が高い。ビートたけしの本はほとんど読んでいるが、想像していた深見千三郎と寸分違わない気がする。大泉洋が、粋で、シャイで、芸にこだわりを持っていた深見千三郎その人に見える。

 気合いを入れて役作りをしたのは、大泉洋だけではない。ビートたけし役作りの柳楽優弥もそうだが、千春役に門脇麦は相当入れ込んだと思う。『あなたの番です 劇場版』の演技と比較すると別人のような出来だった。そりゃそうだよね。作品の目指している高さが全く違うから。

 ビートたけしが、フランス座をやめて漫才で勝負することを告げるシーンに魂が震えた。弟子の門出を祝う「バカヤロウ」と、師匠の役目が終わった寂しさを「バカヤロウ」と吐き出すしかない。

 そして、フランス座から立ち去るビートたけしに突っかかる千春が、またいい。会えなくなる寂しさを文字通りタケにぶちかます。抱きつきながら「絶対帰ってこないで」とセリフを吐く門脇麦の表情にめちゃくちゃ感動した。さらに、愛情にこもった「やらせないよ」が、最高にほほえましい。

 劇団ひとり監督の最高傑作であることは間違いない。どこかで、記念上映してほしいな。

コメントする (0件)
共感した! 28件)
bion

4.5それも良し

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

Netflix制作の「浅草キッド」の映画(といっても配信のみで劇場公開はなし}、劇団ひとりが監督・脚本とのことであまり期待しないで観たのだが、なかなかのものだった。
演出はちょっと古臭くウェットに過ぎるが、まぁそういうのに憧れててやりたかったのだろうな、というのが伝わってくる。
しかしなによりもキャストが良い。
特に柳楽優弥は、モノマネでもなくそれでもたけしの特徴を捉えていて、若い頃のテレビに出る前の僕等が知らない頃のたけしはこんなだったんだろうなと思わせられた。
師匠を演じた大泉洋も良かったし、きよし役のナイツ土屋も感じが出てて良かった。
フランス座をきっちり再現して、柳楽にたけしの老けメイクをきっちりやらせて、トリッキーな撮影もきっちりやって、とやはりNetflixの資本があればこそ出来たのかなと、それも良いなと、また思わされた。良作。
「たけし所作指導・(現在の声)吹き替え 松村邦洋」てのは笑ったけど…ww

コメントする (0件)
共感した! 4件)
ぱんちょ

4.0武の芸風は深見師匠の生写しのよう

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿

劇団ひとりが監督脚本だからこその作品だと思う

芸人の苦労や売れるまでの大変さや売れゆく過程を知ってる人がメガホン取ったからツービートや浅草の芸人文化を肌で感じれた

武の若かり頃や、爆発的に売れた時代を知らない世代だが、ビートたけしというより、あそこまでの芸人を育て上げた人の伝記という感じの話だった

気風が良くて、観客に媚びなくて、すぐ馬鹿野郎と怒鳴って、というのは全部深見師匠のクセ

コメントする (0件)
共感した! 6件)
xiangxiang617

4.5とにかく作品全体を通して「愛」がある。

2021年12月12日
iPhoneアプリから投稿

Netflixで作品を作る事が、とても上質な結果を出してくれる良い例なんだなと、これを見終えてしみじみと思った。
劇団ひとりのたけし愛そのままに、浅草を舞台とした人間模様が活き活きと描かれていて、寅さんを観てるような痛快さと、そこで生きる人の気持ち良さを感じる事が出来た。
ビートたけし役の柳楽優弥や深見千三郎役の大泉洋の演技も、痛快で完璧。単なるモノマネに終始しなかったバランスも絶妙で、見ていてどんどんキャラクターに惹き込まれる。この辺りも、劇団ひとりだけでなく演技指導の松村邦洋のたけし愛が深く刻まれていて、とにかく作品全体に「愛」がある。
Netflixと聞いていたので、1シーズン10話くらいでやるのかな、と楽しみにしていたので、作品が良かっただけに、2時間で終わってしまったのは寂しかった。たけしにも深見にも、またその周りの芸人にもエピソードは尽きないだろうから、もっと肉付けをして、ずっと見ていたかった。
芸人も浅草も知らない人でも、一生懸命生きる、という事が伝わって来る、素晴らしい作品でした。
年末に絶対おススメの1本です。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
MOON