生きちゃったのレビュー・感想・評価
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こういう問題って現実の方がもっとエグかったりするから
今上映中の「月」の監督の為見た。
社会問題てんこもりなのだが岩井俊二監督と比べると好きじゃない。
細部描画絵の作りこみが適当だから一般化ファンタジー化物語化がされてなくて
こういう問題って現実の方がもっとエグかったりするから中途半端になってしまってる。
妻の浮気現場に遭遇離婚妻が転落していくダメ男デリヘル
実家の兄はニート親は図々しい 主人公役の俳優に輝きがなかった
妻役の大島優子も彼女本人は好きなのだがこれは可愛くなかった
この監督は力量があるのだろうか。疑問
デリヘル待機所が印象的安っぽくて悲しい実際こういう所にいる女の子は現実にたくさんいるのだ 最後変にカタルシスを作ろうとしているように感じる所もあって嫌だった在日系なのかなとすら思った
暇なので見た
出会っちゃった、やっちゃった、生きちゃった・・・パピコや扇風機や犬の影絵などなど、小物など伏線は充実しているけど、感情を押し殺した演技のおかげで主人公たちの本音が明かされない部分が多くてイライラもさせられる。
約5カ月ぶりに映画を観たので(映画館はまだ行けてない)、家庭環境や人間関係を把握しようと身構えた。。断片を切り貼りし、微妙な時系列、寸止めで切り取るシーンなどが心地よく、TVドラマにはない映画っぽさを感じた序盤。
ふーん、なるほど、妻・奈津美(大島優子)に愛想を尽かされ、洋介(毎熊克哉)という男との浮気現場を目撃したため離婚に至る山田厚久(仲野太賀)。結婚する前には早智子(柳生みゆ)という婚約者もいたのだが、幼なじみでもある奈津美との結婚に至った・・・。一緒にミュージシャンを目指していた親友の武田が心のよりどころだった。
人物設定の中ではこの早智子の存在が弱い。結局、子どもが出来なかったから別れる決意をしたのだろうか、そうであったら最低の男。この詳細が描かれないのがのめり込めない要因の一つだった。それならそれで、親友との付き合いにも時間を割くべきで、中国語、英語を一緒に学んで起業しようとするところも掘り下げてもらいたいところ。
厚久の兄が引きこもりで、弟思いの性格がわざわいして事件を起こしてしまう。そして元妻となった奈津美にも不幸が・・・といった展開は、世の無情な事件たちの縮図だと感じさせるし、経緯を理解しない第三者的家族の冷たさも心に残る。実の子に会いたいと願うカスみたいな男は俺の周りにも数人いるなぁ・・・うんうん。
若手俳優の中では仲野太賀の顔の演技が素晴らしいと思ってるのですが、今作はそれを逆手に取ったような内容。表情をじっくり見ていれば感情は伝わってくるのだけれど、言葉では上手く伝えられない男たちを描いた作品と言えようか。「英語なら上手く言葉にできるのに」「泣けないのは日本人だからか?」など印象的な台詞もある。そして、5歳になる娘すずのことを思いやり、自ら身を引く決意。親友にしか伝わらないほどの決心。そのボロボロになるほどの涙がやはり顔芸俳優・仲野太賀の真骨頂なのだろう。
「暇じゃないんだよ!」という台詞は映画を観ている客への挑戦か?
どこを切り取ったのか想像する映画
けっこう低評価が多いみたいですが、天邪鬼な私的にはそれも含めてなるほどな映画!
映画の作り方が斬新な印象。脚本上とても不快な場面が多いのですが、他の映画にあるような、不快感を挽回したり観客に取り繕ったり、終わったときに相殺されるような展開はありません。あるいは、その不快感を煽ったりアドレナリンを誘ったり、意味付けするようなモーションもありません。でもリアルって実際そんなもんだしね。でも映画って虚構だから、その狭間を揺れている。
どの場面、どの台詞が、登場人物のどの行動、どの感情に繋がっているのか、(よくある他の映画に比べて)説明が少ないので、ストーリーのどこが切り取られているのか、背景にどんなドラマがあるのか、想像力を持って観る必要があると思います。
でなければ楽しめない映画かもしれません。
仲野太賀さん若葉竜也さん大島優子さんの演技が、圧巻です。どんな訓練をしたら、あんな表情やあんな声が作れるんだろうと思う、相当な鍛錬をされたのでしょうね。敬服します。
言葉にしないと伝わらない事
大切なものを無くさない為、心の蓋を外す物語。
本当のことが話せない、日本人だから。から始まる不器用な男の日常。
ふと気がつくと、崩れるように一変していく生活。
その、続く負の連鎖を断ち切るかのように、声を出す決意。
終盤の件はどうしたって涙します。
蓋をしてきた感情を露わにした、仲野大賀の芝居も良いですね。
最後はきっと、きちんと言葉を届けられたのでしょう。
そしてエンドロールに流れる、どこか物悲しい歌。
三人の思い出のような歌でした。
しかもこれ主演の仲野大賀と若葉竜也で歌ってるんですね、なんかこの歌によって最後厚みが出ました。
言葉にしないと伝わらない事、たくさんあるんでしょう。これからは幸せになってほしい。
うーん
無駄な間が多い!セリフも「?」ってなるのがおおい
ダラっとした日常感と鬱っぽさを表現したかったのかもしれないけどくどく感じた、これが理解出来ないのはわたしがまだ未熟だからなのか?
登場人物だいたい好きになれない、終始よく分からない、話がすぐ半年後に飛ぶので「いつかわかる!」「そろそろ理解できるかな?」と最後に回収してくれることを期待したが気づいたら映画終わってた
個人的にジワジワきたのが、「大麻やめろ!」のシーン。そんな大きな声で言ったらダメでしょうが笑
観る前の雰囲気が好みだったので観てみたが正直退屈だった
100分以上あったら途中でリタイアだったかもしれないから1時間半でよかった
生きちゃった
「生きちゃった」
仲のいい幼なじみがいた。その三人は、それぞれ大人になってからも繋がっていた。そんな仲の二人が結婚した。
物語としては、少し複雑な要素を感じた。
淡々と仕事をこなしながら鬱鬱とした気分を抱えたまま生活している主人公。
幼なじみと結婚し、娘と生活を共にする女性。
そんな2人の幼馴染であり、今でも友人としてたまにする男性。
そんな3人の物語。
主人公の家族は、まともそうに見える兄が一番狂っていたな。
幼なじみの女性が浮気をして、それが元で離婚になるがその際付き合っていた男性と交際を続ける。
そんな男性を殺してしまう。
男性が殺された事により持っていた借金を肩代わりして、ヘルスで働くようになり、そこから崩れるように人生が落ちていく。
この物語で誰が救われたのか?
どうすれば正解なのか?
自分というものをはっきりしなかった主人公の人生の末路として、最後があれで良かったのかな。
もう一度観た時に違った感想が出てくるような気がする作品でした。
好き
終わりの20分位までは、眠いなと思いながら観ていました。
仲野太賀、若葉竜也、大島優子さんの演技に魅せられて最後まで鑑賞。
引きこもりのお兄さんは、それこそほとんど会話はないけれど、弟の事がかわいかったのだと思う。
両親の『大麻やめなさい!!』大声で言うのは笑った。
刑務所に入った後の両親の様子も、何かフランス映画のような、ウディ・アレンの映画のようなおかしさ。
本当の気持ちが言えない、泣けない。英語でなら言えるかも。
共感できる。
最後は号泣でした。
半年後、半年後、って表現も嫌いじゃないです。
なので全体的に好き。
普通に考えたら、誤解を解かないと、家族としてうまくいかない。気持ちを伝えないと、家族ではいられないと思う。浮気されたら怒るべきだし、あの嫁に娘を渡すのは間違ってる。
『女でいたい』なら娘をあっちゃんに渡したほうが、お互い幸せになれたかもね。
2023/01/18@アマプラ 仲野太賀を見たいなと思い鑑賞。 仲...
2023/01/18@アマプラ
仲野太賀を見たいなと思い鑑賞。
仲野太賀が可哀想な映画でした。
何を描きたかったのかよくわからなかった。
街の風景を映すときに意図的に外国人を多く映したり、
本音を言えない理由を「日本人だから」と言ったり、
英語(や中国語などの外国語)だと本音を言えるのは
なんらかのメッセージが込められている気がしたけど、結局伝わらないので謎だった。
仲野太賀と両家族が可哀想。
子供も可哀想なのでどうにか健やかに生きてほしい。
説明を省けばイイってもんじゃ・・・
説明を省けばイイってもいんじゃない!
説明を省いても伝わらなきゃ意味ないじゃん!
北野映画みたいにはなりませんよ?
とにかく何もかも訳分らんのです!
主役3人の関係性から、
なんで主人公が元嫁の親に嫌われているのかも、何もかも・・・
そして登場人物が皆不幸という・・・
よくある監督の自己陶酔映画です。
たまにこの手の映画にあたってしまう・・・(-_-;)
生きづらさ
この映画は共感しないに越したことは無いと思う。常に相手の顔色を伺ってしまわざるを得ない主人公が、様々なトラブルに巻き込まれるだけの話だから。
きっと、この映画に感動できない人は人見知りを内心小馬鹿にしているタイプだろう。でも人に嫌われたくなくて、言葉選びに頭を抱え続けてきた人間がいるということが伝わっていれば嬉しい。「好きじゃないからこそ本音が言える」という作中のセリフは考え甲斐のあるもので、そこまで興味関心の湧かない他人に対して適当にあしらい続けた経験は誰にだってあるのではないかと思う。
本心を包み隠して、相手から見た自分をよくしようと躍起になって好きな人に嫌われまいとすればするほど、相手との距離が開いていく様は胸に迫るものがあった。
臆病さと素直さはとても近いところにあって、そんな自分を変えようと本気で決めれば、それは今までの自分のアイデンティティを壊しかねない。だからこそ、ラストシーンの展開に繋がるのではないかと思った。
この映画に共感できない人は、世間的に見れば多いだろう。だけど、映画というメディアを通じて生きづらさを感じ続けてきたマイノリティが認められる。そこにこそ、この映画の本当の価値が内在しているのではないかと思う。
本当に見て良かった。
伝わらない言葉はどこに行くのか
大切な人に大切なことを言わない、それが主人公の悪癖だとしても、それでもいいという世界はないと思う。
伝えなかった言葉は何も伝わらないから思ってないのと同じだと思う。
展開が少しチープだったが、男同士の友情だけピックアップしてみれば良かったかも…。
お前の顔が見たいから電気をつけていいか?というセリフが1番相手を大切にしている感じがして良かった。何も言わない男ときちんと伝える男の友情だったのか?
俳優陣に期待したが1番うまいなと思ったのは大島優子だった。
自分の心を語らない男
石井裕也監督が、スケジュールのポカっと空いた3ヶ月で撮り終えた映画。
脚本は3日間で書き上げた。
一気に仕上げた熱量は凄い。
香港国際映画祭が提唱した
「原点回帰。 至極の愛」というプロジェクトから生まれた。
提示された資本はたったの1500万円(もちろんそれで制作出来る筈はない)
幼なじみの3人。
厚久(仲野大賀)奈津美(大島優子)武田(若葉竜也)は仲良しで、いつもつるんで
グリコの氷アイスを分け合う仲だった。
やがて、厚久は奈津美と結婚して、5歳の娘すずがいる。
そんなある日、奈津美が自宅アパートで、浮気している現場を厚久は目撃。
一瞬にして厚久は、家も妻もすずの親権も失う。
浮気した妻は、浮気相手と同棲を始める。
男は定職に付かないろくでなし。
けっこう50分位まで、寡黙な男・大賀が鬱々と悩むシーンが続く。
ところが57分から、不幸の連鎖・連続・・・で驚きの展開をして行きます。
ここからはネタバレです。
…………………………………………………………………………………………………………………………………………厚久の兄は引きこもりの大麻中毒でした。
この役・韓国人のパク・ジュンポムが演じますが、台詞はありません。
厚久の元自宅(厚久は追い出されている)を訪ねた兄は、奈津美の交際相手を、
撲殺してしまうのです。
そして半年後。
浮気相手の借金の保証人に奈津美はハンコを押していた。深く考えずに。
そしてまた半年後。
奈津美は借金返済のため、デルヘル嬢をしている。
ホテルで濡れ場は過激。大島優子も振り切った演技を見せる。
なんと客(北村有起也)が異常者で奈津美は刺し殺されてしまう。
奈津美の葬儀。
義母は「あんたなんかと結婚させなければ良かった。よく顔を出せたもんだ」と言うが、
「奈津美なんかと結婚しなければ良かった」は、厚久の台詞だ。
すずを取り上げられた厚久は、親友・武田の車で奈津美の実家へすずを訪ねる。
親友の武田が、厚久の心の代弁者・・・だったのだと思う。
まるでゲイかと疑うほど、厚久と武田は心が通じる。
奈津美とは通じなかった言葉。
奈津美を満足させられなかった厚久。
映画は厚久が気持ちを爆発させて、プツリと終わる。
愛し合ってるのは、大賀と若葉達也の、男2人ではないのか?
奈津美は無い物ねだりの欲深い女。
実家があんな凄い豪邸なら、親に借金すれば、デルヘリなんて危険を侵す必要はない筈。
仲野大賀と若葉竜也そして大島優子の熱演で見応えありました。
(ラストで、切なくて泣いてしまいましたが、やや不幸の押し売り的ストーリーに、
疑問も感じました。)
石井裕也監督は、この映画は今の日本人の置かれた状況そのまま・・・と仰ってますが、
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