劇場公開日 2022年9月16日

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川っぺりムコリッタのレビュー・感想・評価

全162件中、61~80件目を表示

5.0過不足ない人間賛歌

2022年9月29日
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笑える

楽しい

幸せ

この物語の人々が清々しいのは、媚びる事をしないから。
どんな人にも、共感出来る部分もあれば、理解出来ない部分もある、それはお互い様。
白か黒かでニ分化しない、寛容な世界。
「言葉」に頼らない、絵本のような味わい。

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アメリカの友人

3.5配役の妙

2022年9月28日
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松山ケンイチ ムロツヨシ が見事な配役だなぁと観る前から思っていたが 脇をかためる満島ひかり 吉岡秀隆がほんま素晴らしかった。人の死を扱っているので観る人によって気持ち悪いと感じられる所は多々あると思うが自分としては配役の妙がそれを凌駕したように思う。
昔 俺たちの旅というドラマがあったがあの時も配役の妙が際立っていたが、今回の映画はそれと同じように感じられた。
ぜひとも同じような役者さんたちで何か映画また撮ってほしいなぁ

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れっどでび

4.0色んな人

2022年9月28日
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キャラの濃い人達!だけど人は良い!悩んだ時に時々見返したくなるような映画🎬

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シゲゾ〜

3.0恐怖のイカ星人・・・NOPE!

2022年9月28日
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鑑賞方法:映画館

 配給会社が五輪汚職の目玉であるKADOKAWAなので観るのはやめようと思っていたのに、映画に罪はない!しかも北陸(富山)が舞台とあらば、観ざるを得なくなってしまった。そういえば今日9月27日はなんちゃらの国葬の日。人間の生と死にある時間について考えさせられる。ムコリッタとは仏教の時間の単位1/30日(48分)とのことだが、その生と死のわずかな時間の幸せを意味するらしい。などとボーッとしてたら、序盤から中盤にかけてはオカルトだったり、宗教を匂わす展開となっていた。まさかあの・・・

 最初から惜しい!社長が「更生」という言葉を使うものだから、山田(松ケン)の過去がわかってしまった。もっと謎めいたものにしたほうが良かったのでは?と疑問符。しかもちょっとウザキャラのムロツヨシの登場となり、ちょっと醒めた目で見てしまった。

 主要登場人物の皆が身内の死と向き合っている。故人との付き合い方、弔い方など、形式張ってちゃいけない。親戚などのしがらみもないのだから、遺族の自己満足でいいんだということ。高級仏壇なんて買う必要もないし、遺骨・遺灰をどう扱うかも自由なのだ。16億円かけようが花火で打ち上げようが自由・・・?

 そんな中、最も印象に残ったのがアパート管理人である未亡人・満島ひかりが遺骨で身体を撫でるという艶めかしいシーン。骨を食べるより衝撃的だった。

 北陸人としては、なぜか暗いイメージしか持てない風景(『ここは退屈迎えにきて』よりも暗い)や富山弁を一切使わないことにも違和感あり。まぁ実際は石川県の方が暗いからね。何たって平均日照時間が全国最下位。グダグダ文句を書き連ねたのもネクラの証し・・・後半は面白かったですよ。

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kossy

4.5死んだ後、魂はどこに行くんですか?

2022年9月28日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに映画を観ながら何度か嗚咽を堪えた。静かで柔らかい時間が流れているのに、どこかで時折その時間は淀んでいた。それは、息苦しい世間の生きづらさなのか、この先の自分の人生の不安からなのか、なんなのか。
そして画面からは、そんな詰まってしまった流れを押し出してくれるような、なにかが、こちらの気持ちを洗ってくれる。例えば、美味そうな炊き立ての白米であったり、風呂上がりの一杯の牛乳であったり、取れたての野菜であったり。そうか、食は生きていく基本だものな、と気付かされる。
そんな一息をついたところに届いた、父の死亡通知。そこからの展開がまあ、揺さぶられた。それも、しっかりと食でこちらの心を満たしたあとっていう手順の手練れぶりには頭が下がる。しっかりとメッセージを聴く準備ができてから、じゃあ行くよ、って感じで重いものをどんどん投入してくるのだから。いのちの電話、喉ぼとけ、捨てられた家電の山、河原乞食、七の段のおまじない、隣のばあさん、墓石の訪問販売、空、雲、ナメクジ、、、、。意味なさげで意味ありげで。「はい、いのちの電話です」と聞かされた時の衝撃はこちらも同じだった。そして亡夫の遺骨。満島ひかりのあの性交は、稀にみる崇高な性交シーンだった。とても愛にあふれ、尊厳の気高さに圧倒され、僕は涙を流してしまっていた。そして、じんわりとしみこむしみこむ、おまじないような「せつな、たせつな、ろうばく、むこりった」。むこりったとはささやかな幸せという意味もあるらしいが、この映画にはそんなささやかな幸せを得て、生きていることを存分にかみしめている人たちがいる。この舞台が浄土真宗の根強い富山(おくりびとの原作もここ)っていうのもまた意味深い。仏教には「草木国土悉皆成仏」という教えがあるが、いつのまにかその言葉をかみしめていた。
「お弔いなんて、残された者の癒しの儀式。」という。そう、生きている者が勝手にケジメをつけたいだけなのかもしれない。だけど、そのケジメをしないと前に進めない者もいる。曇りがちだった人生を、晴れやかなるものにする準備のように。

と、こうして家でレヴューを書きながら、僕は塩辛でご飯を食べている。たまらなく美味い。生きているって感じている。

(ところで、エンドロールで見つけたが、薬師丸ひろ子はどこにいたんだ?)

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栗太郎

4.0すみません

2022年9月27日
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初め見逃してます。
でもムロは見逃してないので大丈夫かもしれません。
死について考える映画です。そう言えば川って境ですよね。

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rakugoya1

3.0役者が良い

2022年9月27日
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「かもめ食堂」から雨後の筍のように"丁寧なライフスタイル"映画がボンボン公開されて、
果たしてこの監督がどれだけ関わってたのかも知らないが、もうお腹いっぱいになって見なくなりましたが、
今回、久々にていねい映画を。

言ってる事は当たり前の事で、描かれているのも割と当たり前の範疇だったのですが、嫌いになれない一本でした。それは、キャストがクセもの揃いだったからかもしれません。

狂気を孕んだ吉岡秀隆!
社長なのにマスクせずイカの上で喋りまくる緒方直人!
この二人は役を入れ替えても面白い作用があったと思う。

松山ケンイチの演技にも、もらい泣き。
江口のりこをたったあれだけのシーンで贅沢使いしてたり。
たま(さよなら人類)ぽい音楽はあからさまであまり好みではないけれど、良い時間を過ごせました。

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ababi

3.5余韻に浸れる映画です。

2022年9月27日
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この監督の映画なんか好きです。

気になるところが少し残って

雲多めの夕焼けな感じがしました。

配役ハマってます。

音楽も良かったです。

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ボタもち

4.0「川っぺりムコリッタ」って、語感いいなぁ~。

2022年9月27日
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笑える

ムロツヨシさん演じる嶋田のキャラが面白い。とてつもなく図々しいんだけど憎めない。
松山ケンイチさん、満島ひかりさん、吉岡秀隆さんもそれぞれ個性的で面白かった。
ご近所付き合いが希薄になった現代において、この感じは羨ましくもあります。すき焼きのシーンは笑えた。お葬式のシーンも好き。
誰もが様々な過去を抱えながら、それでもささやかな幸せを見つけながらなんとか一生懸命に生きている。
「ムコリッタ」って仏教の時間の単位らしいが、この独特な緩い感じの映画にピッタリの語感だなぁ~。

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光陽

3.0明るさもあって良かった

2022年9月27日
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暗い話かと思ったけど、明るさもあり、
役者さんが個性的で面白くて、
なかなか良かった。
美味しい塩辛が食べたくなる!

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おむすび

4.0印象が残る

2022年9月26日
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不思議な世界に迷い込んだような映画。
緩い感じで、内容は強烈、それでも生きていこうと思わせる。上手です。

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まえあき

3.5小さな喜びをひと匙で笑顔が生まれる

2022年9月26日
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単純

幸せ

荻上直子さんの小説を読んでとても良かったので、延期してからずっと楽しみにしていた映画です。観れて嬉しかった。
白米ときゅうり、トマトにイカの塩辛、なんて美味しそうなことか。俳優さんたちが素直に頬張ってモグモグしてる姿を見ているだけでも笑顔になるというか、あたたかさが伝わってきました。個性豊かな住人たちの会話にクスッとしたり、切なくもなったり、ゆっくりとした時間が流れていくのが良かった。
小説では冒頭の方から主人公山田の過去や境遇について説明があったけど、映画では中盤や後半に語られていて、無口な男の子が山田と少しずつ距離をつめていくところとかも、映画では始めから男の子が喋っていたりとアレ?となったけど、映画では違う入り方にしたようですね。それは自然で良かったんですが、小説版の中島さんが好きだったので、彼女とのエピソード(山田が仕事で手を切っちゃうところとか)が減らされていたのはちょっと残念。彼女の静かで真面目な雰囲気がとても好きです。社長さんの言葉もじんわりする。ああいう気にかけてくれている人がいるっていうのは大事なんですよね。あと市役所職員の堤下さんも好きです。素朴で誠実なところが行き場をなくした人たちの救いになっている。そんな人たちがいるから、小さな喜びも生まれるんだと思う。
私も小さな日常の喜びを大切にしていきたい。自分がいなくなったとき、一人でもさびしいと思ってくれる人がいたら幸せですね。

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ふたり映画

3.5こういう生活をしてみたい

2022年9月26日
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けど、大人になってしまうとなかなか難しい。
学生の頃、20代の頃はこんな感じで自然に自由だったな。

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kazu565

3.5味わい深い作品

2022年9月26日
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場面はほぼ固定で舞台向きな感じ。
登場人物のキャラが皆、際立ってる。

ムロツヨシは相変わらず、良い味。
だけど、あまりの図々しさにイラッとしました、、
ある食事シーン、子供の方が気を使ってるという、、

まあ子供並みの無邪気さが
バリケードを剥がしたのでしょうが。

見終わった直後より、数日後の方が思い出して反芻しました。

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ゆうすい

3.0うーん...

2022年9月25日
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うーん、うーん…
こちらの監督のいつもの感じは、
ちょっと飽きちゃったかもなー。
狙い過ぎなんだよなー。
テーマはステキだと思うんだけど、
演出が好みじゃないんだろうな…。
寓話とリアルのバランスが悪い。
もっと、リアルよりで良かったなー、
吉岡秀隆親子の感じとか、
宇宙人のくだりとか、最後の行進のとか、なんだかなぁ…

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hkr21

3.5イカ宇宙人

2022年9月25日
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まか不思議なお話しで、感想がすっきり言葉になってまだ出てこない。

数年前に親を亡くしたときに思ったこと

「人生にこんな悲しみが用意されているなんて。多くの人がこの道を通っているなんて。」

普段口にはしなくとも、その悲しみを抱えこんで生きる人たち。

野菜を育てて細々と暮らす。遺骨を愛おしむ。捨てられた電話器の受話器をとり続ける。宇宙人と交信する。

それぞれに死と向き合う。その姿をお互いに決して否定せず、毎日手を動かし、食べて生きる。

じんわりと励まされる。

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のらり

4.5ほのぼの映画の中の大切な言葉

2022年9月25日
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出所した主人公が人々の暖かさに触れる映画
こういう映画は締め方が難しいが、しっかりとまとまっている。
平坦がない田舎のほのぼのシーンが続くのに不思議と飽きがこず、魅力にのめり込んでいくのは脚本と監督の演出のなせる業。
松山さんは流石の演技力。過去のある主人公をうまく表現していた。
緒方さんの言葉は沁みる。つまらない一見マンネリも積み重ねた日々が信用になる。
柄本さんの市役所職員も素晴らしい。
怒りたくなるし、怖い仕事なのに。頭が下がる。
ムロさんの後半の言葉。本当にそう思う。自分はどうなんだろうか?と考えさせられる。
しかしいい街だ

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ダルメシアン07

4.0久方ぶりの邦画心地でした。

2022年9月24日
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いやはや全く期待していなかったのですが“松山ケンイチってやっぱ良いよね”と言いたくなる作品です。

ムロさんは通常かなと思ったら裏があったり、満島ひかりの割烹着が色っぽいなと思ったら裏があったりで、非常に楽しめました。

何よりも出演者が豪華過ぎて、、緒方直人・柄本佑・吉岡秀隆など。久しぶりに、江口のりこさんの用法・容量が守られていてグッと来ました。笑

公衆電話、お墓(魂の形?)、お風呂など色々、暗喩というかメタファーがありそうです。

最近、まったりした邦画観てないなぁーと言う方は是非ご観賞下さい。損はしないと思います。個人的には、「護られなかった者たちへ」に本質的に似たテーマかなと思いました。
是非映画館で!!(あの齧る音は映画館こそ!!)

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白長須鯨

3.0あんな葬式で送ってほしい

2022年9月24日
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悲しい

難しい

登場人物がみんな怪しくて、信じていいんだろうかと心配してしまう。
昔ながらの長屋みたいな生活。助け合いながら、時にはけんかしながら家族みたいに生活して行くんだな。
いいお葬式でした。

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ふわり

4.0暖かく優しい物語

2022年9月24日
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泣ける

笑える

幸せ

淡々と進む物語の中で、個性的な登場人物たちが、それぞれの痛みを抱えながらも、小さな幸せを細かく見つけて生き抜いていく様が丁寧に描かれている。松山とムロツヨシが一緒に食卓を囲んで食べるシンプルなご飯さえとても生き生きと描写され、実に美味しそうである。無かったことにしていい人はいない、淡々と積み上げていく単調な日常の先に何の意味があるのかはわからない、でも毎日コツコツと積み上げていった人にしかわからないものがある。派手さはないが、個々の役者の演技力、じんわりと染みるセリフに、見終わったのちほんわりとした気持ちになれる作品。

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ツッチー