劇場公開日 2019年3月8日

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運び屋のレビュー・感想・評価

全403件中、221~240件目を表示

3.0「Time is Money」の本当の意味

2019年3月20日
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鑑賞方法:映画館

クリント・イーストウッド監督らしいとても丁寧で受け取りやすい映画で、事実を基にしたストーリーもやや単調に感じられたが最後まで見応えがあった。
それも10年ぶりに監督自ら主演を務めた、その醸し出す年季の入った老人の空気が厚みを増し引き締めていた。

現代の実態を伴わないインターネット社会、情報や仕事に追われ日常の尊い芽をないがしろにする若者を皮肉りつつ、お金でなんでも買える時代に唯一買えない「時間」の重みをストレートに伝えてくれる。
ただ同時に、家族の大切さを描きつつも、そのお金で豪遊し一度きりの人生を謳歌する姿も同時に投げかけてくるのがにくいところ。

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もの語りたがり屋

4.0だがそれがいい

2019年3月19日
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お話は少し予定調和すぎるかなとも、思うけどそれがいいんだよなと思われてくれる何かがありますね
彼や彼がつくる作品から漂うかっこ悪さとかっこよさのバランスがやっぱり普遍的で心地よいなと
「人生を楽しめ」って言うよくあるセリフも、なんとも言えないあの皺くちゃな表情から発せられると
やっぱり刺さるものがあります。

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puleco

4.0最強おじいちゃん、クリント・イーストウッド

2019年3月19日
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鑑賞方法:映画館

最近実話の映画化が続くクリント・イーストウッドが選んだ題材は今回も実話、「90歳の運び屋」。とはいえ彼のキャラクター自体はほぼ創作。
予告編はシリアス感が強かったが、なかなかどうしてコメディタッチでもあり。
御歳88歳のクリント・イーストウッドおじいちゃんが扮するは、仕事に夢中で、目立ちたがりで、割と軽いノリで、結構女好きで、退役軍人で、そして家庭を全く顧みない男である。娘の結婚式も行かないんだから筋金入り。
そんなおじいちゃんが(彼曰く「インターネットのせいで」)仕事に失敗して、ひょんなことから麻薬組織の運び屋になるわけだが、おじいちゃん自由過ぎる。歌は歌うし寄り道するし言うこと聞かないし。前半は完全に最強おじいちゃんのロードムービーである。おじいちゃんに振り回されながらも親しみを覚える組織のメンバー、みたいな。このままのノリでいけばヒューマン・コメディじゃねえか。と思ったが、後半で当然のように暗転する。
家族を顧みなかった男が人生終盤で家族に愛されたいと願うのは、道理ではあるがどことなく複雑である。しかも彼が家族に捧げるのは運び屋で稼いだお金。微妙っちゃ微妙だが、ブラッドリー・クーパーに説教した辺りから段々と己を悟ったような感じになるイーストウッド。展開はベタだが、「時間は金で買えない」というのには首肯せざるを得ない。そういう意味ではどことなく教育的な映画でもある。
そして娘を演じるのがクリント・イーストウッドの娘、アリソン・イーストウッド...。おそらく様々な思いを重ね合わせて撮ったであろう作品だと思う。

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andhyphen

3.5想像してたものとと違ったが…

2019年3月19日
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歳をとり家族とは疎遠になり、自分のこれまでの行いを悔いてきた主人公。
運び屋となりゆく過程で家族の存在を再確認する。
どれだけ大金を得ても得られない物の存在は日に日に彼の中で大きくなり運び屋の沼へとはまってしまう。

主人公は己の人生で学んだものを出会う全ての人々に忠告し自分の余生を受け入れた。

そんな姿に心打たれるものがあった。

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JUNK

4.0マカロニウェスタン時代から

2019年3月19日
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鑑賞方法:映画館

荒野の用心棒、夕陽のガンマンなどイーストウッド作品を見て好きになり、88歳になってもいい味のある演技!
最後は感動も味わって家族のきずなを思い出す作品

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Hiro

3.5枯れた魅力

2019年3月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

面白かった!チラシや予告のシリアスなイメージとだいぶ違う。90歳のじーさんの枯れた魅力がカルテルの若造達を虜にしていく明るくユーモアのある作品。元気が出るよ。

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A.TAKE

4.5豊かな人生。

2019年3月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

クリント・イーストウッド監督の前作「15時17分、パリ行き」ではドキュメンタリータッチで、エモーションをあまり感じなかったが、本作は、実話を元にしているにも関わらず、ドラマチックな映画になった。

仕事一筋で家庭を顧みなかったアール(クリント・イーストウッド)は、経営していた花の農場が立ち行かなくなり、荷物を運ぶ仕事に就くことになる。
この荷物が薬物であることにやがて気がつく。

アールの生きざまに、組織の人間たちも感化されていく。この魅力的な人物をクリント・イーストウッドが全身で体現している。

家庭を顧みなかった後悔はあるものの、アールの人生は豊かだったに違いない。妻や娘もそのことはわかっていたのだ。

いい映画を見せてもらった。

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mg599

4.5いつもの如く。

2019年3月19日
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イーストウッド御大、高齢にも関わらず自ら主演・監督をこなし、いつもの淡々とした描写、無駄のない展開、映画なのに映像の向こうに見える人たちの何気ない存在感が凄い。

ストーリーは形こそ違えど、正にイーストウッドと同じ自分の正しい(やりたい)と思ったことを突き進み、その間違いに気づいた男の器用なようで不器用な物語。

家族の有り難み、何も無い日常の有り難み、言葉の重み、そして自分が正しいと思っても周りに取っては間違いだったことを思い知らされ、その思いが胸に刺さる。

ハリウッドには、こういう映画を作り続けてほしい。御大から次世代を託されたブラッドリークーパーもカッコいいのですが、映画のラスト近くで迷惑をかけ続けた奥様を見つめる何とも色気のある御大の眼差しはとてつもなく男前でした。

必見の映画です。

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ミッチ

4.0クリント・イーストウッドが魅力的!

2019年3月19日
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クリント・イーストウッド演じるアールが、とっても魅力的な、ヒューマンドラマだった!
運び屋なだけあって、ドキドキする場面ももちろんあるが、アールの人柄から殺伐とした雰囲気はそれほどなく、たまにほっこりするシーンもあり、運び屋をやっていることとのアンバランスさが不思議な空気を醸し出している映画だった。

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komako02

4.0ポークサンド

2019年3月18日
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予告編ではクライム・サスペンスっぽかったので、その心づもりでみたら、意外にもテーマは「家族」であった。イーストウッドはブラッドリー・クーパーに監督業も教えているのかな。途中で出てくる全米一のポークサンド食べたい。

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hanataro2

3.5不器用な男の生き方。

2019年3月18日
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知的

幸せ

90歳過ぎの老人から見えて来る、家族、仕事、社会… 不器用な男の生き方。
「老人の運び屋」と言うキーワードからこんなストーリーを構成するとは、イーストウッドだからこそ創れた作品。その年齢でしか伝えられない事が有るのだと感じました。
ただ主人公が老人と言う事もあり『グラン・トリノ』の様なエンタメ性に欠け少々地味… 普通って言えば普通な作品でした。

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HIROKICHI

3.5時間は買えない

2019年3月18日
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怖い

単純

本作は実話をもとに、ひょんなことから麻薬の運び屋になった、孤独な老人の姿を描いています。物語は淡々と進むものの、イーストウッドのかくしゃくとした佇まいと軽妙な話術で、退屈することはありません。

主人公のアールは、最初は知らなかったとはいえ、わりと早い段階で麻薬を運ぶ犯罪に手を染めていることに気づき、なおも続けたのですから、この結末は自業自得だといえます。しかし、家族をなくしたアールにとって、麻薬組織の犯罪者ではあっても、彼らが自分を必要としてくれたのはうれしかったのかもしれません。

そんな彼が最後に家族を優先させたことは、贖罪の念もあったでしょうが、単にその時そうしたかったからだけではないかと思いました。家族を顧みることなく花を愛し、犯罪と知りつつ運び屋になり、殺される覚悟で妻を看取りと、その場その場で生きたいように生きた男アールこそ、まさにデイリリーだと感じました。失った時間は、運び屋となって稼いだ大金でも買うことはできません。

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おじゃる

4.544マグナムを35カメラに替えてから

2019年3月18日
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泣ける

拝啓、ハリー・キャラハン様

あなたが44マグナムを35カメラに持ち替えてから、
ずいぶん経ちますが、まだまだ世界は暴力にあふれ、
平和ではありません。

僕があなたを知ったときはブルース・リーと同じように
ワルモノをバッタバッタと倒してました。

そして決めセリフの「Go ahead Make my day」

今作のgo ahead の足取りや背中の哀愁に改めてグッときてしまいました。

『グラン・トリノ』あたりからでしょうか、
映画の中のテクニックとしてオーバーラップはよくありますが、
自分の人生とのO.L.や娘さんとの共演はもはや、映画のつくりとしてフィクションでもない、ノンフィクションでもない、ドキュメンタリーでもない・・・
たまたま話しをしていたらそこにカメラがあった・・・
せっかくだから映画にしているだけ・・・・
そんなゴダールもビックリしそうな文法とか公式という型を破るという離れ業、いや適当にやっているだけと言わんばかりですね。

It's a Wonderful Life.

色即是空
空即是色

ほとんど解脱の境地でしょうか・・・。
もっともっとみせてください。

敬具

※真心ブラザーズの歌詞はいい

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蛇足軒瞬平太

4.0イーストウッド最高!

2019年3月18日
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最後の台詞が胸に響いた!

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arsape

4.0お金では買えないもの

2019年3月18日
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お金で物はなんでも買えるが、時間だけは買えないな…

年齢を重ね 自分が大切にしたいものが本当に見つかった時にこそのセリフだと思う。

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結

4.0内田裕也さん訃報

2019年3月18日
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知的

クリント・イーストウッドにずっと魅せられっぱなしだった。シワがいい。背中がいい。手の震えがいい。家族のこと以外の問題はどってことない。外で認められることよりも、家族の役に立つことの方がずっと、大切。そんなことを「運び屋」から改めて気づかされた。「運び屋」アールは、ずっとその反対に生きてた人生。残りわずかな人生で、家族の大切さに気づく。今日、内田裕也さんの訃報が届いた。彼の歌う「朝日のあたる家」から伝わる人間らしい「後悔」は、運び屋「アール」のそれとなぜか重なった。やっぱりさすがの詩的な作品だった。

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にっしん

4.0面白かった

2019年3月18日
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結構単純な話で面白かった。
ギャングの連中リアル感ありあり。

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khapphom

4.0老人の動きというのは激しくならないぶん、繊細。のようでいて、どこか...

2019年3月18日
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老人の動きというのは激しくならないぶん、繊細。のようでいて、どこか鈍感。作品全体にその感じが出ている。

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ghostdog_tbs

4.0映画職人の手練の技を堪能。

2019年3月18日
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『恐怖の報酬』みたいにヤバイものを運ぶ映画は色々あるけど、こちらはハラハラドキドキより、どこか飄々としてトボけた調子が、主人公のキャラと相まって楽しめました。家族との確執、刑事とのダイナーでの会話など、人情もののポイントを押さえて、余裕で2時間弱の尺にピタリと納めるのは、まさに職人技!88歳だからこそ、肩の力が抜けたモノづくりができるんですね〜。

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シネマディクト

4.0最後の潔さ

2019年3月17日
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宣伝では脅されて運んでいるのか、自ら運んでいるのか分からなかったけど、お金の力で失われた家族との時間を取り戻した主人公。
結局お金によって⬇
皆が集まる。
尊敬される。
充実感、達成感、人間の欲求が満たされる快感。

最後は地獄に落ちると思われたが、ちゃんと自分でケジメをつけた潔さ!感動

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くる