レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー・感想・評価
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それも才能
ヤードレー大学の学生新聞の記者として、ニューヨークで映画監督の取材をすることになった彼女と、一緒に週末を楽しもうと同行したニューヨーク出身の彼氏のすれ違いの話。
自己否定モード全開の監督に気に入られたことから転がって行く彼女のモテモテエピソードと、彼女との予定が狂った彼氏のやきもき&やさぐれ気味エピソードを交えてコミカルにみせていく。
彼女を大好きなのは伝わってくるけれど、ちょっと面倒くさい彼氏と、案外何も考えてない振り回し系彼女。
ここまで話が大きくないにしろ現実世界でもありそうなタイプの2人という感じで、恋愛映画といえばそうだけど、恋愛じゃない部分で急な展開の連続だし、ヌメ~ッと終わられたら嫌だなあと思っていたけれど、ある意味綺麗で正しい方向に進んで行きなかなか良かったかな。
微妙なタイミングで集大成的な良いのが出てきてしまった
ここ数年、ブルージャスミンかミッドナイト・イン・パリか以来くらいで一番よかった。全体的に甘口のウディ・アレン。職人芸とも言える、スノッブなラブコメだけどピリッとしめるドラマ。いかに恵まれた環境にあっても毒吐く壁の花、その顛末。結局ニューヨークを愛してます、の話。
後半が特によかった。エルファニングの見たことない表情がありました。また今回も先生が引き出したんですかね。
作品と複雑な背景は別問題
やはりウディのマンハッタンは最高だ。シャラメやゴメスとの食い合わせや若いラブストーリーに若干不安だったが、個人的にはここ数年では最高傑作でした。
シャラメの出演作でも最も味が出ていた役で、台詞演技もとても良かった。まさか自分がシャラメを絶賛する事があるとは思いませんでした。逆にジュード ローはすっかりハゲ親父が板に付いており興味深かったです。
ウディ作品はもう75点をコンスタントに出すくらいかと思っていましたが、間違いでした。それだけに昔の疑惑をほじかえされて、役者やスタジオが掌返しをやっているのが残念。キチンとしたステイトメントを出し環境を整えて傑作を連発して欲しいと切に願います。
雨が多い映画ですね!
晴れのシーンがホントに少なかった。
お母さんの告白にビックリだけど、息子のわだかまりが解けてよかったです。
アシュレー大活躍だったけど、なんかかわいそう。
ラストは、ビックリ結末でした。
上質なラブロマンス(若い子向け)
初日に観ました。
この映画が公開されて良かった。ウディアレンを取り巻く状況があまりよろしくないので、連続ドラマもつまらなかったし、すこし心配していたのですが、久々のウディアレン長編作品。快作でよかった。
着地点は相変わらず唐突で合理的に終わらせた。
ここで評価が変わると思うが、私はこういう終わらせ方は好きだ。だから、毎回ウディアレンの映画をみているのだが。
まだウディアレンも枯れていないな。若い子を書かせてもまだまだイケる。
彼女と再び観たいなと思える作品でした。
センスいい
やっぱりウディ・アレンはニューヨークが良いんではないかな。
裕福な大学生カップルが、彼にとっては故郷、彼女にとっては大人になってから初めてのニューヨークで1日を過ごすが、すれ違いだらけでなかなか一緒にいられない。
ウディはジャスにも造詣が深いので音楽のセンスも良い。色白ブロンドでスタイルも抜群のエル・ファニングがドリュー・バリモアを彷彿とさせる垢抜けきらなくてちょいイラッとさせる女の子、美少年の代表ティモシー・シャラメが貧相な(華奢な)体つきを生かしてウディ自身を投影しているとされる役柄を演じている。
ウディ・アレンは昔から好きで毎回観ているし才能ある人だと思っているが、このたび作品が#metooで出演者から出演を後悔していると言われ否定されたというのは、やはり切り離して考えるのは難しい。それを超えるほどとは言い難く、面白いことは確かだが、見たからってどうということはない、とも思った。私はやっぱりマッチ・ポイント以前の作品が好みだなぁ。
雨とピアノと心象と
まずティモシーシャラメ、
これ以上なく悲哀の似合う二枚目。
清潔感のある倦怠感。
母性をくすぐる甘えん坊。
恋が似合う、少し寂しい恋が。
鑑賞日は奇しくも雨。
雨には雨のハッピーエンドがある。
現実の喧騒を、静かに雨が洗い流して。
上がる頃には、また新たな物語が生まれている。
雨とピアノと恋心
嫌いな雨が、ニューヨークと製作者達の手により、こんなにも美しい演出になるとは。
ティモシーシャラメ、現在の若草物語とともに大活躍ですね。
最後の展開にはアングリでしたが、まぁ、恋なんてそんなものよね。
娼婦ってどなたが演じてるのかしら。ものすごく魅力的な女優さんでした。
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