劇場公開日 2020年4月3日

白い暴動のレビュー・感想・評価

全18件を表示

4.0音楽が社会を変える。

2024年4月2日
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その当時の風俗や事柄などの時代背景が音楽と密接に結んでいた時期(おそらくマンダレーポップ以降)に、人々のエネルギーが一点集中しし社会を動かしていく。パンクにチカラがあったイギリスならではの鋭利なエネルギーが感じられ、楽しかった。
今や音楽にはそれほどまでの影響力は認められないからこそ、なおさら感心させられる。
それにしてもクラプトン、ロッド、デヴィッド・ボウイの当時の発言は、あまりにも悲しすぎる。過去の失言を取り締まる警察に目をつけたら、ひとたまりもないのでは。

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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

0.5ベルリン・フィルを聞く事と白人至上主義は別物

2023年12月8日
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マサシ

3.5【”音楽の力”愚かしきレイシズム思想を、ロック、パンク、レゲエの熱量で吹き飛ばせ!】

2021年8月15日
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興奮

知的

幸せ

ー 1970年代後半の英国。経済破綻による国民の不満は、増加した移民たちへ向かい、過激な排外主義運動が高まって行く。そんな中、音楽で人種差別反対を掲げる組織「ロック・アゲインスト・レイシズム」(RAR)が誕生した。ー

◆感想
 ・人種差別思想を露わにした威圧的な英国国民戦線(NF)を率いていた男の愚かしき言葉の数々。

 ・エリック・クラプトンやロッド・スチュワートもその考えに、同調していた事が語られる。
 ー ファンであるだけに、ショックである・・。知らなかった。ー

 ・そんな中、数名の若者達が、危険を顧みずにロックンロールで対抗する反骨活動が始まっていく。その数は増え続け、10万人の“反ナチのカーニヴァル”が始まる・・。
 ー ジョニー・ロットン、ジョー・ストラマー、シャム69のリーダーだったジミー・パーシー、トム・ロビンソンが、次々に同調していく。ー

<エンドロールで語られる通り、NFは弱体化していき、今や泡沫政党になっている。
 だが、移民差別問題は、現代欧州が抱える大きな問題であることは周知の事実である。
 根の深い問題である。
 1978年4月30日の“反ナチのカーニヴァル”の演奏シーンは、もう少し観たかったなあ・・。>

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NOBU

2.0戦いの音楽

2020年8月15日
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148席シアターを独占鑑賞。1970年代後半のイギリスの実情を映像を通して知ることが出来た。エンディングのセリフ「一般市民でも世界を変えることが出来る」が印象的。人種差別は現在も続いて永遠のテーマであるようにも感じる。クラッシュの音楽も懐かしく思えた。
2020-144

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隣組

5.0レイト70’sに蔓延する人種差別に音楽で抗う運動のうねりが圧巻

2020年8月12日
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鑑賞方法:映画館

1970年代後半の英国。経済破綻に見舞われ国民の間に溜まったフラストレーションは戦後増加の一途を辿っていた移民達に向けられ、国内では排外主義を標榜する国民戦線が台頭、公然と人種差別が広まっていた。そんな風潮に反旗を翻したのが若いアーティスト達が組織した『ロック・アゲインスト・レイシズム』。音楽で人種差別に対抗しようとする地道な運動は少しずつ若者の間に浸透し大きなムーブメントになっていく。

この作品の背景にある風潮は『ボヘミアン・ラプソディ』や『カセットテープ・ダイアリーズ』といった作品との背景と繋がっていて、そんな不寛容にNOを突きつけるロック、パンク、レゲエが大きなうねりにとなっていく様を当事者達が語る言葉の一つ一つがずっしりと重く、クライマックスのライブ映像が捉えた熱狂に胸が熱くなりました。当時の実情を捉えた非常に貴重な資料であると同時に、社会不安が蔓延しこのような差別主義が未だ払拭出来ないどころか世界中に広がるばかりの現在において、特に若い世代に観てもらいたい力作です。

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よね

4.0音楽の熱量

2020年7月26日
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鑑賞方法:映画館

人種や性別や貧富や、差別って何年経っても根強く残ってて、
本当にそんなことで優越感を得ることしか出来ない人たちって、なんなんだろう…。

1960年代後半から1970年代って、日本もそうだけど若者が熱い。

音楽を通じて問題提起して、
同士となり、正しいことをしようとする力、素晴らしい。
あの野外コンサートの群衆は圧巻でした。

いま、音楽で社会を動かすことって出来るのかなぁ…。
とにかく、自分は、正しく強くありたいと思う。

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hkr21

4.0いつまで続くかレイシズム

2020年7月20日
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鑑賞方法:映画館

 はっきり言って、昔はパンクロック嫌いでした。しかし、このドキュメンタリー作品を見て、ちょっと考えが変わりました。ただ、トム・ロビンソン・バンドは元々好きだったので、RAR(ロック・アゲインスト・レイシズム)コンサートのトリを務めていたことに単純に嬉しかった。

 「白い暴動」はクラッシュの1stアルバム、同名曲。音楽的には好きになれなかったけど、歌詞を見ると現代にも通ずる反骨精神がそのまま心に訴えてくるものがあった。反ナチ、反ファシズム、反レイシズムといった痛烈なメッセージ。もっと英語やイギリスの内情を勉強しとくんだった。今でも充分にメッセージが伝わります。

 エリック・クラプトン、デビッド・ボウイ、ロッド・スチュワートなど、レイシストとしてレコードを捨てたというエピソードも目から鱗。そういえば、70年代後半って、アメリカじゃNO NUKESコンサートもやってたし、イギリスではこのRPRコンサート。日本のミュージシャンは何をしてたんだろう?

 白人至上主義のイギリス国民戦線(British National Front)やネオナチの不気味さ。アンチ・ナチ・リーグのデモ行進。とにかく行動に移さなければ世の中は変えられない。79年の選挙ではNFも敗退したというが、やっぱりパンクが政治を変えたという歴史があったのですね。なお、パンクも極右と左派の2通りがあり、スキンヘッズはほとんど右翼だという。とにかく、音楽の力で世の中を変えることができるんだと感じました。

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kossy

4.0あっという間の一時間半。 白っぽい画面に白い字幕で、字幕の位置も横...

2020年7月16日
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あっという間の一時間半。
白っぽい画面に白い字幕で、字幕の位置も横だったり下に行ったりで見にくい。

若いころにこの手の音楽はよく聴いていたので懐かしかった。(リアルタイムじゃないですが)
その頃は歴史背景も大して知らず聴いていたので。なぜパンクスとスキンズが中悪いのかも良く分かってなかったし、スキンズだって一つのジャンルとして聴いてました。
パンフでおさらいし、昔のCDをほじくりかえしてみたいと思います。

また、最近見た映画で『カセットテープ ダイアリーズ』もドンピシャの時代背景なのでおすすめです。
あと『レッツ ロック アゲイン』も、クラッシュ繋がりで、ジョーストラマーの近年の姿までが描かれてたなぁと、ふと思い出しました。

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きょん

4.0運動の記録

2020年7月12日
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70年代後半のイギリス「ロック・アゲンスト・レイシズム」運動の記録。
「ナショナル・フロント」なる移民排斥を掲げた政党などのレイシズムに対する、パンクやレゲエを旗頭とした平和的な運動。こうしたレイシズムが10年後の「カセットテープ・ダイアリーズ」の時代もほとんど変わらず(サッチャー政権の結果強くなったとも…)、「SKIN」の現代アメリカもほぼ同じ、というのも恐ろしい現実だが。
パンク時代のアートの雰囲気がとても良く伝わるが、音楽は期待ほど掛からなかった…

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ぱんちょ

3.0音楽の力は人種を越えて

2020年7月5日
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肌の色が違うと何故こうもいがみ合わねばならないのか。
2020年のアメリカで今、起こってることとさほど変わらない。
人は成長しないものなんだなあ。虚しい。
知らなかった1970年代のイギリスにタイムスリップして、パンクやファッションを楽しむつもりでいたが、思った以上に切実な現実を見せつけられた。
肌の色は同じ白人同士でも労働 者階級と富裕層との格差がこんなにあったんだなと知る。
RARは、SNSのない時代、紙の印刷物を町じゅうに貼りまくる。黒に赤でレイアウトもがかっこいい。
バッチもかっこいい。
活動家ってもっとダサいイメージだったけどスタイリッシュだな。
クラッシュとシャム69がめちゃくちゃかっこいい!
音楽の力は人種を超えて人を繋いでゆく。
10万人も集まったライブの映像は圧巻。
こんなパワーを現代にももう一度蘇らせて欲しいなと感じた。

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momo

4.0イギリスの当時のパンクの背景が垣間見れて、興味深い内容です。

2020年6月6日
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セニール・アントニオ

3.5"Rock Against Racism"

2020年6月4日
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興奮

白人至上主義者はクラシックでも聴いていればよい、、、、百歩譲ってとち狂っていたのであろうクラプトンの発言にはビックリ仰天でアンタがそれではダメだろうがぁ!!

ボブ・マーリーは「Punky Reggae Party」って、デトロイトの黒人三兄弟はパンク・バンド"DEATH"をハードコア・パンクでは"Bad Brains"だって黒人だゼェ。

初期PUNK、イギリスのバンドは自己満足で網羅していたつもりが、アジア系の"エイリアン・カルチャー"は知らなんだ!??

スージー・スー含め、シド・ヴィシャスの“卍"は彼の愛嬌やキャラでは済まされない現実があり、ジョニー・ロットンも右派に集団リンチな有様。

公園に十万人の異様な風景の中に"The Clash"が登場し「白い暴動」をジミー・パーシーも入り乱れる最高なシーンはYouTubeでも見られるが、スクリーンで観る迫力がある。

バンドを目的で観ると物足りなさはあるが、イギリスに於けるPUNKって音楽ジャンルは社会的な問題が根強くある訳で、ファッションパンクはやはり死ぬベシ!!

国民戦線"NF"や"ブリティッシュ・ムーブメント"に音楽が絡んだ人種差別問題を描いた本作に「THIS IS ENGLAND」と「ダリル・デイヴィス KKKと友情を築いた黒人ミュージシャン」を合わせて観るのも良い。

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万年 東一

3.0まあまあだった

2020年5月23日
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吉泉知彦

3.0ライブ映像は少ない

2020年5月10日
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ドキュメンタリーですが、関係者のコメント中心。
個人的にはライブ映像がもっとあると良かったんですが…
でも当時こんなに人種差別が強かったとは知らなかった。教養・知識を広げるためにこの辺の音楽が好きな人は抑えておいて良い作品だと思います。
映像が出てきて思い出したのですが、スージー・スーは確かにナチスの腕章付けてましたね。ファッションかと思ってたけどとんでもない事ですね。

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すたすたぼうや

3.0当時の状況がリアルに伝わる。

2020年5月6日
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当時の状況がリアルに伝わる。

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Mr. Planty

4.5パンクのドキュメンタリーではない。

2020年4月18日
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社会不安になると湧き出るファシズムに抵抗する人々の話。

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土偶

4.5暴動を起こしたい、俺たちの暴動を

2020年4月8日
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kkmx

3.0思ってたのと違うけどイギリス現代史を知るにはいい機会だった

2020年4月3日
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 ピーター・バラカンが字幕監修ってあったから、てっきりクラッシュ中心のドキュメンタリーだと思ってた。ちょっと拍子抜けしちゃったけど、自分が知らなかったイギリス現代史を知ることができたからまあいいかな。

 ロック・アゲンスト・レイシズム運動があったなんて知らなかったし、フレディ・マーキュリーが「パキ」って罵られていた時代背景もよく理解できた。

 クラッシュが大観衆に向かって登場するシーンはやっぱり興奮した。

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bion