劇場公開日 2021年2月26日

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「水原希子のメイクに感心してしまいました^_^;」あのこは貴族 カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0水原希子のメイクに感心してしまいました^_^;

2021年3月14日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

萌える

華子(門脇麦)の家族は病院経営の一族で、お正月から都内の一流ホテルで会食。華子はその日はちょうど婚約していた相手と別れ話になって、遅れてくる。婚約者のお披露目がこの日のメインイベントだったようだ。お姉さんたちやご両親、祖母などのキャストがなかなかリアル。まるで自分のコウマンチキな親族たちを見ているようで、とても気が重かった(まあ、誉めています)。長女役の石橋けい。お尻も大きくて貫禄ありましたw その旦那の山中崇の職業はわからないけど、たぶん役員報酬でのほほんと暮らしている風情。次女の篠原ゆき子はバツイチの美容整形外科医で一家のお外で自由気ままにやっていて、高みの見物。独身貴族ですね。みんなで三女の華子の結婚相手がゆくゆくは病院を継ぐのを期待している感じで、おとなしくて、うぶな華子役の門脇麦は窮屈な役割を担わされてとてもかわいそうでした。目白の学習院の前の目白通りが写っていました。
一方、水原希子。富山から慶応大学へ。なかなか感心したのは、メイクのしがいのあるそのお顔。高校から入学したての素っぴん???のお顔と中退してキャバ嬢になったあとの見慣れたお顔のギャップにちょっと驚きました。震えながら萌えちゃいました。それであのスタイルでしょ。もともとあちらさんのハーフだし、アクションもできそうだし、ハル・べリーみたいにハリウッドもいけるんじゃない?なんて思いました。セリフも堂々としたもので、ちょっと意外でした🙏 外見的に、もう、リッパな貴族。門脇麦とのコントラストが効いた(効きすぎた)配役でした。高良健吾(慶応内部生)とのアブノーマルな絡みのシーンやキャパ嬢時代の危ないシーンがもうちょいあったら⭐5つでした🙏
でも、庶民的な中華店であんな二人が餃子にビール飲んでいたら、怪しいに決まっていますよね。あと、男の背中を下敷きに男の名刺の裏に自分の連絡先をマル文字で書くの、腹たったわー✴️ やり過ぎでしょ。女性監督のイヤらしさでしょうか。

お話の内容はわたくしには、ちょっと現実の環境と似すぎているので、かなり退屈でございましたが、女性からは共感、反感含めて見ごたえのある重厚な作品に仕上がっていたと思います。
石橋静河がこの映画ではなかなか良い役で、劇中の役割的にも重要だったと思います。ホテルの喫茶室に水原希子を呼び出すシーンは現実的にアリ?って思いましたけど。学習院Vs慶応やれやれ~じゃなくて、いくら親友でもそこまでおせっかい焼くかなと。そこのところは今どきの自立した女性の意見を多く聞いてみたいと思いましたです。
山下リオもとても魅力的でした。夜の大手町をチャリで2ケツのシーンよかったです。門脇麦と石橋静河の三輪車も良かったです。ちょっと呆れましたけど。

【追記】
慶応は看板や内部生、オレンジ本などたくさん出てくるのに、学習院は前の通りを華子と逸子が歩く場面が唯一で、気を遣っているのなぁと思いました。宮内庁から指導を受ける前に自主規制したかも。希子と紀子?それはまずいよなぁ。圭君のこともあるしね。映画にも忖度必要ですかねぇ。

カールⅢ世