劇場公開日 2020年12月4日

  • 予告編を見る

ミセス・ノイズィのレビュー・感想・評価

全110件中、41~60件目を表示

4.5布団を叩く音は騒音なのか、それとも生活音なのか…

2021年1月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
yookie

5.0先入観

2021年1月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
WELOVEMOVIES

4.0見方によって真実は異なる

2021年1月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

笑って泣ける社会派コメディに、現代抱える様々な問題を提議する素晴らしい作品。

事実には、双方の真実がある。相手の立場にたって考える事の大切さを改めて考えさせられた。

どよ〜んとした気持ちで見終わるのかと思ったら、ラストのちょっとした救いで、ほろっと泣けて気持ちよく終われる、脚本も素晴らしかった。

コロナの影響で、最近、いい作品がなかったけど、久しぶりに勧めたい良作!

コメントする (0件)
共感した! 4件)
一言レビュー

5.0同じシーンも視点を変えると・・・

2021年1月10日
PCから投稿

かつては人気作家だった真紀は、スランプに陥り焦りながらの毎日を過ごしていた。引越し先で、隣人の美和子の布団叩きを注意したことからトラブルになり、ストレスをため込み仕事も家庭もうまくいかない。いとこのアドバイスで隣人のをネタに小説を書き、起死回生をはかるが・・・。
(この作品において、歌いながら布団を叩くところは騒音おばさんがヒントになっているが、共通点はそれくらいで実話をもとにしている話ではない。存命中の騒音おばさんをネタにして不謹慎という風評があるが、それについては否定しておく。)

久々に非常にいい作品に出会った。
序盤は作家の真紀を軸に、非常識極まりない隣人の美和子が描かれる。美和子は朝6時に布団を叩いたり、真紀の娘と勝手に遊びに行ったり、旦那と真紀を入浴させたりと、完全にアブナイ人にしか見えない。
ところが、途中で主人公が変わると、同じシーンも全く違って見えるようになる。この転換が非常に上手い。巧みな脚本で観客の感情移入を誘導しており、常識は極めて主観的なものだとよくわかる。全く同じ常識を持つ人間は2人としていない。だから、トラブルになったときに常識を持ち出すと泥沼化してしまうのだ。
この「常識や善悪は主観的」というテーマそのものは、別に珍しいものではない。でも、この作品はそれをとても上手く表現できている。物珍しさではなく、その上手さを評価したい。

若干気になったのは、主人公がなぜ引っ越さないのかという描写がなかったこと。主人公に感情移入する上で、その描写は絶対にあったほうがいい。ただ、その描写を入れるのが難しい理由もなんとなくわかる。

終盤は感動的で、映画でめったに泣かない私も少しうるっとしてしまった。ぜひ見に行ってください。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
RF

4.015年前...

2021年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「騒音おばさん」のことは、当時ワイドショーでも散々取り上げられていたのでよく覚えていましたが、もう15年も前のことなんですね。自分も面白おかしくニュースを見ていた一人ですが、この映画は全く予想とは違う展開で、とても深い内容でした。
「騒音おばさん」が、その後どうなったのか知りませんでしたが、検索するといろいろ書いてありますね。どこまでか事実なのかは分かりませんが...。
見終わったあと席を立ったら後ろの方は号泣してました。いい映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Yoshi K

4.0天使にも悪魔にもなる

2021年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

立場も見る角度も変えれば違うストーリーがあるだろうと予測はしていたものの、まったく上手く構成された展開に驚いた。

余裕の無さが不幸を生み出すのは実感として痛い程よくわかるが、まあわかりやすく偏り転げ落ちて行く様は呆気にとられた。
私としては、余裕の無い方の行動と視野の狭さが圧倒的に目に余る。
きっと、他者との関わり方を振り返る時なのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
パプリカ

5.0面白かった

2021年1月6日
Androidアプリから投稿

これは見応えありました。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
みみ

4.0よく出来た作品だと思った。 コメディ、という感想もあったりしたけれ...

2021年1月5日
Androidアプリから投稿

よく出来た作品だと思った。

コメディ、という感想もあったりしたけれど、笑えるところはひとつもなかった。
ひどい被害妄想にも、今時なりの危機意識からくる隣人(世間)不審にも、どちらにも身に覚えがあり、終始居心地悪かった。
特にそう思ったのは、前半の子供ワンオペにも関わらず仕事の成果を求め、どんどん自分を追い詰め、四面楚歌の思い込み視野狭窄になっていくシーン。緊急事態宣言中の自分と重なった。
だから、後半の主体交代以降の、相手の立場と背景が明かされていくにつれ、今までの自分の行いを振り替えざるを得ず、いちいち自省的になってしまう作品だった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
スシブリトー

4.0大人って馬鹿だなと。

2021年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
知徳

4.0無駄のない演出、単館系作品の鏡!

2021年1月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

篠原ゆき子初主演ということで何の予備知識も入れず観賞。よく出来た佳作です。ボタンのかけ違いが悲劇を生むという脚本の秀逸さと無駄がない演出。低予算でもここまで作り込めるというお手本のような作品。
天野千尋監督は以前に放課後ロストという作品を観ましたが全くハマらず今作は見事なクリーンヒットでした。
騒音おばさん役の大高洋子さんが河村名古屋市長に似ていて笑えました。子役の新津ちせちゃんは上手すぎて食傷気味になるという...ここは無名子役の方が良かったのでは。

コメントする (0件)
共感した! 10件)
トシくん

4.5学校教材にして良い位

2021年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

お見事です!開始直後から主人公A(奥さん)には苦手な不穏さを感じていたので、大丈夫か?これ…。なんて思っていたことを後悔、する暇もない位に引っ張り込まれる中盤以降。やられました。
コメディにもホラーにもなり得るサスペンスフルな展開を、自由自在に操る監督とその背骨を構築した脚本、そしてその思いを体現した役者さん達に拍手です。
布団叩きオバサン騒動は当時「やれやれ…」ってな感じで経緯を見ていましたが、面白がって見ていたのも事実。コレは当事者だけではなく、勝手にはしゃぐ外野にも向けられた物語。今にビタッと嵌まる傑作ではないのでしょうか。

コメントする (0件)
共感した! 33件)
lynx09b

5.0目からウロコ 寝耳に水の 面白さ

2020年12月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

低予算映画のお手本のような作品で、すごく気に入りました🤩
まず、実際あった事件から着想を得たユニークなテーマ。練り込まれた卓越した脚本。視点を変えたら人間像がこんなに変わって見えることを手品のようにみせてくれた。わかりやすい。何度見ても飽きない手品みたい。映画マジックでありながら、人情味が溢れていて泣ける。繰り返しのネタばらしの面白さは地味ながらもカメラを止めるなを越えたかも。SNSやマスコミの怖さも時代にマッチ。核家族、子育て、共働き問題も包括されている。

真実ってひとつじゃないんだ❗

やはりなんといっても、大高洋子の存在感。
篠原ゆき子と大高洋子。どちらと結婚するべきか? 究極の二択だったら、と考えました。
茂夫さんはハサミムシによく耐えたw
思い返してもゾクゾクしますね。CGにする予算なんてありませんよねw
マスコミの一部である出版社の対応もおもしろかった。一冊でもヒット出すことがどれだけ大変なことか。遊んで暮らす弟(甥っ子)もアホでイラつく。
キャバクラ行くなよ ムカつくなぁ。
インテリキャバ嬢。セリフをまんま受け売りすることで、じわじわ効いて来て面白い。あのキャバ嬢好き。縄田かのん???
あと、旦那役ね。見た目とちがってソフトな対応するので、面と向かって責められない。

忘れていけないのは ちせちゃん。
天才だねぇ。

美和子夫婦の家のおもちゃ、道祖神。
お供えのバナナ🍌(のトリック)。
泣けるねぇ。
キュウリの話しもいいねぇ。
曲がってたっていいじゃないか。キュウリだもの。
バナナだって反っているんだよ。
ついでに・・・・おっと やめとこう。
ウチはコロナで売れないちょっと変わった野菜や規格外野菜を農家から直接買っています。
子供食堂でもいいよね。
監督の天野千尋さんは小顔の美人でしたね。いかにもアタマ良さそう。
とても気にいった映画だったので、
パンフ衝動買いして、サイン頂きました。
茂夫さん役の宮崎太一さんにもサイン頂きました。しあわせでした。武蔵野館ありがとう。

さぁ、頑張って布団叩くぞ~
節つけて歌いながら
「非常識、非常識・・・」

ちなみにウチは生活音いっぱいの集合住宅です。布団叩きの棒が鉄柵に当たるとキーンって響きます。

コメントする 2件)
共感した! 41件)
カールⅢ世

3.5お二人とも狂気過ぎて、

2020年12月31日
iPhoneアプリから投稿

映画が始まってしばらくすると何とも言えない不快な気持ちが胸に広がり(あー観るんじゃなかったな)と後悔したほど。
だけどいわゆる「羅生門形式」のように視点が変わると一気に物語に引き込まれてました。構成はほんとお見事!

人に対しても物事に対してもその一部だけを見て判断したり決めつけてしまうことの怖さ。自分こそが正義だと確信してしまうことの愚かさ。声の大きな者が主流となりそれに乗っかれば誰もが加害者になりうるネット社会の恐ろしさ。
現代の日々を振り返り、いろいろ考えたり自らも反省したりする機会となりました。

それにしてもー。今年は篠原ゆき子さん大活躍でしたねぇ。「相棒」も絶妙なタイミングでキャスティングされましたし。これからどんどん個性的な役をやってほしいな。

コメントする (0件)
共感した! 34件)
ごーるどとまと

4.5娘と主人公が最後の方、中華屋で食事をしながら会話しているシーンがと...

2020年12月30日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 35件)
忠広

5.0分かりやすい見事なまでの序破急

2020年12月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

知的

見だしたときの嫌な感じとは全く違った結末だった。予想外だったけれど、非常に分かりやすくて、味わい深く楽しめました。
映画のタイトルからして、あの事柄が題材になっているとすぐ分かるけれど、それを面白おかしく脚色しているだけではなく、ちょっとした反省とか恐ろしさなんかも感じたり・・・
傲慢で私利私欲にまみれ常に一方的な自らの思考を見つめ直したいと思います。正直、こんな思いをするような作品だとは思わなくて、はっきり言ってなめてました。ストレートに殴られた印象です。
表面的には決して巧みなところを感じる作品ではなかったけれども、流れとか組み合わせといったものが巧妙に思えて、かなり良かった作品です。

コメントする (0件)
共感した! 37件)
SH

3.0ねえ私、正しく生きてるわよね?世の中のほうがおかしいのよね?

2020年12月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

他人の喧嘩は、誰の目線でみるかで全然違って見えてくる。「何やってるのよ!」と責める前に、「どうしたんですか?」と一言声を掛ければ、丸く収まることもある。隣のオバサンがどんな人なのか見えだしたところから、展開は読めてくるが、その落としどころは不時着し、古傷となりながらも、懐かしい思い出となったのだろう。まあたいてい、人を不用意にうがってみてしまう時は精神が不安定のとき。いかに、冷静に判断できるかって見本。

コメントする (0件)
共感した! 33件)
栗太郎

4.0懐かしくもなったこのニュースをググってみたらそこに伝えられなかったウラの世界が見えてくる。

2020年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『引越しおばさん』『騒音おばさん』15年前、ワイドショーから世を席巻した事件。それをモチーフにイギリスで報道された『Mrs.Noizy』をタイトルとした映画。観終わって懐かしくもなったこのニュースをググってみたらそこに伝えられなかったウラの世界が見えてくる。自分も含めて観に行くきっかけはかの騒音おばさんの傍若無人ストーリーを期待?する。でもラストに近づくほどその期待?は良いほうに裏切られて涙が・・・。ポピュリズムからの先入観の恐ろしさを知る、まさに目じゃないとこ耳じゃないとこを使って見聞きをしなければ見落としてしまう『擬態』を痛感する名作。

コメントする (0件)
共感した! 37件)
masayoshi/uchida

5.0今年最後の大穴か?

2020年12月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

今年91本目の映画館観賞。ほぼ満員状態でした。シネコン好きですが、予告や宣伝が長過ぎでビックリ。
映画自体は当日にたまたま知りました。
予告も何も見ずに観賞。
先入観なく見られました。

主人公に全く共感しませんでしたが、物語が終盤にいけば行くほどに胸が痛くなりました。涙も出そうなくらいにラスト周辺が特に良かったです。
現代だからこそのキャッチーな内容でした!みんなにオススメしたい!

コメントする (0件)
共感した! 35件)
大輔

5.0身につまされる傑作

2020年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

素晴らしい作品。知人に勧められ、前情報なしで鑑賞したが、それで良かった。
身近なエピソードから人間の本質にグイグイ迫ってきて、胸をえぐってくる。
自分自身を重ねずにはいられなかった。
かなりのローバジェットで作られたであろうことが画面から窺えるが、それを差し引いても余りあるほどの俳優陣の好演。
こういう質の高いオリジナル作品にお金が集まると、日本映画ももっと世界で勝負できるだろうにと感じた。

コメントする (0件)
共感した! 35件)
nonkinoko

4.0見方を変えたら狂ってるのは誰?

2020年12月27日
PCから投稿

 おもしろフラッシュ倉庫で育った世代ですから、そして爆笑問題の時事漫才に心を掴まれてきた人間ですから、もちろん騒音おばさんについてはよく知っています。茶化してみてた記憶もありますし、今も茶化してみています。当事者の方々はしんどかっただろうと思いますが、あんなにインパクトのある犯罪者はなかなかいませんでしたから。

 ですので、騒音おばさんから着想を得た作品が公開されると知り、非常に軽い気持ちでいこうとムビチケを購入していたわけです。しかし、聞こえてくるのは高評価ばかり、考えさせられるという感想もある。どういうことなんだ…と半信半疑で劇場に向かいましたが、不謹慎ながら非常に面白かったです。

 前半は騒音おばさんに悩む書き手の視点で描かれていくのですが、途中で騒音おばさんに支店を向けることで、そういう理由で回りから見たら迷惑行為をしていたのかということがわかります。うまいなと思ったのは、これ以上騒音おばさんを悪いように描きすぎると、もう悪役化しすぎて嫌ってしまうというギリギリのところで騒音おばさん側に視点を移したこと。巧みな演出だったと思います。

 そして、主人公である書き手は、如何に自分のことしか考えていなかったのか、また相手の表情を読み取ったり、話をしっかりと聞いたりすることが出来なかったのかが浮き彫りになってくることで、どちらにも感情移入しやすい展開になっていきます。ここだけでも凄い。

 しかし、予告編でも公開されているのでここまではネタバレしていいと思うのですが、SNSを絡めて炎上していく、そしてその実体験を自らの作品にするという展開になっていくんですけども。いや~当時自分はこれをやってしまっていたのかもしれんと自戒しました。細かいところですけど、騒音おばさんの炎上騒動を面白がっている人もいれば、これはダメでしょというクラブのお姉さんや、動画サイトに高評価だけでなく低評価もかなりついていることなど、客観性を没していないところも魅力だなと思います。よく考えられていると思います。

 最後の展開も見事でした。ネタバレを避けるためふわっとした感じでまとめると、主人公があらゆる人物に自分の想いを話すのですが、答えを言わせないいい意味での余白を残した演出が素晴らしかったと思います。実質ハッピーエンド仕立てにするのはちょっともったいないかなと思ってしまってもいるのですが、騒音おばさん側の行動を見ても、どちらも"悪"としてカテゴライズすること自体が間違っているように示したいという作り手の意図は感じたので好みの問題ということで。

 とにかく、軽い気持ちで見に行ったのですが、ここまで深い作品になっているとは思いませんでした。監督の次回作にも大いに期待したいですし、見事すぎるキャスティングになっていたので、まだそこまで有名ではない演者の皆さんの活躍にも期待します。

コメントする (0件)
共感した! 37件)
わたろー