劇場公開日 2019年3月1日

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岬の兄妹のレビュー・感想・評価

全126件中、121~126件目を表示

5.0お仕事する

2019年3月3日
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鑑賞方法:映画館

鑑賞中、ずっと胸を撃たれ続け、貧困、障害、性、偏見、罪悪、贖罪、偽善、子育て、生きるとは…様々なことを問い掛けられた…
ラストの表情…希望を垣間見ることができるのか…

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shige12

4.5ラスト

2019年3月3日
iPhoneアプリから投稿

コールの相手は果たして。

、、、コビトさん?

といった希望的観測はダメかなぁ。

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kazu

5.0僕に問いかけるもの

2019年3月2日
iPhoneアプリから投稿

この映画の感想を表現するには、僕には言葉が足りない。
社会の片隅とか、社会的弱者といった表現も軽すぎる。
僕が目を背けているものが、そこにはあった。
敢えて、「僕が」と言ったのは、主語が、「私達は」、とか、「社会が」、とか言ったら、自分が逃げているように感じたからだ。

映画を観て、嫌悪感を抱く人もいるに違いない。
そんな圧倒的なストーリーが、そこにはある。
映画の最中は、僕も、二人の結末は悲しいものに違いないと感じていた。

でも、良夫が振り上げたブロックを叩きつけるのを思いとどまったことや、真理子が良夫の苦悩に気付いたこと、エンディングが冒頭のデジャヴのようだが、良夫が造船所の作業着を着ていて、仕事に戻れたんだなと分かったこと、そして、真理子が大人の女性の表情を見せたところに、希望を垣間見て、二人に対して祈らずにはいられなくなる。
生きるとは何なのか意識させられる作品だと思う。

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ワンコ

3.0気分が悪くなるほど辛い

2019年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

映画って色々な表現が出来、色々な事が伝えられる手段でもあります、しかし、また違う言い方をすれば、虚構の世界でもあります。

本作品、制作側が本作品を作り何を言いたく、何を表現したかったのか分かりませんが、私的には、あまりにも見ていて「辛く」、例えば本作品に関する「怒り」や「哀しみ」「切なさ」を何処にぶつけて良いのか・・・・「神様」なのか、「国」なのか、「兄」なにか、「妹」なのか・・・・・

また、見方を変えれば、「自分より下はいる」だとか、「虚構の話」と目を伏せる事も出来る・・・・

私自身、本作品に対して、何と評価すればよいか、どう考えていいのか分かりません・・・・・

勿論、同情もありますが、何ともいいがいたい・・・・

役者さんの演技は大変に素晴らしく、大変にリアリティがあります。

しかし、本作品って実話じゃないですよね・・・・・

私自身、本作品、最初から終わりまで、ある意味、気分が悪くなるほど辛い気持ちになりました。

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sally

5.0笑えた瞬間から、別の映画に見えてくる

2019年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

タブーに切り込んで人間の本質をあぶり出す衝撃作!そんな韓国映画に驚かされる度に
「70年代ならともかく、今の日本の映画界ではまず作れないなぁ。。」と感じていましたが
ついに肝の座った監督登場!かなり深々と斬り込んでくださいました。
クラウドファンディングさえ利用せず全て自費とは驚きましたが、誤解を恐れず逃げが無い作品を撮り切ったストイックさにも痺れました。

張り切って鑑賞させていただきましたが、やはり、文化の違う隣の国のお話と、実際に日本が舞台で日本語で語られる物語とは全く違っていて、思っていた以上に生々しかったです。(^◇^;)

でも、胸をえぐられるようなシーンや、思わず目を背けたくなるシーンのなかに、笑えるシーンも沢山あって…
正直、最初は笑って良いのか戸惑いました。
このシチュエーションで笑ってしまうのは不謹慎なのでは??
そんな思いが心のどこかでブレーキをかけていたのだと思います。
でも、思わず吹き出して、声に出して笑ってしまった瞬間を境に、それまでとは全く違った映画に見えてきました。

ネタバレしない程度で例えると…

「必死なお兄ちゃんを尻目に、マイペースな妹との噛み合わない会話」で笑えなかったのは、どこかで私が二人を社会的弱者だと思っていたから。

お年を召した方に妹が「シワシワ」と言うシーンで笑えなかったのは、そんな事を言っては相手に失礼だと思っていたから。

でも、わざわざ口に出す事はなくても、そもそもシワがあるのは悪い事なの?
健康であることは大切だけれど、必要以上なアンチエイジングで、シミシワを無くそうとする風潮で、自分の中に変な価値観が植え付けられている事に気づかされました。

そんなペラペラな固定概念への問いかけは各エピソードに散りばめられていて、その一つ一つが無理矢理剥がさていく事で、初めて固定概念とは別の世界に生きている妹の喜びや悲しみに気づくことが出来る。
“社会的弱者=気の毒な人、可愛そうな人、助けてあげなくてはいけない人”ではなく一人の人間として身近に感じる事ができたタイミングで、笑えた気がします。

本作は、決して福祉や支援の届かない社会を憂う映画ではない。
むしろ社会やマスコミが植え付けた上辺だけの固定概念を捨て去ったところで、「人間が生きるということはどういう事なのか?」をとことん描いている作品だと思います。
それはシンプルな欲求。“食欲、性欲、睡眠欲”だったり、一緒にいる心地良さだったり。

かなりの荒療治ですが、心のリハビリになりました。

もちろん映画としても素晴らしく
今は亡き安西水丸さんが「2、3秒でも良いシーンがあればいい。」とおっしゃっていましたが、

ピンクのチラシ
窓ガラス越しの会話
女医の一言
そして何と言ってもラストの表情

私の中では、一生忘れられないシーンとなることでしょう。

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shiron

4.0今年の話題作になりそう

2019年2月6日
PCから投稿

障碍者の性に関してはどこまで本当のところなのか自分には分からないが、いろいろと問題と話題を呼ぶであろう作品。

テーマは重いのに笑っちゃう場面が多く、それは兄妹の生命力と無垢さゆえなのだろう。松浦祐也さん、和田光沙さんの演技がキラキラしていて釘づけになる。

光の使い方、映像の力強さ、ディテールの細かさなども心に残る。

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sci_