キングスマン ファースト・エージェントのレビュー・感想・評価
全446件中、141~160件目を表示
改めてシリーズを観たくなる
正直な所、兎に角長く感じます
序盤でキングスマンを期待してしまうので
ただの戦争映画? となり
拍子抜けしてしまいます
えっ?このまま終わるの?
からの展開となるのですが…
これが面白いかと? 聞かれると面白くはない
と答えるでしょう
しかし、シリーズを改めて見返したくはなります
これから始めて見れば面白く感じるような…
とりあえず、シリーズを観ます!
骨太な作品…だが、骨太すぎて物足りないところも。
○作品全体
「キングスマン」という組織にスポットが当たる第一作、その次世代の活劇を描いた第二作。いずれも「英国紳士」というレトロな題材とダイナミックでアクロバティックなアクションのコントラストが独特な作品であったが、第二作では後者に重きを置いた結果、前者の味が薄くなってしまった印象があった。
第三作目にあたる今作では「キングスマン」創世記を描くことでそのアンバランスさの打開を図ったように感じた。
第一次世界大戦時間前後に躍動した歴史上の人物が、「キングスマン」の創始者・オーランドの敵役として登場する。歴史とともに生きる英国紳士、そして「キングスマン」に箔をつける役回りだろうか。ラスプーチンをはじめ、個性的なキャラクターはこのシリーズ作品ならではといったところだが、オークランド陣営の手堅く一歩一歩追い詰めていくようなシナリオと少しミスマッチ。このミスマッチという要素が「杖や傘を武器にして戦う英国紳士」を生み出したことは確かだが、今回はやや派手さに欠けたような気がしなくもない。
「派手さがない」といえばコンラッドが戦線の最前線へ赴くシーンも同様だ。闇夜に紛れて敵塹壕へ近づき、銃声を出さずに黙して格闘する。緊張感あふれる良いシーンだったが、このシリーズで求めていたものかといわれると複雑な感情になる。
コンラッドの最期のあっけなさ、最期へたどり着くまでの映像演出的緩急は見事だった。不穏な空気を感じつつも「まさかここが死に際ではないだろう」と高をくくっていた自分の額も撃ち抜かれたような衝撃があった。
ラストの崖上のシーンも武骨なアクション。剣で、拳で、そして羊で。見ごたえあるアクションではあたが、崖上の小屋で元祖「キングスマン」の「礼節が人を作る」を見たかった、と思うのはわがままだろうか。
骨太な佳作であることは間違いない。ただ、キングスマンシリーズとして見たかったものが見られたかというと、「あれが見たかった」というものが残りすぎた。英国紳士が背負う歴史に寄り添うシナリオは面白かったが、それを意識しすぎではないか…そんなワガママな感想を抱いた。
〇カメラワークとか
・アクションシーンのアイデアやカメラ位置はやっぱり面白い。ラスプーチンのダンスを組み合わせたアクション、音楽とのシンクロも気持ちよくてかっこよかった。真俯瞰のカットもキマッてる。
・壁ぶち抜きショットが多い。潜水艦から発射されるミサイルのカットとか、場面転換のカットとか。『キック・アス』もそうだったけどマシュー・ヴォーン作品はカメラの自由度がすごく高い。親交が深いガイ・リッチー作品もそうだけど、どちらのセンスなんだろうか。
〇その他
・ラスプーチンはホント良いキャラだったなあ。実際の写真も目力が強烈だけど、それに負けず劣らず。
大晦日の夜に見たんだけど、エンドロールで流れた「1812」はなんとなく年末感があった。劇場の音響もあってちょっと感動した。クラシックに疎い自分が「第九」を勝手に連想したんだと思う。年末に聞くクラシック、良いもんなんだな…初めて知った…。
国のために命を捧げるというのは、美しく立派な嘘。
イギリスらしいスタイリッシュさ。そして、ブラック。そう、どうも爽快感はないんだよなあ、笑わせようとする仕込みが悪趣味で。特に最後に出てくる人物、たしかにこの筋立てだとコイツがでてくる流れではあるけれど、それってどうよ?と思ってしまう。コイツの出現でなんか冷めた。ヨーロッパ人ならなおさらそうなんじゃない?平気なのかなあ。残酷な処刑や決闘を喝采を送りながら囃し立てた人たちの子孫だから喜んじゃうの?って変な偏見が湧いてくるな。「平和、平和」と劇中言っているのも美しく立派な嘘、なのかな。僕は007のほうが断然好み。
そうそうキングスマンってこういう感じ!だったか?
キングスマンらしい音楽と絡めたスタイリッシュアクションが素晴らしくラスプーチンと戦うシーンは最高でした!
しかし全編通してコミカルな部分が少なくシリアス寄りの展開だったのでキングスマンってこんなんだった?と思ったりもしました。
よくよく思い返せば前2作もハチャメチャストーリーだったんですが、笑いどころとちょいグロスタイリッシュアクション、おしゃれ音楽おしゃれガジェットなど勢いで気にならなかったんですよね。
で今回シリアス展開入れられてたので、我に返ってしまって「いや、その組織なんやねん!なんでそいつの言うことみんな聞いとんねん!」とか「家政婦の仲間意識強すぎんだろ!」とかそういうとこが気になってしまいました…。
皆さん評価高いんですね…。
私は第1作がすごい好きだったんですよ。
キックアスも第1作がすごい好きだったんです。
単体としてみれば普通に面白かった!のかも。
ジェントルマンの意味
4ヶ月の息子がいるから、息子を争いの世界から遠ざけたい気持ちが分かる。
戦争になんか行ってほしくない。
争いに巻き込ませたくない。
ましてや、その中で死なせたくない。
その為にも、戦争を止める。
強くある。
紳士とは軟弱者のことではない。
キングスマン誕生、子供は、親に心配゛はかりかけるんだ幾つになっても
キングスマン誕生、でも親子、父と息子の物語でもあるんだ、親の心子知らずって言葉をしみじみと感じたわ。
国の為に戦いに行こうとする息子、必死に守ろうとする父親の気持ちを、少しだけでもわかってあげて欲しいと思ったのは自分が父親と同じ歳だから。
まさか、息子が亡くなるとは予想外でびっくりした。
実はチラシとかを見たとき、ラスプーチンもキングスマンの一員かと思ったのだが、悪役なのに憎めないというか。
黒幕のボスにしたって、こんな人間、絶対扱いづらいと思うのだ。
自分のやりたい事だけ、楽しんでやっているって感じで、おいおい両刀、ゲイなの、年齢、性別、関係なしなのと思ってしまったわ。
ギャグ、真面目なやりとりなの、途中でクスリ、(薬)と笑ったりしたけど。
ラスプーチンのキャラが濃すぎで、他の手下が弱すぎないと思ってしまったわ。
イギリス紳士と執事、メイドが有能過ぎてびっくりしたけど、見ていてワクワク、こういうのを壁に耳あり、目ありってやつなんだなあ。
聞き耳をたてて、秘密裏に情報をって、凄い。
実はキングスマン、前の二作は全然、観ていないので近代的なアクションはないとわかっていたけど銃と剣、飛行機、パラシュートは予想外、観てるほうが心臓に悪い。
侯爵が見た目、バリバリのアクション得意という感じには見えないのに、絶体絶命が多すぎる。
有能なショーン、ポリーがいなければ普通に死んでます。
黒幕、悪党、信用できないのは家族、身内なのよという感じでした。
そして、これって次作があるのという感じの終わりだ、ヒトラーって、おいおいだよ。
歴史と絡めつつ
いやー面白かったです!
誰もが知っている歴史上の人物が出てきて
第一次世界大戦も出てきて
その裏でストーリーが進んでいって。
泣けるシーンもあり、爽快感溢れるアクションシーンもあり、
キングスマン ならでは?のPG12的なシーンもあり。
一作目、二作目をもう一度見たくなりました。
丁寧に作られつつも爆発力のあるアクション映画
キングスマン誕生の話。
この作品を観る前と後では、エージェントを目指す前々作の主人公たちの覚悟や栄誉が違って見えてくる。
話の展開について、黒幕登場シーンは驚きより誰だっけ!? 感が強くてすべったけどストーリ全体は良くできていて面白かった。
アクションはどれもキレッキレw。 ただラストより中盤のラスプーチン戦の方が良かった。
ラストのアクションシーンにもう一工夫あったら、爽快で感動する良い作品になったかな。
それにしても「ラスプーチン」は役がはまりすぎw
NHK、BSプレミアムに感謝
コロナ禍で映画館に行けなかった2020年にBSプレミアムでたくさんの洋画を目にした。
お陰で20世紀初頭の欧州事情のあらましがわかっていた。
その知識がないひとで1作目のテイストを期待した人は面食らっているだろうなあ。
ただ、わたしも1作目の「英国紳士がお洒落に悪党退治する」アクションが薄かったのは残念。
キングスマンは裏切らない
ここであえて、誕生物語をもってきて
古い時代設定なのでやはり戦い方もやはり原始的というか、
それを今出すのもけっこうチャレンジなことだなぁと思いながら観ましたが、
やっぱり面白い。
乱暴なところもありながら、
雰囲気とスタンスは常に紳士的で、
かつ構成がすごく好きです。
見終わった後の満足感が毎回あります。
なにか、007のようなスリルと
バットマンのようなスマートさを持ってるような
そんな感じです
前2作とはテイストがかなり異なり、シリアスなドラマでしたが見応えあ...
前2作とはテイストがかなり異なり、シリアスなドラマでしたが見応えありました。アクションシーンは大迫力。
世界史の勉強×スパイアクション
今までのキングスマンとは違うが、前作よりもズバ抜けておもしろかった!
いつも不謹慎で荒唐無稽なアクションを用意する『キングスマン』。しかし、本作で描かれる塹壕戦は意外なほどシリアスなテイストで、コンラッドの戦いと葛藤などは『1917 命をかけた伝令』を思い出させてくれた。
時代背景は、サラエボ事件からの第一次世界大戦の勃発、西部前線の塹壕戦、レーニンによるロシアでの革命とロシア皇帝一家の処刑、ヴェルヘルム二世の退位などを経て連合国軍の勝利まで。
ジョージ五世(英)、ニコライ二世、ヴェルヘルム二世、ウィルソン大統領やそれら歴史上の人物とかも出てきて、世界史の勉強にもなった笑。
(パンフレットや他のレビューを見てみると結構細かな史実に沿って描かれているらしい。)
全体的に調和が取れていて、今年見た映画の五本の指には入ると思う。
ラスプーチンの舞闘!!
キングスマン結成までの誕生譚。いままでの作品みたいなブラック・ユーモア炸裂な展開はかなり抑えめでしたね。第一次世界大戦という悲惨な史実を扱ってるだけに、抑え目にせざるを得なかったかもしれませんね。 コンラッドが出兵してからの戦場のシーン、塹壕戦は、スタイリッシュさとは真逆の気持ちが重くなる戦いでした。これも確かに見応えはありましたが、正直キングスマンシリーズにそれを求めてるかと言われるとなぁという感じでした。
前半から中盤は、第一次世界大戦下の歴史を辿りつつ、その中でのオックスフォード公の動きと闇の狂団が裏から意図を引いていくというストーリー。軍事的、政治的な展開が多いため、アクションシーンは少なめ。それでも、ラスプーチンの踊りながら戦うアクションは派手で見ごたえがありました。敵方のアクションが一番って言ってしまうのは変な感じですが、この作品の中で一番のアクションだったと思います。
しかし、闇の狂団の異常なまでの組織力が荒唐無稽過ぎて、ちょっと冷め冷めになっちゃった感もありますね。。ラスプーチン、レーニン、マタ・ハリ、イギリス将校、ドイツ将校。こんなメンバーがいる組織。。いくらなんでもと。。
後半、オックスフォード公が闇の狂団を潰すと決意してからは、ようやくキングスマンらしさが出てきました。崖から落ちかかるシーンはスリル満点だし、アクションシーンも見ごたえ十分!さすが、キングスマン!ただ、羊飼いが正体を表したシーン。髪型も違ってて、似たような顔立ちの人もたくさんいたので、「誰?」ってなってしました(笑)
エンドロール中の最後のシーンは必要だったかなぁ。大々的に世界を守るためにキングスマン結成!!といいながら、新生闇の狂団が画策した人類最大の悲劇、第二次世界大戦を全く防げなかったってことを意味してますもんね。。
キングスマンっぽさは控えめだったのはちょっと残念ですが、全体的には、なかなかおもしろかった作品でした!
それは求めていない面白さ
私にしては珍しく、過去作をしっかり見てからの鑑賞。これはあたり確実なのではと予告を初めて見た時から感じ、前作前々作を見て期待が最大まで高まった。笑いありアクションあり興奮ありの重厚感と品のある映画を期待していたのですが...
正直、期待はずれでした。
今までのキングスマンを想像しながら見ると全く違ったものになっていて、過去作が大好きな私にとっては盛大な肩透かしを食らった気分になった。
もちろん、面白くはある。
カメラワークは毎度の如く天才的だし、主人公に魅力が詰まっているのも変わらない。戦争映画はあまり好きではないが、これは見れてしまう。史実をベースとしながらキングスマンの世界を繰り広げるというストーリーはなかなか面白い。これが1作品目として公開されていたのなら、また違った評価になったのかもしれないなぁ。
前作前々作に増して、アクションと音楽の掛け合いが最高。中でもラスプーチンとの戦闘シーンはかなりいい。リス・エバンスの悪役っぷりが笑える。踊りながら決闘するなんてマシュー・ボーンっぽいなぁ笑 すごく好きなシーンでした。
好きなシーンといえば、冒頭。
キングスマンというタイトルの出し方が震える。待たせたな、ようやくスタートだ!と言わんばかりのかっこよさ。アメリカ大統領がお酒を持ってきてと頼むシーン。これもまた、面白かった。気に入って2回も使ってたし?笑
だが、これはキングスマンではない。
キレッキレなアクション、憧れの紳士グッズ、笑えるブラックジョーク、魅力的なキャラクター達、立ちはだかる悪役、1度世界に入ってしまえばあっという間にエンドロールというテンポの良さ...。これがキングスマンだと思う。本作はまるで無い。もちろん、100年前の話だから紳士グッズが無いのは当たり前だ。だけど、あのキレと笑いはどこにいったの?中だるみも酷く、退屈で眠たくなった。
見やすさとわかりやすさが魅力だったはず。
なのに、本作は重すぎるしわかりにくい。これじゃあ、人におすすめできない。内容の面白味は無く、純粋にスパイアクションとして楽しめない。キャラクターに関しても主人公とラスプーチン以外のキャラクターに興味が湧かず、ボスとの戦いも何ひとつとして緊迫感がなく楽しくもない。やっぱり、前々作以上の悪役はいないのだ。
結構ショックでした。
次回作からは1作品目と2作品目の面白さを取り戻して欲しいな。キングスマンの誕生の秘話じゃなくて、紳士グッズの誕生の話とかの方が面白いのかも。好きなシリーズなので、次に期待ですね。
紳士であれ!!
妻を亡くした過去を持ち、現在は平和主義者の富豪、オーランド。大戦の前線に行くことを希望する息子を止めようと衝突するが、実はこの家庭には息子も知らない真実があり・・・と言った物語。
2022年初映画は、昨年の取りこぼし作品から。
英独露の列強が戦争状態になる中、強力なドイツにイングランドを攻撃させようと、ロシアにある刺客が送り込まれ・・・
各所のスパイから機密情報を集め、イングランドを守ろうとするなかで、オーランド親子のやりとりを見せていく。
所々挟まれるスタイリッシュアクションが見所!!いや~な奴だが、ラスプーチンの舞うような闘いは華々しい。・・・でも、思いの外早い段階で・・・!?
その他、開戦を巡るお偉いさん達の描写も◎
オーストリア大公とハンガリー人のくだりは史実のオマージュ(?)的な!?
中盤はガッツリ戦争映画。若き兵の後悔よ・・・このあたりは戦争作品としても見応えがありましたね。
上記の通り全体を通し、普通に面白かったけど、特にサプライズが全くなかったのは少し寂しい所。
勘の悪いワタクシでも初見の初見で黒幕の正体に感づいちゃったり、最後の決着のキッカケも、まぁそう来ますよね。
スパイアクション大作なので、トリハダの立つような意外性や騙しが欲しかったですね。
とは言え、本作もコロナの被害で延期に延期を重ねられた作品。楽しみにしていたので、漸く観ることができて良かった。
今年は問題なく全作品が公開されることを願って☆
全446件中、141~160件目を表示