「思春期こじらせ系」惡の華 @Fxxk4everさんの映画レビュー(感想・評価)
思春期こじらせ系
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申し訳ないが原作を読んだことがない。
素直な気持ちで観れました。
女子の体操服を盗んでしまった主人公「春日高男」と、それを目撃して脅迫する女子高生「仲村佐和」。
仲村さんは普通の女子高生とは違って、だいぶ思春期をこじらせている。変態的な脅迫の日々が始まる。
どこにも居場所がないと感じて街から出たかった仲村さんと、街から連れ出すことが出来なかった春日。居場所を探してあげられなかった春日。自分の気持ちと重ねて、心情が理解できる春日。このままこの道を歩いても行き止まりだ、と一緒に焼身自殺を図るも、仲村さんは主人公を突き飛ばして一人で死のうとする。
しかし全て未遂に終わり、関係者は全員転校。
数年後、突き飛ばした理由を仲村さんの住むところまで聞きに行く春日。「二度と来るなよ、普通人間」でエンドロール。
屈折した愛情表現。仲村さんが、グチャグチャで綺麗だと言ったのは、太陽が沈むときと、春日に対してだけ。仲村さんは春日が眩しかったから、こっちに来るんじゃないよ、と突き飛ばした。
最後には、皆の前から悪の華が見えなくなって、仲村さんにも見えなくなって、思春期が終わる。
玉城ティナの破壊力。こんなに演技うまいのかよ。
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