劇場版 おいしい給食 Final Battleのレビュー・感想・評価
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甘利田先生の担当教科は?まさか給食?
中学校にも給食があるなんて、うらやましくてしょうがなかった。小学校のときにはあったのに、中学校で無くなった給食。共働きの親だったため弁当はロクに作ってもらえず、おかずは一品だけの弁当を見られるのが恥ずかしくて、結局は購買部のパンで過ごした中学時代。それもやがて、パン代を浮かせて映画入場料金に回してしまった中学時代。美味しそうに映る給食がほんとうらやまく・・・鯨の竜田揚げ大好きだった!
作品の時代設定が1984年。なんと自分が教育実習に行った頃だ。中学の教育実習は1ヵ月じゃなくて2週間だよ・・・というツッコミはおいといて、終わってみれば、実習生たちがあまり活躍してなかったことに気づいた。佐野先生なんて御園先生よりも年上だよ・・・って、口説くんじゃないかと波乱を予想していたのに、そんなこともなかった。また、80年代といえば、教育現場も荒れていた時代。中学校なんて体格のいい先生ばかりで、実習生は邪魔者扱いされていたのが普通。現場の教師に意見するなんてとんでもないことだ。
前半の美味しそうに給食を食べる甘利田先生と神野ゴウの対比が面白かっただけに、後半に入ってから、普通の学園もののような展開にがっくりきてしまいました。1年生の生徒会長への立候補。やっぱり給食愛!2人とももっと追及してほしい。それと、御園先生みたいな可愛い子はめったにいませんから、彼女の愛もつかんでおこうね♪本当は「応援してますから」と言いたかったんじゃないと思うよ!まぁ、市原隼人はほぼ三枚目役が多いから、安心はできるんですけど。
地元の話になりますが、今では学校給食共同調理場設置規則条例なんてのがあって、給食は小中学校にあるみたいです。おっさんですので、小学校では給食があったけど米飯給食のない時代。しかも低学年の頃は牛乳といえば脱脂粉乳!栄養は肝油で補ってた。いつからか覚えてないけど、給食も牛乳に変わって、人の牛乳まで飲んでた記憶がある・・・懐かしい・・・あ、小豆入りコッペパンの時もみんなからもらってました。
裏切られた
まさかのTV Kでやってたドラマが映画化。内容もおもしろいけど映画化したってことがおもしろい。ドラマからファンだったけど、映画ではドラマにない恋愛の要素や感動的なシーンも。
展開的に、神野があまりだのプッシュで生徒会長になって給食復活させるのか?!とか思ったけど、そうはうますいかず、結果的には大人の事情で覆らず、あまりだは異動して大好きな給食を食べ続ける‥。読めませんでした笑 それが良かったかも?!給食は教育の場において欠かせない大切な要素です。それをガツンと教育委員会の輩に行ってくれたシーンはスッキリ。。
昔を思い出す
給食といえば、昔の小学生時代を思い出す。
最近は美味しくなったかもしれないが、大阪万博前後頃に小学生だった自分には給食が美味しかったという思い出は無い。
市原隼人がルンルンで給食を食べる所は笑えた。
昔を思い出してしまうね。
久々の映画館。何を見ようか迷っていたが評価が高く、朝一でやっていたので鑑賞。
席の間隔も空きつつの映画でしたが、自分と他に一人しか客おらず、空けるほどでもない寂しさでした笑
世代としては一つ前くらいの懐かしい給食で、小学生の時を思い出してしまいました。先生のキャラが面白かったですね。何気ないストーリーなんだけど、なぜか涙してました
コロナで公開延期も多い中、映画業界も厳しいと思いますが、先々楽しみな作品もありますので徐々に戻ってこれることを祈ってます。
大満足
テレビのネタをさらにいろいろパワーアップ。30分弱の1話テレビネタって長尺にすると大抵だらけるけどこれは盛り上がってた。新キャラもほどよい絡み方。そしてまさかな結末。テレビ版好きな方は絶対みるべし。
食わず嫌いはあきまへんで!
この映画の存在を知った時、「これ、オモロいんかな?」と疑っちゃいました。正直に言います、面白くなさそうと思いました(関係者の皆さんすいません...)
要はタイトルにもある通り、食わず嫌いですよ。
しかし、思ったより何倍も評価がいいでは無いか。
百聞は一見にしかず。見てみましょう
あらま、面白いじゃないの。
食わず嫌いでダメですね〜。
しっかし、つまらないと思って観た映画が面白かった時の喜びといったら何にも変えられないよ。3150
1984年のとある学校では、給食を愛してやまない愛さぬものを許さない「給食絶対主義」である給食マニアの教師、甘利田幸男(市原隼人)がいた。
とにかく、市原隼人が大好きになりましたよ。
この無口で硬派な先生役が非常に似合っとります。
普段無口な先生が給食の時間になると、生き生きとしているのが見てて可愛らしいし幸せになる。
心の底から楽しんでるし、美味しそうに食べるね〜
女性教師役の人、どっかで見たことあるなと思ったら「暗殺教室」と「新しい王様」に出てた人か。
今日、なんとなくつけたボートレースの番組にも出てらっしゃいました。偶然だネ
真剣に見てたらお腹すいちゃったよ。
クジラカツ、懐かしいな〜。給食で一番好きなメニューでした。最近では無いのかな?
ミルメーク、分かる分かる。
一般的なココアと変わった味は量が違うのよね。
イチゴで味変した気持ちもわかるが、ココアじゃないと損した気分になる。今でも100均とかに売ってますよ。私もたまに買います
給食メインの映画だから、給食について丁寧に描いているのは普通。見る前にはここが1番疑問に思ってたんですよ。給食でどうやって2時間近く持たせるのかってね。
給食だけでは無い。というか様々な話が出てくるが、全て給食に結び付けている。素晴らしいね
食わず嫌いもまた、そのうちの一つ。本の伏線回収、ちゃんとしてくれて嬉しかったですわ。
本当は☆4.5か迷ったんですが、最近の目標が映画の評価を厳しくつけるなので☆4.0で。しかし☆4.5に近い☆4.0ですよ。☆4.3くらい。
ということで、☆0.7落とした理由を。
ラストの駆け込み感。
急に進みすぎて、お?お?となってしまった。
いやあんた、勝手にしろゆうたでしょう。
後は細かいところですが。
ヤンキーがヤンキーに全然見えないとか、ゴウくんが好き?な女の子とか、放送室の給食とか。
あと10分多くしてそこらへん綺麗に描けたら完璧でしたね。
変わる、変えるって難しんだよ。
今の世界にピッタリのテーマ。
子どもたちよ!大人たちよ!この映画を見てくれぇえ!!
映画の話でもあったし、今回この映画を見て思ったが、
何事も食わず嫌いはあきませんな!
悲しい
ドラマの延長で、映画も楽しく終わるものだと思ってました。
神野や、甘利田先生の家庭環境も見ることができるのかと思いきや、
もうドラマも2とか3とか期待できないようなラストで。。甘利田先生と神野がセットでいるからこそ、ふたりが主役で成り立つと言ってもいいようなドラマなのに。。
いいお話ではありましたが、最後が辛すぎて、これなら映画化して欲しくなかった。いつかまたドラマ時間で続いてくれた方がずっと良かった。
映画なら、もっと明るい気持ちになれるようなどんでん返して欲しかった。ラストがとても寂しくて、美味しい給食のいい所は、最近のドラマにはないような、ラストに必ずほんわかして終わるところが良かったのに。
ホッとできるドラマじゃなくなっていて、よくある最近のずるい大人の理解し難い部分だけが浮き彫りにされた、結局弱い立場のものは何も出来ないままモヤモヤとしたものを残していくだけの泣き寝入りのラストになっていて、非常に残念でした。
ただ、ドラマも映画も子役の方々もも含め、俳優の方々は、誰一人余すことなく非常にレベルの高い作品でした。そこに高い評価をつけた次第です。
劇場版にする程の作品かって思ったけど。
まさか知り合いの息子さんが生徒の一人として出演していたとは‼️知らずにこの映画を見たって話したら、親御さんからお礼を言われて、発覚!『面白い』って話していてよかった~
いただきますを英語で言えますか?
さて、いつものように映画と全く関係ない話から始めます。怒られないように今回は短くまとめようと思います。
育ってきた環境が違うから
好き嫌いはイナメナイ
夏がだめだったり
セロリが好きだったするのね
大阪出身の知人と食べ物の話をしていた時の事だ、その一言は驚天動地だった。
「ところてんには絶対に黒蜜やで、それ以外は考えられへん」
な、なんやて!酢醤油の一択やろ❗️うどんの出汁やったら味がちごうてもわかる。濃いか薄いかや。けどなあ、それやったら味のベクトルが違いすぎるやろ!酸っぱいのと甘いのと❗️ええ加減にせえ!あほんだら❗️
大変失礼しました。つい興奮してインチキ大阪弁になってしまいました。その日から天下分け目の戦いが始まりました。仁義なき戦い。あるいは三島由紀夫VS東大全共闘でしょうか。
そんな大層なもんじゃねえし❗️
さて皆様、だいたい、黒蜜ってそんなに食べる?年一くらいだよ。桔梗信玄餅をお土産で貰った時だけ。落語の初天神に蜜の団子がでてくるけど柴又の高木屋老舗の団子セットは、みたらし団子、草団子、磯おとめ(醤油味で切り海苔を塗している)の三種類だよ。美味い。
黒蜜は嫌いじゃないけどね。それだったら壇蜜の方が好きだ。「甘い鞭」も観に行ったよ。酸っぱい鞭の方が好きだけどね。なんのこっちゃ。
話しは遡るが私の家の隣が豆腐屋だった事がある。それでほぼ毎日、おやつはところてん。
私の血の半分はところてんで出来ている。
かっこ悪いし❗️
さて戦いと言っても周りの人に質問するだけである。どうやら京都以西は黒蜜、静岡以東は酢醤油(三杯酢) 愛知県は両方らしい。天竜川は超えなかったんだね。今度黒蜜に挑戦しようかな。
さて大した事のない枕が終わりました。本当はちくわぶについても書こうかと思いましたが、長くなりそうなので又の機会にします。
この映画は1984年を舞台に給食マニアの教師甘利田(市原隼人)中一の神野(佐藤大志)が給食を巡ってバトルをする話です。どっちが給食を美味しく頂けるか。
とにかく給食が美味しいそう。鯨のオーロラソース美味しいそう。けんちん汁美味しいそう。市原隼人は本当に美味しそうに食べる。食べ方が綺麗。感心したよ。あっ?こっちもお腹が空いてきた。
背中とお腹がひっつくぞ。
いや内臓があるので無理だよ❗️
なるほどねソフト麺はそうやって食べるんだ。
いきなり全部入れてた。でも一人パーティはやりすぎじゃないの。
神野ゴウ役の佐藤大志くんはニヤリと笑った顔が印象的だ。イケメンになりそうな予感。イメージは中川大志くんかなあ。同じ大志だし。
少年よ大志を抱け❗️なんじゃそれ❗️
ひとみ先生役の武田玲奈ですけど可愛いくないですか?髪型をロングストレートからショートボブに変えて大正解だよ。しっかりしてるけど少女っぼさもある。個人的な好みだけどショートボブはいいねえ。perfumeだと好きなタイプは・・・
ノッチでーす❗️
言うと思ったよ❗️
あと教育委員会の鏑木ね。直江喜一。金八先生の加藤だよ。排除される側から排除する側か❗️
加藤のくせに.何、生意気な事言ってんだよ❗️爆笑しちゃったよ!それがあんたへの・・・
贈る言葉だよ❗️
いやそれは第1シーズンで第2シーズンは「人として」だろうが!
さあまもなく終わりですよ。すいませんねえ。給食の話はところてん、ちくわぶと並んで地方出身の方と仲良くなれる大事なツールです。とても面白いですよね。
レビュータイトルのいただきますを英語で言えますか?ですが。答えは・・・
ないです❗️
なんだよないのかよ!チコちゃんかよ!
これは作ってくれた人への感謝と生き物の命を
【いただいている】事への感謝の言葉です。素晴らしいですね。
日本の美しい言葉です。itadakimasuを国際語にしたいです。
皆様、色々有ります。それでも、それでもです。
頑張ってみるよ できるだけ
頑張ってみるよ 少しだけ
明けない夜は有りません。
さて今回は短く・・・ないよ❗️
こんな長文にお付き合い頂きありがとうございます。
まさかまさかの感動でした!
前半はコメディタッチで少し睡魔が…
けど、後半の「廃止」から状況が変わっていきます
この物語はただの学園モノじゃなくて、何かを変えたいと願い行動する、現代社会と通じるモノがありますね〜
給食って皆んなと同じとこで同じモノを食べるから美味しいんだね
イッチーのイケメンじゃない少し変わり者な役がコレまた良いね!
まさかまさかの感動でした!
給食大好きだけでは現実は変えられないけど
こちらで面白そうな様子を見たので給食好きの自分としては、見過ごすわけには行かないと、原作もテレビも存じ上げませんが、拝見しました。
市原さんが語る給食愛に共感しまくりのオープニング。
涙出るほど笑いました。
私の前列に既に笑いを抑えきれずに楽しんでいる女性の声が聞こえていたので、私も我慢せずに笑いました。
ちょうどお昼の陽光さす窓辺の教員用机で、なんてまあ美味しそうに食べること。
食べたーい!
40年前のあの給食が懐かしい。
ミルメークもないし、ソフト麺も経験ないし、牛乳は小学3年生からテトラポッド型紙パックだけれども。
カチャカチャと軽い音を立てるアルミの皿。
先割れスプーン。
どんなメニューにも牛乳がセット。
給食あるあるに手を上げて同意。
1984年のノスタルジー
実習生の女の子の前髪が完璧に巻いてある。
肩パッド入りのジャケット。
ワニのマークのブランドものニット。
なぜその色?的なシャツとパンツの組み合わせ。
そんなところにも楽しみながら
神野くんの生徒会長立候補あたりから
ん?
これはなんだかただの給食愛コメディではないなと、腰を据えて見る。
神野くんの給食愛は
おそらく、家庭では味わえないものを学校でみんなと食べることで、見出したから。
(日常的に家族で食卓を囲むことのない家庭なのかも。)
放送室からの演説に涙しました。
そして、こういうことをちゃんと言葉にして、行動に出して行ける神野くんの未来は明るいな、と。
学校はこういう子供達が育つ場所であって欲しいなと、映画の中の現実に期待してしまう。
文科省推薦でも行けるんじゃない?
子供達にも見てほしいな。
大人の台所事情で給食廃止になる事態を、給食愛強すぎ先生の活躍でひっくり返す、なんてことまではやらないのが、リアル。
最後の二人のカップラーメンが、切なくて、でもただ泣くのではなく、現実を受け止めながらも生きて行こうと思える。次はカップラーメンの新しい食べ方見つけようって。
エンタメでありながら、現実の範囲内で、納得。
あっという間の2時間弱でした。
充実した時間をありがとうございました。
神野くん役の男の子、次はどこで見られるかな?楽しみです。
こんな御時世だからこそ…
今は、当たり前の事が当たり前に出来ない状況なので色んな世代の人に観てほしい気がする!
こんな御時世だからか、何と、広~い劇場で貸切鑑賞となりました
因みに、他の方々のレビューを見るまで この作品がTVドラマシリーズだったとは知りませんでした
少なくとも、熊本では放送してなかったと思う
全く関係ない様な話になるようだけど…
私は『金八』世代なんけど、第一シリーズは熊本では放送してなくて(涙)
で…第二シリーズからは放送してたんだけど、、、
長~く続いた『金八』シリーズの中でも多分神回であろう"腐ったミカンの方程式"の加藤まさるさん(役名ですヨ)が出てる~って云うのが ある意味 市原隼人さんのハジケっぷりと同じぐらいに印象的でしたネ
確か 今はサラリーマンをやってらっしゃるってテレビでやってた様な記憶がありますが、役者さんでもあったんですね~
(全く分からない世代の方々には何のこっちゃ!!でしょうが…)
それと…余談ついでに、
常節中学校の校歌は………
『釣りバカ』(劇場版)の鈴木建設の社歌と最初の部分がホボ同じ曲だった様な…
同じ作曲家なんでしょうかねぇ??
終始、要らぬところに気を取られてしまいがちな私でしたが、
でも、とても良い作品でした!!
前半は孤独のグルメみたいな感じ?でわりと面白かった。 後半は青春も...
前半は孤独のグルメみたいな感じ?でわりと面白かった。
後半は青春ものみたいな感じ。
恋愛描写は特にいらないな。
客が10人くらいだったんだけど、見た感じ自分以外ほぼおっさんだったのにびっくり。
この時代中高生だった世代の人たちか⁉︎
明るくていいじゃん。ジジイのワイはそう思う。
土曜日の午後なのに、開始10分前に観客ワシたったの一人ぼっちのコロナ旋風には参ったが、最終的に10数人入ってホッとした。中学生でもじじいのワイでも明るく楽しく観れる作品。ひねりがなくてかどうか知らないがメジャー配給にはなっていないが、誰もが思い入れのある給食。主人公と生徒役の明るさはコミカルで万人受けすると思うんだけどなぁ。あと恋の行方も成就すれば100点満点だった。でもパンフも買ったが今の給食は昔とだいぶ違うのね。どおりで1980年代舞台なわけだ。テレビ作品なのだからもちっと人気出ても良い作品。
「おいしい」は伊達じゃない、食べ物描写が極めて優れた作品。
本作はテレビドラマの映画版ですが、ドラマは未見のまま鑑賞に臨みました。
ドラマ未見のため、冒頭から展開する怒濤の給食堪能場面、特に市原隼人さん扮する教師、甘利田の振る舞いに面食らい、これはどこまで現実の場面で、どこからが甘利田の心象世界なのか解釈に戸惑いました。すぐにそんな線引きをする必要はないことに気が付いたんですが。
本作はほぼ教室を舞台としていますが、窓から差し込む光が人物や給食の食材を浮かび上がらせて、非常に美しく、かつおいしそうな映像となっています。また音楽の使い方も面白くて、当時のラジカセのように、音楽に入る前に再生ボタンの音が挿入される凝りようだったりします。
前半の甘利田の幸せな給食マニア生活と、同じクラスの男子学生、神野(佐藤大志)とのバトル(といっても甘利田の一方的な対抗心)は、後半にさしかかって変化を生じます。ドラマが深まる度に、甘利田の怒濤の独白は静まり、彼は理想と職場の現実との乖離に直面することになります。ではドラマ部分が陰鬱で冗長かというと決してそうではなく、それまであまり目立たなかった神野の存在感が増すに連れ、物語も一気に加速がかかります。
本作では明らかに物語上の重要人物を絞り込んでいました。甘利田、神野、御園(武田玲奈)が物語を引っ張り、それ以外の登場人物は、部分的に見せ場があるだけで基本的に背景に徹しています。
こうした思い切った描き分けのため、ドラマ未見であっても物語の筋を楽しく追うことができたのですが、ただ少々省略が過ぎたように思える部分もありました。特に折角登場した三人の教育実習生、中でも水野勝さん扮する佐野は、登場早々に甘利田の教育方針に逆らうなどドラマへの絡みを匂わせていたのですが、結果的に狂言回しとしても少々惜しい使い方だったな、と感じました。
他方でわずかな場面しか登場しない、直江喜一さん扮する教育委員の鏑木は非常に存在感があり、かつ良い意味で異物感が出ていました。あのようにたたみかける大人の理屈と傲慢極まりない態度で迫られると、甘利田でなくとも絶句すると思います。鏑木は、本作において珍しい、甘利田の価値観を相対化する役割を持った登場人物ですが、もう少し同じような役割の登場人物がいても良かったかな、とも思いました。例えばクラスメイトの中に数人でも給食嫌いの生徒が混じっていれば、学生の「背景感」が弱まって、人間ドラマとしての立体感が増したと思います。ただ短い上映時間の中で、このように複数の価値観を交錯させた上で一つの物語として収斂させることは非常に難しかっただろうとも思います。
もう一つ非常に微細な問題点なのですが、本作の舞台である1980年代当時にはあり得ないものが教室の本棚に置かれていたため、「もしかして現代なのか?」と鑑賞中に若干混乱してしまいました。時代設定を前知識として持っていた人は軽く流せるんでしょうが…。この点だけ、惜しい!と思いました。
子供のころ給食時間が嫌々で苦痛の毎日だったが 今どきはこんなに美味...
子供のころ給食時間が嫌々で苦痛の毎日だったが 今どきはこんなに美味しそうなの?と思った。
ドラマは見ていなかったが 他の給食バージョンの甘利田先生と神野君の食べバトルが観たくなったわ。
兎に角見終わって「あ~ぁ面白かった。」
難しく考え無くても好いし自然に頬がほっこり緩むわ。
ソフト麺を知らない世代です。
いや、無かったですもん。そんな便利な代物。牛乳に混ぜるアレ、何ですか?見た事無い。
面白かったし、感動したし、嗚咽とは行かないまでも、しゃくり上げてしまう場面もありました。こう言う映画にもっと人が集まって欲しい。切に。
起承転結がハッキリした物語。給食時間の甘利田の自爆コメディが最初のパート。教育委員会の登場で、甘利田と神野君のプライベートドラマに転じます。幼稚な甘利田と対比される神野君、かっこよ過ぎだよ。
カットが短いのはご愛敬だけど、武田玲奈って可愛くないですか?芝居も全然イケてる。この子の悪評は良く聞くけど、何が悪いのか理解しかねまする。映画界絶賛の彼女とかあの子より、はるかに良いやん!
ゲスな魂胆が無かったとは言えない甘利田は、密かに心を寄せる御園先生に「見損なった」と言われ。給食のおばちゃんに、素直な気持ちを語って欲しいと懇願され。神野に真実を告げ。その神野がガッカリした後、自分の気持ちに素直に従った姿を見て、やっと行動に出ます。
占拠した放送室から神野君は自分の気持ちをぶちまけた後「いただきます」。ここが好き!
御園先生とのロマンスも、今時に似合わずストイックで良かった。炎を飛び越える勇気。でも、そんなハードル高く無いしリスクもない事ないですか?って言う野暮は無しw
これと37Secondsを続けて鑑賞して、ほっとした。まだ日本映画も大丈夫だと。
神野君がカップ麺ってのが切ないけど。学校給食くらい、どうにかしようよ。行政の課題です。
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3/17追記
お昼休みの校内放送で流れる音楽がw "恋は水色"かと思いきや、メロディが違う。ポールモーリア楽団風の"恋は水色風"ですやんw お次は"何とかの首飾り風"? 一方、著作権が切れている古典音楽は、そのまま流し。何なの、このあからさまなJASRAC対策w
こういう手があるんですね。良いぞ、良いぞ、もっとやれーって思いました。
ドラマ見ずとも楽しめます
地方でTV放送ないため、劇場版で初めて見ました。
コロナの影響か3人しか観客はおらずorz
期待以上に楽しめるエンタメ作品でした。
給食愛、そして食・食欲への飽くなき探求心、多くの人が持っている基本的欲求に忠実になることを思い出させてくれます。とにかく懐かしい・・・
市原君はこういうコメディでもすばらしいセンスを発揮しています。
言葉の無いところでも雄弁に語りかけてくれる感じがします。
武田さんは細すぎの印象が強く、この子は大丈夫なのか・・・と思っていましたが、
この作品で一気にファンになりました。これからも注目していきたいと思います。
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