ラ・ポワント・クールト

劇場公開日:

ラ・ポワント・クールト

解説

フランスの名匠アニエス・バルダ監督が1955年に手がけた長編劇映画デビュー作で、ヌーベルバーグの先駆的存在となった作品。南フランスの小さな漁村を舞台に、生まれ故郷に戻ってきた夫と、パリから彼を追って来た妻、終止符を打とうとしている一組の夫婦を描く。主演は「ニュー・シネマ・パラダイス」のフィリップ・ノワレと「双頭の鷲」のシルビア・モンフォール。アラン・レネが編集を担当。19年12月、バルダ監督の遺作となった「アニエスによるヴァルダ」を含む特集企画「アニエス・ヴァルダをもっと知るための3本の映画」で、日本劇場初公開。

1955年製作/80分/フランス
原題:La Pointe Courte
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2019年12月21日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9

(C)1994 AGNES VARDA ET ENDFANTS

映画レビュー

0.5すったもんだするだけの話。

2022年12月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

3.5【南仏の小さな海辺の町の人々の生きる姿と並行して描かれる、愛が覚めつつある夫婦の観念的な愛の会話。ウーム、ヌーベルバーグ・・。】

2022年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■アニエス・ヴァルダ監督作品は、劇場では「顔たち、ところどころ」しか鑑賞したことが無い。
だが、その後配信で少しづつ、ドキュメンタリー作品を観て、嵌った。
 今作は、アニエス・ヴァルダ監督の長編デビュー作だそうだが、(1955年!)、「ヌーベルバーグの祖母」と呼ばれている事は、知らなかった。
 せめて、「ヌーベルバーグの母」に呼称を変えられないだろうか・・。

◆感想

 ・上記の様に、私はアニエス・ヴァルダ監督作品は、ドキュメンタリー作品しか観たことが無かったので、作品の構成も含めて、”斬新であるなあ”という感想を持った。

 1.メインストーリー
  ある若い男(フィリップ・ノワレ:アルフレードじゃないか!当たり前だが若い・・。)が12年ぶりに故郷の南仏の小さな海辺の町へ戻ってくる。
  その数日後、彼の妻(シルヴィア・モンフォーレ)が後を追ってやってくる。
  結婚して4年目を迎える2人は倦怠期で、妻は離婚を告げるかどうか迷っているようだ・・。
  愛に関する観念的な会話を重ねながら村を散策する夫婦。
  だが妻は夫の故郷で生きる人々の姿を知ることで、少し心境の変化が訪れる。

 2.サブストーリー
  南仏の小さな海辺の町、ポワント・クールトで暮らす貧しき人々の姿が描かれる。
  小さな男の子が、急な病で亡くなってしまったり、衛生局の検察官と漁師たちの駆け引きや、水上槍合戦の風景などが、生き生きと描かれる。

<ビックリなのは、何時か上記、メイン・サブストーリーが交わるのかと思いきや、交わらないのである。但し、町の人々の生きる姿を見た妻は、夫との愛を諦めかけようとしていた自分の気持ちに微かな変化が訪れる事を感じて行くのである。
 そして、その描き方の匙加減が絶妙なのである。
 アニエス・ヴァルダ監督のドキュメンタリーではない作品を、もう少し見て見たくなった作品である。>

コメントする (0件)
共感した! 0件)
NOBU

3.0頭で愛する 心で愛する

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
Masa_king01

3.5コントラスト

2020年3月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

光と影

着飾る妻と漁村

男の愛し方と女の愛し方

禁止区域で漁をする村民と愛し合う夫婦

祭りと子供の死

フランスParisのイメージじゃなく、もっと現実的で身近な田舎の庶民を撮る

当時の社会的な訴えかけと庶民の生活感が滲み出ていて、その時代の技術で画角やアングルといいますか、カメラワークで映し出す絵がたまらなく好きです

キュアロン監督の ROMA/ローマ(2018) を思い出しました。久々に観たくなったなぁ…

とても面白かったです

コメントする (0件)
共感した! 2件)
H1DE!
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る