砕け散るところを見せてあげるのレビュー・感想・評価
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ラブストーリーからの急展開サスペンス
掃除用具入れの脱出シーンはもうちょっと短くても良かったかも。
見てる内にだんだん玻璃が可愛くなってくる所までだと予告編とはまるで別物の映画のよう。
サスペンス雰囲気をちょっと緩和するためにUFOと言う疑似像を使っているけども、解釈の伝わりやすさは捉える人によってバラバラだと思う。
個人的にはもうちょっとサスペンス寄りの方が好みだったかも。
非常に面白かった!ぜひ見て欲しい!
主人公濱田清澄のとても素直で勇敢な性格に心を打たれました!本当は違う意見を持ってるけど、周りに合わせてる人や色んな人に見てほしい!
大人がいない
主役二人の熱演はすばらしい。ただ、病院なり警察なり公的機関に頼れよという判断をギリギリまで誰もしないのが気になりすぎて。玻璃の父とのファーストコンタクト、清澄の母は決定的に不審に思う場面じゃない??クリーニング店も学校の教師も……。
子どもがヒロイズム的な感傷に浸るための物語に干渉する(=子どもを守るための判断をする)大人がいない、ていうかいるけどほぼ書き割りの背景としてのみ機能している、ものすごく閉じた世界だった。
笑いあり、ホラーあり、トキメキありで楽しめる
「学校でいじめられている女の子に、年上の男の子が救いの手を差し伸べる」ところから物語がスタートする。殻に閉じこもっている玻璃(女の子)の心を何とか和らげ、学校生活に適応させようとする清澄(男の子)の振る舞いが温かく、微笑ましい。
清澄のおかげで玻璃は徐々に明るさを取り戻していくが、心の奥底には深い闇があるように垣間見え、玻璃が言うところのUFO?に原因がありそう。。。
明るさと怖さを織り交ぜながら見せてくれるので、ドキドキしたい人にオススメです。
青春恋愛物語に纏わりつく不穏な空気と独特の世界観
前半は、いじめられっ子の女の子を放っておけない正義感溢れる少年との青春恋愛物語。不器用ながらお互いを思いやり、徐々に打ち解けていく様が描かれる中に、所々おかしな要素や不穏な空気が差し込まれていきます。
後半は、前半の空気感ゼロの「あっちの世界に行ってしまった2人」が選んだ人生と、それでも残る心のわだかまりが、前半の伏線回収とともに描かれていました。
独特な世界観なので、好みは分かれそうな作品。個人的には、主人公が玻璃にめり込む理由が「なんとなく気になってしまう、自分の過去とも少し重なる」くらいだったので、もう少し丁寧にこのあたりの説明が欲しかったかな。もう一息といった感じです。
題名が良い。しかし中身は意余って舌足らずというか、描きたいことは分かるんだけど描ききっていないというか、中途半端というか、モヤモヤしてスッキリしない映画になってしまった。
①話の2/3くらいは最初の20分程で読めてしまう。しかし、前半のちょっと風変わりな青春物語は、演出も堅実で主演の二人を含め周りの主要キャラクターも好演でなかなか快調。②しかし玻璃の父親(堤真一怪演)がサイコキラーである正体を明かす段になって衝撃の展開というより『The O. C.』に『PHYCO』を接ぎ木したみたいなチグハグな感じになってしまい、あとは観客を置いといて走って行ってしまいオウンゴールしてしまった。
UFOvsヒーロー
いい映画に出会えました
好みの問題かもしれないけど、好きですこういう映画
最初から最後まで、ほとんどバックに音楽が流れない自然な映像
後半少し効果音が入っていましたが、ほとんどリアルに音楽などなしでリアリティがあって感情移入しやすかったです
最初から心つかまれました
濱田清澄(中川大志)と倉本玻璃(石井杏奈)の恋物語な流れですが、後半の展開もすごかったですが、尾崎姉(松井愛莉)、尾崎妹(清原果耶)の存在が心の救いでした
懐かしくて、切なくて、最後まで引き込まれました
井之脇海(田丸玄悟)の存在も心強かったです
石井杏奈、ホムンクルスに出ていた女子高生とは気づきませんでした
素晴らしい
若い俳優の躍動感と、ベテランの良さがうまく組み合わさった作品だと思う映画でした
凄く余韻の残る映画であり、是非観ていただきたいと思う作品でした
思っていたのと違ったけど
ようやく公開ですね。
かなり豪華な俳優陣です。
特に若手俳優見てるとちょっと若い。公開まで時間がかかったのだと思った。
中川大志も石井杏奈もとても良かった。
特に、石井杏奈は守ってあげたくなるよね。
清原果耶と北村匠海が脇役なのね。今なら贅沢だ。
予告映画から、高校生の狂気や恐ろしさのなしだと思ってた。〇〇が実は殺人鬼だとか。
そんな話ではなく、どちらかと言うと高校生の幼稚さの方が気になる。高校生って、、、こんなに子供だっけな?
思っていたのとは違い、ちょっとストーリーが浅かった。
それでも、ハリが可愛らしかったり、光とか空気感で、切ない気持ちにはなった。
終わり方ってあれでいいのかな、、思っていた通りというか、期待を裏切らない。
#30 UFOの正体
学校でいじめられてる後輩を好きになって守ってあげるヒーローのお話。
だなんてタイトルからはちっとも想像できない。
途中までは普通の青春物語なのに後半は恐怖映画に早変わり。
高校生じゃお互いを守りきれないでしょ。
こんなストーリーでハッピーエンドなのかな?
ハリとヒマ先がお互い大好きなのはわかった。
多くの要素が含まれた映画
原作を読まずに鑑賞。
いじめられっ子の後輩と正義の味方の先輩のラブストーリー(つまんない)と思っていたら、堤氏が出るあたりから不穏な空気に変わる。サイコサスペンス(ドキドキ)なのかと思いきやラストはオカルト(えぇ、そっち?!)に。見応えありました。
最初のシーンを見ていたら、当該映画と思えず、劇場間違ったか?と思った。
何がいったい言いたいの?
しかしテンポが悪い…。何が言いたいやら、何がしたいのやら、サッパリわからない…。
出だしから、中盤、ラストとまったく意味不明なストーリー展開がダラダラと続く。
これは映画ではないね。駄作の範疇にも入らない評価対象外作品。
キャストの皆さんも、困ったんじゃないかな。よく演技してますわ。
映画化する意味がない作品ですね。疲れますわ…。
原作をわかりやすく映像化した良作
映像化が難しい?っと思ったシーンを除いて原作をキチンと描き切っていると思いました。
イジメシーンからほんわかシーンを得てDVシーンへの移行が丁度いいバランスでテンポ良い。
中川君と井之脇君の友達具合も原作通り素晴らしい。
清原果耶ちゃんのセーラー服も素晴らしい(笑)
高校生達の学内での過ごし方の撮り方も素晴らしい。
先生のスタンスがイマイチだけど。
息子の北村匠海君との変身シーンはもっとシンクロさせてもらいたかったな。
原作読んだ人の期待を裏切らない一作だと思います。
変な映画
これは一言でいうと変な映画で何とも評価がし辛い作品です。
前半まではいい流れだったがUFOの話が出た頃から頭の中が???になりました。
恋愛、サスペンス、SF、サイコパスがごっちゃになった感じですかね。
この映画のタイトルの意味が考えながらずっと観ていましたが結局良く分かりませんでした。
トイレのシーンとか冗長なシーンが多かったかな。
携帯もスマホもない時代設定を選んだ事には好感を持てた。
2つの異なる映画をミックスして、あれもこれもいれて欲張ったせいで、作品の焦点がすっかりボケてしまった。
前半部分を言いたかったのか? 言いたかったのは後半部分なのか?
あと30分もあれば、それらの疑問を解決できたのか?
後半部分が主テーマなら、前半をもっと簡潔に削る冪。
3人の男優陣(中川大志さん、井之脇海さん、堤真一さん)はそれぞれ非常に良い仕事をした。
3人とも満点。
若手女性陣はどの子も、もう1摘み塩味が利いていない。
特に石井杏奈さん、可愛いく魅せるのは後半だけにして、
前半 特に制服を乾かしているあたりの時間帯で
「本当は可愛いく、おしゃべりな女の子」の演技・演出は映画の質的価値を大きく下げてしまった。
前半はもっと口数を減らしたブスにしないと、中盤以降に彼女を素敵に変化させることができなくなってしまいます。
石井杏奈さんのような美的な女性ではなく、もっと個性派女優さんを起用すべきでした。
手の跡から予想された展開にすすまなかったが、
だったら、関連するシーンはちゃんと全カットす冪だ。
冒頭「死んだのはふたり」これは、何? 冒頭で出す意味はまったくない。
スーツケースの持ち主の事を意味しているのは判るが、
この思わせぶりな会話は作品の品位を壊している。
商店街のシーンでは後方に見える赤橙が気になってしまい、シーンに集中できませんでした。
これはカメラの露出が主要2名に合っていないからです。夜の撮影にはちゃんと露出計を駆使して欲しい。
同じように、演出に関係なく、昼間や室内でも周囲・背景の明度に露出があってしまい、
本当に描きたい部分の画質が落ちてしまうのはもったいない。
これは今時にしては、性能が悪いカメラのせいでしょう。この辺で予算を抑えたのは失敗でした。
そういった撮影が非常に悪いシーンが沢山あり、残念な映画になってしまいました。
カメラと照明スタッフそして機材はアマチュアレベル。
この映画の後半は園子温監督風にしたかったのだろうか?
まとまらず残念。映画の製作者は欲張り過ぎました。
「冷たい熱帯魚」とでも、見比べてみようかな
【”真のヒーローとは、周囲の目を気にせず世の様々な”悪”を倒すために、無私の献身が出来る人を言う・・。そして、その崇高なる意思は次の世に必ず、引き継がれる・・。”】
ー この世界は、悪意が覆っている。だが、それ以上に善意は強く、世界で困っている人々を至る所で救っていると、信じたい・・。ー
■感想
1.作品構成の妙。
冒頭、男子高校生と思われる男の子(北村匠海)が、”ヒーロー見参!”と言って、アクションを取りながらヒーローになるポーズを取り、それを見ていた母親(原田知世)が、おかしそうに笑う。
その男の子は、自分の父が亡くなった”事件”をモノローグで語る・・。
そして、場面は長野県の田舎の高校に移る。
ー 場面の切り替えに一瞬、戸惑うが、苛めに遭っていた女子高生、玻璃(石井杏奈:ソロモンの偽証以来である。役柄が似ている・・。)を助ける男子高校生清澄(中川大志)との恋愛映画だと思いながら鑑賞。
だが、一転して狂気の世界が描かれる・・。
そして、ラスト再び冒頭のシーンの戻る。
穏やかな笑顔を浮かべる母親の、幸せそうな顔。
巧い作品構成である。 ー
2.空を覆うUFOの意味。
ー 明らかに、悪意が世界を覆っている事の象徴である。ー
3.玻璃の狂った父親(堤真一)が意味する事。
ー 時に、常軌を逸した人物が引き起こす悲惨な事件が、世を揺るがす。不気味な表情を浮かべた堤真一の表情・・。あの父親は、狂気の象徴であろう。ー
4.様々なヒーロー達
1)清澄・・・好きになった女の子を、周囲の目を気にせず自分の身を呈してでも守ろうとする姿。
2)玻璃・・・苛めに遭っていても、負けない姿。そして、狂気の父親の行為を予知し、命懸けで清澄に告げに来る姿・・。
3)尾崎姉妹(松井愛莉、清原果耶)・・・玻璃を身体を呈して、クラスメートから守る妹。姉も、無表情だが、清澄の行為をキチンと見ていて、(多分)妹に影響を与えている。
4)クリーニング屋のおばさん(木野花)
ー ヒーローは、困っている人にそっと、手を差し伸べるのである。ー
<事件後に、清澄と玻璃が再び出会い、結婚し、玻璃の出産日に清澄が身命を賭して行った尊崇な行為。
清澄の真のヒーローの心は、未だ見ぬ子に確かに引き継がれたのだ。
だからこそ、現代の玻璃は、清澄が亡くなった事を、涙無しに誇らしげに語れるのだ・・。>
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