ブライトバーン 恐怖の拡散者のレビュー・感想・評価
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もう一人のスーパーマン
子どもができない夫婦が養子にしたのは宇宙人だった。って、序盤の設定はまんまスーパーマン。肉体が強固だったり、空が飛べたり、目から光線が出るってのもスーパーマンに似てる。違うのは心根だけ。他の人も書いているが、まさに悪のスーパーマン。もしくは恐怖のスーパーマン。
と言いつつ、ブランドン少年はいい子の心もまだ残っている。でも、葛藤してるシーンはほとんどなかったな。やっぱり悪のスーパーマンか!
でも、この映画はローティーンのこじらせ方を最悪な形で表現したところもキモだと思う。能力を楽しんでるところがあるし、皆に認めてもらいたい欲も強い。その意味では、悪のシャザム!とも言える。
それなりに面白かったが、ホラーテイストにするためにブランドン少年の能力シーンをハッキリと観ることができる時間は少なめ。ドカーン!と揺れて、ズバッと目の前を横切って、ビシャーっとかビューンって殺していくから彼のことがよく見えないのよ!もっと能力使ってる強いブランドンを観たかった。そして、ヴィランとしてのブランドンをもっと観てみたい。
いや、続編を期待するわけではないけと!
Give it to me!
室伏広治もびっくりの遠投。
ブランドンに訪れる12歳の誕生日、始まる反抗期と思春期、判明する出生の秘密、覚醒する能力。
ごちゃ混ぜに降りかかるそれらは、少年をダークなスーパーマンに変えてしまった。
お手製衣装と中二病丸出しのオリジナルマークが可愛い。
この可愛らしい少年がどう殺戮の限りを尽くすのかとワクワクしていたので、やたらともったいぶってなかなか殺してくれない彼を焦れったく思ってしまった。
「全世界を奪え」だなんて言ってくれるので、もう破茶滅茶に暴れまくる様子を期待していたのだけど。
身内でチマチマやってるだけに見えて、案外小さかったスケールには些かがっかり。
しかし一番に近い存在であるはずの家族や友達を躊躇なく攻撃する様の残酷さにはゾクゾクする。
直接描写の多い死に様にも満足。
お目目痛いし顎の外れ方は気持ちよかった。
明らかにおかしい息子を、それでも信じて庇いたい母親の愚かな言い分も切ないじゃない。
特殊な出会いとはいえ、願ってやまなかった自分の子供。
愛しくてたまらない彼を恐怖の対象として見なければならない哀しさよ。
ブランドンのスイッチがどうしても幼稚で単純なところが好き。
どれだけ力を持っていようと、所詮12歳。
見え隠れする彼の未熟さに惹かれつつ、今後成熟したときの恐ろしさを思うと少しブルッと来てしまう。
その頃にはマスクとマント一新できるといいね。
起きる出来事や一つ一つの要素としては面白いのに、もだもだしたテンポと展開の少なさであまり楽しめなかった。
父親の雑な性教育で笑ってしまった。絶対逆効果でしょ。
コノウラミハラサデオクベキカ〜
上映中、もしかしてこれはスティーブン・キングのたまにあるハズレ作品だったかなと感じ、映画ドットコムで確認したら違った。
キャリー的というか、スーパーマン的というか、あるいは銃の乱射事件からの着想というか、なんとなく方向性は分かったと。ただ、親父を殺してお袋も殺して、その後どうまとめるのよ?と思っていたらそのまま終わってしまった。もしかしたら全て不遇なサイコパス少年の妄想でしたでしめてくれたら救われたかも知れない。僕が。
だめだこりゃ!
ドリフ大爆笑 こんなスーパーマンはいやだ!
能力や生い立ち、弱点までもまんまスーパーマン、ロイスというキャラもいるしブランドンという名前も「〜リターンズ」でスーパーマンを演じたブランドン・ラウスから?とにかく設定面では全身全霊でスーパーマンをパロってます。
が、恐怖演出にはそれがまるで活かされておらず、ヤバい奴が死霊館系のワンパな脅かしや襲撃をしてるだけ。
ストーリーもダラダラしていてメリハリがないし、親子愛を突き詰めるでもなくスーパーマンを徹底的に皮肉るでもなく、「ヤバいスーパーマン」という設定が完全に設定だけで終わってます。
単純にホラーとして観ても退屈でした。
PG12にしては結構エグいグロが2〜3箇所あるので、苦手なかたは気をつけてください。
この子に世界を征服されるんだろうな
宇宙から来たJAXA的なコウノトリに乗ってやってきた赤ちゃんが 子供が出来ないで悩んでいた若い夫婦に愛情いっぱいに育てて貰ったあと12歳になり地下にあったガラクタの様なコウノトリが反応して殺戮をしていくストーリー
殺し方の描写が目を背けさせるほど酷くリアルでこれがある意味見せ場ならば相当な三流映画と思う
ストーリーに何のひねりもなく 眼からビームを発射しスーパーマンやキャプテンマーベルの様な無敵さ、そこに怒りの感情しかなく地球生物で言えば爬虫類的 ジャンボ機を墜落させ破壊を繰り返していくそんな映画でした
全く面白くなかったわけではないが続編はいらないかな。
降臨
とうとう出現。
いつかは誰かがやるだろうと。
そして、今の映像技術で観たかったと。
物語は案外こじんまりと収まっていて、序章な感じ。悪のスーパーマンと言えば聞こえはいいが、彼自身、そこまでの破壊欲求や殺人衝動にかられているわけでもなさそうだ。
衝動としては反抗期のソレに似てる。
別に両親が育て方を間違ったわけでもない。彼はある日突然覚醒した。
子供ゆえの理不尽さと残酷さに従った。
世界を蹂躙する魔王としての第1歩を踏み出したわけだ。
ショッキングな映像もありはするのだが…もう一歩踏み込めない感じ。
主人公が少年って事情もあるのだろうけど、そのスペックの割には地味な印象。
ジャンルミックスなんて文言を掲げてはみたものの薄味な印象で、どうとでも転がっていけるように間口を広くした感じだった。
解釈の余白が結構大きくて、制作サイドの大人の事情が透けて見える感じもしなくはない。
ただ、掛け値なしに恐ろしいのは子役の演技力。
次から次へと…雨後の筍のようだ。
今作の主人公も、エゲツない。
人を超越したものが、虫ケラを見るかのように両親に向ける眼差しは…なかなかのもんだ。
嫌悪の眼差しを向ける同級生とか、ホントに層が厚いと思う。
子役ゆえの隙が全く見えない。
終盤、画面の片隅にフラッシュのような赤いスーツの男が映ってたから、ゆくゆくは彼が天敵として立ちはだかるのかもしれない。
どおしても引っかかるのが、叔父さんが車を走らせた動機。
なんで、車に乗って我が家を離れようとしたのだろうか?探すなら徒歩だろうし、追いかけるアテもないだろうし。
余談だが、今耳元に蚊が飛んできた。
普通に払ったのだがフと思う。
「蚊?」
今、11月も中旬だぜ?
とはいえ、俺も普通に半袖だ。寒いとまでは感じない。
…異常気象がもたらす生態系の変化ってのは、案外洒落んならんレベルまできてるのかもしれない。
日本に四季があったのは遥か昔って日もそう遠くはないのだろうか…?
チビホームランダー
ザ・ボーイスのホームランダーの幼少期の頃のような主人公ブランドン。目が赤く光るヤツってやっぱ怖い…
近年、数多あるヒーロー映画の発想を逆転させて作られた映画。
ジャンルは違うが『アイフィール・プリティー!』みたいに、ある当たり前(となったもの)を違う角度で捉えた映画はそれだけで見ようと思う企画の強さがある。
中身は結構エグめでホラーとしても怖い。
がそれ以上に怖いのは、主人公ブランドンが深い考えもなくその場凌ぎの行動を起こし、それがあまりに巨大な力の為に何とかなってしまう所。
大いなる力には大いなる責任が伴うんだねベンおじさんと思わずにはいられない一作だった。
「スーパーマン」の逆バージョンですね
ストレートに言ってしまえば、「スーパーマン」の逆バージョンですね。
本作品、前々からWOWOWで存在を知っていたので大変に楽しみにしていました。
「顎が外れる程怖い」と言う宣伝キャッチですが、配給の東宝東和さんらしいな(笑い)
ま、正直、怖い映画っていう訳ではありませんが、つまらないと言うレベルではありません。
恐怖映画の要素に家族愛見たいなモノを載せてお話を作ったのだろうが、ま、「親不孝者!」とでも言いたくなる作品!
しかし、脅かすシーンは沢山ありますが、肝心な正体の秘密は分からないまま・・・・・
何処から来たのか、何の目的があるのか、どうしていきなりプッツンしてしまうのか・・・・・
ま、ハッピーエンドで終わらない事だけが私向けだったかな・・・・
この手の話も有かな・・・・・
PS
私の隣が若い男の子の二人組だったけど、隣の子がこの手の映画が弱いのか、席から飛びあがる程怖がるので、その動作にこっちがびっくり・・・・
怖いモノ好きな私にとって全編特に怖いとは思いませんでしたが・・・・・
恐怖の拡散者は別にいる
安い日に、予告でちょくちょく観たんで
観てやるかという感じで視聴
ジェームズ・ガンの他作品は観ておりません
まず子供が出来なかった夫婦が突然子供を授かる、
という導入は別に良いんですが、どう授かったのか
の部分をずいぶん端折って10年進めてしまったところで
いきなり首をかしげます
つまり「夫婦が知っている」ことを観ている側に
ハッキリ明かさない形になるわけです
それだと夫婦の心理がわかりづらく
だんだん変化してくるブランドンに対する感情が
全然伝わってきません
妻が無理矢理肯定して
クラスメイトの腕をへし折る息子を擁護する
モンペアぶりがいやがおうに強調されてきます
途中でやっと子供を授かったエピソード部分が
出てきて宇宙船が出て来ますが
なんか暗くてよくわからずでかいフジツボみたいに
しか見えません
そして前述の説明不足もあってだんだん
どーでもよくなってきます
はよ暴れ出せって感じ
でいざ暴れ出せば街の人がどんどん巻き込まれ
あらかた起こったところで息子の仕業だったのねと
妻がやっと気がつきます
っていうか宇宙から来て宇宙船も隠してて
あんた気が付いてなかったのかよって感じ
オチもひどいもんです
正直恐怖の拡散者は妻です
ブランドンは「迷惑の拡散者」ですね
色々丁寧さもなくあっけらかんとした
ホラー映画でーす的な志で作られた感じでした
スーパーマンホラーでびっくり三昧
出会いはほぼスーパーマンだけど、悪い奴だったパターン。能力もスーパーマン級で手が付けられないやーつ!アメコミ感満載で大きな音とグロシーン盛りだくさんというMCUでは味わえない超人モノとして楽しめました。
Amazonプライムドラマ「ザ・ボーイズ」っぽいかなと思いましたが、子どもだからある意味もっとタチが悪い。そしてブランドン君が絶妙に可愛くなくてむしろ感情が無い表情が怖い!マスクも不気味だけど、ちょっとスターロードっぽい?
どうやらユニバース構想のようですね。今後が楽しみ!
異能忠敬
単に恐い。恐いと言っても心理的なものより、ゾンビが襲って来る風の恐怖感。グロテスクなシーンもあり、急に襲ってきてびっくりするシーンもあるのだけど、ゾッとする怖さは無かったかな。
設定12歳だから仕方ないのかも知れないけど、わがまま小僧がスーパーパワー持っちゃった感じになっていたので、もう少し人物深堀してたら、感情移入して恐怖感増したかも。
ま、変わった感じのホラーって事で見れば、正解ですかね。ビリー・アイリッシュの「bad guy」がしっくりして、救われた感じがしました。
続きあるのかな
ホラー映画って好き勝手やってた化け物が撃退される&平穏が戻るがカタルシスになる人間なんでこう何事もなく終わるとえーっという気持ちになってしまう
二作目つくって正義のレックスルーサーが退治してくれたら個人的に評価上がるかな
☆☆☆★★ 【S】がダメなら【∈∋】←相当に強引( ´_ゝ`)があ...
☆☆☆★★
【S】がダメなら【∈∋】←相当に強引( ´_ゝ`)があるぜ!
プロデューサーのジェームズ・ガンが。以前にマーブルとの間で、色々とトラブルになった事があるのは、フアンならば承知の事実。
その辺りの詳しい事情には、正直言って疎いのですが。この作品を製作したのには、脚本も担当している事から。かなりの確率で、その時の《妬み・僻み》が強く影響しているのでは?…と、観ていて感じた次第。
しかもそれを、マーブルのキャラ設定では無く。ライバル的な位置にある、DCコミックのキャラ設定にて、映画の最後には「この野郎!思いしれ!」とばかりに殺しまくるのだから、相当に根が深いんじゃなかろうか?…と。
まあ…此方の勝手な思い込みが大きいんですけどね。でも、そうゆう風にしか見えなかったんだも〜ん(ㆀ˘・з・˘)
2019年11月17日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン4
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