劇場公開日 2019年6月22日

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「【悲しすぎる出来事を人と人との繋がりの力で一歩ずつ乗り越えようとする市井の人々の姿を優しい視線で描く秀作】」アマンダと僕 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【悲しすぎる出来事を人と人との繋がりの力で一歩ずつ乗り越えようとする市井の人々の姿を優しい視線で描く秀作】

2019年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

 この映画では、平凡だが平和な日々を突然壊された人々が悲しみに耐えながらも、事件後の日々を過ごす風景が丁寧に描かれる。
 そこからこの映画を制作した方々の”絶対に許されない行為”に対する想いが伝わって来る。

 終盤、それまで懸命に悲しみに耐えてきた少女が亡き母と”僕”と3人で来るはずだったウィンブルドンセンターコートで試合を観ながら亡き母から教えられたある言葉を滂沱の涙を流しながら口にするシーンと、試合の流れが変わった後のシーンの表情の変化には涙した。

 ”僕”と少女の繋がりが徐々に深まる様子、”僕”の疎遠だった母と少女との初めての交流など市井の人々の繋がりを優しい視線で静かに描き、ラストシーンは未来への希望を感じさせるアングルの使い方に微かな希望を感じた作品であった。

ーこの文を書いているだけで各シーンを思い出し、涙が出てくる。-

<市井の人々に対する”テロ”への憤懣やるせない抗議を、静かに、しかし激しい怒りを込めて描ききった秀作。>

NOBU
CBさんのコメント
2020年4月24日

ホント、最後、涙、でますよね〜、不思議なくらい

CB
ワンコさんのコメント
2020年4月23日

こんばんは、
そうですよね。
他の映画SNSで感染列島のレビューを書いたら、医療関係者の方からコメントを頂いたんですが、本当に政府は何してるんだって感じみたいです。
アベは、医療関係者の報酬を上げると言ってましたが、彼らの命を守る手立てが欲しいんですよね。ひいては、それが患者の命をも救う。我が国の政権には腹が立つばかりです。

ワンコ