白い暴動

劇場公開日:

解説

1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちによるムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー。経済が破綻状態にあった当時のイギリス。国民の不安と不満は、第2次世界大戦後に増加した移民たちへと転嫁され、イギリス国民戦線を中心とする過激な排外主義運動が高まっていた。街に暴力があふれかえる中、芸術家のレッド・ソーンダズら数人の若者たちが、人種差別に対してロックで対抗する組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」を発足。彼らの発信するメッセージは、ザ・クラッシュ、スティール・パルスなどのパンクやレゲエ音楽と結びつき、多くの若者たちに支持されていく。監督は、BBCでドキュメンタリーを手がけてきたルビカ・シャー。

2019年製作/84分/G/イギリス
原題:White Riot
配給:ツイン
劇場公開日:2020年4月3日

スタッフ・キャスト

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photograph by Syd Shelton

映画レビュー

4.0音楽が社会を変える。

2024年4月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

その当時の風俗や事柄などの時代背景が音楽と密接に結んでいた時期(おそらくマンダレーポップ以降)に、人々のエネルギーが一点集中しし社会を動かしていく。パンクにチカラがあったイギリスならではの鋭利なエネルギーが感じられ、楽しかった。
今や音楽にはそれほどまでの影響力は認められないからこそ、なおさら感心させられる。
それにしてもクラプトン、ロッド、デヴィッド・ボウイの当時の発言は、あまりにも悲しすぎる。過去の失言を取り締まる警察に目をつけたら、ひとたまりもないのでは。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

0.5ベルリン・フィルを聞く事と白人至上主義は別物

2023年12月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5【”音楽の力”愚かしきレイシズム思想を、ロック、パンク、レゲエの熱量で吹き飛ばせ!】

2021年8月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

ー 1970年代後半の英国。経済破綻による国民の不満は、増加した移民たちへ向かい、過激な排外主義運動が高まって行く。そんな中、音楽で人種差別反対を掲げる組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」(RAR)が誕生した。ー

◆感想
 ・人種差別思想を露わにした威圧的な英国国民戦線(NF)を率いていた男の愚かしき言葉の数々。

 ・エリック・クラプトンやロッド・スチュワートもその考えに、同調していた事が語られる。
 ー ファンであるだけに、ショックである・・。知らなかった。ー

 ・そんな中、数名の若者達が、危険を顧みずにロックンロールで対抗する反骨活動が始まっていく。その数は増え続け、10万人の“反ナチのカーニヴァル”が始まる・・。
 ー ジョニー・ロットン、ジョー・ストラマー、シャム69のリーダーだったジミー・パーシー、トム・ロビンソンが、次々に同調していく。ー

<エンドロールで語られる通り、NFは弱体化していき、今や泡沫政党になっている。
 だが、移民差別問題は、現代欧州が抱える大きな問題であることは周知の事実である。
 根の深い問題である。
 1978年4月30日の“反ナチのカーニヴァル”の演奏シーンは、もう少し観たかったなあ・・。>

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NOBU

2.0戦いの音楽

2020年8月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

148席シアターを独占鑑賞。1970年代後半のイギリスの実情を映像を通して知ることが出来た。エンディングのセリフ「一般市民でも世界を変えることが出来る」が印象的。人種差別は現在も続いて永遠のテーマであるようにも感じる。クラッシュの音楽も懐かしく思えた。
2020-144

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隣組
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