劇場公開日 2021年9月17日

マスカレード・ナイトのレビュー・感想・評価

全412件中、61~80件目を表示

4.0臨場感

2022年3月21日
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テレビ業界と映画業界があって、じぶんがよくけなす「日本映画」は映画業界に属している──と思っています。

テレビ業界のひとたちも映画をつくりますが、それらは映画業界のひとたちの映画よりもずっとクオリティが高い──と思っています。

じぶんだけでなく、大勢のひとがお認めになると思いますが、罪の声やマスカレードホテルや祈りの幕が下りる時や真夏の方程式・・・などなど品質の高いエンタメ映画をつくっている監督は、ほとんどテレビ業界のベテラン監督です。

ところがプライズ(映画賞)はかならず映画業界の監督がとります。この現象は一般庶民のじぶんにとって、鼻持ちならないものです。

なので繰り返し明示しておきますが、テレビ業界の職人型監督は、映画業界のアート系監督よりもずっとクオリティの高い映画をつくるのに、栄誉はないがしろにされているのです。

憶測にすぎまぜんが、旬報のような昔ながらの批評家集団では、権威主義が横行しているはずです。
権威主義が映画を判定した結果、テレビ業界のエンタメ系映画が軽視されてしまう──わけです。

しかし気取ったわかんないような映画を称揚する必要があるのでしょうか。そもそもサンダンスのような観客ベースでない映画賞に、いまどき何のいみがあるのでしょうか。

だって、そうでしょ。映画って誰が見るモノですか、誰のためのモノですか。近親相姦して火山が噴火する映画がナンバーワンになるのって変です。

アートな作品に意味がないとは思いませんがアートをやるなら技量が達成していることが前提です。どの世界にさいしょからアートでずっとアートなことができる位相があるんでしょうか。絵だって音楽だって、何枚も素描したり、練習かさねますよね。

なのに映画業界のばあい、映画つくるといきなり天才とか鬼才とか喧伝しはじめます。それがマスコミの戦略だったら、じぶんで「わたしは天才じゃないんで、天才って謳うのやめてもらっていいですか」って言えよ。──とわたしは思うのです。恥ずかしくないですか?天才じゃないのに天才って喧伝されちゃうのって。

鈴木雅之監督もテレビ業界の職人型監督です。ぐぐると先にラッツアンドスターのひとが検索されてしまいます。ウィキを見ると、映画系のプライズが一切ありません。見事なまでにありません。ただし「日本映画系」よりよっぽどすぐれた映画監督です。わたしは鈴木雅之監督の映画版HEROやHERO2に本気で感動したことを覚えています。

楽しみにしていた映画でした。わたしは前作のマスカレードホテルにこう書きました。(以下『』内はわたしの前作(マスカレードホテル)のレビュー引用です。)

『私事ながらかつてホテルマンをしていた。こんないいホテルではなかったし、いずれもバンケットマンだったが、幾つかのホテルを巡った。あのころ、制服と整髪でビシッとした自分のなりが誇らしかった。それを木村拓哉のホテルマンが思い出させた。
外資系のあるホテルでは男子はもちろん女子も額に髪がかかってはダメだった。長らく習慣にしていたせいで、今もオールバック風の髪型がいちばんかっこいいと感じることがある。ただし、きょうび男子も女子も、額を髪で覆う。だから余計にキムタクのグルーミングスタンダードが新鮮に見えた。素直にかっこよかった。』

表となるエントランスホールと裏となるバントリが、生き生きと活写されます。それがこの映画の醍醐味/生命線だと思います。長回しではありませんが長めに回してカメラが同時進行やすれ違いをとらえます。すごく巧いと思います。

『エントランスホールを行き交う人々、バックヤードの喧噪、パントリーの雑然とした感じ、ホテルの内幕はリアルで、ロケと監修の確かさがあった。』

また今回も梶原善がいい感じでした。

『役者でもっとも印象的だったのは、つねに背景に映る梶原善だった。困ったような表情がじつに語る。』

麻生久美子の「男性」も上手いと思います。演技で女が男ぽさを醸すのは難しいことだと思います。佇まいで男性気配をだしていたのはさすがでした。

原作を反映していることは解りますが、雰囲気がいいので謎はもっと簡素でもいいと個人的には思いました。入り組んだ人物相関を設定し(布石や伏線を)しっかり回収しますが、なんとなく混濁しすぎのような気がしました。が、労作でした。

『エンドロールの開始地点が早すぎるのではないだろうか。』

今回もエンドロールの開始地点が早かったです。末尾に一コマするアベンジャーズのようにエンドロールまで見せるいいアイデアだと思いました。

余談ですがホテルで過度な要求をするのは迷惑です。映画はお客様は神様を貫きますし、社会もそれを貫きますが、ホテル側は確実にそれを要求した客の品位を疑います。軋轢や煽りにプロフェッショナルは存在しません。結局は人と人。お金と引き換えに相手が従者に変わるわけじゃありません。

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津次郎

3.5キムタク×長澤まさみ

2022年3月21日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

おもしろかった
出演者も豪華、飽きさせないストーリー展開

気になったのは、苦労して追いかけた犯人が意外とあっけなかったのと
前作観てる前提のつくりになっていることですかね

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しょたごん

3.0キムタクに接客されたい

2022年3月19日
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前作が良過ぎたから期待しすぎて、うーんってなっちゃった
自分の理解力が低いのかちょっと複雑過ぎて難しかった
(怪しい奴がいっぱい出てきて前半はわっくわく )

前作も思ったけどはよあの二人くっつかんかなあ〜
でもあの距離感が良いんだよなあ
私もキムタクに接客されたいしタンゴも踊りたい

んで冒頭の中村アンとのダンスは何だったの???????

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わんわん

3.5嘘の中の真実の涙

2022年3月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

仮面を着けた嘘だらけの中での、一粒の涙は亡き妹を思う紛れもない真実の涙。
もっと違う方法でいもうとを想って欲しかった。
このシリーズらしい二転三転する物語は面白い。

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上みちる

3.0豪華な出演者でした

2022年3月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

告白者の告白で女性の死体が発見された、次の殺人の予告は有名なホテルだった。
警察はホテルに潜入して、殺された女性のことを調べて容疑者を探した。
何人かの容疑者が浮かんだが、それらはすべて偽物で真犯人は自分の思うように行動していた。
新田刑事は今までのことを踏まえて犯人を見つけたという内容だった。
出演している人が豪華でしたね。
ただ、出演している人が多すぎて誰が誰だったかわからなくなった。
ホテルというところはいろいろな人たちがいて、その人たちのために働いているホテルの人の働きはすごいなと思いました。

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やっすー

5.0豪華キャストでした! マスカレードホテルもどちらも面白い! 新田と...

2022年3月16日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

豪華キャストでした!
マスカレードホテルもどちらも面白い!
新田と山岸の今後の関係が気になる。
キムタクかっこいい!

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ブラックドラゴン

4.0職業意識の異なる異色バディ

2022年3月3日
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鑑賞方法:映画館

映画の醍醐味を十分に味わうことのできる見応えのある作品である。本格的サスペンスでありながら、エンタメの要素もたっぷり盛り込んでいるので、2時間強の長尺でも間延びしたところはない。メインキャストの木村拓哉と長澤まさみの丁々発止のやり取り、衝突を繰り返しながらも、協力して犯人に迫っていくプロセスの塩梅が絶妙である。バランスが非常に良い。二人は完全に役を掴み切っている。はまり役になっている。二人以外には考えられない役になっている。

本作の舞台はホテル・コルテシア東京。数日前に発生した殺人事件の犯人が大晦日にホテルで開催される500人規模のカウントダウン仮装パーティーに現れるという密告文が警視庁に届く。型破りな刑事・新田浩介(木村拓哉)はフロントクラークに扮してホテルに潜入し、優秀なホテルマン・山岸直美(長澤まさみ)と意見衝突しながらも協力して、仮装パーティーに紛れ込んだ犯人を暴き出していく・・・。

本作は殆どホテルが舞台であり、豪華ホテルで繰り広げられる物語は舞台劇を観ているような雰囲気がある。このホテルを訪れる登場人物達は夫々に訳ありで、怪しい。犯人としての雰囲気を醸し出している。登場人物達を演じる豪華俳優陣達の熟練の個性的な演技の競演が見どころになっている。

新田と山岸の異色バディが本作の売りである。犯人逮捕最優先の新田とお客様第一主義の山岸では職業意識が正反対で意見の食い違いが多い。本来なら二人のバディは成立しない。しかし、刑事は市民を守るために犯人を逮捕する。ホテルマンはお客様の快適安心安全のために最善を尽くす。人のためというのが二人の職業意識の唯一の共通点であり、二人が異色のバディを組めた理由になっている。

終盤、様々な謎は一気に究明されていく。急ぎ足になった感はあるが、脇を固める演者達の演技力が奏功して迫力がある。

本作は、映画は楽しむものであることを教えてくれる作品である。

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みかずき

一作目も劇場で鑑賞済み。 前作に引き続き、娯楽映画としてよくできて...

2022年2月18日
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ナスビーム

3.5前作を上回る出来栄え

2022年1月15日
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鑑賞方法:映画館

周知のように大ヒットした前作『マスカレード・ホテル』の続編で、高級ホテルで起こる事件を辿るサスペンスという全く同じ設定に加え、主要キャストも全く同じであるが、マンネリ感はせず、スリリングでお洒落な2時間を体感しました。

ホテルという閉鎖された非日常的な異次元空間の、官能的で、一種蠱惑的な空気感は前作同様ですが、前作が個々のエピソードが脈絡なくつながれた、オムニバス風の、まとまりのない印象だったのに比べ、本作は冒頭の10分間で作品のフレームワークを全て吞み込ませてくれます。
更に前作と違ってテンポが速く、一つのエピソードに拘って尺を取らず、次々と展開させていき、明らかに脚本の構成が前作とは異なっていました。
本作は、限定された閉鎖空間で展開される、僅か半日間のドラマであり、その点ではやや不自然で強引なストーリー展開も見られましたが、ほぼ無駄なエピソードはなく、全てがラストに向けスパイラルに収束していきます。その結果、常に緊迫感を漂わせ、濃密に凝縮された時間体験を楽しむことが出来ました。
ただ冒頭のアルゼンチンタンゴのシーンは、ドラマの伏線にしていますが、やけに長尺で台詞もないので、いきなり観客は飽きがきてしまうように思います。

スジ立ての妙に加え、カメラワークが秀逸でした。寄せカットは長くせず、1人だけのカットは殆どありません。ローアングル、俯瞰、上空からの鳥瞰、引きから寄せへのゆったりとしたズームアップ、流れるようなパンフォーカス、更にフィックスも交え、視覚への芳醇な刺激が溢れていました。観客を一つの視点に留めさせず、興味の対象を常に移ろわせてくれ、そして緊張感と不安感を掻き立てさせます。ベテランの江原祥二カメラマンの技量を実感します。

それにしても主役の木村拓哉の、実年齢を感じさせない若々しく端正な顔立ちと軽快な動作は、本作に相応しい華やかさと煌めきを漂わせており、長躯の長澤まさみと並ぶと、如何にもスクリーン映えするシルエットになり映画館に来た甲斐を感じます。
但し、抑々はミステリードラマですが、謎解きの過程は釈然としません。強引過ぎたことによる唐突感と、飛躍し過ぎていて違和感が残るのは難点でしょう。

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keithKH

3.0かっこいいを捨てたらいいのに

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

寝られる

木村拓哉だから許される

前作同様、とんでも設定の中で繰り広げられる殺人事件。

予習して映画に挑んだので、キャラクターも覚えているし、何となくブラフが分かるようになった。
キャラクター同士の掛け合い前作同様テンポが良く、話の展開が早いので飽きずに鑑賞できた。

犯人の動機が弱い気はするが、これは犯人が誰かなーのワクワクを楽しむための映画なので、ストーリーとか舞台設定とかを気にしてはいけない。
だって、フィクションだから。

娯楽邦画作品として、デートや家族映画向き

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@花/王様のねこ

2.5まだ上映してた!

2021年12月13日
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キッスィ

4.0木村拓哉さんよりも

2021年12月8日
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泣ける

楽しい

興奮

犯人役の方の演技がすごかったです。
ドキドキしました。
木村拓哉さんの活躍を観に行ったはずが犯人役の方にすっかり魅了されました。
全くわからなかった。前作も良かったけど今作もぜひ!

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しの

3.5最後まで犯人が誰かわからなかった!

2021年12月4日
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最後まで犯人が誰かわからなかった!

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👘

3.0出演者がたくさんで楽しめた(含む、看板)

2021年12月1日
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『いだてん』といい、『翔んで埼玉』といい、
麻生久美子さんがよかった。

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night runner

3.5お客様のため…

2021年11月23日
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0k0

2.5ホテルのが良かったけども

2021年11月18日
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安定した出来のシリーズになりうる
キムタクがハマり役

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みんみん

3.0気~づいちゃったぁ、気づくよね

2021年11月18日
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冒頭の木村拓哉と中村アンのタンゴが素晴らしい。それだけで結構満足。
特に中村アンの美しさたるや!
ストーリー的には、途中で、多分こうなるだろうなと気づいちゃったので、私でも気づくんだからみんな気づくよね。
あれだけ執拗に長澤まさみの時計の話で伏線張ってたらね。
小日向文世の仮装の衣装がザビエルっぽいのがなかなかナイスでございました。
サービス業や、顧客対応をしている人は色々考えさせられる所もあると思うので、トリックとかは気づいてしまう話でもまあ、問題なし。
ラストシーンはキムタクだからこそかっこよく決まったね!
その辺のおっさんがあれを言っても無駄(笑)

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momo

2.5続きなのかと思ったが…

2021年11月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

前作のマスカレードホテルを観に行ったので、続きものだと思い、観に行ってきました。
まず最初に言っておくと続きではないですね。
前作から少し時間が経過し、また同じホテルで事件が起こるといった内容なだけで、事の始まり方、展開、事件の全容、動機などは前作と全く同じような流れで(もちろん犯人は違いますが)観ていて退屈でしかなかった。
また、今回の話も事件の動機がとても曖昧で感情移入に欠け、納得までいかなかった。
冒頭のシーンは何かの伏線なのかと思っていたが特に関係は無かったなど、作り込み過ぎていて単純な内容を複雑に見せようという感じがとても強く出ていた。
今回の話だと前作の方が良かったかなと感じた。

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misakikenji

4.0大満足!

2021年11月13日
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鑑賞方法:映画館

マスカレード・ホテルが面白かったので、楽しみにしていました。
今回は原作を読まずに鑑賞。
僕は最後の最後まで犯人がわからず、どきどきで見れたので、とても良かったです。
出演者のキャラも立っているし、非常に見応えのある内容でした。

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梶清智志

4.0原作通り!

2021年11月13日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

しっかりと描かれていました。

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ryu