砕け散るところを見せてあげるのレビュー・感想・評価
全167件中、1~20件目を表示
違和感が多い
ストーリーは、前半青春ラブコメ風で、後半サイコサスペンスという変わった内容。
ヒーロー、父子の絆、いじめ、DV、サイコパスと色々詰め込んでるが、焦点が見え
ずすっきりしなかった。別に焦点が定まってなくても、話が面白ければいいが、
そんな面白いストーリーでもない。それより、以下違和感が気になって話に没入でき
なかった。
① 波瑠はひどいいじめを受けているが、普段の様子ではあんなひどいいじめを
受ける娘には見えない。(ひどいいじめを受ける理由が見当たらない)
② 清澄は波瑠を守ると言いながら、先生にいじめの相談をしないし、かと言っ
て、自分がいじめをやめさせるという行動をとるわけでもない。いじめをと
める気がない?
③ トイレの道具室に閉じ込められた玻璃を清澄が救出するシーンは無駄に
長い。
④ 波瑠は最初清澄にひどいどもりで喋るが、いくら心を開いたからと言っても
不自然なくらい急に明るくべらべら喋り出す。そもそもあのどもりはわざと
らしい。
⑤ 清澄母は、波瑠父と初対面で、あり得ないくらい根掘り葉掘りプライバシー
を聞きまくるが、別にそれが伏線にもなっていない。このシーンは本当に意
味不明。
⑥ 後半、波瑠はサイコパス父にひどいDVを受けていることがわかるが、それに
しては悲壮感が漂っていない。
⑦ 波瑠がサイコパス父が襲いに来ると伝えても、清澄は警察に通報しない。
さらに、波瑠の祖母がサイコパス父に殺されたことを聞いても、清澄は警察
に通報しないで、自分で死体を引き上げようとする。とにかくこの高校生は、
自分の手に負えない問題でも先生や警察などに相談しようとしない。
すんげぇ....
堤真一そんな出てないのにインパクト抜群で堤真一しか印象残ってないわ
初めてこの人のサイコパス演技観たけどすんげぇや こっっわ
最初と最後がそう繋がるのねって感心感心
まあ別に可もなく不可もなくって感じ
心のど真ん中に突き刺さった
集団 誰かの言動に違和感 どっちのグループに入りたいのか どこでも目にするいじめのようなものの数々…
小中高と、一体どれだけのいじめのようなものを見て、見ぬふりをして、時に参加して…自分に嘘をついてきたのだろう…
この物語の前半で、ようやくこれは拓海くんの父の人生を再生していることに気づく。
父である主人公と似たような年代は皆幼いときはヒーローが大好きだったし、ヒーローになりたいと思ったものだ。
高校の時も、現実というお化けにおののきながら、逃避の感覚でヒーローへの憧れを抱くのは、当時では一般的なことだったのかもしれない。
作品のストーリーはかなりヤバイ展開へとなるが、そのプロット上のことや父の人生を描くうえで必要なことだとは思う。がしかし、個人的にはただのDVと義母の監禁を発見した程度でやめても良かったのかなと思った。
心の物語から現実の物語となってしまうところで、熱くなった気分が引いてしまうのだ。
遺伝なのか、拓海くんもまたヒーローになりたいと思っている。それがどんなことなのか彼自身まだよくわかっていない。母から見ればちょうど当時の父と同じ年頃だ。
彼の変化を父と同じ状況として描くのか、また別のことで描くのか、そのヒーローへの入口を描いてほしかった。
私が冒頭で書いたことは、あの時、大多数のひとりとして何もしなかった自分自身だ。些細な勇気が、できなかった。
暇先… そんなしっぺ返しを予想して、何もしないことを選択した自分がいた。
いまそれは出来るのだろうか?
この自分への問いかけと同時に涙が溢れてきた。できなかった自分への許しと些細な勇気を出すことへの誓いの涙だ。
小さな勇気、あの時必要だったこと、その他大勢になりすましてしまったこと…
UFOは玻璃が現実逃避で使っていた例えだが、主人公はそれを上手に逆手に取ったことで、彼女の日常は変化する。自分の力を取り戻してきたのだ。
蔵本玻璃という名前を捨てたとき、実際にはにそれはもっとあとだが、あの彼女の家での出来事の中に蔵本玻璃という人間も置き去りにしてしまったという主人公の謎の勝手な思いが、独自のヒーロー像となって河の中で砕け散ったことを描いている。
しかし、そのことは息子にも妻にも誰にも知られていない。
では、タイトルは誰に向かっていっているのだ?
知ったのは、視聴者だ。
彼の生き様は、アニメのタイガーマスクの伊達直人に重なる。
つまり主人公は我々に、この物語を通して、ヒーローとして全うするとはどういうことなのかを教えているのだろう。
そして私も「ヒーローになりたい」 そんな生き方をしたい。
どんどんどんどんでん返し?
家族をかえりみずに、自分のエゴ、正義感、ヒーローになりたい願望だけで自殺行為に及ぶのは果たして正義なのか
青春劇かと思ったらサイコスリラーに返信してまた恋愛感動系に戻るのワロタ
これは面白い!原作読むべし
推理小説のファンなので
論理的にしっかりしていると
めちゃくちゃハマってしまう。
前情報は得ずに観たので余計に驚いた。
青春群像編と思ったら堤真一の登場で舞台は一変。
最後は悲しかったりして。
鑑賞後原作も買いましたよ。
なるほど、こういうことね。
素晴らしい
80点
イオンシネマ近江八幡 20210512
壮絶
普通の青春ラブストーリーかと思いきや、この展開は想像できなかったです。
ラストの展開は読めましたが、中盤から終盤にかけてが、
バイオレンスかつ壮絶すぎましたね。
最初から警察に駆け込めという思いがあり、
その部分ではかなり興ざめした点がマイナスです。
不思議なラブストーリー
中盤迄は学園もの的な感じで、会話のやり取りが楽しい。
先生がクソ過ぎるけど。 ところが、その後ガラッと雰囲気が変わる。いきなりのサスペンス。 え?今迄の楽しさは何処へ?と観客が思っているのはお構いなしに、物語はドンドンと違う方向へ。堤真一の存在感も手伝って、これはこれで引き込まれてしまう。
一気にサイコパス的な展開に
ヒーローは負けてしまうのか?
なんとなくバットエンド?でもヒーローは負けなかった。
おしい
心象風景としてのUFOは要らない。
無駄にCGが凝っていて費用が掛かっているし。
終盤で自ら危険の中に飛び込んでいくのが不自然な
行動に思える。ダメ押しの真相が見えた後も安全策を
取らず、わざわざ危険な場所に飛び込んでいる。
どこまで能天気なのだろうか。理解しがたい。
「どうしてそこに行くの?」と思ってしまった。
以上2点が無ければ、もう少し評価を高くできたのだが
要素が盛り沢山
前情報ゼロで観た。最初はラブコメなのかと思ったが、徐々にサスペンスになり驚いた。後半は展開が速い。全体通して、登場人物の喋り口調が独特。おはぎで鼻血が出た場面はおはぎのパワーが強すぎて面白かった。冒頭シーンは再生する映画を間違えたと思った(笑)
砕け散るところを見せてあげる
男子高校生がいじめられている女子生徒を助けようとするうちにその生徒の裏に隠された秘密に迫っていく物語。
作品のメインのテーマは愛は続いていくということ。しかしながら、この一言で言い表すのは非常に難しく、青春やラブストーリーからサスペンスまで振り幅が大きい作品だった。キャストも豪華でそれぞれが登場シーンで強い印象を与えていた。
原作は未読のため、初見でのインパクトが大きかった。2回目以降の鑑賞でより理解が深まり、気づきがあるであろう作品だと思った。映像だと比較的分かり易くなっていると思うので、文章だとより趣向を凝らした表現をされているのだろうと思うと原作にも興味が湧いた。
緩急に鳥肌が‼️
中川大志さん、純粋に演技の魅力が
跳ね上がってます!
石井杏奈さん、相変わらずのヒロイン力!
高校生を演じられるのも凄い!
ストーリーの光と影の対比が
ものすごくわかりやすく、
グッと刺さるものがありました!
話の流れ方が「飽きさせない」ではなく
「惹き続けさせる」感じで
どんどん物語に吸い込まれました。
号泣の涙はありませんでしたが、
クスッと笑え、微笑ましくもあり、
考えさせられる部分もあり、
見終わった時、スカッとするわけでもなく
一つ課題を出されたような感覚です。
この作り方は本当に秀逸!
良き映画に巡り合えました!
(筆:40手前男)
ヒーロー見参。
ある女子との出会いで人生が大きく変化していく。
順調に高校生活を送りながら、閉じ込めた嫌な思い出も見つめることになる。
いじめ、虐待、恋愛、結婚、出産
二人にはいつもヒーローの存在がある。
これのこそが、この映画の心の拠り所になっている。
彼女に出会わなければ、と考えてしまう。
正義感ってずっと変わらないのか。
あの時、妻と生まれる子供が頭をよぎらなかったのか。
ヒーローとゆう概念に束縛されたヒーロー。
他人の為に戦うヒーロー。
最後に赤い世界の玻瑠は救えたのかい?
暇セン。
いや、警察行って〜。。
すみません。映像学校の卒業制作レベルの映画だなって感じた。「せかちゅー」系のポエティックなやりとりに耐えるのがしんどかった。突然の下手くそなエフェクトも見るに耐えなかった。最後謎の物語の二重構造見せつけてくる感じも、なんか無駄だなって思った。無駄に豪華なキャスト陣、ようやるなと思った。
ただラストのホラー展開は普通に楽しめました。過去一つまらないと感じた「アルビノの木」を彷彿とさせるものがありそうな予感してましたが、全然そんな事なく、普通に面白い感じでした。
個人的に母校含め、懐かしの情景がグッドでした。諏訪ってええね。
プラス5点。
深刻
この作品も清原果耶ちゃんが目当てで見た。内容もなんやかんや引き込まれて一気に最後まで見てしまった。
全体的に怖い。だんだんだんだんヒヤヒヤしてくる場面が多くて、興味がそそられた。ただ最後の終わり方があんまり好きじゃないというか、終盤の進み方がちょっと納得いかず、視聴後の満足度はあまり高くなかった。
はじめは清澄かっこよくて仕方なかったけど、だんだんなんとなく共感できなくなっていって。その他キャラクター同士の関係性もちょっとズレがあるような気がしてそこが気になってしまった。
UFOは砕け散り、彼は最後までヒーローだった
この作品はヒーローに憧れるとある青年(北村匠海)が自分の亡くなった父親について心語りしているシーンから始まります。そんな青年を見つめる女性(原田知世)の姿も。そのシーンの中でこの作品の主人公である清澄(中川大志)が登場するため、青年の父が清澄であることが分かります。
シーンは清澄の学生時代へと遡る。学校に遅刻した高校3年の主人公清澄は体育館で行われていた全学年合同の朝の集会で1年生の列の最後尾に並ぶと、蔵本玻璃(石井杏奈)という少女がいじめに遭っているところを目撃します。
清澄はなぜか彼女の事を放ってはおけず、教室でいじめられている彼女を目撃すると机を直してあげたり、床に投げられた靴をロッカーへと戻してあげたりします。
とある夜にトイレで水をかけられびしょ濡れで閉じ込められている玻璃を発見します。彼女を助け濡れた彼女の制服を馴染みのクリーニング店で乾かしてもらう間自宅に連れて行き彼女と話す中で清澄は、玻璃がおかしな人間などではなく皆と同じで痛みを感じ涙を流すことができる、そして素顔も可愛いよく喋る普通の少女であることを知ります。
そこから清澄と玻璃、二人の距離が縮まっていきます。
クラス内でのいじめから彼女を守ることで清澄は玻璃を守れているつもりだった。しかし玻璃が抱えている事の真実はもっともっと過激でおぞましくて恐ろしいものであった。
ある日清澄は玻璃の腕の痣に気付く。その後学校帰りに玻璃は清澄の自宅に立ち寄るが、門限に厳しい父親の帰り時刻が近づいていることに気付き、清澄の母の車で急いで玻璃を送る途中、目の前を走る車が玻璃の父の車であることに気付き、彼女は父の名を大声で叫ぶと、突如として後方に急発進する車。
驚きながらも車内から姿を現した玻璃の父の姿、清澄の母が玻璃が一緒に住んでいると話していた祖母の話をすると父親の表情が一変し、清澄は怯える玻璃とどこか不気味な玻璃の父に違和感を覚える。
そんな事があった後のとある夜、玻璃が夜遅くに清澄の自宅前に現れ、清澄や清澄の母に危険が迫っているため逃げるように伝える。
清澄が玄関の灯りをつけ見えた玻璃の顔に、彼女が父親から異常なまでの暴力をふるわれ危険な人物であると知る。
玻璃は父が過去に祖母を殺害しキャリーケースに入れ水の中に沈めた事実を打ち明ける。
清澄は逃げずに玻璃と共に闘い抜くことを誓い、父が祖母の死体の入ったキャリーケースを沈めた場所で中が空っぽのキャリーケースを引き上げるが、それは玻璃が家出をしたと思っていた母親が持っていたキャリーケースだという事に気付き、自分の父親が母をも殺めていたことを知る。
二人は警察に通報しようとするが、その場所に玻璃の父親が現れ、二人をゴルフクラブで容赦なく殴ります。血まみれで声を出すこともできず息も絶え絶えで動くことができない二人。
父親は二人を焼き殺すため部屋中にガソリンをばら撒きます。
隙を狙って玻璃は父をゴルフクラブで殴り殺します。
目を覚ますと清澄は病院の中。
玻璃は事件の後名前を変え新たな人生を歩むこととなり、清澄がもう一度玻璃の名前を呼ぶことは許されなくなった。そして二人は高校を卒業した。
3年後名前の変わった彼女と清澄は再会した。
二人が結婚し彼女が出産間近の頃、大雨の中清澄は氾濫した川で転覆した車の事故に遭遇し溺れた人々を助け自分が犠牲となった。
清澄は最後までヒーローを貫いた。
シーンは最初の場面に戻り、ここで漸く青年を見つめていた女性が青年の母親、玻璃であることが分かる。
この作品凄く面白かったです!
最終的に清澄は人を助け息子が産まれる前に命を落としてしまうけれど、清澄は本当の意味でのヒーローだったと思うし、清澄と玻璃の決して千切れることのない強い強い愛の絆を感じました。
中川大志さん、石井杏奈さん、清原果耶さんのお芝居がとても素晴らしかった…!
そしてサイコパスな堤さんのお芝居にも魅了されました…!
面白かった。
役者がいい。
車でバックで迫ってきた後の不気味な感じが最高でした。
ストーリーも通り一遍じゃなくてよかった。
あそこまで迫ってくるとはね。よかったです。
ただ1点、あそこまでのいじめは何かもっと理由があるでしょうに。
愛がつまってる
サスペンスのようなホラーのような恋愛映画のような、でもどれとも言い難い、ぎゅっと詰め込まれた作品。
言葉にするのが難しいけどとても素敵な作品でした。
定期的に観たくなるし、ずっと観ていたくなる作品。
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