生きちゃったのレビュー・感想・評価
全79件中、41~60件目を表示
尤もらしいがツマラン。
カット割の不親切さでエッジを立てる趣向は少し成功だが、物語の凡庸さは覆せない。
子が嫁の実家に取られただけのことで、友人巻き込んでズタボロに泣き叫ぶか。
その不一致に鼻白んだ。
大島優子のあのシーンは有難いが作品がこれでは演り損で痛々しい。
尤もらしいがツマラン。
重っ
このタイトルが全てを表している。と思う。こんなにも不器用なのは、紛れもなく家族の存在。やはり生い立ち。それに尽きる。彼の愛情は確かなものかもしれない。が、それが伝わらないなら意味がない。唯一の救いは彼に素晴らしい友人がいること、すずちゃんを大切に思ってくれてる人が他にもいること。
親がクソすぎる
同姓としてまず、なつみの気持ちや行動が理解できん。
5年も耐えたってこれみよがしに!
伝えること諦めたのは自分もだろ
何を全部相手のせいにしてるんや。
ひとを好きになることを誇ってたけど
好きになってる相手あほみたいなやつやん
ほんでなつみの親もクソ。
娘がこどもを預けて出て行くなんて
危険な目にあうことぐらい予想するし
親が払うやろ。ええ家住んどんやから
行かせるなよ。止めろよーなんでよー
厚久の親も大概変だったけど
なんか笑ってしまう変さなので
タチが悪いんはなつみの方やと思う
日本人だからとかも関係ないよー
外国人でも言えないひとは言えないし
世界が狭すぎてどの人にも感情移入できませんでした
お兄ちゃんのイカれ具合と不気味さは
すごくよかったです👍
雑、画も脚本も編集も何もかも。
幼馴染で結婚した厚久と奈津美、それを取り巻く人達の話。奈津美の浮気発覚がキッカケに厚久が感情に蓋をする様になる。
全体的に映画と言う情緒を醸し出そうと頑張るが、8割型的外れ的に感じる内容。
日常のネガティブ路線なのは分かるが、映画としての面白味はNO。
「ただタイトルに持って行きたいだけじゃね?」感あり。そのタイトルに刺さらない映画も珍しい。
所々匂わせ画でありそうながら、何も意味ない画。
ブレブレ撮影。良いところが見当たらない。
脚本の流れは大体掴めるが、台詞に疑問を感じる部分がある。何かと言葉足りず。または行動に台詞が追いついていない。
話の展開も主人公的存在の厚久が面白くない性格の為、盛り上がりに欠ける。
これでは結婚する前の昔から魅力無い人間なのでは?
隠れ発達障害?
これでミュージシャン志望?
奈津美と結婚した理由は?
奈津美が厚久を選んだ理由は?
奈津美の性格から想像してもチンプンカンプンである。
大島優子のソフト無駄遣い。
仲野太賀に魅力感じず。
結婚して子供を儲けても心が幼い父ちゃん話でした。
激甘ちゃんにしか見えなかった。
石井監督が撮るべき映画はこんなんじゃない
2021年映画館鑑賞14作品目
2月1日フォーラム盛岡
盛岡で『生きちゃった』が公開されていたので近場の石巻を変更し高速料金1700円あまり払ってまで遠征して観に行った石井裕也監督のファン
自分が住む岩手と宮城の県境付近と違い盛岡駅周辺は驚くほど雪が積もったらしく駐車場は雪かきしないと一晩停めたクルマを動かせない状態で歩道が滑りやすく歩くのも楽じゃなかった
盛岡が仙台に勝っているところはほとんどないが唯一優れているのは映画館が集中しているのではしごをしやすい点である
前置きはここまで
半年後半年後半年後
楽しみに見に来た『生きちゃった』ではあるが最初の30分は石井裕也監督作品とは思えない陰鬱で辛気臭い話が進んでいくだけで正直がっかりした
これがあと1時間続くのかとG-SHOCKを観ながらイライラした
満島ひかりとの離婚に思うところがあったのかも知れないが石井裕也監督に作ってほしい映画はこんなんじゃない
元プロ野球選手とか石井裕也とは同姓同名の別人がメガホンを取ったのかと思った
ところがレ・ロマネスク登場あたりから石井裕也監督らしさが出てきた感じ
父ちゃんと母ちゃんが大麻やめろと長男を叱るシーンが面白かった
刑務所の帰り記念撮影する際ラーメン屋でカメラの使い方がわからない男や別の場所で別の人にカメラを撮ってもらうときの父ちゃんの作り笑顔も好き
3人の高校時代の詳細は描かれていない
パピコを分け合うことがすべてだ
2人にとっては後々にも特別な意味を持っている
仲野太賀はなまはげに続きまたしても離婚を突きつけられる役で主人公厚久
今回も演技が素晴らしかった
父より彼の方が好きだ
伊藤沙莉もよく観るが彼もよく観る気がする
若葉演じる武田は厚久の無二の親友
2人が泣きじゃくるポスターの印象的な場面はラストシーンに続くクライマックス
ああいう終わり方も悪くない
最後まで観てみるとやっぱり石井裕也監督作品だとわかる
厚久の兄で透役の役者さんは初めて観た人だが韓国生まれの韓国人らしく映画監督の人でセリフがないのは日本人のような日本語が喋られないからだ
なぜ彼を起用したのか知らないが喋られない設定なら良かろう
大根では演技指導もままならないだろうし存在感はたしかにあった
この作品の1番の売りは大島優子だろう
今回の観客の多くは若い女性だったけど
厚久の兄に殺された愛人の借金の保証人になってしまいデリヘル嬢に落ちぶれてしまう
いわゆる体当たり演技というやつだが僕はそういう表現が大嫌いだ
ここまでリアルな口淫はなかなかない
世の男性の多くが見たいのは北村有起哉のお尻ではないだろう
なぜデリヘル嬢なら殺していいのか全く理解できなかった
Wikipediaの大島優子の写真はキンタローの物真似みたいであまりにも馬鹿みたいな姿だった
それなりだが今の大島優子には必死になって女優の階段を登っていく姿が眉間の皺に窺えた
ゲイのふりをしているつもりかもしれないが手を握りあって山田と武田が殺害現場のラブホを目指す演出も石井裕也監督らしいといえばらしい
ラストの場面に心動かされた
とにかく太賀くんがラストに自分がずっと溜め込んでいた思いを爆破させる瞬間と表情がとても良かった。
何も言わないで心にしまい込んでいる姿が劇中続いていたので、そのままいくのかなと思っていたら、ラストでその思いを友人役の若葉くんにぶつける、、ラストに持ってきたのは良かったと思いました。
あと、大島優子さんの体当たりの演技が良かったです。
悲劇?
冒頭とラストシーンはとてもよかった。
その雰囲気だけでいいかもしれない。
全体を通して、悲劇がたくさん起きて終始暗い。
暗いのはいいのだが、
全てが「わざとか?」と思うほど、どこでも止められる悲劇ばかりで共感するところがあまりない。
これは自分の感受性がおかしいのか分からないけど、
登場人物たちに全く共感できなかった。
でも演技でとにかく泣けてくる。
どれくらい共感できないかというと、
最後にやっと厚久の気持ちが露わになるところで、
「そんなことでうじうじするな」と悲しい話なのに笑えてきてしまうほどだ。
でも演技力で涙を流してしまう、そんな話でした。
思えば登場人物みんなちょっとズレている人ばかりだった。
あの中に一人でもまともな人がいたら悲劇は起きなかったんじゃないか。
負の連鎖ってやつか?って思いながらの帰り道。
【”自分の想いをきちんと相手に伝えろ!そして、負の連鎖を断ち切れ!” 苦しくても、柵を気にせず、真の想いをきちんと伝えることの大切さをシビアな視点で描いた作品】
ー ”救って欲しかったんじゃない・・、愛して欲しかった・・。”
ナツミが、あっくんに、別れを告げる時に言い放った言葉である。-
<Caution> 以下、ネタバレあり。
◆アツヒサ(仲野太賀)は、婚約者サチコと結婚直前まで行っていたが、婚約を破棄し、高校時代からの友達、ナツミ(大島優子)と結婚し、スズと言う女の子が誕生する。
が、ある日、体調不良で昼間家に戻ると、ナツミは見知らぬ男(毎熊克哉)に抱かれていた・・。
激しく動揺し、家を出てフラフラとママチャリを漕いで、スズを迎えに行くアツヒサ。
- 愛おしい子に会う事で、動揺を抑えようとしたのか・・-
◆アツヒサとナツミとタケダは子供時代からの仲良しで、帰りはいつも3人。
夏の暑い日にはアツヒサとタケダがアイスのパピコを買い、いつも、各々の半分をナツミに渡していた・・。ナツミはアツヒサとタケダのパピコをいつも一つづつ貰っていたのだ・・。
- この何気ないシーンが、三人の関係性を表している・・。そして、後半の哀しきシーンでも、それは再現される。-
◆アツヒサの両親の家には、引きこもりの兄がいる。ナツミはアツヒサの家に墓参りで帰る時は、憂鬱そうだ・・。姑と上手くいっていない様子が、何気なく描かれる。
- この後の不穏な展開を想起させる・・。-
◆新婚のアツヒサの家に、突如訪れた且つての婚約者、サチコがおり、アツヒサが号泣している所に、お腹の大きなナツミが帰宅するシーン。
- 崩壊の音が・・。-
<アツヒサは、”とても大切なこと”を、自分の口で”日本語で”伝えることが出来ない。
その性癖が、
・ナツミとの関係性を冷え切らせ離婚の要因を作り、
・ナツミの新しい夫の命を奪い、
・引き籠りの兄を罪に陥れ、
・そして、幼い頃から愛していたナツミの運命までも狂わせる・・。
だが、アツヒサと且つて”LOVE SONG”でプロデビューを夢見ていたもう一人の幼馴染、タカハシは、アツヒサを支え続ける。
そして、”負の連鎖”を断ち切らせるために、タカハシはアツヒサを彼の”宝物”に、会わせようとする・・。
ラスト、タカハシはアツヒサの行動を直視出来ず、号泣しながら”宝物”の所に駆け寄って行こうとするところで、画面は暗転し、映画は終わる。
重い作品である。
が、鑑賞後アツヒサの悔恨と、タカハシの想い、ナツミの無念の想いが複雑に絡み合って、澱のように心の底辺に残る作品でもある。>
<2020年12月13日 刈谷日劇にて鑑賞>
実は単純なようで,意外に深〜い⁉︎
わりと身近に現実的にありそうだが,一寸昼ドラの劇場版?にしたという作品、何て印象を『最初は』受けた事を記録しておいてみた…。
申し訳無いが,内容自体は単純?な風で、後から後からストーリーの経緯を調べて行く内に濃いぃ〜⁈
御免なさい,勝手な事を言っちゃいますが…。
結構本当の処,濃〜い,と思われた・・・。 兄が以前の奥さんの新彼を殴っただけのつもりが殺めてしまったり… 率直に言っちゃえば,内容に対して別のキャスティングだったら、もっと濃くて深い話題になる作品になったに違いないかなぁ⁈なんて思ったが,如何程だろうか⁇
うーん、難しい。 違和感のある点が多すぎて、入り込めなかった。 も...
うーん、難しい。
違和感のある点が多すぎて、入り込めなかった。
もう少し分かりやすい描写がほしかったかも。
全体的に主人公のまわりに理不尽なことが多くて、特に元妻の母親とのシーンはかなりムカッとした。
感情に蓋をしてしまう主人公が悪いの?
そんな世の中ってないよなー。
仲野太賀と若葉竜也のタッグを楽しみにしてて演技はもちろん良かったけど、個人的には合わない作品で残念だった。
何がいけなかったのか
結局、誰も何も悪くない気もする。
だけど不幸に向かってしまう。
悲しいお話。
1つ気になったのは親友の武田。
彼自身には何も起こらず、
というか、
どんな仕事しているのかさえ
出てこない。
もし彼にも恋人ができて
結婚して、とかがあれば、
「こっちにも生活があるんだ」
とか言って、
主人公と
疎遠になったりするんじゃないのか。
そういうのが一切ないので
実はボーイズラブ的な
主人公の事が好きなのか、とも思った。
(部屋で2人で眠るシーンとか)
でも結局、何もなく、
彼の存在は大きいんだけど
何の説明もないので、
不自然に浮いた感じになってた。
#98 存在と不在の区別がつかない
静かでセリフが少ない分色んな受け止め方が出来る作品。
死んだ祖父が本当にいたのかわからなくなっている主人公は自分の存在すら実感できていない。
ましてや自分の感情なんて理解出来ない。
そのくせ引きこもりの兄とは心を通わせ互いに理解しているところが不思議。
太賀クン、色んな役が出来てて凄い‼️
感情を押し殺さず
とにかく主人公に共感したのは、肝心なときに相手にありのままの感情を伝えられないところだった。そして、あらためて思ったのは、自分を表現するということにより、自分の存在を証明することができるということである。もちろん、主人公の兄のように、タイミングを逸してはいけない。自分の思っていることを思っているときに伝えられれば、あとは流れに身を任せるのみ。きっと。
もう鼻水たらして泣くしかない
昨年の「町田くんの世界」に続く石井裕也監督作。
高校時代から仲良しの三人(仲野太賀、若葉竜也、大島優子)。太賀くんと優子ちゃんは結婚して5歳の娘がいた。太賀くんと竜也くんは今も支え合う親友だった。竜也くんは優子ちゃんのことが好きなんだろうなぁ。
太賀くんと優子ちゃんはお互い言うべきことが言えない夫婦だった。それがとてつもない悲劇を生んだ。これ以上ない悲劇だった。何も言えないダメダメな太賀くんに自分を重ねた。
観る我々は彼らが言えなかったことの全てを知る。
あのとき言葉にできていたらと。
もう鼻水たらして泣くしかない。
大好きだ。
“試された”感のある作品
ストーリーは重い。妻の不倫、そしてその後に起こる悲劇の数々。
これが現実なら、とてもじゃないが正気ではいられない。
仲野太賀、大島優子、若葉竜也が三者三様の立場で熱演しているので、
演技自体にも自然と見入ってしまう。
そう、最初は『この映画は、ずいぶん重いなあ』と思いながら見ていた。
しかし、途中で『あれ?この映画、重いテーマの中に、失笑程度のコメディ入れてきてないか?』
と思うようになる。
中華屋さんでの写真撮影とか、『大麻止めろ!』とか愛娘が飼っていた犬が彼女の体と同じくらい
大きいとか、あとライブ鑑賞シーンとか(そんな真顔で見るライブじゃないだろ!)。
ラストシーンも親友同士泣きながらの名シーンだが、なんか不器用な人物像が浮き彫りになっていて、微笑ましくも思えた。
随所随所にこう言った笑いのシーンがあって、
この映画は実は、絶望的な状況の中に笑いを入れたブラコメ要素もあるのでは、
と勝手に解釈していた。
タイトルを考えても『生きちゃった』はこのあらすじに対してちょっとチープで、
なんか人間臭い。
そしたら何か、この映画は観る側の解釈が試されているのでは、
と個人的には思った。
こういうの、嫌いじゃないです。
とっ散らかって、早送りしていて、うじうじしている。人生って俯瞰で見るとそうなんだろうけど…な作品です。
なんとなく気になってた作品ですが、重い腰がなかなか上がらすここまで観賞に至りませんでしたが、たまたま京都に行く機会があって、新しくなった「京都 みなみ会館」で観賞しました。
で、感想はと言うと、なかなか難しい。
物語の内容も暗いし、光が見えない。
主人公の厚久の性格をそのまんま表した様な感じでうじうじした感じがむず痒い。
いろんな事を散りばめながら、結局はそこに意味が無い。
正直合わないと言えば、合わないかも。
尺も91分なのに、間延びしている感じがしている。
きちんと説明しなくても観る側にある程度の解釈と判断に任せると言うのは分かるけど、必要以上に説明無しと言うのはどうなんだろうか?
仲野太賀さん、大島優子さん、若葉竜也さん、毎熊克哉さん、鶴見辰吾さん、嶋田久作さんとなかなかな布陣でキャスト陣は申し分無し。
だが、いろんな部分の伏線的なのを張り巡らしている様であっても最終的にとっ散らかったままに感じる。
主人公の不安定さを描き出す為にいろんな事を散りばめたにしてもどうなんだろうか?
もうそこに尽きるんですよね。
それがかなり思わせ振り過ぎて、3人がパピコを分け合う最初の道草のシーンがなんか雲って見えますw
肝心な所で物語を半年ずつに飛ばすのも正直謎。
全てを見せる・説明する必要性はなくても、半年の中でいろんな物がある筈なのに何故か描かない。
その割にいろんな面白いと言うか、良い描写があるだけに残念。
「愛を言えない男」仲野太賀さん演じる厚久は言えない・伝えない以上に何をやりたいのかが分からない。
不器用と言えば不器用。純粋と言えば純粋。
でも、肝心な事がきちんと伝えない、やらないのはそれは駄目としか言い様がなくて、厚久が悪い訳ではないが、厚久のだらしなさが小さな切っ掛けになっている。
自身の不器用さに相手が分かってくれるとは思ってないにしても、どうもそこに甘えている。
そこに「日本人だからかな?」もちゃんと伝えない事をそういう風に言ってしまうと元も子もない。
逆にそれ言うと自分の性格を原因を棚上げしている感じで観ている側は「それを言っちゃあおしめえよ」となりますよw
そんな不器用な人間を仲野太賀さんが熱演しているだけに、正直惜しい。
仲野太賀さんだから、こうなったのかな?
もっと演技力の乏しい役者が演じていたら、もう少し観る側に優しい脚本になっている様にも思えます。
「愛を聞きたい女」大島優子さん演じる奈津美は厚久の犠牲になっている様にも思える。
厚久の不甲斐なさに嫌気が指して、厚久と離れる所から、奈津美の転げ落ちる様が痛くも悲しい。かと言ってそんなに同情もなんか出来ないんですよねw
最初、奈津美を大島優子さんが演じていると言うのに全然気が付かなくて、エンドロールで気が付いたくらい。
良い意味で枯れた感じを醸し出しててw、個人的にはAKB時代の雰囲気から脱却している。
でも、ホントAKB時代から考えたらかなり身体を張った演技をしてます。奈津美の濡れ場やデリヘルのシーンを考えたら、かなりドキドキしますねw
「愛を見守る男」若葉竜也さん演じる武田は正直立ち位置と言うか、意味が理解し難い。
必要かと言えばそんなに必要じゃあない感じ。
武田が居る事で厚久の精神的支柱になってるが、厚久の甘えの元にもなっている感じ。
確かにいろんな要素の中で武田が居る事で膨らんでいる部分もあるけど、武田が居なかったらもう少しシンプルに厚久の物語も成り立ったのではないか?とも思えます。
石井裕也監督は様々は作品で良作を産み出しているのに、脚本を担当するとどうも…な感じです。
でも、監督のやりたい事や描きたい事は全く分からない訳ではないので、そこを整理する人がいたら大分変わってたのかな?
脚本補助とは言いませんが、そんな人を配置していたら変わっていた様にも思えます。
とっ散らかって、早送りしている物語。
人生って俯瞰で見ると結構そういう物なのかも知れませんが、それなら、厚久の性格をもう少しきちんとしておかないと幾ら映画と言えばかなりしんどいw
厚久の性格の面倒くささがこの作品の核なんですが、観る側にもかなり難しくもしんどい作品です。
そこをどう理解するかなんですが、個人的にはノリ難い作品です。
絶対に自分の意思を伝えないといけない時ってあるよ
ただただ、厚久・仲野太賀のたくさんの今まで言えなかった思いが溜まりに溜まってはちきれそうになって、もう言葉でもだし、涙からも溢れ出さずにはいられなくなってしまった、泣きの演技がたまらなかった。観てる方が嗚咽してしまった。
厚久の周りでいろんな不幸が続いたけれど、人はみんなそれぞれが何かを取捨選択して生きているわけだから、その道を選んだのもその人自身。誰のせいとかないんだよ。
ただ、彼が何か行動することで人を傷つけてしまうのが怖くて、何も言わない、しない事を選んだのは優しさではなく、自分の保身でしかない。生きるということは、お互いに傷つきあいながら、人を思いやることを学ぶんじゃないか。やはり、人は言葉で伝えなきゃいけない時があるんだと思う。
見方を変えれば、今までの出来事は厚久はすずちゃんのために生きなさいという意味だったのかもしれないし。
とりあえず、大切な人には生きている内にちゃんと思ってることは伝えよう。
あー、北村有起哉さん、人を虫ケラのように見下した演技最高でした!怖すぎでした。
全79件中、41~60件目を表示