浅草キッドのレビュー・感想・評価
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柳楽優弥の演技がよい、泣き笑いエンタメ作品
柳楽優弥の演技が素晴らしい。ちょっとモノマネやり過ぎ感はあるものの、短い2時間で観客が入っていくにはこれくらいの演出が必要か。
ストーリーは笑わせ泣かせでよくできているのだが、少し綺麗過ぎで、個人的には70年代の暑苦しいドロドロ感が欲しかったけど、いま食するには胃もたれもなく、すっきり泣き笑えるエンターテイメントで、ちょうどNETFLIXで公開された時期もあいまって、年末年始の豪華特番ドラマをみたような印象でした。
哀愁…命懸けで今日も生きてるんだよ
Netflixで鑑賞(Netflixオリジナル映画)。
原作は未読です。
ビートたけしの誕生秘話を、彼の師匠である幻の浅草芸人・深見千三郎との関係を軸に描き出した感動作。
開始間も無くで目を見張りました。柳楽優弥がたけしにしか見えなかったからです。左目の瞬きや首の動きなど、完全トレース。それはまさに「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックが如く。演技指導が松村邦洋と知ってびっくり!
深見千三郎役の大泉洋も素晴らしい演技でした。
序盤のたけしを教え導く「バカヤロー」。中盤でのフランス座から出て行くことを決めたたけし―師匠から旅立とうとしている弟子を送った「バカヤロー」。終盤の弟子の活躍を誇らしく思う「バカヤロー」。状況によって変わる「バカヤロー」の意味合いを表現する繊細な演技が心に沁みました。これからバカヤローって言葉聞くだけで涙腺緩んでしまうかも…
居酒屋でたけしと共に客をさんざん笑わせた後、タクシーで帰るたけしを見送るその佇まいには溢れんばかりの哀愁が漂っており、その後の結末も含めて涙を禁じ得ませんでした。
成功した者と、夢破れた者―
その対比に心揺さぶられました。
今の”ビートたけし”としての芸人としての教えや生き方が見える
“お笑いBIG3”の1人ビートたけしのフランス座での下積み時代から、漫才ブームで駆け上がるまでの北野武と師匠である深見千三郎との日々を描いた作品。
常に芸人ならボケて笑わせる師匠の教えを今でもやり抜くたけしさんの姿勢に、この映画から今の”ビートたけし”としての芸人としての教えや生き方が見えたような気がした。
そして最後の最後まで師匠も何を言われても、師匠が笑いでおとすところに芸人としての1本筋が通っており観ていて気持ちよく感動した。
いま無茶苦茶やっているたけしさんにも、下積み時代があり、初舞台があり、こんなにも最初はおどおどしていたかと思うと初々しさとその新鮮さが微笑ましいなと思った。
またお笑い芸人の人生を描いた映画だが、序盤は芸を磨くためタップダンスに勤しむシーンはミュージカルを観ているようでよかった。
本作にはお笑い芸人なら為になる名言がたくさん出てくる。また芸の道だけでなく、自分と真摯に向き合うことを教えてくれると思った。
個人的に歌の「浅草キッド」が好きなので2回も流れてよかった。特に2回目の歌に合わせてフランス座を歩きながら回想する長回しのシーンは良いなぁとしみじみ思った。東洋館の昔の歴史の一部を通して笑いの1つの歴史をみれるのも良かった。
芸人の養成所が増え、師弟関係での芸の教えが少なくなる今、こんな2人のような師弟関係の芸人は今後生まれてくる機会が少ないのかな…と思うと少し悲しさを感じた。
“鯨を食って、芸を磨く”浅草の捕鯨船に足を運びたくなった。
ビートたけしの大ファンである監督・劇団ひとりのビートたけしへの尊敬と愛が観られる作品だなと思った。
お笑い好きなものとして観てとても良かったと思えた。
M-1やそのアナザーストーリーの時にネトフリがうったCMも芸人に向けたメッセージになっていてとてもよかった。
たけし気持ち悪い。。
初め本物??とおもって、すぐいや違う、とわかった時に特殊メイクが凄すぎてなんか気持ち悪かった。全面写さないほうがよかったかなーと。柳楽くんはたけしに見えたし、渥美清もそう見えた。土屋も良かった。全体的にキャストがいい。奥さんが鈴木保奈美はちょっと年齢的に無理あるかなーと思った。芸人としてのプライド、後輩への見栄。難しくて辛い。
古き良き昭和という時代
個人評価:4.1
人々が学生運動など政治に関心を持つ時代から、文芸やTV、笑いに興味が移り変わる変化の時代。そんな狭間を生きた師匠と弟子の物語。師匠は取り残され、弟子は次に進む。そんな切なく笑いに包まれた物語。
劇団ひとりの作品は初めて見たが、脚本も素晴らしく、味わい深い作品を作れる監督だと正直驚いた。
大泉洋、柳楽優弥の演技も素晴らしく、古き良き昭和という時代も感じられた。
泣く。こんなに切なくて面白い映画は久しぶり
原作を読んでいて本人以外の役者さんが出来ないって、勝手に思い込んでました。
たけしさんは、昭和のヒーロー。僕らに笑いを教えてくれて元気をくれた神様です。
アニメ全盛の時代に皆んなに絶対見てほしい、これぞまさに映画。
何回見ても泣ける。
劇団ひとりだったのか
下情報無しで見始めました。タイトルからビートたけしの話だとは判っていました。ビートたけしのことは売れ始めた頃から見ていて売れる前の話も多少は見聞きしてたので、あらすじは想像出来てましたが、ストーリーの流れも良く物語に引き込まれていきました。たけしの癖や姿勢に妙にこだわってるなと思いつつも柳楽優弥、大泉洋の演技も素晴らしく、あっという間にエンディング。
エンディングで劇団ひとりが監督だという事を知り、たけしの癖や姿勢へのこだわりに納得した。本人が、たけしの物真似をやってるからこその拘りと共に、尊敬と愛情があったからこそ、この素晴らしい作品が出来たのだと感じました。
有名人の昔話はハズレない。
Netflix限定配信映画。
大泉洋さんと柳楽優弥さんのW主演。
ハズレない。非常に楽しく鑑賞出来ました。
北野武さんの下積み時代のエピソードはテレビの時々で聞けることはあっても、こうしてストーリーとして観ることが出来たのは良かった。
昭和のあの頃、こんな場末で生きてきた人達。
チャンスがあればと伺い、それをモノに出来たツービート。
THE MANZAIはそのきっかけ。
関西人の私に取って、子供心でも関東の漫才のどこに笑いがあるねん!と見下していたが、ツービートとりわけビートたけしの漫才は腹を抱えて笑った🤣🤣
柳楽優弥さんと大泉洋さんの見事に光る演技と劇団ひとり監督の再現性が見事にマッチした感動作品でした。
映画館ではなく、これからこういう動画配信用の映画やドラマの時代になるんだろう。
ギャラがいいらしいです。
柳楽優弥がたけし?
って誰もが不思議に思うはず。
でも一目見たら誰しも似てると思うはず。
不思議だわ。
特殊メイクのたけしはともかく、素の(多少はメイクあるかもだけど)柳楽優弥がなんで似てるんだろう。
目の大きさとか全然違うのに。
仕草とか相当練習したんだろうね。
舞台裏では、腰の低いたけしさんってからかわれてたみたいだが、柳楽優弥はやっぱすごいわ。
スーパームービースターだよ!
あと笑ったのはナイツの土田。
どこかで見たような顔なのに思い出せなくて。
本人もメガネを外すと誰にも気づかれないと言っていたが、本当にそうで。
泣いたり笑ったり。良い作品だった!
タップもカッコよくてよかった。
あまり褒めると、大泉洋と劇団ひとりが調子に乗るかららこのくらいで。(笑)
先日映画館で、この作品の宣伝やってたから、劇場公開するの?!と思ったら違ったみたい。
ぜひ上映して欲しいなぁ。
古き良き師弟関係
キャスティング、脚本、演技どれをとっても素晴らしい映画
これ以上のキャストはいないと思える程ど真ん中だったと思う
監督の想いが伝わって、俳優が最高の演技でそれを表現する
これぞエンターテイメント、これぞ映画 そんな作品でした。
ビートたけしがどう見たのか聞いてみたい
師匠の人格、言葉のやりとりはきっと本人しかわからない部分だから
特殊メーク以外ツッコミどころ無し
川島監督凄い。
柳楽優弥のたけし度を見事に見抜いた着眼点。
そして俺史上1番の大泉洋の出来栄え!
それを支える鈴木保奈美もいい。
そこにネットフリックスの潤沢な資金が合わされば面白く無いわけがない。
ただたけしの歌う『浅草キッド』は一回でいいよね。
だから儚くて沁みると…
出来たらディレクターズカット版で幼少期の東MAX出して欲しいなぁ(そんなシーンは撮って無いだろうけどw)
ほんと大きなスクリーンで観たい作品。
演出、キャスト全て良かった
師匠の存在と、その人が育てた芸人の芸風の共通点も改めて教えてもらえた。
ビートたけしの原点を知った。
キャスト全て(あえて)素晴らしかった。
2時間見ていて、退屈しない映画でした。
Netflix契約して良かったとイカゲームから思ってます。
あいつに観せたかった
「元旦や 餅で押し出す 二年グソ」
オールナイトが始まったのが僕が大学1年だった81年、
毎週木曜深夜、テープに録ってその後の一週間、友人とテープを貸し借りしながら何回も復習して大爆笑。
僕にとって「殿」は特別な人、
同時代を生きることが出来たことが誇りだし嬉しい。
劇団ひとり監督のこの映画も僕には特別なものになりました。
すばらしい映画、
中でも柳楽優弥さんの演技は出色、若いときの「殿」にしか見えないのは、物まねではなく内から湧き出るものがあるからか。
まさに憑依。
この夏亡くなったアイツ、
学生時代に一緒にテープを聞いてたアイツ、
アイツに観せてやりたかった。
面白い!
北野武の芸人になる前にいた浅草を舞台に芸人になるまで描いた作品。
まだ、芸人として活躍していない頃エレベーターボーイとして働いていた。その場所で知り合った深見千三郎さんとの出会いによって芸人にしての道が開き始める。
柳楽優弥さんが演じる北野武が見ているとだんだんそう見えてきてすごいなと感じた。
師匠と弟子の掛け合いも良かった!
一番好きなシーンは、初めての舞台で緊張して上手くいってない所でお客に馬鹿にされたように笑われてそれに対して、客に怒る所が良かったな。
「笑われるんじゃない笑わしてるやってるんだ!」
それは、真剣に向き合っているからこそ気持ちが前に出てくるのかなって思えてとても好きなシーンでした。
全体的にもグッとくるエピソードがあって面白かったです!
劇団ひとりの才能と俳優陣の素晴らしい演技
劇団ひとりがこんなに素晴らしい作品を作るとはホントに感服。
ビートたけしの「浅草キッド」をこれだけ哀愁溢れさせ、
笑いのスパイスも効かせ、感動も味合わせてくれるとは・・・
俳優陣も素晴らしい演技でした。
柳楽優弥は生意気さと心優しさを備えたビートたけしを
文句の言いようがないほど上手く演じていたし、
大泉洋は、師匠深見千三郎を観たことはないけど、
こんな人物だったんだろうなと思わせてくれる素晴らしい演技。
この人の弟子になりたいと思わせてくれました。
超いい映画でした。 現在のビートたけしもホントそっくりでビックリ。
劇団ひとりを認めざるを得ない
芸人の撮った映画とかと思いつつ観たが、
劇団ひとりの実力を認めざるを得ない作品だった。
ノスタルジック満載で昭和の下町の底辺の人々が
夢見たり訳ありだったりほんとに情緒ある話だった。
ビートたけしも大切であろう自分の物語を
劇団ひとりに任せたのはわかる気がした。
役者がすごい良かった。
柳楽優弥や大泉洋などメインの出演者の演技も最高で、
役者を選んだ制作側のセンスも抜群だった。
浅草の下町に生きる深見のコミカルな感じと江戸っ子気質が
バランス良く表現されてタケに対する愛情など、
大泉洋ならではの表現じゃないかと思う。
たけしの大学中退からスターにのし上がるまでの青春像と
たけしを取り囲む人々の下町情緒あふれる感じもよかった。
昭和のあの時代人は連絡手段を電話以外で持たなかったため、
出て行ってしまった人との音信不通になる状況は今の世の中では
感じられないものがあったと思う。
映画に中で千春が歌ってたジョニーへの伝言や、映画の歌ではないが
瀬戸の花嫁、喝采など昭和だからこそ描かれる、旅立っていく者の
覚悟と勇気はこの時代だからこそにある情緒なんだと思った。
非常に良い青春映画だった。
とてもよかった
ツービートの漫才を見たくて見たくて身もだえした記憶がある。『わっ毒ガスだ』という本も買った。欽ちゃんのテレビのコントが深見千三郎のそのままだったことに驚く。
今ではオレも弟子を持つ立場であり、しかも弟子の方がはるかに売れていて、貧困層レベルの収入しかないので深見千三郎に感情移入しすぎてつらい。
欽ちゃんとたけしの絡む場面は見た記憶がないのだけど、お互い意識していたのだろうか。
テレビに初めて出るときに、ディレクターの指示を無視していつものネタをやる。その場面の漫才はがっつり見たい。匂わせて済まさないで欲しい。今現在、ツービートの漫才はクライマックスとして見るに耐えないのだろうか。
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