劇場版 きのう何食べた?のレビュー・感想・評価
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愛する人と老いてゆける幸せ
連ドラ&正月SPの続きの物語。
ゆるっとした内容かと思いきや、意外とシビアに考えさせられる部分が多かった。
セクシャリティに関係なく、事実婚や子無し、子供と別居している者がいずれ対峙せねばならない「老い」の問題をそっと提示している。
「僕たちはいつ大事な人を失うかもしれないんだ」という小日向の叫びは、人の幸福がいかにもろく不安定なものかを思い知らせてくれる。
だからこそ、大事な人を守るために常に力を尽くさねばならないのだと。
加奈子さんの報告を受けた時の、ジルベールと他三人の反応の違いは興味深かった。
ケンジのように「他人の幸せが嬉しい」という心境に至るには、ジルベールはまだ若すぎるのだろう。
彼らのように、他人の幸せを喜びながら、愛する人と年を取ってゆけることを「幸せ」と呼ぶのかもしれない。
観るだけで今日は良い日だったって思える映画
ドラマからずっとファンだったので、
楽しみで仕方なかった映画!
シンプルにドラマ版が長くなった感じは否めなかったが、
いつも観ると幸せにさせてくれる作品は中々ないなぁと思う。
ドラマ版のキャラクターも勢揃いして、みんな変わらず愛おしいし、
松村北斗さんのキャラも中々強かったが良いスパイスのような感じ。
何より、内野さんの演技がうますぎて心の中で唸りました笑
ゲイの仕草、心情の繊細さ、表情の豊かさ、可愛らしさもあり、何を取っても素晴らしかった。
西島さんも最高。ケンジを見つめるシロさん、男前すぎる〜。。。あんなに愛されてるケンジが羨ましいと思います笑
嫌なことあったら、観ると良いですね。
幸せに満たされてその日はぐっすり眠れるような、素敵な映画。
映画館が暖かな空気に包まれた。
キスシーンすら無いゲイカップルのラブストーリー。
でも、お互いをどれだけ大切にしているか苦しい程伝わってきた。
こういったテーマは扱い方を間違えるととんでもない事になるし、テレビシリーズで成功してはいても映画化で台無しになる事もあるので原作ファンとしては心配していたが、軽すぎず重すぎずそして丁寧に製作されていた。
観終わった後、お客さんみんながシローさんとケンジを応援しているような不思議な空間になっていた。
予告しか知識無しでも大丈夫です!
予告からは、ゲイの話しと思っていました。高評価が気になり一応、テレ東の過去作品のあらすじだけ見て行きました。最近のテレ東さんの好調ぶりに裏付けされる内容、演出でゲイというよりも心温まる人間ドラマと孤独のグルメっぽい食通提案にとても楽しむ事が出来ました。
ただただほっこり
重いテーマを持ちつつもただただほっこりするドラマの長所をそのまま劇場版にした良作。
演技が素晴らしく感心することは多いが、笑うのはこの作品くらいでは?
作品に出てくるご飯は相変わらず美味しそう。
レイトショーで見ると多分太ります。
非常に見やすいよい作品だった。正直同性愛ものは少し見る前に構えてし...
非常に見やすいよい作品だった。正直同性愛ものは少し見る前に構えてしまうが、変な懸念はなく、人としてお互い向き合う大切さを教えてくれるよい作品だった。
主演のお二人だからこそ、成立できてるのかなとも思った。
何気ない日常が沁みる
特別大きな事件が起きるわけではないのにただ日常が愛おしくなる映画。
アラフォー独身、一人で生きていく覚悟を決めなきゃと思っている私の心を折ってくる。誰か一緒に生きてくれる人がいるのって良いなぁ。一人が気楽で良いと思い込もうとしてるだけなのかなって。
観る人の置かれている状況によってこの映画の沁み方は違うと思う。今の私にはちょっと痛くてちょっと前を向ける映画だった。
次に引っ越す家は料理ができるスペースのある家にしよう。
また2人を見れて嬉しい
ドラマ版も大好きだったので、またこのキャラクター達を見れて嬉しいです。
温かい気持ちになりました。
出てくるご飯が美味しそうで幸せな気持ちになります。
俳優さんの演技が圧巻で、そのキャラクターにしか見えなくなります。
映画館で聴くスピッツも良かったです。
どんなカップルだろうが、周囲の人にどう見られようが関係ない!
小室圭さん&眞子さん夫妻にもぜひ観てほしい!
「シアワセ」って、日常の生活の中、ほんの身近なところにあるんだよね…ってことに、
あらためて気付かされる映画でした。
期待以上によかった!
大切だと思える人が、そばにいてくれる
その人の笑顔を思い浮かべながら料理を作る
「おいしいね」と言い合いながら一緒にご飯を食べ、「きれいだね」と言い合いながら同じ景色を見る
…そんな温かい二人の時間が、京都の紅葉からはじまり、お正月、満開の桜へとスクリーンいっぱいの美しい映像とともに季節をめぐり、ゆっくり流れます。
泣きたくなるくらいお互いが大切で、一緒にいると安心で。
そんな自分たちの「シアワセ」を、大切に守っている。
決して同性カップルだけに当てはまる話じゃなくて、誰にとっても「幸せ」なひとつのカタチを教えてもらった気がしました。
ストーリー的には、特に大きな出来事が起こるわけでもないのに、2時間があっという間でびっくり!
山本耕史&磯村勇斗コンビとお料理レシピがぴりっとしたアクセントになってるからかな。
内野聖陽の演技力には驚くばかり!
違和感なし。絶賛です!
スピッツのエンディングもよく合ってました。
良かった!
やっぱり面白かった。劇場版だからといってヘンテコな事件が起こるわけでもなく、淡々と日常が過ぎていく。普通の暮らしがどれだけ尊いのか気づかせくれる。ケンジとシロのやりとりは、現実ではそんな上手くいかないと思っていても、ニヤニヤしながら見てられる。劇中のキャラメルアップルも美味しそうで、つい同じものを作ってしまったくらいです。これきっかけにドラマシリーズ2が製作されることを期待しちゃいます。
ほっこりしました( ◜ᴗ◝ )
ドラマからファンになった娘に勧められて鑑賞しました。
男同志とはいえ、長年連れ添った夫婦みたいな関係で、ほっこりしていて何の抵抗もなく最後まで観てられました。
途中、胸が締め付けられる思いもしましたが、最終的な感想は「このままずっと幸せに添い遂げて欲しい」との気持ちでいっぱいです。
ちょくちょく見え隠れする、内野さんと西島さんのアドリブらしきセリフや行動の掛け合いを面白おかしく拝見させて頂きました。
演技合戦
映画になったからと言って特別な事が起きる訳でなくゲイカップルの日常だ。そんなので2時間持つの?という疑問は愚問でそのカップルはスクリーンのアップに耐えられる男前2人でしかも演技がメチャ上手い。漫画、TV版と同様、いつまでもこの2人が平凡だけど幸せに暮らせるようにと祈りたくなる。スピッツの主題歌もバッチリ。
ドラマ版が好きならOK
終始内野さんの演技が上手くて、そこに目がいきっぱなしだった
ストーリーは、原作にあったエピソード(ホームレス裁判・正月帰省問題・カヨコさんに孫・ケンジの薄毛・田渕くんの恋愛観等)をあちこちにちりばめつつ、これからもお互いを大事にしようね!というところにうまく納めていたと思う。
ただ、尺の割には、ちょっと詰め込みすぎた感はあるかな。
微妙に気になるところと言えば、原作のシロさんと実写版のシロさんの別人度合いがドラマ版よりも更に進んでいたので、そこが気になる人は全体的な流れ自体に違和感を感じるかも?
良いなあ~~旅行行きたい!!
映画館でもテレビでも散々予告編が流れるので
すっかり観た気になりかけてた本作ですが
やっぱちゃんと映画館で観ると
仲の良い人と旅行って楽しいよな~~
映画のオープニングからすぐに京都旅行のシーン。
予告編よりずっと長く楽しそうな二人のシーンが続く。
神社でおみくじを引いたり、
願い事を書いた縁起物を納所に結び付けたり、
名物の炙り餅やカレーうどんを二人で食べたり
趣のある竹林や紅葉の庭園を観たり
ああ、旅行やっぱいいなあ~~
旅行、久しぶりに行きたいなあ~~
コロナで閉じ込めいていた気持ちが
一気に解放されるわ!
お話は日常の話に移って行くのだけど
そこはゲイカップルだからと言う訳では無く
親が高齢になってきたとか、実家の商売はどうする?とか
職場でちょっときついことがあったとか、
子供を持てる持てないとか
誰にでもあるような出来事が主人公二人にも起こる。
そんな日常の出来事に対して
結局はお互いや自分の周りの人たちへの
思いやりや気遣いで何とかなるのかな~~
一番大事なものは性別や立場は関係ないんだな~~
漫画の原作やドラマを観てなくても
楽しく観られますが、軽く予習しておくと、
ムフフポイントが格段に増える事請け合いです!(笑)
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
何よりこの手の「食べ物映画」は、
その場所でみんなの隣に座って
一緒においしいモノ食べてみたい。
と思えれば正解!!大正解!!
と常々私は思っているので
今作は文句なく五億点!!(笑)
改めてキャストを観てみると豪華ですよね~
その上、皆さん硬派な役をやるイメージの役者さんばかり!
刑事とか維新の志士とか戦国武将とか~~
そういう硬派だったり狂気めいた役の多い人が
普通の一般人を演じてる作品が結構好きなんですよ。
普段の役との振り幅が見物です!
どこまでがアドリブでどこまでが演出なのか?
観てるだけで楽しくて顔がニヤニヤしちゃう!!
コミックは未読ですがドラマは後追いで全部観てて
で、内野聖陽さんが絶妙!!
オネエなんだけど気持ち悪くないギリギリのところで
恋する人の細やかさとか、嫉妬するところとか、
人としての優しさが伝わって来る。良かったわ!
先日、思想家の内田樹氏がラジオの番組で
今の世の中を良くするにはシンプルに
「人に親切にしましょう。」と話していたのよね。
目の前の人に親切にする。
そのことがどれ程、人を暖かくするのか~~
この映画から伝わって来るのよね。
気楽に、映画館で京都旅行を楽しみつつ
優しい気持ちに浸って下さいな。
シロさんが柔らかくなってる…!
映画上映するんだ!と知ってからドラマ版を見て、数日も経たない中での鑑賞。
私は食事シーンではなくて、人間関係に重きを置いて観させて頂きました。(もちろんご飯もとっても美味しそうでした!)
ドラマでは外でくっつく事や他人に関係を話されることなど、道行く知らない人に対してもゲイである事はバレたくないと人目を気にして行動していたシロさん。
それが映画版では旅行にレストランに、最後のお花見まで…!外でも堂々と賢二と肩を並べる所を見て、世間体への気持ちよりも、賢二に対する愛が勝ったんだ!と感動しました。ここら辺は私の語彙では上手く言い表せないことがむず痒いですが、賢二がとっても優しい心、柔らかい言葉、態度で接して来たからなのかな…と思ったり。
誕生日祝いのレストラン帰りで、シロさんが賢二にかけていた言葉には思わず泣いてしまいました。
家族の同性愛への向き合い方も家庭によって全然違う部分は、とっても現実味があった気がします。
理解してはいるものの、どうしても拒否してしまう。シロさんのお母さんの気持ちもよく分かります。
それでも息子に対して理解を深め、最後の言葉をかけてあげられるお母さん、とっても素敵だな、と思いました。
泣けるパートだけではなくクスリと笑ってしまう場面も多々あって、感情がジェットコースター並に揺さぶられていました。そういう意味では疲れてしまう映画なのかなぁ…とは思いましたが、飽きさせない展開で私は好きです!
特に小日向さんとジルベールに慣れてきたシロさんと賢二のやりとり、とっても面白くて好きなんですよね。
元々同性愛を題材にした作品が好きな私ですが、そうでない人の心にも響く素敵な作品だと思います。
ぜひドラマから見て頂きたいです!
本当に
好きであるために、相手の言動の小さな事が気になり、自分からドツボにハマってしまう行動は男女問わずにあるのですね。クスッと笑えるストーリーで楽しめました。内野さんは骨太な男臭い役が多いので、どんな感じかと思いましたが、良かったです。
ずっーと繋いでいってほしい映画
ドラマの時からのファンで公開を楽しみにしていました。お正月の特番で少し進展あったなと思ってましたが、映画では更に2人の絆が深まって良かったです。
ケンジの実家は初でしたが、周りの人が皆んな良い人でホッコリします。本当の夫婦よりお互いを思いやっていて、自身と照らし合わせて考えさせられる場面もありました。
ドラマの時から、せめてバックハグくらいはして欲しいと甘いシーンも期待しているのですが、今回も頑なと思わんばかりに、何もありませんでした。
期待してだけど今回もまた何もなかったよー愚痴りながらも、テレビでも特番でも映画でも良いのでずっと続いて行く名作となって欲しいものです。
内野さん最高!
劇中ずっと内野さんが他の役者さんを食っている状態に大ファンの私としては感激でした。
彼の佇まい、目の動き、表情、そして体全体から溢れんばかりの役者魂と素晴らしい技量を堪能致しました。感謝!
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