劇場公開日 2019年3月15日

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「マーベル初女性ヒーローの底力、美しく壮大な映像世界に圧倒の超大作」キャプテン・マーベル Norikoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0マーベル初女性ヒーローの底力、美しく壮大な映像世界に圧倒の超大作

2019年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

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『ルーム』でアカデミー賞に輝いたブリー・ラーソンがマーベルスタジオ初の女性ヒーロー演じ、マーベル初の女性監督が手掛け話題を呼んだ超大作

1990年代、銀河の最強帝国クリーの特殊部隊スター・フォース所属するキャロル・ダンヴァースは記憶のフラッシュバックに悩まされ、失われた記憶の真相を探ろうとする彼女の奮闘描く

知られざる過去が明かされていくキャロルの、勝気な性格持ち見守りたくなる人物像に目が離せない
『ガタカ』などで複雑な心情抱える役が多いジュード・ロウが本作で隊長を演じ、様々な面を覗かせていて興味深い
キャロルが発揮する底力、失われた記憶狙う人物との壮絶バトル、鮮やかな映像広がる壮大な世界観に圧倒される

ニック・フューリーの片目になった訳や、猫のグースの秘密、後にフューリーが結成したヒーロー集団アベンジャーズの名称の由来が明かされ興味深い
『トゥルー・ライズ』など90年代の映画ネタが散りばめられて映画ファンの心をくすぐる

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロナン・ジ・アキューザーやコラス、『アイアンマン』『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』、アベンジャーズスピンオフ海外ドラマ『エージェント・オブ・シールド』のフィル・コールソン、マーベル作品お馴染みキャラクターの登場、人気キャラ、ハルク役でお馴染みマーク・ラファロなどが登場エンドクレジットシーンに胸ときめく

若かりしフューリーとコールソンの撮影は、サミュエル・L・ジャクソンとクラーク・グレッグの古い出演作などを参考に、500~700ショット作った
ブリー・ラーソンとサミュエル・L・ジャクソンはトム・ヒドルストン出演作『キングコング:髑髏島の巨神』で共演、本作で再共演果たし、ユーモアセンス溢れる共演シーンに胸が高鳴る

キャスト陣は原作キャラクターや背景をリサーチしたり、原作に登場しないキャラクターを一から作り上げて行ったりして、役作りに臨んだ

脚本/ストーリー/監督を手掛けたアンナ・ボーデンとライアン・フレック『ハーフネルソン』『ワイルド・ギャンブル』はキャプテン・マーベルについて詳しくなかった為、原作コミックを読み漁り学んでいきキャロルの人物像や考え方に魅了された
『ハーフネルソン』はライアン・ゴズリングがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、様々なアワードで29部門受賞、48部門にノミネートされた

ブリー・ラーソンがマーベル作品に興味があると聞きつけ、本作のアイデアを提案したら気に入って貰えたからキャロル・ダンヴァースに起用した、と製作のケヴィン・ファイギ
アメリカ空軍協力の元、飛行訓練や撮影を行った
難民問題を盛り込んだ内容に考えさせられる
ボクシング、キックボクシング、柔道、レスリングを組み合わせた新しい格闘技をブリー・ラーソンは習得してファイトシーンの撮影を行った

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Noriko