劇場公開日 2019年4月5日

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麻雀放浪記2020のレビュー・感想・評価

全102件中、41~60件目を表示

1.5レビューが悪いので見ました。

2019年5月2日
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寝られる

麻雀の事も知らないし麻雀放浪記も見てないけど白石監督、大丈夫かな?と思ってしまいました。岡崎体育さん朝ドラの演技も良かったですが今回のキャラも良かったです。因みに岡崎さんの音楽は知りません。

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ぺっえ

1.5自己中心派

2019年5月1日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

「スーパーズガン」
を映画化したらいいのに!

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コンブ

2.02の2の天和でカット割っちゃダメ。

2019年5月1日
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単純

映画のなかで坊や哲(斎藤工)が「ヒリヒリした勝負がしてぇ」と口癖のように言うのだが、それを見ながら「もっとヒリヒリした映画が見てぇ」と僕は心のなかでつぶやく。

映画のなかで勝負しているのは坊や哲だけで、他の人物たちの欲求などがはっきりしない。矢島健一が扮したAIの開発者の野心だけが際立つ。

冒頭の戦後すぐのシーンに白石和彌の真骨頂があったのではないか。
あとは才能の浪費に見えてしまった。

和田誠の傑作には遠く及ばない。せめて「2の2の天和」をワンカットで見せてくれれば溜飲も下がったものを。

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mg599

2.5時代は変わる、馬鹿は変わるな。

2019年4月29日
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鑑賞方法:映画館

笑える

原作小説の『麻雀放浪記』はおろか麻雀のルールすら
知らない自分だが、やたらギラついた映画を連発
してる白石和彌監督と、映画への造詣が深い上に
イケメンという許し難いスペックの俳優(←持たざる
者目線)、斎藤工主演というタッグに惹かれて鑑賞。

出演者のピエール瀧を巡り色々報道されていた本作。
あの件については様々な意見が出ていたけど、ま、
いつも通り作品単体としてレビューしていきます。
……とはいうものの、そんなグッと眉を寄せずに
「はー、くだらねーッ!」と笑えば良い映画でした。

...

あらすじ。
1945年の戦後日本で、麻雀に命を賭ける主人公・テツ!
ある夜テツは凄腕雀士たちとの対局で大技・九蓮宝燈
(ちゅうれんぽうとう)を成功させるが、その時に
発生した落雷の衝撃により、ディストピアと化した
2020年の近未来日本にタイムスリップしてしまう!
九蓮宝燈を成功させれば1945年に戻れると考えたテツは、
ヒロイン・ドテ子と共に、強敵との麻雀対決に明け暮れる!
くしくもその時、中止された東京オリンピックに代わる
国民的競技大会として、世界最強の雀士を決定する
『麻雀オリンピック』が開催されようとしていた……!

……は?

...

『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』など、'70-'80年代の
邦画を彷彿とさせる"無消毒"感が特徴的な白石監督だが、
近未来SFギャグ映画である本作でも持ち味は健在。
今日日地上波でやったら色んな方面から怒られそうな
あんなシーンやらこんなシーンだらけだし、
くわえて今回は、もうどこからツッコめば良いのか
困ってしまうような荒唐無稽なギャグだらけである。

麻雀が国民的スポーツになっていたり、人工知能に
麻雀仕込んで世界征服みたいなノリになっていたり、
『麻雀オリンピック』なのに日本と中国の2ヵ国から
4人しか出場してなかったり、バカバカしさが全編に
満ち満ちておる。途中で何度「一体俺は何を
見せられているんだ……」と己に問うたことか。
白い内装+白い服装+白い軸無しセグウェイで表現した
SF的風景の激安感も個人的に笑いのツボで危なかった。

『翔んで埼玉』同様、こういうギャグは役者さんが
真剣そのもので演じるからこそ笑えると思うのだが、
その点で斎藤工、ベッキー、ピエール瀧、矢島健一は
非常に真剣な顔で非常にバカバカしくて良い良い。
なかでも斎藤工演じるテツは、色々と間違った方向に
振り切れている。強敵を引き寄せるため、“ふんどし王子”
としてメディアを席巻する流れは笑いを堪えるのに
必死だった。いくらイケメンでもあんな
変態ギリギリファッション流行るかいッ!
そこからなんだかんだあっての謝罪会見の流れも
超バカバカしい(この映画、謝罪率高過ぎない?)。
あとね、終戦直後から来た割にはタマゴの食べ方が
勿体無い。どうしていつも握り潰しちゃうの(笑)。

だがテツのなりふりかまわない麻雀馬鹿っぷりは、
どんな時代だろうが、どんな非難を受けようが、
好きなものを貫き通すという点で、なんだかんだ
格好良い所があるとも感じてしまう。
それに満載のギャグのうち幾つかは、すぐに
メディア発信のブームに乗っかる人々やら、
モラルを振りかざして安全圏から執拗に個人
を袋叩きにする集団心理やら、割とブラック
な笑いにまで昇華されている所が妙味。

...

とはいえ、総合的には「くだらねー!」と笑えば
良い映画なのでそこまでの高尚さやガッチリした
出来を求めちゃいけないです。笑いたい時の
息抜きとして観るくらいが丁度良いかな、と。

中弛みはあるしラストも粗いというかブツ切り
な感じだし(ドテ子どうなったの?とか)、
それに……下ネタが苦手な人ならドン引きするような
お下劣ギャグ満載なので、正直誰にでもオススメとは
いきません。まあ実は自分はそういうのニガテなので、
そこも含めて今回イマイチの2.5判定な訳ですね、ハイ。
なかでもベテラン怪優・竹中直人さんは登場シーンの8割が
ド下ネタでしたね。とても楽しそうで良かったですね(白目)。

...

以上!
イマイチの2.5判定とさせていただいたが、
麻雀好きで下ネタOKで、時代に逆行するような尖った
ギャグ映画が観たいという方なら3.5~4.0位かなあ。

まあね、観たくない人は観なけりゃ良いし、
観て笑いたい人は観て笑えば良いと思います。
その選択すらできなくなったら、それこそディストピア。

<2019.04.06鑑賞>

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浮遊きびなご

3.5インセスト・タブーと隷属のニッポン

2019年4月26日
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知的

難しい

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マユキ

0.5ほんとくっっそつまらん

2019年4月24日
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何が伝えたいのかよく分からない!麻雀だけかと思ったら、いるのか?ってくらいのエッチいシーンがあったり何を見させられてんのか理解出来なかった。

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むぎ

3.0不完全 未消化

2019年4月24日
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なんか中途半端だった いい加減というか
コメディとかSF?って難しいかったのでは。この監督には…麻雀放浪記にバックトゥーザフューチャー混ぜてみたような感じだった
おバカもナンセンスもいいけど 手抜きに見えてしまった。
主人公のキャラクターがきちんと描けていない ガキ使のサンシャインを引きずっているのか、それも思い切りやらず 中途半端なので、他の脇役もいい味がでない ベッキーの雀荘のママは見れたものではないが、AIは適役であった。ラストのオマケはどうしようもないが エイリアンパロディのつもりか?
 ただ、ドテ子のももは よかった。さらっと演技していて、彼女のはまりが唯一の救いだったので…☆1・5プラスして☆3っです。
だから、ドテ子と哲の二人のやりとりメインにした方がよかったか…
麻雀と世界オリンピック 近未来 社会風刺…と詰めこみ過ぎたか

ピエール瀧の出番は少ないが 映画は余計な情報ー役者のスキャンダルからハマり過ぎた役とかーが無い方が良い時もあるが、今回はベッキーや舛添氏 さらに主役の斉藤工さえ で落ち感があるので、さらに 今回のピエール瀧報道に関しても、偶然 被る所もあるので、監督としては、余計に変えることなく公開したかっただろう

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U-TA

4.0観たい人だけ観ればいい映画

2019年4月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

麻雀知識なし・シリーズ・原作知識なしの状態で観覧しました。映画館は年齢層が高く男性ばかりだったので原作ファンが多かったと思います。正直、原作からの期待値を持たずトンデモ映画&バカ映画がみたいな~というだけの動機で観たような自分の場合は、期待通りの内容という感じで充分楽しめました。例のピエール瀧の件は本当にチョイ役だったので、実はかなりカットしたのかな?という感じでした。斎藤工をはじめ出演している俳優陣はハマり役でスクリーン上の狂気とピッタリという印象。ただエンディングテーマのCHAIはあんまり合ってなかったかな。

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ワンランク上野おっ

3.5エロとナンセンスで笑い飛ばす

2019年4月21日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

 阿佐田哲也の文庫本は何冊か読んだことがある。本名の色川武大名義で直木三十五賞を受賞した「離婚」も読んだ。阿佐田哲也名義の本はすべて麻雀の本で、引っ越しの際に全部処分してしまったので読み返すことはできないが、いくつかのフレーズやシーンは頭に残っている。特に印象的だったのが、老人たちと麻雀を打つ場面で、金は賭けていないが別のものを賭けていると言う。それは体の一部を取ることだ。負けたら片方の腕か、片方の目か、また歯を全部取られるか。阿佐田哲也は牌を握りながら脂汗を掻いて震えてしまう。それを見て老人たちは「阿佐田哲也が震えている」と笑う。実は彼らは戦争で身体の一部を失った人たちで、それを利用して有名な雀士の阿佐田哲也に一杯食わせたのだ。

 麻雀のシーンは、麻雀を知らない人には意味不明だろう。昔は全自動卓などなく、手積みで牌を積んでいた。イカサマを防止するためにサイコロを二度振る。一度目はどの山から取るかを決めるサイコロを親が振る。数の割当ては東家(トンチャ)である親が一で南家、西家、北家が二、三、四となる。五以降は再び東家から回る。麻雀が東西南北ではなく東南西北なのは右側の人に親が移っていく周りを示しているからである。一度目のサイコロで自分の山から取ることになった人が二度目のサイコロを振る。何度か出てきた二の二の天和(テンホー)というシーンでは、親が二を出し、南家も二を出して、合計の4山(8牌)を残して南家の山から配牌を取る。親と南家が協力して積み込めば、天和で上がることが可能だ。

 麻雀の解説はそれくらいで作品についてだが、幾多の突っ込みどころをすべて飲み込んで観れば、そんなに悪くない。昭和風のエロとナンセンスがオリンピックを笑い飛ばすところが特にいい。政府側の悪徳政治家がピエール瀧というのも、いまとなってはブラックジョークだ。実際の東京オリンピック組織委員会の森喜朗のほうは、国民の税金を思い切り無駄遣いしているから、ピエール瀧の何千倍も悪党である。
 冒頭では思い切りのいい暴力シーンの演出が冴えている。国家主義に戻った日本で警察官が反体制の人々を直接的な暴力で弾圧するプロットも面白い。その一方でオリンピックが中止となった不満を持つ大衆に対して、麻雀大会を開いて誤魔化そうとしているところは、目先を変えてはぐらかすアベ政治とそっくりだ。オリンピックよりも麻雀のほうがずっと面白いという価値観は洒落が効いている。
 役者陣はそこそこ健闘している。斎藤工はエキセントリックな役柄を上手にこなしていたし、竹中直人は名人だ。しかし的場浩司のドサ健だけはハズレ。小説のドサ健はもう少し人間に深みがあった。ベッキーは演技に難があるのを無表情なAIの役にすることで、逆に妙な色気が出たところがいい。脚を舐めるように映すシーンはフェティシズムを刺激する。ベッキーはやっぱり脚だなあと、変な感想を思ってしまった。

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耶馬英彦

3.0全然面白かったですよ

2019年4月20日
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公開2週目?くらいなのに、すでに上映館が少なく、慌てて鑑賞しに行きました。
口コミがよくないのでそのせいなのか、東宝とかはピエールのことを気にしてなのか?

しかし、なぜここまで低評価?というかんじです。
自分はとても楽しめました。麻雀を知っていたらもちろん楽しいですが、そうでなくても十分楽しめます。
観客はおそらく麻雀やってるんであろう年齢層高めの男性ひとりで見ている方が多かったです。

出ている方の演技が誰もが素晴らしかったです。
特にドテコと岡崎体育は最高でした。アーティストだけど演技うまい。ドテコのいい意味で普通さがとてもいい。いつも映画だと滑り気味な竹中直人のギャクも面白かったです。

ストーリーもわかりやすいし、今までこんな麻雀を題材にした映画ってなかったんじゃないかな。

強いて言えば、もっと白石和彌の強い表現?みたいのあってよかったような。

あと、ピエールさんの冒頭のクレジットもいらないな。
見たくない人は見なければいいだけの話。

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サメちゃん

0.5オリジナルをレイプ!

2019年4月20日
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白石和彌監督の「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たちへ」と好きだったので、名作をリブートするとどうなるのかと気になって見に行った。

感想は、はぁ〜〜

麻雀放浪記の主人公、哲が1945年から2020年の未来都市TOKYOへタイムスリップしたらどうなるかと、悪ノリして思いついた事をクールジャパンな映画にした映画。

オリジナルの1984年版の「麻雀放浪記」はイラストレーター、コラムニスト、平野レミの夫などをしている和田誠に角川が監督させた一本。
まだまだ若い真田裕之を主人公に、相手役のマダムに加賀まりこ、ライバルのドサ健に鹿賀丈史、健気にどこまでもドサ健に惚れ抜く彼女に大竹しのぶと芸達者を揃え、白黒で撮る事で戦後感を感じさせ、引いたトーンで博打打ちの青春と博打に行きぬく人間の業を感じさせる純文学のような名作。

それだけに未来感を感じさせる為にやたら白い無機質な部屋を作ったかと思えば、貧富の差を出す為かドヤ街を作ったり、クールジャパン感を出す為にメイドと、キッチュな部屋とごちゃ混ぜにして作り込みました感を出している割には、ロケは現代のただの浅草と、リアリティーラインをどこにしたいのかわからない。
セットにも話にも奥行きが無くて、久しぶりに途中で映画館を出たくなった。
見せ場の麻雀のシーンも格闘感ゼロでヌキどころが無いし…

何よりも加賀まりこの役をベッキーが演じるのは無理がある!

唯一、途中で出てくる記者会見のシーンだけはピエール瀧の今回の事件へのアンサーのようで面白かった。

是非とも和田誠版「麻雀放浪記」を見て欲しい。

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Ishikawa Pero

1.0原案 阿佐田哲也

2019年4月19日
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って、阿佐田先生に申し訳ないですね❗
あの時代の、その後の「坊や哲」かと思い、期待していました😰 お蔵入りになった方がよかったかも…

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つもろう

4.0生真面目な世の中へ

2019年4月18日
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麻雀放浪記(1984)を前日に予習してから鑑賞へ。
未来に降り立った坊や哲は、全自動卓に驚いたりといったカルチャーギャップコメディが展開されていく。
舞台の2020年では、無駄なセグウェイやスカウターっぽいものなど未来描写はバカバカしさ込みの面白さがある。
と思っていたら現実と地続きであるような描写が出てきてハッとさせられる。
超タイムリーになった謝罪会見、グッズ回収などの社会風刺は今この時期に劇場で観る価値がある。
この映画を観て怒る人がいると思うし、他人に勧められる品行方正な映画ではないけど、こういう映画が作られなくなったら寂しい😞
真面目な人が、「なんだこの描写は!許せない!!」って怒るほどこの映画内で描かれていた構図にハマっていくところがメタ的で面白い。
斎藤工が演じる坊や哲は、坊や哲とドサ健のキャラクターがところどころ混じってたり、最後の戦いにママがいたりと予習していったからこそ混乱したところもありますが、基本的にはパラレルなのかな?

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モロもろきゅう

2.0期待せず見ればこんなもん。

2019年4月17日
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昔作られたモノクロの麻雀放浪記とは、全く別のものです。ただのぐだぐだした安い話?ですね。脚本崩壊でタイムトラベルとかAIとか、さらになんかつまんない題材。面白くもないですが、まあ、最後までは見れます。ベッキーさんが、振り切り張り切って怪演登場しています。こんなズタボロにされるベッキーさんは、今しか見れないかも。
そういう意味ではプレミアです。
舛添さんやピエールさん。問題のあった方々の
オンパレードで、ちょっとわらけます。
ピエールさんは、顔だけモザイクでもよいけどなあ。あんまり、関係ない登場。出演シーン切りましたかねー。サイボーグは、セクシー機能があるとかないとかいう伏線は、回収されず。ひたすらに斎藤さんが、麻雀に熱中する真面目なストーリーでした。
気楽にみれば、見れないこともないたいしたことない安い話しでしたね。ドテ子がなんかエロいブスやね。エロさでは、ベッキーさんに勝ってたかも。

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ナインボール

4.0明日は雨かな~?

2019年4月16日
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笑える

怖い

萌える

 ピエール瀧の件で話題となった本作。そんなに出番もなかったのに、彼の出演シーンはノーカットで上映するという東映の判断。重要なのは風刺コメディという作品の本質に絡んでくる、その役柄にあった!

 杜という名のオリンピック組織委員会の委員長。別にカットされてもストーリーに問題はないのだが、明らかに元首相のもりさんをモデルにしているのだ。もりさんの地元民ならばほとんどの人が知っている疑惑まで想像してしまい、ヒロポンを打つシーンには「これはやばいだろ」と感じてしまうくらいだった。タイミング的には4月10日に辞任した桜田大臣の名前があれば大笑いできたものの、ピエールに代役を充てる時間的余裕もないほどなんだからしょうがない。

 ついでに言えば、自民党の有志議員による「自民党頭脳スポーツとしての健全で安全な麻雀を推進する議員連盟」(仮称)がこの映画の試写を行った際に「オリンピックが中止になるなんてけしからん」としたクレームを出したというのだ。なんというか、五輪中止よりも他にクレーム出すところがいっぱいあると思われるのだが・・・(笑)。

 基本的には『麻雀放浪記』(1984)に惚れ込んでいた斎藤工のために作られたような内容で、さすがに名作を汚すわけにはいかないと、タイムスリップSFに大幅に改変して、風刺コメディ作品として生まれ変わった。やっぱりタイムスリップには雷が必要と、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの作品を思い起こさせるが、ネタ的には十分満足だった。

 1940年に東京オリンピックが予定されていたことも思い出させてくれたし、オリンピック自体が政治利用されるものだと訴えているようだった。AIによって職を奪われたりして貧富の差は拡大、、「改憲反対」とか「自衛隊の国軍化反対」と訴えるデモも弾圧されたり、警察の横暴さも描かれていた。特にマイナンバーによる管理社会に対しては強い嫌悪感も伝わってきた。また、謝罪会見を設ければ何でも許されるといった皮肉なんてのも笑えた。とにかく、この映画には現在の日本でもボーっと生きてたら大変なことになるという警鐘があるのだ。

 さて、本題の麻雀についてですが、学生時代には音楽と麻雀ばかりしてた記憶しかないほどで、就活時、ある地元企業の面接で「最近読んだ本は?」と聞かれ、「麻雀放浪記」と答えてしまったほどです。もちろんその会社は落ちましたが、人間咄嗟の質問には馬鹿正直になるものだと、面接のロールプレイの必要性を痛感したものです。

 1984年の映画もすっかり忘れてしまってましたが、九連宝燈を上がった瞬間に出目徳が死んでしまうシーンは忘れることもできない。そして「明日は雨かな」と呟く通しのサインを小松政夫が見事に再現してくれた、二の二の天和。ベッキー演ずるオックスママが哲に教える元禄積み。さらには燕返しなどのイカサマ技。何もかもが懐かしく感じられました。

 一方、2020年パートではコメディ色全開!フンドシやシマウマには呆れてしまいましたが、岡崎体育演ずるドテ子の追っかけからサイバーテロリストというキャラやベッキーのAIロボットが非常に面白かった。さらにはドサ健(的場浩司)、出目徳が再び登場して爆笑。チャラン・ポ・ランタンのももも最後にはとても魅力的に感じられます。竹中直人はうざキャラ度満開だったけど、このクソ丸もドテ子も原作の風雲編から登場する重要人物だ。

 「勝負しねえで生きる奴にできることはなぁ・・・長生きだけだ」「イカサマとインチキは違う」「金賭けないで麻雀する奴がどこにいんだよ」などなど名言もいっぱい。しかし、天和連続、役満連発、天気の話ばっかりになると大変なことになる!そんな面白さ爆発の中にもツッコミどころはあった。そこで一筒切る意味がないとか、三筒自摸って三筒切るとか、原作通りではあるがやっぱり九連は萬子で九面待ちにしてもらいたいとか・・・。いや、それよりも五筒が5枚あることに気づけよ(笑)。

 余談ですが、その五筒といえば、勝新太郎主演の映画『顔役』では四筒に鼻くそを丸めて真ん中につけて五筒にするというシーンがあったことを思い出した。その勝新もコカインで逮捕されたことがあるというのは偶然か!?

 プロット協力に片山まさゆきの名前を見つけて、コスプレ喫茶はまさにこれだなと確信。さらに彼のコミックにもよく登場しているバビィこと馬場裕一プロも解説者として出演していることにビックリ。脚本の中にチャーリー・ブラウン佐吉さんもいるし、なんだか麻雀好きには宝箱みたいな映画でした。ただ、個人的には博打は嫌いで、『咲』シリーズみたいな健全な麻雀が好きなため、マイナス1点なのです。

 ラストのベッキーは何?という人も多いようですが、なんとなく雷に打たれた『ターミネーター』かな~という気がしました。やっぱり打たれ強いんですね・・・がんばれ!

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kossy

1.0なんだこれ

2019年4月15日
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単純

ピエールの件で話題になり麻雀好きなので見てきた
が・・・なんだか冒頭から酷い
近未来的な設定なのか現代のままなのか中途半端
GOOGLEグラスを掛けてセグウェイで近未来とかどうなの
なぜ現代の街中に昭和な一角があるのもなぞ
麻雀シーンもチンチロシーンも緊張感は伝わらない
観ていてなんども帰りたくなった
どうせならお蔵入りでよかった作品だと思います

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komamiki70

3.0ストーリーは?感覚だらけ

2019年4月14日
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内容はなにがしたいのか謎感覚がすごかったしあの人が逮捕されて公開危ぶまれた割に出番少なすぎ
まぁ斎藤工とベッキーはよかったです

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リョウタ

2.5笑えたけど、少し期待外れだった。 ももちゃんのキャスティングは、よ...

2019年4月14日
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笑えたけど、少し期待外れだった。
ももちゃんのキャスティングは、よかったと思う。

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おれ

1.5何これ?

2019年4月13日
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監督さん大丈夫?今までの才能は?

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Akira

3.5ハッキリ言って。

2019年4月13日
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笑える

単純

意外と面白かった。
ハードルを下げたのがよかったのかも。
笑笑。
とにかくふざけた映画。
まともな視点で見ない方が良いです。

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かしまる