空の瞳とカタツムリ

劇場公開日:

空の瞳とカタツムリ

解説

雌雄同体のカタツムリのように男でも女でもない心を持てあましながら絡みあう4人の男女を描いたドラマ。故・相米慎二監督が遺した映画タイトル案から着想し、書き上げた荒井美早のオリジナル脚本を、「なにもこわいことはない」「いたいふたり」の齋藤久志監督のメガホンで映画化。岡崎夢鹿は消えることのない虚無感を埋めるため、男となら誰とでも寝る。しかし、一度寝た男とは二度と寝なることはない。夢鹿の美大時代からの友人である高野十百子は極度の潔癖症で性を拒絶し、夢鹿にしか触れることができない。そして、2人の友人である吉田貴也は夢鹿への思いを捨てきれずにいた。学生時代から仲のよかった3人だったが、そのバランスは長い年月を経て少しずつ崩れていった。夢鹿に紹介され、ピンク映画館でアルバイトを始めた十百子は行動療法のような毎日に鬱屈していく。映画館に出入りする大友鏡一は満たされない思いを抱える十百子への思いを募らせていく。

2018年製作/120分/R15+/日本
配給:太秦
劇場公開日:2019年2月23日

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(C)そらひとフィルムパートナーズ

映画レビュー

3.0メインの二人がビジュアル抜群に良し

2019年7月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

かなり実験的な映画でしたが、、二人が美しいので最後迄ついていけました。LGBT,潔癖症、アレルギーのひどい方、リストカット、カタツムリの交尾、マザコン、ファザコン等、潔癖症の貴女、野良猫抱きしめたり、ビンの回し飲みしたり克服したのですね。小説も完成、大変よく出来ました。

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びわ湖のこーちゃん

5.0逃れることが出来ないもの

2019年5月2日
iPhoneアプリから投稿

カタツムリは雌雄同体で、本来は、一個体で子孫を残す事が可能なのだが、どうしてなのか、相手を求めて交尾をする。それが自身の寿命を縮めてもだ。

何か自分に不足・欠如しているものを、補おうとしているのだろうか。

多くの男性と寝てしまう夢鹿と、潔癖症でヴァージンの十百子の関係は、不足したものを求め合う補完関係なのだろうか。

自分を傷つけ、十百子と愛し合っても回答など見つからない。
夢鹿の言う通り、貴也や男性と行為をしようとしても、十百子の身体も気持ちも、それを拒否する。
自分に無いものを求めあっても、それが補完されることなどなく、自分そのものが、より大きく感じられるようになるだけだ。

追いかけると逃げられる。
追うのを止めると追いかけられる。
いつも自分の側にあると思っていても、その手からこぼれ落ちることもある。
相手に良かれと思っても、相手を深く傷付けることもある。
常に矛盾が付きまとい、そして、いつも心はアンバランスのままなのだ。
そんな、揺らぎが感じられる作品だ。

夢鹿が貴也に言う。
母親と自分は同じ男性に逃げられたと。
それは、父親だと。
貴也の母親にはなれないと言った夢鹿が、実は、父親を追い求めていたのかもしれない。
ふと、海辺のカフカを思い出した。
性的マイノリティーというカテゴリーでもこぼれ落ちる苦悩やタブーはある。
結局、どんなに抗っても、自分自身から逃れるのは難しいのだ。

ジェンダレスな社会とは言うが、逆に、ジェンダレスが新たな枠組みとなって、窮屈になることだってあるはずだ。
カタツムリは雌雄同体だ。
ある意味、ジェンダレスだ。
しかし、人間はカタツムリではない。
ジェンダーからも、自分からも逃れることは容易ではないのだ。

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ワンコ

1.5まあ荒井先生のおかげだよなあ

2019年3月1日
iPhoneアプリから投稿

特筆すべき点はなし、主演の人が素人っぽいのはいい感じだって思えました。くらい

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ビビ

2.0Love dart

2019年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

萌える

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いぱねま
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