燕 Yan

劇場公開日:

解説

日本と台湾を舞台に、離れ離れになった家族がそれぞれの思いを抱え、もがき成長する姿を描いた人間ドラマ。28歳の早川燕は、埼玉の父から台湾・高雄で暮らす燕の兄・龍心に、ある書類を届けるよう頼まれる。かつて燕を中国語で「イエンイエン(燕燕)」と呼んでいた台湾出身の母は、燕が5歳の時に兄だけを連れていなくなってしまった。そんな母への複雑な思いを抱えながら、台湾へと旅立つ燕だったが……。「パラレルワールド・ラブストーリー」の水間ロンが主人公・燕、「あゝ、荒野」など多数の作品でバイプレイヤーとして活躍する山中崇が兄・龍心、歌手の一青窈が2人の母をそれぞれ演じる。「帝一の國」「新聞記者」など数々の作品で撮影監督を務めてきた今村圭佑の長編監督デビュー作。

2019年製作/86分/G/日本
配給:catpower
劇場公開日:2020年6月5日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
鷲頭紀子
企画プロデューサー
松野恵美子
プロデューサー
齊藤有希
アソシエイトプロデューサー
木藤奈保子
撮影
今村圭佑
照明
平山達弥
録音
近藤崇生
美術
佐藤彩
ヘア
佐伯憂香
メイク
佐伯憂香
コスチュームデザイン
suzuki takayuki
衣装
増井芳江
編集
平井健一
音楽
堤裕介
助監督
佐野隆英
フォトグラファー
sai
キャスティングプロデューサー
元川益暢
キャスティング
福田エミ
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(C)2019「燕 Yan」製作委員会

映画レビュー

3.5せわしいカット編集が惜しい

2020年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

本作で長編映画監督デビューを果たした今村圭佑氏。これまで撮影監督として関わった映画には、作品としても映像としても好きなものが多数あった。

MVとCMを多数手がけていることからも、情感を伝えるリリカルな映像表現が得意なのだろう。だが本作に関しては、CMなどの短い映像作品のタイム感を引きずったせいか、ほんの数秒のショットを次々に繋いで人物を別角度から切り返して見せる編集が、大きなスクリーンで鑑賞するにはせわしないと感じられた(前半が特に。後半は慣れたのかあまり気にならなかった)。せっかく台湾の趣ある景観を背景にロケをしたのだし、もっとじっくり見せてほしかった。

母は子をいつまでも覚えているが、子はいつの間にか母を忘れてしまう、といったテーマが語られていて、なるほど確かに、と痛感した。燕のCGは安っぽかったかな。今村監督なりの映画の話法を確立して、次作以降に活かしてほしいと期待する。

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高森 郁哉

3.0映像は良い

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

内容はありきたりでしたが、カメラは良かったです。

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ミカ

4.0どこにも居場所のなかったあなたへ

2020年9月29日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 2件)
siosaba

3.5魅力的な3人

2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

とてもキレイな映像でした。

ただ、ちょっと映像美にこだわりがあるのでしょうか、
ちょっとセリフのないシーンで長いなかな…と思うところもあり。

なので、もう少しテンポ良くなれば
作品自体は長くなっても良いので、
燕や龍心やトニーの人となり、歩んできた道、バックボーンやキャラクターを、もう少し描いて欲しかったかも。
この三人が、それぞれに良い雰囲気で、とても魅力的だったので、もっと知りたくなったから。

ユウアンの「どっちでもいい」は、とっても良かったです。
このセリフに全て救われて、雲の隙間から太陽が現れた気分になりました。

今村監督の次の作品が楽しみです。

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hkr21
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