劇場公開日 2019年9月27日

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惡の華のレビュー・感想・評価

全114件中、1~20件目を表示

3.5中学生の物語であることを忘れないで観る

2019年11月28日
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鑑賞方法:映画館

押見修造のこの原作に、岡田麿里が脚本、監督が井口昇というのは面白い組み合わせだ。実際、この座組みの妙がしっかり出た作品だったのではないか。押見修造は少年の痛々しさを描くのが上手いし、岡田麿里は女性の欲を生々しく描くのが上手い、井口昇は変態的なものへの感性が鋭い。少しでもこういう題材に対して、冷笑的になったり、斜に構えた態度で描いてしまうと、とたんに薄ら寒い作品になってしまっただろうが、そういう素振りが一切なく原作の魅力を映像にきちんと定着させることに成功していると思う。
伊藤健太郎と玉城ティナも良い芝居をしている。ただ、一点残念だなと思うのは、やはり中学生に見えないことだ。この作品は中学生の物語であることが決定的に重要なので、そこは脳内で「これは中学生なんだ」と言い聞かせないといけない。しかし、それさえ除けば非常に良い実写化だったのではないか。玉城ティナは今後女優としてのかなり期待できると思った。

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杉本穂高

2.5圧巻

2023年12月3日
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怖い

難しい

私にはもう理解出来ない、思春期のモヤモヤ。祭りの櫓を囲む民衆のごとく傍観。玉城ティナの狂気的な演技に終始圧倒されてしまたったが、海で戯れるシーンを見てホッとした

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おのもん

4.0荒々しくストレートな青春物語

2023年4月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

荒々しいが、青春というものをしっかり捉えた面白い作品だった。題名からシリアスな作品だと思っていたが、青春時代を経験している者なら誰でも、心に刺さるシーンが多い、異色ではあるが純粋な青春物語である。青春時代の閉塞感、抑えきれない感情の暴走、未熟な自己表現、異性への想い、など、青春のエッセンスを荒っぽく詰め込んだ、見応えのある作品である。

主人公は中学生の春日高男(伊藤健太郎)。彼は、刺激の少ない街での中学校生活に閉塞感を感じていた。ある日の放課後、彼は、教室で、クラスのマドンナである佐伯奈々(秋田汐梨)の体操着を見つけ衝動的に盗んでしまう。それをクラスメイトの仲村佐和(玉城テイナ)に見られ、黙っていることを条件に、佐和の言うことを聞くように迫られる・・・。

いつもオドオドしていて、背伸びしてボードレールの『惡の華』を愛読書にしていることを自慢している春日、暴言を吐き、暴力的態度で問題児の佐和、見かけは清楚だが内に秘めたものがありそうな奈々。三人の個性がぶつかり合いながら物語は展開していく。

佐和がとんでもない問題児に見えるが、そうではない。何もかもが納得できず、逆らっていく佐和は、既成概念には飽き足らないが、目指すものが見つからず彷徨している。青春時代の若者の心情をストレートに激しく表現している。当時、色々なものにぶつかっては跳ね返され続けていた自分と重なるものがあり、胸に迫るものがある。

一方、春日は、理性、プライドで本当の気持ちを覆い隠していたが、佐和に刺激され、導かれて、彼の心は開放されていく。春日には佐和の思考、価値観が分からない。やがて、それは未知なるものへの憧れとなり、佐和への想いとなっていく。

ラストが素晴らしい。佐和の想いが切ない。春日は佐和を乗り越えなければ次に進めない。大人になれないことを強く示唆している。

本作は、青春の激しさと彷徨をストレートに表現した良作である。

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みかずき

2.5私は押見修造が好きで映画も好き

2022年9月1日
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私は押見修造が好きで映画も好きだがこの映画はなんか違う。はっきり言うと役者に中学生感がない。別に約束のネバーランドの実写版みたいな容姿のことじゃない。発言や行動に中学生感がない。ここのせいで違和感がすごかった。中学生特有の人間ぽさがない。ゆえに映画を見てても同じわように緊張しない。漫画はもっと面白かったのに。まぁ大体実写化するとこうなるよな。

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てぃーじぇー

1.0終始

2022年5月8日
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叫んでいるだけ。うるさい!
せっかくの世界観を表現できないなら映像にしないでほしい。

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touch

4.0玉城ティナ妙演❣️

2021年10月7日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いい世界感ありました。
思春期世代と言わず全世代が感じられるものがある作品だと思います。面白かったです。

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tuna

3.0ティナちゃん可愛いが中学生とはちと無理があるような

2021年8月30日
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 春日君も中村さんも考え方が特異過ぎてちょっと理解はしかねる。春日は佐伯さんが好きではあったんだろうが、きっと,春日と中村さんはお互いに物事の考え方が似ている事に気がついて惹かれあっていたんだろう。夏祭りでの二人の考えた向こう側は行けずに済んでやれやれ。何故あそこまで極端な発想になってしまったのか、やはり理解は出来ない。
 玉城ティナはやはり可愛い。でも中学生にはちと無理があるのでは?健太郎君も中学生はかなり無理があったと思うが。

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アンディぴっと

2.0普通でいい

2021年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中学生の性に対してどことなくピュアさを求めつつ、人よりエロさや変態的な物も自分の中に感じつつ、悶々とすっきりしない葛藤?
でも普通でいいな。

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上みちる

2.0狂気の世界

2021年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

女子の体操着を盗んだことを同じクラスの女子に見つかり、変態的な脅しに従っているうちに・・・。
こんな話は昔もあったような気がするが、ラストが全てだと思う。

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いやよセブン

3.0胸クソ悪くも、共感できるところはあるはず

2021年7月11日
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鑑賞方法:VOD

原作の概要は知っているものの、読んだことはない。
仲村と春日の言ってることもやってることも気色悪いが、それでもこの「中二病」(と一言で片付けてはいけないかもしれないが)とでも言う厭世的な感覚は、誰しも経験したことはあるはず。
だからこそ、作品がおもしろいともひとに薦めたいとも思わないが、わかってしまう自分がいたことも確か。

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ちかし

2.0もはや普通人間になった俺にはなんのことやら。

2021年7月3日
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鑑賞方法:VOD
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ずん

4.0玉城ティナをキャスティングした事がデカい

2021年6月1日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

難しい

正直言って、嫌われ者の仲村さんが可愛い過ぎます。でも、それがこの映画の一番の魅力だったような。原作でも、別にブスには描かれてはいませんが、映画ではちょっと魅力がありまくりですね。玉城さんも「ダイナー」では、「悪の華」とは逆のキャラだったので、幅広く演技が出来る女優さんではないでしょうか。

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もももさん

3.0この映画バージョンだと、

2021年5月6日
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仲村さんよりもずっと
佐伯さんが気になってしまうのだが!?

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JYARI

4.0思春期こじらせ系

2021年3月14日
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鑑賞方法:VOD
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@Fxxk4ever

5.0私は大好きな作品です。

2021年3月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

仕事が忙しく・・仕事ばかりしてきた。
本来好きな映画も、漫画を楽しむ事も減っていた最近見ました。

一般的には、なかなか受け入れられない内容。
この作品の言葉でいえば、「普通人間」には理解できないと思いました。
私は、ドンピシャではまってしまった。

この作品の仲村さんは異常かもしれないが、私は仲村さんのようになりかった。

結局、私も中二病だったし、変態だし・・
だから、100%楽しめた映画だった。
SMの関係程はげしくない描写、思春期ならではの性や変態行為
私には、ちょうどいい作品だった。
久しぶりにブルーレイで購入したいと思いました。

多くの人には理解できないかもしれないけど、
仲村さんと春日の関係を羨ましく思いました。

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うね

2.5強い描写を意識しすぎて土台が緩め、キャストが強いだけに設定に限界を感じる

2020年12月21日
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鑑賞方法:VOD

バックボーンが見えてこないのが残念。なぜ彼が、衝動に駆られたのかが入っていないため、どうも置いてかれるような印象に。「だれでもない自分」を追い求める様は確かに理解できるが、いまいちその背景を描ききれていないように映った。
クラスの人気者の体操着を嗅ぎ、それを見られたことで始まる服従の関係。次第に突き動かされるように非行していくが、どうも掴めない。「なぜ?」なのだ。腹を括った理由はどこにあるのか。分からなくなりつつも、衝撃たる描写でねじ伏せる。思春期でもそんなことあるか?的な、行きすぎた行動が続く。そんな序盤の鬱陶しさを払い除けてくれたのが、秋田汐梨の演技。クラスのマドンナ的存在でありながら、醜く落ちてく春日にハマっていく。中学生の時にはあどけなさを、高校生のときには大人らしさを使い分けるように躍動する彼女は結構びっくり。むしろ彼女しか中学生に見えなかったくらい。キャストがそれなりの存在感を放っていただけにちょっと内容の構造が残念。
私はピカソの絵を見たかったのであって、ラッセンが見たかったのではない。思春期の混沌とした感情をテーマにしておきながら、その描写を大胆に描きすぎたことで、結局は後悔を美化しているだけではないか。惡の華がもたらした意味すらあんまり感じなかっただけに残念。私欲が垣間見えるような映画だった。

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たいよーさん。

2.0漫画も読んだのでですが。

2020年12月15日
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漫画も読んだのですが映画で改めて観てもいまひとつピンとこなかったです。
玉城ティナさんは改めて美人だとおもいました。

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しじみの短い感想文

2.0向こう側って。

2020年11月30日
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鑑賞方法:VOD

何故。春日が悪魔のような中村さんの言いなりになるのかが分からない。玉城ティナの狂気的な演技が凄い。春日はミステリアスな中村さんまたは自分にないものに惹かれたのか。まさにSとMの世界。そして佐伯さんもまたふたりの世界に関わり心療内科を受診することになる。
時々。意味深な言葉が出てくるけど。全然、意味なんてなく春日は完全に中村さんに洗脳されていると感じた。
中村さんの向こう側っておかしな世界だった。クソムシが合言葉。これって宗教?私は共感できなかった。

春日は変態ではないし逃げているとも思わなかった。飽きずに観られたけど。何処か。わからない映画だった。

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しろくろぱんだ

4.0そこそこ

2020年9月25日
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原作ファンですがそこそこ再現できてた。ただ、玉城ティナじゃ可愛すぎる

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みみみ

2.0まじもんの黒歴史

2020年9月19日
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鑑賞方法:VOD

難しい

寝られる

萌える

原作をちょこっと読んだ程度で観ました。
いやぁ、中学生全開やな、、自分が何をしたいのか分からないまま心の中のもやもやが爆発した人たちのお話ですね。
伊藤健太郎と玉城ティナが大人すぎてエロに寄ってたからガチの中学生を起用してた方が気持ち悪くて良かったかも。

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にしこ